イオンカード（WAON一体型）とウエルシアカードの違いについて

イオンカード（WAON一体型）とウエルシアカードには、いくつかの違いがある。

この記事では、二つのカードの違いについて解説する。どちらのカードを作るべきか迷っている人は、参考にしてみよう。

イオンカード（WAON一体型）とウエルシアカードの大きな違い

2つのカードの大きな違いは、ポイント還元率の高さとゴールドカードが用意されているか、にある。

ポイント還元率の高さ

ポイント還元率の高さに違いがある。ウエルシアグループの対象店舗で買い物するときに、ウエルシアカードで支払うと、200円で3ポイントのWAON POINTがもらえる。

一方、イオンカードで支払うと、200円で2ポイントの還元となる。

	イオンカード （WAON一体型）	ウエルシアカード
クレジット払い	200円（税込）＝ 2ポイント	200円（税込）＝ 3ポイント
ポイント還元率	1.0%	1.5%

カード払いしたときのポイント還元率が、違うのである。

ウエルシアグループで会計するときに、カードの提示で受け取れるポイントについても、明らかな違いがある。通常であれば、提示ポイントは税抜100円で1WAON POINTだ。

しかしながら、ウエルシアカードを提示すると、毎週月曜日に2倍のポイントが、60歳以上のシニアの方であれば、毎月15日と16日に3倍のポイントがもらえるのだ。これらの日を利用すれば、たくさんのWAON POINTをためられるだろう。

このようにウエルシアグループの対象店舗で買い物をすると、2つのカードで、付与されるポイント数が違うのである。

ゴールドカードのインビテーション

ゴールドカードについて違いがある。イオンカード（WAON一体型）では、年間50万円以上のクレジット払いで、イオンゴールドカードを発行できる 。イオンのラウンジや空港ラウンジなどを利用できるのだ。

一方、ウエルシアカードには、ゴールドカードが用意されていない。

年間50万円以上使ったとしても、ゴールドカードのインビテーションが届かないのだ。ゴールドカードを狙っているのであれば、このような違いがあることに注意しよう。

イオンカード（WAON一体型）とウエルシアカードの比較

それぞれのカードの特徴を比べてみよう。

	イオンカード （WAON一体型）	ウエルシアカード
年会費	無料	無料
国際ブランド	Visa Mastercard JCB	Visa Mastercard JCB
たまるポイント	WAON POINT 電子マネーWAONポイント	WAON POINT 電子マネーWAONポイント
搭載された機能	クレジットカード 電子マネーWAON	クレジットカード 電子マネーWAON
申し込み条件	18歳以上 （高校生不可）	18歳以上 （高校生不可）
ポイント還元率	0.5% ※イオングループ1.0%	0.5% ※イオングループ1.0% ※ウエルシアグループ1.5%
イオン共通の特典	あり	あり
独自の特典	なし	・毎週月曜日のポイント2倍デーにポイント2倍 ・毎月15・16日のシニアズデーにポイント3倍 ・毎月20日のお客様感謝デーにWAON POINT1.5倍 ※ウエルシアグループの特典
ゴールドカード	あり	なし

やはり大きな違いは、ウエルシアグループで買い物したときのポイント還元率の違いと、ゴールドカードの有無である。一方、イオングループに共通する特典に大きな違いはない。

イオングループの対象店舗であれば、WAON POINTがいつでも基本の2倍になる。加えて、毎月10日の「AEON CARD Wポイントデー」にクレジットで払えば、その他の店舗についても、WAON POINTが2倍になるのだ。

また、毎月20日と30日の「お客様感謝デー」に買い物すると、買い物代金が5%オフになる。イオンシネマで映画を見るときにも割引を受けられるだろう。

イオンカードに無い、ウエルシアカード独自の特典

ウエルシアグループ独自の特典について、詳しく見ていこう。

Tポイントがたまる

ウエルシアグループでは、会計時にTポイントカードを提示することで、税抜100円につき1ポイントのTポイントがたまる。そのため、さらにお得にポイントをためられるのだ。

たとえば、ウエルシア薬局で1,000円（税抜）の買い物をすると、得られるポイントは次のようになる。

Tポイントカード提示10pt + ウエルシアカード提示10pt + ウエルシアカード払い15pt = 35pt

たまったTポイントは、1ポイント＝1WAON POINTで交換できる。ウエルシアグループでは、2つのカードを組み合わせることで、ポイントをためやすい。

ただし、TポイントとWAON POINTを同時にためる場合、ウエルシアメンバーに登録する必要がある。事前にメンバーになっておこう。

毎週月曜日のポイント2倍デー

ウエルシアグループでは、毎週月曜日にカードの提示ポイントが2倍になる。この独自の特典を活用すれば、さらにお得にポイントをためられるのだ。たとえば、1,000円（税抜）の買い物をすると、得られるポイントは次のようになる。

Tポインカードト提示20pt + ウエルシアカード提示20pt + ウエルシアカード払い15pt = 55pt

2つのカードをそれぞれ提示するだけで、40ポイントを得られるのだ。提示ポイントが2倍になることで、より効率的にポイントを得られるのである。

毎月15・16日のシニアズデー

60歳以上のシニアの方であれば、毎月15・16日に買い物することで、カードの提示ポイントが3倍になる。この特典を活用すれば、かなりお得にポイントをためられるのだ。1,000円（税抜）の買い物をした場合を見てみよう。

Tポイントカード提示30pt + ウエルシアカード提示30pt + ウエルシアカード払い15pt = 75pt

両方のカードを提示するだけで、60ポイントを得られる。60歳以上の方であればシニアズデーを活用することで、たくさんのポイントをためられるのである。ただし、この特典が適用されるためには、あらかじめシニアパスポートを作っておく必要がある。事前に店頭で発行しておこう。

毎月20日のお客様感謝デー

毎月20日のお客様感謝デーにWAON POINTを使って買い物をするならば、1WAON POINTを1.5円として支払いに当てられる。

たとえば、1,000WAON POINTを使って商品を買うのであれば、1,500円分の買い物ができるということだ。通常であれば、1,000WAON POINTは、1,000円分である。

イオングループの対象店舗であれば、さらに買い物代金が5%オフになる。よりお得に買い物を楽しめるだろう。

イオンカード（WAON一体型）とウエルシアカードどちらのカードを作るべきか

結局のところ、どちらのカードを作るべきだろうか。それぞれのカードに適した人について、詳しく見ていこう。

イオンカード（WAON一体型）を作るべき人

イオンカード（WAON一体型）を作るべきなのは、以下のような人である。

イオンゴールドカードを狙っているのであれば、イオンカード（WAON一体型）を作るべきだ。なぜなら、もう一方のカードには、ゴールドカードが用意されていないからだ。

また、よく利用するお店やサービスがある人は、その他のイオンカード（WAON一体型）を作るべきだろう。イオンカード（WAON一体型）には、さまざまな種類がある。

利用するお店にイオンカード（WAON一体型）の種類があれば、そちらを選ぶのがおすすめだ。

ウエルシアカードを作るべき人

ウエルシアカードを作るべきなのは、次のような人である。

このカードは、ウエルシアグループでよく買い物する人におすすめのカードだ。なぜなら、ポイントの還元率がイオンカード（WAON一体型）と比べて、非常に高いからだ。

提示ポイントが二倍になる日にちを狙っていけば、さらに多くのポイントをためられる。

また、60歳以上のシニアの方であれば、提示ポイントを3倍にできる。イオンカード共通の特典は付帯しているため、発行して損することはないのである。

イオンカード（WAON一体型）とウエルシアカードは自分に最適な方を選ぼう

この記事では、2つのカードの大きな違いや、それぞれの特徴について解説した。

ウエルシアカードは、ウエルシアグループで買い物することで、高いポイント還元率が期待できる。しかし、それ以外のカード機能に大した違いはない。

カードを選ぶときには、対象店舗で買い物する頻度や、ゴールドカードを狙っているのか、などの要素から決めると良いだろう。

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