- 入会キャンペーンがお得なゴールドカードを教えてほしい
- ゴールドカードを選ぶときのポイントを教えてほしい
- 入会キャンペーン目的でゴールドカードを作るときの注意点を教えてほしい
キャッシュレス決済が主流となった現代、ステータス性のあるゴールドカードに憧れる人も多いだろう。
ひと昔前までは、ゴールドカードやプラチナカードといったステータスカードは、一般カードで利用実績を積んだ上でのインビテーションが必要だった。
しかし近年では、条件を満たせば直接申し込みができるゴールドカードも増えてきている。
当記事では、”入会キャンペーンがお得なゴールドカード10選”と題し、新規申し込み時の特典が充実しているカードを一挙に紹介。
ゴールドカードを選ぶ時のポイントや、入会キャンペーン目的で申し込む際の注意点など、事前に知っておくべき内容についても分かりやすく解説する。
「入会するだけで豪華な特典がもらえるゴールドカードを知りたい!」
「ステータス性のあるカードがほしいが、どれを申し込んだらいいか迷っている…」
という人は、是非最後まで読んで参考にしてほしい。
入会キャンペーンがお得なゴールドカード10選
現在国内では、数百もの会社がクレジットカード発行業務を手掛けている。
カードの種類は600種を超え「どのカードを選んだらよいか分からない…」とお悩みの人も多いだろう。
同じゴールドカードを作るなら、少しでもお得にゲットできるカードを選びたいものだ。
そこで、ゴールドカードの中でも特に”新規入会キャンペーンのお得度が高い10枚”を紹介する。
キャンペーン内容の詳細はもちろん、申し込み条件や気になる年会費など知っておくべき情報についても詳しく解説。カード選びの参考にしてほしい。
JCB ORIGINAL SERIES GOLD(JCBゴールド)
JCB ORIGINAL SERIES GOLDとは、国際ブランドJCBの運営元である株式会社ジェーシービーが発行するオリジナルのクレジットカードだ。
JCBゴールドとも呼ばれるこのカードは、国内のみならず、世界各国に加盟店を持つJCBが直接発行するクレジットカードとして絶対的な安心感・信頼性のある1枚となっている。
入会特典 | 最大30,000円キャッシュバック Amazonでのお買い物利用額の20%(最大23,000円) スマホ決済で利用額の20%(最大3,000円) 家族カード同時入会、追加入会(最大4,000円) |
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付帯サービス | 国内主要航空、ホノルル空港のラウンジを無料で利用可 世界1,100か国以上の空港ラウンジがUS35ドルで利用可 6つの保険サービス・ゴールド会員専用のサポートデスク ドクターダイレクト(24時間年中無休、通話料・相談料無料) 国内外20万ヵ所以上の施設で利用できる優待 |
その他 | 友達紹介キャンペーン(もれなく1,500円キャッシュバック) ディズニープラス(月額1,320円)が2か月無料 JCBゴールドザ・プレミアへのランクアップ制度あり 最短5分の即時発行に対応 家族カードの年会費が1枚目は無料 |
申し込み条件 | 20歳以上で、本人に安定継続収入のある方 ※学生の申し込みは不可 |
入会金 | なし |
年会費 | 11,000円(税込) ※オンライン入会時のみ初年度年会費無料 |
年会費優待条件 | なし |
ポイント還元率 | 0.5% |
おすすめポイント | ワンランク上のプレミアカードへのインビテーションが狙える JCBオリジナルシリーズという高い安心感と社会的信用性 充実の付帯サービス |
当該カードの特徴は、何と言ってもJCBが誇る優れたセキュリティサービスにある。
- 利用通知
- 使い過ぎアラート
- 24時間365日の不正検知システム
- 厳重な本人認証サービス
- 万が一のときは、届け出日から60日前にさかのぼりそれ以降の損害額を補償
国際ブランドの運営元として、この業界を知り尽くしているからこそ実現可能な万全のセキュリティ対策は、安全に・そして安心してカードを利用できるJCBカードの大きなメリットだ。
加えて、ゴールドカードとしての付帯サービスがたいへん充実している点も「容易に年会費以上のおトクが受けられる」と高く評価されている。
ポイント還元率は0.5%となっており、基本の数字としてはあまり高くないようにも感じられる。
それでも、さまざまなポイント優待やボーナスポイント制度があるため利用の仕方によっては効率よく貯めることも十分可能だ。
年会費については11,000円とやや高額だが、ゴールドカードという点で考えると相場相応という見方もできるだろう。
利用金額等に応じた優遇サービスはなく、2年目以降は毎年必ず年会費が発生する点には注意が必要だ。
ビューカードゴールド
ビューカードゴールドとは、JR東日本グループが発行しているカードだ。
Suica・鉄道などが便利にお得に使える優待が充実しており、モバイルSuica愛用者・通勤通学に電車を利用している人などから多くの人気を集めている。
入会特典 | 期間限定特典:JRE POINT 最大25,000ポイントプレゼント VISAブランドへのオンライン入会で6,000ポイント 総額30万円以上の利用で9,000ポイント 総額60万円以上の利用で10,000ポイント 通常特典:JRE POINT5,000ポイントプレゼント |
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付帯サービス | Suicaへのチャージで1.5%ポイント還元 モバイルSuica定期券購入で6%ポイント還元 モバイルSuicaグリーン券、新幹線のチケット購入の10%ポイント還元 東京駅のプレミアムラウンジの利用(同伴者も可) 国内主要航空、ダニエル・K・イノウエ空港のラウンジ利用可 手厚い保険、補償サービス |
その他 | 家族カード同時入会で3,000ポイント 39歳以下の人はさらに3,000ポイント |
申し込み条件 | 国内在住の満20歳以上で、安定した収入のある人 電話連絡がとれる人 |
入会金 | なし |
年会費 | 11,000円(税込) |
年会費優待条件 | なし |
ポイント還元率 | 0.5% |
おすすめポイント | ポイントプログラムが優秀 頻繁に電車や新幹線に乗る人は持っていて損なし |
ビューカードゴールドの強みは、何と言ってもポイントの貯まりやすさだ。
通常時の還元率は0.5%とあまり高くはないが、Suicaチャージや新幹線のチケット購入など鉄道に関する利用で圧倒的な高還元が狙える。
加えて、利用先を問わず年間の累計利用金額に応じてボーナスポイントがもらえる点も魅力だ。
通常カードでは『年100万円以上の利用で一律5,000ポイント』となっているが、ゴールド会員は通常カードの特典に加えてビューゴールドボーナスとして追加のポイントが付与される。
- 150万円:8,000ポイント(5,000+3,000)
- 200万円:11,000ポイント(5,000+6,000)
- 250万円:14,000ポイント(5,000+9,000)
- 300万円:17,000ポイント(5,000+12,000)
使い方次第で、圧倒的なポイントの貯まりやすさを実感できる1枚となっている。
もちろん、保険や補償・ラウンジ利用などゴールドカードとしての各種優待も充実しており、総じて満足度の高いゴールドカードだと言える。
ライフカードゴールド
ライフカードゴールドとは、ライフカード株式会社が発行するクレジットカードだ。
ライフカードというと、銀行や商業施設と提携を結び様々な種類のクレジットカードを発行しているイメージが強いが、当該カードはライフカードが独自に発行しているオリジナルシリーズである。
入会特典 | 現金最大20,000円プレゼント・公式サイト限定プログラム(最大5,000円)・新規入会プログラム(最大10,000円)・使うとお得プログラム(最大5,000円) |
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付帯サービス | ・空港ラウンジサービス・海外アシスタントサービス・ゴールドカード専用デスク完備・弁護士無料相談サービス・各種保険、補償サービス |
その他 | ・誕生月はポイント還元率3.0% |
申し込み条件 | 日本国内に住所のある18歳以上の方電話連絡が可能な方 |
入会金 | なし |
年会費 | 11,000円(税込) |
年会費優待条件 | なし |
ポイント還元率 | 1.5% |
おすすめポイント | ・利用店舗を問わずポイント還元率は常時1.5%・カード券面が3種類のデザインから選択可 |
ライフカードゴールドの魅力は、ポイント還元率の高さにある。
累計利用額に応じたボーナスポイントや所定の利用先での還元率アップなど、各社志向を凝らしたポイントプログラムを展開している中、ライフカードはシンプルで分かりやすい仕組みが特徴だ。
- 通常還元率が1.5%
- 年間累計利用金額に応じて、翌年の還元率が最大2%に
このように、利用店舗を問わず普段のお買い物の中でどんどんポイントが貯まる仕様となっている。
「ポイントを貯めたいけれど、特定の日にちやお店を意識して使いたくない…」
「複雑なポイント制度や期間限定のボーナスポイントなど難しいのは嫌だ…」
と感じる人に是非おすすめしたい1枚だ。
三井住友カード ゴールド(NL)
三井住友カード ゴールド(NL)とは、日本を代表する金融持ち株会社SMBCグループの三井住友カードが発行するクレジットカードだ。
お買い物好きな人に向けた”進化したゴールドカード”というキャッチフレーズで、初めての人でも申し込みやすい内容となっている。
入会特典 | 最大12,000円相当のVポイントプレゼント 新規入会&スマホのタッチ決済利用で最大7,000円 利用額に応じて最大5,000円 |
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付帯サービス | ゴールド特典(空港ラウンジサービス、ゴールドデスクなど) 各種保険、補償サービス 年会費無料で家族カード発行 |
その他 | 年間100万円の利用で毎年10,000ポイントプレゼント 付帯保険の内容をライフスタイルに合わせて変更可 学生限定 新規入会で1,000ポイント |
申し込み条件 | 満18歳以上(高校生を除く)で、本人に安定継続収入のある人 |
入会金 | なし |
年会費 | 5,500円(税込) |
年会費優待条件 | 年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
おすすめポイント | 年会費無料で持てる貴重なゴールドカード 三井住友カードというブランド力 無料付帯の保険をカスタムできて無駄がない |
三井住友カード ゴールド(NL)は、”三井住友カード”というブランド力を持ちながらも、条件達成で年会費が無料になる貴重なゴールドカードだ。
気兼ねなく持てる申し込みやすさがある一方で、しっかりとステータス性も兼ね備えた満足度の高い1枚である。
また、三井住友カードでは2種類の三井住友カードゴールドを発行しており、それぞれ異なる特徴がある。
三井住友カード ゴールド | 三井住友カード ゴールド(NL) |
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年会費11,000円(無料にならない) NLよりもポイント還元率が高い NLよりも保険の補償内容が手厚い 満30歳以上でないと申し込めない | 年会費5,500円(条件を満たせば永年無料) 前年度100万円利用で10,000ポイント付与 満18歳以上から申し込める |
同じゴールドカードではあるものの、NLの方がお手軽さがある印象を受ける。カード券面のデザインがほとんど変わらないため、申し込み間違いには注意してほしい。
dカード GOLD
dカード GOLDとは、日本最大手の電気通信事業者である株式会社NTTドコモが提供するクレジットカードだ。
ドコモユーザーに向けたカードというイメージが強いものの、他キャリアのスマホを使っている人にとってもメリットの大きい内容となっている。
入会特典 | 最大11,000ポイントプレゼント ショッピングの利用で最大5000ポイント 対象の公共料金などの支払いで最大6,000ポイント |
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付帯サービス | 対象のドコモ利用料金10%ポイント還元 年間100万円以上の利用で最大2万円相当の特典を進呈 充実のケータイ補償・国内・ハワイの主要空港ラウンジが利用無料 各種保険、補償サービス |
その他 | 電子マネーiD 対象のケータイ料金の割引優待 カード券面デザインは3種類から選択可 |
申し込み条件 | 満18歳以上(高校生を除く)で安定した継続収入があること ※卒業を迎えた高校生の場合、卒業年度の3月31日までは申込不可・個人名義であること・本人名義の口座を支払い口座として設定すること・その他株式会社NTTドコモが定める条件を満たすこと |
入会金 | なし |
年会費 | 11,000円(税込) |
年会費優待条件 | なし |
ポイント還元率 | 1.0% |
おすすめポイント | 常時ポイント還元率1.0%とお得度が高い ドコモらしい充実のケータイ補償は大きな魅力 |
年会費の11,000円が優遇されるサービスこそないものの、年間100万円の利用で最大20,000円相当の特典が得られるので、実質的な負担なく持つことができるゴールドカードだと言える。
利用店舗を問わず普段のお買い物でも還元率は1.0%と高水準で、貯まったポイントは、街中のdポイント加盟店で利用できる。
この加盟店の多さも魅力の一つだ。コンビニやファストフード店をはじめ、Amazonやメルカリ・コミックシーモアなど、インターネット上の店舗でもポイントを使って支払いができる。
加えて、ポイントを使った投資やカードショッピング利用への充当も可能となっており、たいへん利便性に優れている。
また、ゴールド会員向けの優待として、スマートフォンの紛失・盗難・修理不能(水濡れ・全損)に対して最大10万円の補償サポートが完備されている点も大きなメリットだ。
SAISON GOLD Premium
SAISON GOLD Premiumは、クレディセゾンが発行するクレジットカードだ。
セゾン独自のAIセキュリティを導入した不正利用監視システムは精度が高く、安心して利用できる1枚を探している人におすすめである。
入会特典 | 最大11,000円キャッシュバック 利用金額に応じて最大8,000円 対象キャリアのスマホ料金をカード払いに設定で最大3,000円 |
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付帯サービス | 映画料金1,000円など140万件の優待 コンビニ、カフェ、マクドナルドなどで最大5%ポイント還元 空港ラウンジ無料、旅行傷害保険 カード不正利用補償(オンラインプロテクション) |
その他 | 年間50万円ごとにボーナスポイント進呈 ABEMAプレミアム利用料1か月無料 カード会員限定保険スーパーバリュープラス |
申し込み条件 | 18歳以上で電話連絡が可能な人 提携金融機関に決済口座を保有している人 |
入会金 | なし |
年会費 | 11,000円(税込) |
年会費優待条件 | 年間利用金額100万円以上で翌年以降永年無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
おすすめポイント | 日本初のメタルサーフェイス券面 年会費無料で持てる貴重なゴールドカード |
メタルサーフェイス券面とは、一般的なプラスチック製のカードに金属蒸着フィルムを熱転写したカードだ。
ハイクラスカードとして有名なアメリカンエキスプレスのプラチナカードやダイナースクラブのプレミアムカードでおなじみの”メタルカード”に近い質感が特徴。
高級感を演出しながらも、タッチ決済にも対応している優れものだ。
他のゴールドカードとは一味違う、ラグジュアリー感ある1枚に仕上がっている。
セゾンカードの特徴である永久不滅ポイントは、期間限定ポイントなどで使い漏れが出てしまう心配がない。コツコツとポイントを貯めていきたい人に向いている。
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDとは、オリコカードが発行するクレジットカードである。
ワンランク上の上質さを感じさせる、ブラックとゴールドを基調とした券面デザインが特徴だ。
入会特典 | 最大7,000オリコポイントをプレゼント カードショッピングの利用金額に応じて最大5,000ポイント カードショッピングリボを1回以上利用でもれなく2,000ポイント 入会後6ヵ月間はオリコポイントの還元率が2倍(最大5,000ポイントまで) |
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付帯サービス | 充実のトラベルサポート 各種保険、補償サービス 国内外の宿泊施設、飲食店等の各種施設が優待価格で利用可 |
その他 | ゴールド会員限定の3つのポイント加算 オリコモールの利用で1.0%特別加算 家族カードの年会費無料 |
申し込み条件 | 満18歳以上で安定した収入がある方 |
入会金 | なし |
年会費 | 1,986円(税込) |
年会費優待条件 | なし |
ポイント還元率 | 1.0% |
おすすめポイント | お得な年会費で持てるゴールドカード カード券面のデザインが特徴的 |
カード内容としては、他社と比べて特出した強みこそないものの必要なサービスは一通り揃ったスタンダードな1枚と言える。
ゴールドカードの中でも年会費が割安で、クレジットカードが初めてという人でも申し込みやすいだろう。
年会費の割引に関する優待こそのないものの、2,000円程度なら無理なく続けられると考える人も多いのではないだろうか。
オリコカードでは、Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD以外にも複数のゴールドカードを発行している。
それぞれ年会費や優待の内容が異なるため、比較検討する際には混同しないよう注意してほしい。
そんな中、Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDには「オリコポイントがたまる高還元率ゴールドカード」というキャッチコピーがつけられている。
お手頃な年会費で、効率よくオリコポイントを貯めたいという人におすすめの1枚だ。
楽天ゴールドカード
楽天ゴールドカードとは、楽天カードが発行するクレジットカードである。
「手軽に持てるゴールドカード」をコンセプトに、楽天カードの持つ強みを残しながらワンランク上のサービスが付帯する魅力的な1枚だ。
入会特典 | 最大5,000ポイントプレゼント 新規入会特典2,000ポイント(通常ポイント) カード利用で3,000ポイント(期間限定ポイント) |
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付帯サービス | 楽天カードプレミアムプログラムが適用 国内空港ラウンジが年間2回無料 楽天カードトラベルデスク付帯 |
その他 | 楽天証券の投信積立クレジット決済でポイント還元率アップ 誕生月は楽天グループのサービスがポイント+1倍 ETCカードの年会費が無料(通常:550円) |
申し込み条件 | 20歳以上で安定した収入があること ※学生、海外在住の方は申し込み不可 |
入会金 | なし |
年会費 | 2,200円(税込) |
年会費優待条件 | なし |
ポイント還元率 | 1.0% |
おすすめポイント | 2,000円台の年会費で保有できるゴールドカード 楽天グループのサービスをよく使う人におすすめ |
キャンペーンの条件が満たしやすいのが特徴で、申し込みだけでもれなく2,000ポイントが貰える。
加えて、付与されるのは”通常ポイント”で利用期間が厳しく設定されていない点も大きなメリットだ。
また、2025年1月からは「楽天カードプレミアムプログラム」と題し、日常のお買い物の中でどんどんポイントが貯まる魅力的な制度がスタートしている。
- 楽天グループが提供するサービスを使うと適用される特典制度のこと
- 対象者はゴールド、プレミアム、ブラックカードの会員
- 楽天銀行の普通預金金利アップ
- 楽天損保のポイント進呈率アップ
- 楽天証券、楽天市場でのポイント還元率アップ
など、ポイントの貯まりやすさに定評のある楽天カードをより便利でお得に使える優待が揃っている。
楽天系列のサービスをよく使うという人は、検討の候補に入れるべきカードと言えるだろう。
エポスカードゴールド
エポスカードゴールドとは、”入会金・年会費永年無料”でおなじみのエポスカードが発行するゴールドカードである。
首都圏を中心に百貨店やファッションビルを展開する”マルイグループ”の会社であり、マルイでのショッピング特典や全国10,000店舗以上で使える優待サービスが特徴だ。
入会特典 | 2,000エポスポイントorマルイ店舗で使える2,000円分クーポン |
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付帯サービス | 3つのお店を登録し、登録店舗の利用がポイント3倍に 空港ラウンジ利用可 各種保険、補償サービス 全国10,000店で使える優待サービス |
その他 | ポイント有効期限が無制限 年間ボーナスポイント最大10,000点付与 家族を年会費無料でゴールドカードに招待可 |
申し込み条件 | 20歳以上の人(学生を除く) |
入会金 | なし |
年会費 | 5,000円(税込) |
年会費優待条件 | 年間利用額50万円以上で翌年以降永年無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
おすすめポイント | 通常2年のポイント有効期限が”無制限”に 月々の支払いやお気に入り店舗でのポイント還元率が最大3倍 |
年会費が5,000円と比較的安価であることに加え、年間利用額50万円を達成すれば翌年以降は永年年会費が無料になる。
ゴールドカードは持ちたいけれど、実質的な費用負担は避けたいという人におすすめだ。
持ちやすいカードの割には、ポイントの貯まりやすさや付帯保険サービスも充実しており、隠れた名カードとしても知られている1枚だ。
特に、ゴールドカード・プラチナカード会員限定の「選べるポイントアップショップ」は評価の高い優待サービスである。
- お気に入りの店舗を3つ登録
- 登録店舗の利用で200円ごとに3ポイント(1ポイント+ボーナス2ポイント)付与
- 公共料金、スーパー、交通関係など300以上の様々なショップが対象
対象となる店舗は非常に幅広く、主力ガス会社・電力会社といった公共料金をはじめ、スーパー(イオン、ダイエー、ヤオコー等)・コンビニエンスストア(セブンイレブン、ファミリーマート等)・交通(ANA、JAL、JR東日本等)などがある。
1人1人のライフスタイルに合わせながら、効率よくポイントが貯められるのは大きな魅力だ。
PayPayカードゴールド
PayPayカードゴールドとは、バーコード決済でお馴染みのPayPayの完全子会社であるペイペイカードから発行されているクレジットカードだ。
2021年にワイジェイカードから現在の名称に変更したことでも知られ、Yahoo!及びソフトバンクという圧倒的な後ろ盾を武器に有効会員数1,200万人以上と、今勢いのある1枚として注目されている。
入会特典 | PayPayカード ゴールド新規入会で2,000ポイント PayPayカード割加入特典で最大5,000ポイント |
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付帯サービス | ソフトバンク、ワイモバイルユーザーなら利用料金の最大10%ポイント付与 条件達成でポイント還元率2%に Yahoo!ショッピング、LOHACOでは毎日最大7%付与 各種保険、補償サービス 国内の主要空港にてラウンジが無料で利用可 |
その他 | 家族カードを年会費無料で発行可 LINEのLYPプレミアム(月額508円)が無料に ETCカードを年会費無料で発行 |
申し込み条件 | 日本国内在住の満18歳以上の方 本人または配偶者に安定した継続収入がある方 本人認証が可能な携帯電話をお持ちの方 |
入会金 | なし |
年会費 | 11,000円(税込) |
年会費優待条件 | なし |
ポイント還元率 | 1.5% |
おすすめポイント | GOOD DESIGN AWARD2022を受賞した洗練された券面デザイン ポイント還元率が1.5%~と貯まりやすい |
このカードは、ソフトバンク・ワイモバイル・PayPay関連のサービスを使っている人に、是非ともおすすめしたい1枚となっている。
ポイント還元率が1.5%~となっていることに加え、関連サービス利用時のポイントは最大10%と圧倒的な高還元率を誇るのだ。
加えて、LINE・Yahoo!・PayPayの頭文字からなる「LYPプレミアム」の全特典が使い放題となっており、これだけで年会費の半分以上の元を取ることが可能だ。
- 1,500万種類以上の対象スタンプが使い放題
- 会員限定のPayPayクーポン(最大5%のPayPayポイントが貯まる)
- LINEのアルバムが動画・オリジナル画質写真に対応
- LINEプリが撮り放題、会員限定フレームも利用可能
- Yahoo!メールの容量無制限
いまやビジネスシーンでも欠かせないツールとなったLINEや圧倒的なシェア率を誇るバーコード決済サービスのPayPay、これらをより便利でお得に使うことができるのは大きなメリットだろう。
ゴールドカードを選ぶときのポイント
キャンペーン内容の充実度合いだけで申し込むカードを選ぶのは、やや早計だ。
一言にゴールドカードと言っても、発行元のクレジットカード会社によって付帯するサービスや優待の内容に大きな差があるからだ。
長期的にそのカードを使っていきたいと考えている人は、特にキャンペーン以外の内容にも目を向けたカード選びをしてほしい。
ゴールドカードを選ぶ時の5つのポイントを解説する。
年会費
年会費とは、カードを保有していることで発生する手数料のことだ。
クレジットカードにおいては、サブスクのような「月額制」という考え方はなく、年単位での「年会費」という形で費用の徴集が行われるのが一般的である。
年会費が”無料~数千円”の一般カードが多い中、ゴールドカードは年会費が”数千円~数万円”と高額に設定されていることが多い。
これは、ゴールドカードが一般カードと比べて会員向けの優待や各種サービスが充実しているため致し方ない部分だとも言える。
「ステータス性が欲しいので年会費を払ってでもゴールドカードを持つ意味がある」
「優待の内容が、使い方次第で払った年会費よりも受けられる恩恵の方が大きくなるのでお得」
という意見もあれば、
「年会費相応の優待を受けられている気がしない」
「年会費無料のカードがあるのにわざわざ有料のカードを選ぶ必要があるの?」
という意見も見られる。
- 年会費の優遇条件や実質的な負担についてよく考える
- 無理のない範囲で払い続けられる年会費のカードを選ぶ
費用についての捉え方は人それぞれですが、年会費が負担にならないカードを選ぶようにしてほしい。
ポイント還元率
ポイント還元率とは、クレジットカードで買い物した時に”利用金額に対していくらの価値があるポイントが貰えるか”を意味する言葉だ。
単純に100円で1ポイント・200円で1ポイントといった付与率に注目するのはもちろん、『1ポイントが何円の価値があるのか』という部分にも注目して算出する必要がある。
クレジットカードのポイント還元率は、一般的に1.0%以上で還元率が高いといわれる傾向にある。
中には、一定の条件を満たせば2.5%~3.0%の高還元が受けられる、お得度をウリにしたカードも人気だ。
- ポイント還元率の高いゴールドカードを選ぶのがおすすめ
- 付与率だけでなく1ポイントあたりの価値、使いやすさにも注目
ポイント還元率が高ければ、利用金額に応じてどんどんポイントが貯まり、お得度の高いクレジットカードライフが送れる。
カード会社によっては、ゴールドカード会員向け特典として一般カードよりも優遇した還元率を適用しているところもあるだろう。
ポイントプログラムについては、会社ごとに仕様が大きく異なる部分であるため、細かくチェックして自分にとって使い勝手の良い1枚を選ぶようにしてほしい。
付帯サービス
付帯サービスとは、各カードを保有していることで得られる各種特典や優待サービスのことだ。
- 空港や商業施設でのラウンジの利用
- 特定の店舗での割引優待
- 電子マネー機能
- 空港手荷物無料宅配サービス
- 舞台やコンサートなどチケットの優先予約サービス
尚、ポイントプログラムや保険なども付帯サービスに含まれるが、詳細は別見出しにて解説しているので併せて参考にしてほしい。
- 自分にとって必要だと感じるサービスが揃っているか
- 特典や優待を受けるための条件は満たしやすいものか
複数社のカードを比較し、自分が「ほしい!」と思えるサービスが何なのかを考えるところから始めるとよいだろう。
魅力的なサービスでも、利用条件のハードルが高すぎるものもあるので要注意だ。
ポイントプログラムと同様、カード会社各社の違いが大きく出る部分なので慎重に見極めてほしい。
付帯保険・補償
付帯保険・補償とは、クレジットカード会社が提携した保険会社からの補償が受けられるというもので、カードを所持・利用することで適用される。
旅行傷害保険、ショッピング保険、盗難紛失補償、航空機遅延保険などが主流だ。
- 保険や補償の種類に大きな違いはない
- 適用条件や保険金額・1事故当たりの自己負担額は各社対応が分かれる
クレジットカードに付く保険の種類は、上述したものがメインでカード会社ごとの違いはあまり見られない。
スマホ保険など特殊な内容を求めない限りは、どこのカードを選んでも問題ないだろう。
ポイントは、適用条件・保険金額・自己負担額といった細かい部分にある。
ゴールドカードは、一般カードと比べて補償の幅が広く保険金額の上限も高めに設定される傾向にある。
それでも同じゴールドカードと言えど、カード会社によって保険の内容は大きく異なっている点には注意が必要だ。
その他
カード選びにて、忘れがちだが重要な項目を3つ紹介する。
- 国際ブランド
- 券面デザイン
- アプリの使いやすさ
券面デザインは、同じゴールドカードでも質感やナンバーレスかどうかなどで印象が大きく変わってくる。
利用明細や請求金額を確認するためのスマホ向けアプリを導入しているカード会社も多く、アプリの使い勝手も注目しておきたいポイントである。
キャンペーン目的でゴールドカードを作るときの注意点
冒頭でも紹介したように、各社多様なキャンペーンを実施して顧客の獲得を目指している。
一般カードと比べて、キャンペーンで得られる特典が豪華なのも、ゴールドカードならではの強みだろう。
キャンペーンでの特典を目的にゴールドカードを作ったものの、
「受取条件を満たしておらず、特典が貰えなかった…」
「気付いたら高額な年会費を払っていた…」
といった後悔の声も多々聞かれる。
後悔のない申し込みをするため、気を付けるべきポイントを3つ紹介する。
キャンペーンの詳細をチェックし受け取り漏れを防ぐ
入会特典は、単にカードを発行すれば貰えるという訳ではない。
所定の条件をクリアすることで貰える仕組みとなっているケースが大半で、正しくキャンペーン内容を理解しないとせっかく申し込んでも特典が貰えないという自体に陥るリスクがある。
- 所定のお店でのカード決済
- 一定金額以上使う
- WEB申し込み限定
- 申し込み前にキャンペーンへのエントリー
- 専用アプリのダウンロードと会員登録
- 公共料金の支払い設定
など、各社様々な条件を定めている。
申し込みをする前に、自分が条件を満たせそうかしっかりと確認することをおすすめする。
また、特典の受け取り方についてもチェックが必要だ。
- 自動でポイント付与
- メールをクリックして受取画面で手続き
- 所定の期間内にマイページから申請
- 期間限定ポイントとして付与
などがある。キャンペーンの詳細ページや申し込み後のメールなどで内容を細かく確認し、受け取り忘れや期間限定ポイントの使い忘れのないよう気を付けてほしい。
年会費と特典のバランス
ゴールドカードということで、入会特典や会員サービスが充実しているカードが多い。
魅力的な部分にだけ目を向けてカードを選ぶことは、後々の後悔につながりやすいので要注意だ。
「キャンペーンで貰えたキャッシュバックより請求された年会費の方が高くて損した気分…」という声は多く聞かれる。
元からカード発行を決めていた人ではなく、キャンペーンの優待目的で入会を決めた人ほど陥りやすいトラップだ。
- 初年度の年会費
- 2年目以降の年会費
- 年会費の免除条件
これらを今一度チェックし、得られる特典とのバランスをよく考えることが求められる。
解約のタイミングに注意
入会キャンペーンを目的にカードを選ぶ人の中には、「特典を受け取ったら解約すればよい」と考える人も多いだろう。
入会金・初年度年会費無料というカードを選べば、入会キャンペーンの特典だけを受け取って、頃合いを見て解約すれば”金銭的な負担は一切なく、キャッシュバックやポイントバックを受けられる”からだ。
近年では、カード会社側もこれを見越して
- キャンペーンの特典を数カ月に分けて付与する
- 一定額の利用、一定期間の利用を条件とする
といった策を講じている。
これにより、入会→特典の受け取り→解約がスムーズにできないことが多く、
「解約するのをすっかり忘れていた…」
「解約しないままカードをしまい込んでいて、年会費の請求が来てから気が付いた…」
という声も多く聞かれる。
早期の解約を予定している人は、スケジュール帳やスマホのリマインダー機能などを使い手続きを忘れないように注意してほしい。
キャンペーンを活用してお得にゴールドカードを手に入れよう
当記事では、入会キャンペーンがお得なゴールドカードについて紹介した。
ゴールドカードは一般カードと比べてステータス性が高く、カードに付帯する優待サービスもワンランク上のものが多い。
それに比例して、入会時のキャンペーン特典も魅力的な内容のものが多く、上手に活用しながら満足度の高い申し込みへとつなげてほしい。
記事のポイント
入会キャンペーンがお得なカード10選 | JCB ORIGINAL SERIES GOLD(JCBゴールド) ビューカードゴールド ライフカードゴールド 三井住友カード ゴールド(NL) dカード GOLD SAISON GOLD Premium Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD 楽天ゴールドカード エポスカードゴールド PayPayカードゴールド |
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カード選び5つのポイント | ①年会費 優遇条件や実質的な負担についてよく考える 無理のない範囲で払い続けられる年会費か? ②ポイント還元率 ポイント還元率の高いカードを選ぶのがおすすめ 1ポイントあたりの価値、使いやすさにも注目 ③付帯サービス 必要だと感じるサービスが揃っているか 特典や優待を受ける条件は満たしやすいものか ④付帯保険 補償・保険や補償の種類に大きな違いはない 金額や適用条件などの詳細を入念にチェック ⑤その他 国際ブランド 券面デザイン アプリの使いやすさ |
注意点 | キャンペーン詳細をチェックし受け取り漏れを防ぐ 年会費と特典のバランス 解約のタイミングに注意 |
キャッシュレス決済が主流化する中、人前でも堂々と提示できるステータス性があるのがゴールドカードの強みだろう。
入会特典の内容はもちろん、日常の中でも様々な優待が受けられる充実度の高さやライフスタイルにあった1枚を選ぶことが、後悔のないカード選びのポイントだ。
キャンペーンは、期間が限定的なものも多い。気になるキャンペーンやカードが見つかった人は、チャンスを逃さず申し込みへと進んでほしい。