- 50代の生命保険料の相場が知りたい
- 生命保険の適切な支払額が知りたい
- 保険料を見直すポイントが知りたい
50代は、老後について意識し始めるような時期ではないだろうか。
生命保険の持つ存在感もそれまでよりも増してきて、保険の見直しなども検討する機会となる。
そのような折に、毎月支払っている生命保険料は相場と比べてどうなのだろうと、気になる人も多いのではないだろうか。
この記事では、50代が毎月支払う生命保険料の相場や、適切な保険料・保険金額についての考え方を紹介していく。
これから保険に加入予定の人も、既に加入しているが見直しを考えている人にも、どちらにも有益な情報が多くあるので、是非参考にしてより良い生命保険を選ぶ上で役立ててほしい。
毎月いくら払ってる?50代の生命保険料の相場とは
保障の為に資金を払い込む保険という商品は、謂わば「安心」や「リスク」に対してお金を払っているとも言えるので、モノや料理にお金を出し所有したり食べたりするのと違い、具体的な対価を受け取っている実感を得づらいと言える。
その為、適切な価格というものについて感覚が働き難く、自分の保険料が他の加入者と比べ高いのか安いのかが気になるのも無理はないだろう。
まずここでは、50代の生命保険について概要を把握していく。
50代の支払っている保険料の平均とは
早速、年間の払込保険料の平均を見てみる。
2021年 世帯年間払込保険料の平均
50~59歳 | 43.4万円 |
全体 | 37.1万円 |
参考:公益財団法人生命保険文化センター、「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」(2021年12月発表)
以上のようになっている。
家族構成も影響しているだろうが、老後を具体的に意識し始める年齢ということとも相まって、全体の平均に比べ払込金額が高い傾向のようである。
434,000円ということは、ひと月あたりに換算すると約36,000円程度である。
自分の保険料と比べてみて、どのような感想を持つだろうか?実際に具体的な数字として見ることで、色々と思うこともあるかもしれない。
こうした正しい事実の把握が、より良い保険選びに繋がっていくためのスタートとなる。
50代の保険の加入率はどのくらい
保険料の平均を確認したところで、続いて加入率を見てみよう。
2021年 生命保険・個人年金保険の世帯加入率
50~59歳 | 93.9% |
全体 | 89.8% |
参考:公益財団法人生命保険文化センター、「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」(2021年12月発表)
これを見ても分かるように、50代では約94%とという非常に高い比率で何かしらの生命保険に加入しているのが実態だ。
こちらもやはり全体平均よりも高い数字となっており、この年代が保険へいかに強い関心を持っているかが如実に表れているだろう。
50代の人に必要だと考えられる保障内容とは
さて、日本における50代の生命保険の実情は分かった。
では、実際50代の人にはどのような生命保険の保障が適切だと思われるだろうか。年齢的なことを考えてみれば、いくつかのヒントが見えてくる。
50代は人生において様々な理由から転機が訪れることが多い時期だと思われる。
例えば、今まで同居し育ててきた子どもが、進学や就職で親元を離れたり独立していくタイミングだろう。
進学先は私立の大学かもしれない。また或いは、会社において責任あるポジションを任されたりすることもあるだろう。
また、健康について若い頃の自信が薄れ、不安を抱き始めるころかもしれない。
両親が健康を崩し介護が必要になり、生活自体を大きく変化させる必要に迫られる可能性もあるだろう。
このように、考えられる可能性を上げれば枚挙に暇はない。
大きな変化が訪れる可能性が高くなる年代なので、自分の場合はどのような可能性を想定するべきかを事前に考慮した上で、それらに備えられるような保障を構成したい。
健康に不安があるのならば、死亡や入院・手術などに特に手厚く備えるなど、無駄なく適切な選択をすることで、安心しながらも保険料を抑えることが出来るだろう。
いくら払う必要がある?50代に最適な保険金額、保険料の考え方
保険料は高いから良いとか悪いとかいうものではない。
自身の状況と保障内容のバランスが、保険料として適正かどうかが問題であり、そこの見極めが重要になってくる。
各年代ごとに平均値は当然あるわけであるが、その平均と比べ高いから損をしているわけでもなければ、安いからといって得をしているというわけでもない。
勿論、そういう場合もあるだろうが、大切なのは、あなたが何を必要としてるかどうかである。
そういったことを念頭に置きつつ、50代にとっての生命保険を考えてみよう。
50代の死亡保険金額の相場は
保険加入者の中でも50代の人々の死亡保険金がいくらなのか、その相場を確認してみる。
世の中の人が、自分の死亡時にどのくらいの保険金を遺すようにしているかを知ることで、自分の保険設計においても、参考となるかもしれない。
2021年 死亡保険金額の平均
50~59歳 | 2,304万円 |
全体 | 2,027万円 |
参考:公益財団法人生命保険文化センター、「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」(2021年12月発表)
上記が死亡保険金額の相場だ。やはり、収入も増え働き盛りということもあって、万一の死亡保険金として大きな金額となっている。
当然お金で全てが解決されるわけではないが、それでも自分の「もしも」の時には、出来るだけ家族を安心させたいという想いが、こういった数字に繋がっているのではないだろうか。
誰にどれくらい残したいかを考えよう
では、改めて自分について考えたときに、生命保険によって誰に向けてどれくらいの金額を残したいかを考えてみてほしい。
先ほどの平均値は、あなたにとって妥当であるだろうか?1つの基準にしてみると考えやすいかもしれない。
こうした具体的な目的を持つことにより、必要な保険商品がハッキリとしてくる。
必要としている保障が明確でないと、契約すべき商品もなかなか選びきれない。
また、現時点での想いもそうであるが、今後の人生の中での変化も想定して、必要な金額を導き出すようにしたい。
生命保険は長く付き合うものであり、人生は刻々と変化していく。
いざ保険金が支払われるとなった時に、これじゃ全然足りないなどということの無いように、将来を見据えて保険を選ぶことが大切なのである。
独身と家庭を持つ人の保険の考え方
50代ということのみでカテゴライズするのは些か乱暴であり、実際はその中に様々な人々がいる。
仕事についてもそうであるし、家族構成もそうだろう。
独身であっても、結婚が予定されている人もいれば、生涯独身を貫くと決めている人もいるだろう。
家族構成についてフォーカスするのなら、この独身か家庭があるかで、将来に対しての備え方がだいぶ変ってくることになる。
あくまで例であるが、独身であれば、死亡保険金について頭を悩ますのではなく、病気やケガに対して重点的に備えたいだろうし、就業不能時など仕事に対して備えるのも優先度が高くなるだろう。
一方で家庭があるのならば、病気・ケガや仕事も勿論そうではあるが、何と言っても死亡した場合の保障が最大の関心事になるかもしれない。
このように家族構成1つとっても、保険で備えたいのが自分についてなのか、自分以外の誰かについてなのか、そもそもの思考のベクトルが全く違う。
ここから分かるように、同じ年代であっても、その人の背景によって必要な生命保険の考え方がかなり変わってくるのは頭に入れておくようにしたい。
そうすれば、同じ年代の他者のケースを安易に参考にして、実は自分には適さない保障内容だった、なんてことにはならないだろう。
自分のライフステージに合った保険に入ろう
50代という人生の節目を迎え、保険の見直しを考えているのならば、この機会に自分のライフステージに合った保険に入るよう意識して保険選びをしてほしい。
ここでは50代の人でなくても、生命保険を検討している全ての人にとって知っておくべき保険選びのポイントを紹介していくので、参考にしてもらえれば幸いだ。
ライフステージが変わるごとに保険の見直しを
生命保険を販売する保険会社は沢山ある。特に今はインターネットが充分に普及しており、ネット保険会社も多数存在している。
それらの保険会社が多くの保険商品を取り扱い販売し、付加できる特約なども含めれば、保険商品の組み合わせはとても多い。
その中からどのような商品を選ぶべきかは人それぞれ異なる。
また、同じ人物であっても人生のタイミングによっても変わってくる。だからこそ、保険を見直すことが必要になってくる。
ポイントとしては、自分のライフステージが変化したら、保険を見直すようにしたい。
言い換えるならば、人生の段階が変わったことに自分で気づく必要があるということだ。
独身でまだ新社会人の頃と、仕事にも慣れ結婚した頃、子供が生まれた時、など人生には大きな変化が何度かあるだろう。
その状況状況で一貫して同じ保障内容が適切であるわけではないのである。
保険で検討するべきポイント
では、ライフステージが変化した時に、どのように保険を選べば良いのだろうか。
まずは、自分自身が自分の状況をしっかりと把握することから始めて欲しい。
その上で、どのような保障を保険に求めるのかを具体化することだ。
これが曖昧でぼんやりしていると、選ぶべき保険の方向性も固まってこない。
なんとなく雰囲気で保険に加入することに繋がり、結果として求めていた保障として不十分であったり、過剰すぎる保障内容で保険料を無駄に多く払い込み続けることになったりする。
そのような失敗をしないためにも、自分で自分を知ることは、保険選びで最も重要なポイントとなる。
この点をしっかりと押さえておけば、比較も楽になるだろう。
必要な保障内容が満たされている保険同士であると自分で分かっていれば、あとは保険料や詳細な内容、インターネットやアプリで分かりやすく情報にアクセスできるか、今後保険を切り替える際の選択肢が多そうか、各種手続きにかかる時間や手間が少ないか、など気になる点について比べていき、最も納得のいく生命保険を見つけて欲しい。
専門家に相談することで、保険選びをスムーズに
一通り50代にとっての生命保険について説明してきた。保険の見直しのタイミングでもあるので、保険を選ぶ際のポイントについても解説したが、実際のところ、理解することや比較することも多く、難解に感じられた人もいるかと思う。
たしかに生命保険は保障内容が各社様々であり、説明には「※印」付きで色々な情報も記載されており、実際のところ自分にとって最適な保険商品かどうかの判断がし難いというのも無理はない。
そうなると、見直しも先延ばしにしたり、よく分からないまま保険を切り替えたりしてしまいかねない。
しかし、生命保険はあなたの人生をサポートをする重要なもので、可能な限りしっかりと理解し適切に加入するべきなのは言うまでもないだろう。
だからこそ、もし保険選びで少しでも不安を感じるのならば、思い切ってその道の専門家にアドバイスをもらうことをお勧めしたい。
生命保険の専門家は全国に多数おり、それぞれが相談を受け付けている。
誰に相談すれば良いかを手軽に決める方法として「生命保険ナビ」があるので、是非利用してみて欲しい。
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50代の生命保険に毎月いくら支払うかはライフステージに合わせて検討しよう
本記事では、特に50代にフォーカスして生命保険について考えてきた。
月額の平均保険料や加入率なども紹介し、適切な保険料・保険金額の考え方について説明した。
50代で保険の加入・見直しを検討している人は、記事中で解説した内容を参考に、自分の保険料が適切かどうかを確認する作業をしてみてほしい。
そうしたことがきっかけで、より良い保険プランの構成に繋がっていくはずである。
また、ライフステージの変化よって保障内容や保険料を見直す重要性も説明している。
これは、50代に限らず、生命保険を検討している全ての人が参考とすべき内容となっている。
実際に保険選びを始めると、保障内容や保険期間、保険料など比較しなければならないことが多くある。
その中からどれが自分にとって必要なもので、どれは不要だったり過剰なのかを見極めていかなければならない。
膨大な数の保険商品から比較して選択することはかなりハードルが高いだろう。
そんなときは保険のプロに相談することが良い結果を生むだろう。
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