ファミマTカードはどんな種類のカードか？特徴やメリットを徹底解説

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「ファミマTカードとはどんなカードか？」と問われて、一言で説明するのは難しい。

このカードには、次の3つの側面を持っているからだ。

クレジット機能付きVポイントカード
流通系カード
JCBカード

これらのカードの強みを集めたものが、ファミマTカードだ。

この記事では、それぞれのカードの特徴と、それらを備えたファミマTカードの強みを紹介する。

【種類別ファミマTカードの特徴】クレジット機能付きVポイントカード

このカードではクレジットの利用金額に伴い、Vポイントが付与される。つまり、このカードは「クレジット機能を持つVポイントカード」ともいえる。

ここでは、Vポイントカードの特徴と、ファミマTカードが持つVポイント特典を紹介する。

Vポイントの存在理由

VポイントとはSMBCグループが展開しているポイントプログラムだ。購入した消費者情報をデータベース化し、提携先の商品開発等のために販売することが、このプログラムの目的だ。

より多くの消費者データを収集するため購入者に1ポイント＝1円のVポイントを付与し、ポイントの利用を促している。

またVポイント加盟店を増やすことで、さまざまな業種での情報を収集している。

すき家やはま寿司、ココスなどの企業・サービスをはじめ、全国でVポイントサービスを行っている。

• 出典：Vポイント「お店を探す」

ファミマTカードにVポイント特典がある理由

ファミリーマートでこのカードを使えば、さまざまなVポイント特典が得られる。

これはSMBCグループが、コンビニ利用者のデータ収集のため、このカードを展開するファミリーマートと提携したためだ。

この影響で、同業他社であるセブン-イレブンやローソンでは、Vポイントの付与も利用もできない。

• セブン-イレブンではnanacoポイント、ローソンではPontaポイントを運用している

【種類別ファミマTカードの特徴】流通系カード

クレジットカードには、銀行が展開する銀行系カード、電鉄会社などが発行する交通系カードなど、さまざまな種類がある。

この中で、ファミマTカードは流通系カードに属する。ここでは流通系カードの特徴について説明する。

また流通業であるファミリーマートが、このカードユーザーへ提供するポイント特典も紹介する。

流通系カードとは何か？

流通系カードとは、スーパーやコンビニエンスストアなどの流通・小売業に属する企業が展開しているカードだ。

このカードは、自社店舗の利用拡大を目的に発行しているため、入会金・年会費が無料なものが多い。

このためスーパーやコンビニエンスストアの利用が多い、大学生や専門学校生、主婦にもカードを提供している。

流通系カードであるファミマTカードも、ファミリーマートの利用を拡大させるため、多くの利用特典を用意している。

一方でファミリーマートには、ゴールドカードが必要な高額商品がないため、ファミマTカードも一般カード1種類しかない。

流通系カードとしてのファミマTカードのメリット

CCCと提携するファミリーマートは、店舗利用の拡大を目的に、Vポイント機能のあるファミマTカードを展開している。

このカードをファミリーマートで利用すれば、ポイント還元率が2.0％と、他店での利用より高い還元率でVポイントが得られる。

またカードを作成したユーザーを休眠化させないため、新規入会月から5ヶ月間は、ボーナス期間を設定している。この期間中に、初めてカード払いを行うと、Vポイントが1,000ポイント付与される。

その後も期間中を通じ、ファミリーマートでカード利用すれば還元率が3.0%プラスされ、ポイント還元率が5.0％になる。

【種類別ファミマTカードの特徴】JCBカード

国際ブランドのJCBマークがつくファミマTカードには、JCBカードの側面も持つ。

国際ブランドは、カードライセンス収入や、カード決済時の手数料をカード会社から得ることを収益源としている。このため国際ブランドは、自社ブランドのカードユーザー数と、カード利用が増えることで収益も拡大する。

カードユーザー数や、このカードを使った店舗での利用額を増やしたい点で、ファミリーマートとも思惑が一致する。

ここではJCBカードの特性や、ファミマTカードユーザーへのJCBが提供するサポート内容を紹介する。

JCBマークの意味とは？

ファミマTカードがファミリーマートだけの利用に限定されていると、カードの利便性は非常に悪くなる。

JCBは国内外で約4,300万店の加盟店を持つ。JCBマークの付くファミマTカードは、ファミリーマートやVポイント加盟店以外でも幅広く利用できる。

つまりJCBは、ファミリーマート以外でも利用範囲を広げ、カードユーザーの利便性を高める役割を持っている。

カードユーザーに向けたJCBの海外サポート

JCBはAmerican ExpressやDiscover Cardなど、さまざまな海外のカード会社と提携している。このため、JCB加盟店でない提携企業の加盟店でも、JCBカードの利用ができるようになっている。

さらに海外でファミマTカードのユーザーが困った時にも、JCBは手厚く助けてくれる。

旅先の観光案内やレストランの予約、緊急時などにも、現地のJCBプラザが日本語でサポートしてくれる。

JCBプラザが設置されていないエリアも、JTBグローバルアシスタンスが日本語でサポートしてくれる。

さらにポケットカードが発行するファミマTカードの特徴

冒頭で述べた3つの側面以外に、このカードには、ポケットカードというカード会社が発行するクレジットカードという一面もある。

ポケットカードは、ファミリーマートと、ファミリーマートの親会社である伊藤忠商事が出資するカード会社だ。

ここではポケットカードが、ファミリーマートを発行する目的と、カードユーザーに提供するサービスを紹介する。

ポケットカードの目的

ポケットカードは、ファミマTカードでの利用に応じて、店舗から得る手数料が収入源になる。

このためファミリーマートでのカード利用が増えれば、カード会社の利益にもつながる。さらにカードの利便性を高め、ファミリーマート以外での利用を増やすことで、一層の収益拡大も目指している。

ポケットカード単独でもCCCと提携し、独自のポイント特典を用意し、ユーザーにファミリーマート以外での利用も促している。

ポケットカードが提供するファミマTカードでのVポイント特典

ポケットカードは、このカードでの利用を増やすため、税金の支払いでもVポイント特典を用意している。

このカードを利用すれば、支払額200円ごとに1ポイントが得られるうえ、支払い1件ごとにプラス10ポイント付与される。

また、ETCカードも発行費・年会費を無料で提供し、高速料金の支払額200円ごとに1ポイント付与している。

これは、高速料金の決済もファミマTカードを利用してほしいという、ポケットカードの思惑によるものだ。

種類が豊富なファミマTカードを有効的に活用しよう！

ファミマTカードは、CCC、ファミリーマート、JCB、ポケットカード各社の事業拡大のために開発されたカードだ。

このため、このカードはファミリーマートを軸に各社の強みを結集し、さらにサービス改善に努めている。

ファミリーマートの利用が多いのであれば、この機会にファミマTカードの申込みを検討してみては、どうだろうか。

詳しくは下のボタンから確認してほしい。