・楽天ANAマイレージクラブカードは2枚持ちできるの?
・2枚持ちのメリットが知りたい
・2枚持ちするときの注意点を教えてほしい
楽天カードは基本的に2枚持つことができるが、楽天ANAマイレージクラブカードは実は2枚持ちできない。
だが、そもそも2枚持ちが必要なときはどんなときだろうか。
この記事では、2枚持ちのメリットや注意点を説明したうえで、ライフスタイルによっては、1枚で問題なく暮らせることも多いし、1枚のほうが紛失や盗難などのリスクも軽減できるのだ。
2枚持ちしようか考えている人も、楽天ANAマイレージクラブカード1枚だけで充実した生活を送れるはずだ。
楽天ANAマイレージクラブカードは2枚持ちできる?
同じカード会社のクレジットカードを2枚持つことは、いくつものメリットがある反面、注意点もある。
まず初めに、楽天カードの2枚持ちについて調べてみよう。
楽天ANAマイレージクラブカードは2枚持ちできない
楽天カードとANAカードが提携して、出てきたのが楽天ANAマイレージクラブカードである。
年会費無料でありながら、ANAマイルを効率的にためることができる便利なクレジットカードなのだが、残念なことに、この楽天ANAマイレージクラブカードを持ってしまうと、他の楽天カードを持つことができない。
楽天カードの中には、2枚持てるものもあるが、楽天ANAマイレージクラブカード、楽天銀行カード、楽天カード アカデミーは、2枚目持ちの対象外となっている。
おそらく、ポイントや特典の管理が煩雑になるのを防ぐための対応だろう。
もし、いますでに楽天ANAマイレージクラブカードを持っていて、別な楽天カードが必要な場合は、楽天ANAマイレージクラブカードを切り替えなければならない。
2枚持ちできる楽天カードはある
2枚持ちできない楽天カードは、楽天ANAマイレージクラブカード、楽天銀行カード、楽天カード アカデミーだけで、他の楽天カードは2枚持ちが可能だ。
例えば、楽天カードと楽天PINKカードのように、異なる種類のカードを同時に持つことができることもある。
また、1枚目と2枚目で異なる国際ブランド(JCB/VISA/Mastercard)とすることも可能だ。
これにより、2枚持ちのメリットを活かすことができる。
持てる組み合わせは以下の表を参照してほしい。
楽天カード | 楽天PINKカード | 楽天ゴールドカード | 楽天プレミアムカード | |
楽天カード | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
楽天PINKカード | ◯ | X | ◯ | ◯ |
楽天ゴールドカード | ◯ | ◯ | X | X |
楽天プレミアムカード | ◯ | ◯ | X | X |
楽天カード
入会金や年会費はすべて無料の楽天カード。
基本のカードであり、カードデザインも、お買い物パンダ、ディズニー、YOSHIKI、など豊富に用意されている。
楽天カードでは、カード利用決済100円ごとに楽天ポイントが1ポイント(1%)付与される。
また、楽天市場で楽天カードを使うと、SPU(スーパーポイントアッププログラム)適用によって3倍のポイントとなる。
楽天ゴールドカード
楽天ゴールドカードは、年会費2,200円がかかるが、他社のゴールドカードと同じように、国内空港ラウンジの無料利用(年間2回まで)や、海外旅行のサポートが充実したカードとなっている。
また、ポイント付与は通常の楽天カードと変わらないが、誕生月の楽天市場での利用でポイント付与が1%アップするのは、ゴールドカードならではの特典だ。
楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカードは、年会費11,000円かかり、ゴールドカードよりも上位に位置するカードとなる。
国内だけでなく、海外の多くの空港ラウンジまで無料で利用可能となるうえ、旅行傷害保険も充実しており、海外に行く機会の多い方には向いているだろう。
また、ポイント付与は通常利用は1%だが、楽天市場では5%となるため、楽天市場での利用が日頃から多い人には最適なカードといえる。
楽天PINKカード
券面がピンク色でデザインされた、女性向けの楽天カードである。
得られる特典は、通常版楽天カードとほぼ同じだが、女性特有の保険が用意されているなど、女性向け特典が提供されている。
楽天カードアカデミー
楽天カードアカデミーは、学生向けのクレジットカードである。
ポイント付与率は通常と変わらないが、学生向けにショッピング特典がある(楽天ブックスでポイント5倍、楽天トラベルでバス予約ポイント3倍など)。
楽天銀行カード
楽天銀行カードは、楽天銀行のキャッシュカードに加え、通常の楽天カード機能が付加されたカードである。
このカード一枚で、クレジットカード決済だけでなく、コンビニやATMでの引き出しや振込もでき便利に使えるだろう。
普通預金金利が2倍になるというメリットもある。
楽天カードを2枚持ちするメリットは?
楽天カードを2枚保有することには、以下のような利点がある。
ポイントがためやすい
複数の楽天カードを使い分けることで、ポイントを効率よくためることができる。
他社のカードと楽天カードを組み合わせて、複数枚のクレジットカードを使うことはよくあるが、すべてを楽天カードにすることで、楽天ポイントを効率的にためることができるだろう。
たとえば、日常の支払いに1枚目の楽天カード、旅行用や仕事用に2枚目の楽天カードとすることが考えられる。
支払いの幅が広がる
2枚の楽天カードを持つことで、カードが利用できる場所が広がる。
1枚目はVISA、2枚目はMastercardと、別なブランドのカードを持っておくことで、一方のカードが利用できない場所でも、もう一方のカードが対応可能な場面も出てくるだろう。
これにより、さらに便利にカードを利用できるはずだ。
ETCカードを2枚もてる
楽天カード1枚につき、ETCカードは1枚しか持てない。
2枚の楽天カードを保有することで、ETCカードも2枚発行することができる。そのため、複数台の車やバイクなどにも活用することができ便利だ。
なお、ETCカードは、年会費として1枚あたり550円かかる点は注意が必要だ。
以下のどちらかの場合、ETCカードの年会費は無料となる。
- 楽天プレミアムカード会員または楽天ゴールドカード会員の方
- 楽天PointClubの会員ランクがプラチナ会員またはダイヤモンド会員の方
支払いや請求を別々に管理できる
1枚目と2枚目のカード、それぞれで利用明細を分けることができる。
プライベート用と副業用に分けたり、サブスクや光熱費などの固定費支払い用と旅行・レジャー用に分けたり、といった使い方にも対応可能だ。
また、2枚それぞれで、別な引き落とし銀行を指定することもできる。
利用用途に合わせて、支払口座も分けておきたい、という用途にもぴったりだろう。
楽天カードを2枚持ちする際の注意点は?
一方で、楽天カードを2枚持つことには注意が必要な側面もある。
カード番号が変わるのでカード管理が面倒
楽天カードを2枚持つ場合、それぞれのカード番号や有効期限が異なることになる。
このため、カードの管理が複雑になる可能性があることは理解しておこう。
カードに付帯している楽天Edyも引き継げず、当然だが暗証番号もそれぞれで設定するため、忘れないよう慎重に管理する必要がある。
また、使うときに必要となるため、2枚とも持ち歩かねばならなくなり、紛失や盗難などのリスクも増えることとなる。
使いすぎに注意
複数のカードを持っていると、ついつい使いすぎてしまう可能性がある。
カードごとの利用額や支払い期限を把握し、適切に利用するように気をつけることが必要だ。また、2枚持ったからといって、利用限度額が2倍になるわけではない。
カードごとの限度額合計ではなく、あくまで個人に対する限度額設定(与信という)なので、2枚目のカードを作っても、楽天カードとしての利用可能枠は2枚のカードのうち、大きい方となる。
使いすぎによる支払いトラブルを避けるため、計画的な利用を心がけよう。
楽天ANAマイレージクラブカードを2枚持ちする必要があるか見極めよう
ここまで説明したように、楽天ANAマイレージクラブカード、楽天銀行カード、楽天カード アカデミーの3種類以外の楽天カードは、2枚持ちすることが可能だ。
ただ、メリットや注意点を確認したうえで、ほんとに2枚持ちする必要があるのか、自分のライフスタイルに照らし合わせて、見極めることが大切だ。
本来、支払いや請求は、極力一元化したほうが節約になるはずだ。複数のカードを持つことで全体を把握しにくくなり、浪費につながる可能性もある。
引き落とし口座を分けることも同じで、一箇所の口座で集中管理したほうが、便利だろう。物理的にカードが増えることで、盗難、紛失、不正利用などのリスクも増え、セキュリティ面の不安も出てくる。
その意味では、楽天ANAマイレージクラブカード1枚を存分に使いこなすほうが、ポイント(マイル)をためるという点でも、効率的ということが言えるだろう。
楽天ANAマイレージクラブカードがどんな人におすすめか知りたい方は下記記事も参考にしてほしい。
まとめ
楽天カードを2枚持つことには、メリットもあれば注意点もある。
ポイントを上手にためたり、支払いをコントロールしたりするためには、バランス感覚が求められる。
自分のライフスタイルを考えると2枚は不要、楽天ANAマイレージクラブカード1枚で十分と思った方は、以下から登録してみてはどうだろうか。