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生命保険の見積もり方法とは?見積もりのポイントや最適な保険の選び方を解説

この記事で解決できるお悩み
  • 見積もりを取る際のポイントや注意点を把握したい
  • 多数の保険商品の中から、自分に適した保険を選択したい
  • 複数の会社・商品を比較してから保険に加入したい

保険料を基準に加入する生命保険を判断したいという方は多いだろう。

実際に障害で支払う保険料は大きな金額になるため、各保険会社で提供されている商品・プランで見積もりを取り、できるだけ負担を抑えられる商品を選ぶことが重要だ。

そこで本記事では、生命保険の見積もりを行う際のポイントや注意点、自分に適した保険の選び方について解説していく。

生命保険への加入を検討している方や、既に加入しているプランを見直したいという方には、ぜひ参考にしてほしい。

目次

生命保険の見積もりの基本

生命保険の見積もりの基本 生命保険ナビ

生命保険は、住宅の購入に次いで「人生で2番目に大きな買い物」と言われている。

トータルで支払う保険料は大きな金額になるため、慎重に選ぶ必要がある。

各保険会社で提供されている商品・プランで見積もりを取り、できるだけ負担を抑えられる商品を選ぶことが重要だ。

ここでは、生命保険の見積もりの基本やポイント、注意点について解説していく。

生命保険の見積もりとは

生命保険の見積もりとは、希望する保障内容で生命保険を契約した場合にどれくらい保険料がかかるのかを概算することを指す。

あらかじめ保険料を把握しておくことで、今後の家計の見通しを立てたり、保険プランを設計し直したりできるため、保険加入前に確認すべき内容のひとつだ。

保険会社では、生年月日や性別、希望する保障内容などの条件を入力することで概算の保険料を試算するシミュレーションを公式サイトで提供しているケースが多い。

1分程度ですぐにおおよその保険料を把握でき、各社の保険料を簡単に比較できることが特徴だ。

また、見積もりの内容に納得したら、そのまま公式サイトで申し込み手続きを進められるケースもある。

ネットで気軽に見積もりを取り、加入手続きを進められる点は大きなメリットと言えるだろう。

生命保険への加入を検討中の方は、各保険会社の保険料見積もりを取って比較してみよう。

見積もりを行う際のポイント

生命保険の見積もりを行う際、以下の3つのポイントを押さえておくことが大切だ。

  • 必要な保障額を明確にする
  • 収入と支出の見通しを立てる
  • 複数のプランを比較検討する

まず、必要な保障額がいくらなのか確認しよう。

保障額によって保険料の見積もり内容も変わってくるため、見積もりを取る前に必要な保障額を計算しておく必要がある。

万が一のことが起きたとき、残された家族にどれくらいのお金を残したいのかイメージし、必要な保障額を算出しよう。

また、見積もりを出した後は長期的に保険料を支払っていけるかどうか見通しを立てることも大切だ。

生命保険は基本的に10年・20年といった長期間にわたって保険料を支払っていくことになる。

今の家計の状況で支払えるかどうかではなく、今後継続して支払っていけるかどうかという考え方で見通しを立てよう。

そして、複数の保険会社の見積もりを取ることも重要なポイントである。

保険会社によって保険料の計算方法が異なるため、同じ保障内容でも保険料に差が生まれる。

複数社の見積もりを比較し、もっとも負担を抑えられる商品を選択しよう。

上記3つのポイントを押さえて見積もりを取れば、自分に合った保険商品は選択しやすくなる。

「とりあえず見積もりを取る」のではなく、見積もりを行う際のポイントをしっかりと決めた上で各社のプランを比較することが大切だ。

見積もりを行う際の注意点

生命保険の見積もりを行う際、以下の点に注意が必要だ。

  • 希望の保険に必ずしも加入できるとは限らない
  • 定期型の場合は更新によって保険料が上がる

複数の保険の見積もりを取り、希望の条件に合致した商品が見つかったとしても、必ず加入できるわけではない。

場合によっては希望の商品に加入できないリスクがあることを頭に入れておこう。

生命保険では、加入希望者の年齢や健康状態をもとに加入できるかどうかを判断する審査を行っている。

持病があったり、過去に病気で入院・手術をしていたりする場合、審査に通過できない可能性が高くなってしまう。

見積もりの段階では健康状態などが考慮されていない。見積もりを取った商品が希望条件にマッチしていたからといって、必ずしも加入できるとは限らない点は頭に入れておこう。

また、生命保険は大きく分けて「定期型」「終身型」の2種類がある。

定期型は10年・15年などの一定期間を保障するタイプ、終身型は保障期間に定めがなく生涯にわたって保障するタイプだ。

終身型の場合、途中で保険を解約したり、保障内容を変更したりしない限りは同じ保険料が継続する。

見積もりで算出された保険料がそのまま続くというイメージである。

しかし定期型の場合、契約期間が満期を迎えた後に保障を継続するのであれば「更新」が必要だ。

更新の際にはあらためて更新時点の年齢で保険料が計算されるため、保険料が上がる可能性が高い。

定期型の生命保険を契約しようと考えている場合は、将来更新を行うときに保険料が上がる可能性も考慮しておこう。

各生命保険会社のプランと保険料の比較

各生命保険会社のプランと保険料の比較 生命保険ナビ

すでにご紹介した通り、見積もりを行う際には各社のプランを比較することが大切だ。

複数社の見積もりを比較した上で、どの商品が自分にとって最適なのかを検討していこう。

ここでは、生命保険料の相場と各社の保険料例をご紹介する。

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生命保険料の相場

生命保険に加入する際、ほかの人がどのくらい保険料を負担しているのか気になるところだろう。

特に同じ年代の人が負担している保険料の平均値を知ることで、自分が加入する保険の保険料設定にも役立つ。

以下の表は、生命保険文化センターによる「2021(令和3)年度生命保険に関する全国実態調査」で発表された世帯主年齢別の世帯年間払込保険料の平均値を表したものだ。

年代年間払込保険料の平均(万円)
全体37.1
29歳以下21.5
30〜34歳26.2
35〜39歳38.2
40〜44歳34.8
45〜49歳37.5
50〜54歳43.2
55〜59歳43.6
60〜64歳38.4
65〜69歳43.6
70〜74歳33.7
75〜79歳31.4
80〜84歳28.6
85〜89歳35.8
90歳以上25.6
出典:生命保険文化センター「2021(令和3)年度生命保険に関する全国実態調査」

全体の年間払込保険料は平均37.1万円、月額で考えるとおよそ3万円となっている。

ただし年代によって払込保険料は大きく異なるため、同年代がどの程度保険料を負担しているか把握することが大切だ。

例えば「29歳以下」であれば年間で21.5万円、月額で考えると約1.8万円となっている。

一方で「55〜59歳」は年間で43.6万円、月額では約3.6万円になっており、「29歳以下」の2倍の保険料を負担している。

同年代が保険料をどれくらい負担しているのか把握し、生命保険に加入する際の参考にしよう。

各社生命保険のプランと料金

平均保険料を踏まえ、各社生命保険のプランと保険料を比較してみよう。

保険会社の公式サイトで提供されているシミュレーションを活用し、おおよその保険料を比較していく。

なお、本記事では以下の条件を統一した上で保険料の見積もりを取っている。

  • 被保険者の年齢:30歳(1993年1月1日生まれ)
  • 性別:男性
  • 加入する商品:定期死亡保険
  • 保険金額:2,000万円
  • 保険期間:10年間
  • 計算基準日:2023年11月1日

人気のネット保険会社が提供しているシミュレーションでは、以下のような結果になった。

上記のように、同じ条件で統一していても保険料には違いがある。

各保険会社のプランを比較し、どの商品が保険料の負担を抑えられるのか確認しておこう。

なお、上記3つの保険会社の中で「必ずアクサダイレクト生命が安い」「ライフネット生命が高い」というわけではない。細かい条件などが変われば保険料も変化し、上記の順番も異なる。

必ず自分が希望する条件を比較した上で、最適な保険商品を選択しよう。

自分に適した金額とは

自分に適した保険料がいくらなのか分からないという方も多いだろう。

生命保険の保険料を検討する際には「保険料をいくらにすべきか」を考えるのではなく、「必要な保障額がどれくらいか」を考えることをおすすめする。

もちろん保険料の負担を安く抑えることは大切だが、必要な保障が備えられていなければ元も子もない。

優先的に考えるべきは保険料の削減ではなく、万が一の保障を過不足なく備えることだ。

しかし、必要な保障を備えようとすると保険料が予算を超えてしまうケースもある。

そんなときには以下の2点を見直してみよう。

  • 保険料の払込方法
  • 保険期間

保険料の払込期間を長く設定すると、月々の保険料負担は小さくなる。

「60歳満了」であれば「終身払い」に変更するなどの工夫をし、保険料負担を軽減しよう。

また、保険期間が終身タイプのものより、定期タイプの方が保険料は割安になる。

保障がいつまで必要なのかを検討し、必要な期間だけを保障するタイプに切り替えると良いだろう。

「自分に適した保険料がいくらか」という明確な答えは残念ながらない。

必要な保障内容を踏まえ、さまざまなプランを比較しながら最適な保険料を導き出そう。

自分に適した生命保険の選び方

自分に適した生命保険の選び方 生命保険ナビ

ここまで生命保険の見積もり比較について解説してきたが、実際に保険を選ぶ際にはさまざまなことを考慮しなければならない。

最適な保険プランを設計するためにも、保険選びのポイントを押さえておこう。

ここでは、自分に適した保険の選び方のポイントを3つご紹介する。

保険の加入目的を明確にする

まず、生命保険になぜ加入するのかという目的を明確にしておこう。

目的がはっきりとしていないと、万が一の保障が不足してしまったり、過剰な保障で無駄な保険料を支払ったりする可能性があるためだ。

保険を活用する目的には以下のようなものがある。

  • 残された家族の生活を保障する
  • 子どもの教育資金を準備する
  • 病気やケガのリスクに備える

上記はそれぞれ加入すべき保険の種類が異なる。

残された家族の生活保障は死亡保険、子どもの教育資金準備は学資保険、病気やケガのリスクに備えるのは医療保険が向いている。

そしてそれぞれ備えるべき保障額も違う。

「どういった目的でいつまで保障が必要なのか」という点が明確にならないと、加入すべき保険の種類や保障額も決められない。

まずは保険に加入する目的を明確にし、備えたい保障内容をイメージしよう。

ライフスタイルや収入を確認する

自身や家族のライフスタイル・収入などの確認も重要だ。

特に「今後どのようなライフプランを描いているのか」「収入の見通しはどうなっているのか」という点は明確にしておく必要がある。

例えば今後転職や独立などを検討していて、一時的に収入が落ち込む可能性がある場合、現段階で少し余裕を持った保険料設定にしておく必要があるだろう。

「子どもの習い事にお金をかけたい」と考えている場合も同様だ。

また、出産を機に仕事を休んでいた妻が職場に復帰し、家族の収入が増えるような場合は必要な保障額が減る可能性もある。

いつまで手厚い保障が必要なのかを考えなければならない。

このように、ライフスタイルや収入の状況に応じて、必要な保障額や負担できる保険料にも違いが生まれる。

現状のライフスタイル・収入だけでなく、今後の見通しも含めてどういった保険プランを設計すべきか検討しよう。

多くの商品を比較検討する

繰り返しになってしまうが、生命保険に加入する際は複数の保険商品・プランを比較検討することが大切だ。

1社の見積もりだけで納得するのではなく、より良いプランがないかじっくり比較して商品を選ぼう。

生命保険は、住宅の購入に次いで「人生で2番目に高い買い物」などとも言われている。

トータルでは大きな支出になるため、複数のプランの見積もりを比較して良いものを探すことが大切だ。

また、自分でさまざまな商品を比較することが難しい場合は保険のプロに相談することをおすすめする。

数多くの相談実績を持つ保険のプロは、あなたの希望に合う最適な保険プランを提案できるだろう。

「生命保険ナビ」では、希望する条件にマッチした保険のプロを紹介するサービスを提供している。

自分に適した保険のプロに出会うことができ、安心して見積もりや保険相談を行うことができる。

加入する生命保険で悩みがあったり、契約中の生命保険に不安を感じていたりする場合は「生命保険ナビ」を利用してみてはいかがだろうか。

まとめ

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、生命保険の見積もりのポイントや自分に適した保険の選び方について解説した。

保険に加入する際、あらかじめ保険料を把握しておくことで、今後の家計の見通しを立てたり、保険プランを設計し直したりできる。

そのため、保険加入前に確認すべき内容のひとつだ。

ただ、「自分に適した保険料がいくらか」という明確な答えは残念ながらない。

必要な保障内容を踏まえ、さまざまなプランを比較しながら最適な保険料を導き出そう。

このように、何より重要なことは、数ある保険商品の中から、自分に必要な保障内容を備えた保険を選ぶことだ。

そのため、これらの判断に少しでも疑問や不安があれば、保険のプロに相談することも積極的に検討してほしい。

一人一人に合ったアドバイスをもらうことで、あなたに必要な保険を的確に判断することができるはずだ。

また、全国の保険のプロから自分に合った担当者を探す際には「生命保険ナビ」の活用をおすすめする。

「生命保険ナビ」は、自身の条件に合った保険のプロを簡単に見つけることができるマッチングサービスである。

気になった担当者とは無料相談もできるので、ぜひ活用してほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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