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生命保険の切り替え時の注意点とは?空白期間を作ってはいけない理由や切り替えるべき時期を解説

この記事で解決できるお悩み
  • 生命保険を切り替える際の注意点が知りたい
  • 生命保険を切り替えるべき時期が知りたい
  • 自分に適した生命保険の選び方がわからない

生命保険はいざという時に自分や家族の暮らしを保障してくれるもので、日本ではほとんどの人が生命保険へ加入している。

保険に加入後は、内容の見直しをして新しい保険に切り替えるタイミングも出てくるだろう。

この時、新しい保険に加入する前に既存の保険を解約してしまうと、保険に加入していない空白期間が発生する。

これは非常に危険な事態につながる可能性があるためおすすめできない。

本記事では、生命保険を切り替える際に注意すべき点と切り替えが必要なタイミングを解説する。

また、自分に適した生命保険の選び方について解説するので、生命保険を切り替えようとしている方は、参考にして欲しい。

目次

保険の空白期間とは?切り替え時に注意するべき点

生命保険を切り替える際に注意すべき点 生命保険ナビ

生命保険の見直しで、新しい保険への切り替えを考えるケースもあるだろう。

ただし、保険は切り替える際に注意しないと取り返しのつかない事態を招くこともある。

この記事では、保険を切り替える際の注意点と切り替えのベストなタイミング、自分に適した生命保険の選び方を紹介する。

保険の見直しを検討する際の参考にしてほしい。

保険の空白期間を作らないようにする

新しい生命保険に切り替える場合に、もっとも注意すべきなのは、保険の空白期間を作らないようにすることだ。

保険の空白期間とは、現在の契約から新しい契約へ切り替える場合に、契約が途切れて無保障期間ができてしまうことだ。

この空白期間に万が一のことがあった場合は、一切の保障が受けられないので注意しよう。

空白期間を作らないためには、新しい保険の保障が始まった段階で現在の保険を解約する必要がある。

ここで注意したいのは、新しい保険の保障がいつはじまるかだ。

保障は、次の3つすべてが完了した段階で開始される。

  • 申し込み
  • 告知・診査
  • 第1回保険料の払い込み

申し込みや告知・診査が終了した段階で保障が開始されるわけではないので注意が必要だ。

ただし、保険料の支払いを銀行の口座振替やクレジットカードで行っている場合は、申し込みと告知・診査が完了した時点で保障が開始される保険会社もある。

不安であれば、保険会社に保障が開始されたことを確認してから、現在の契約を解約した方がよいだろう。

免責期間があるかどうか確認する

生命保険を切り替える際には、新しい契約に免責期間があるか確認することも重要だ。

免責期間とは、契約が完了しても保障が受けられない待機期間のことを指す。

免責期間は主にがん保険で設けられ、90日間または3ヵ月と設定されることが多い。

免責期間が設けられるのは、病気の疑いがある人が駆け込みで契約することによって、他の契約者との公平性が保てなくなるためだ。

なお、免責期間は引受基準緩和型の医療保険や給与サポート保険など、他の商品でも設定されるケースがあるので、契約時に確認することが大切だ。

免責期間がある保険へ切り替える際には、免責期間が終了してから現在の契約を解約するように注意すべきである。

新たに告知が必要となる

生命保険を切り替える場合、新たに告知が必要となる。

告知とは、職業や病歴、健康状態を申告して保険会社の診査を受けることだ。

審査基準は保険会社によって異なるため、現在保険に加入できていたとしても、新しい保険で診査に通るとは限らないので注意が必要だ。

また、病歴や告知内容によっては、保険料の割増や保険金の減額、特定の病気が保障されない「特定部位不担保」などの条件が付される場合もある。

なお、健康状態に不安がある場合であっても、告知は正確に行う必要がある。

告知もれや虚偽の告知があった場合は告知義務違反となり、保険契約が解除される場合があるので注意が必要だ。

保険料が高くなる可能性を考慮する

一般的に、生命保険は年齢が上がるに従って保険料が高くなる。これは年齢とともに、病気やケガ、死亡のリスクが増えるからだ。

また、保険料は生命保険会社や商品によって異なるため、切り替え後の保険料の方が高くなる可能性を考慮すべきだろう。

特に、払込みが一定年齢、または短期間で完了する契約の場合は、年齢とともに大幅に保険料が高くなる可能性が高いので注意が必要だ。

空白期間を作らないために!生命保険を切り替えるベストなタイミングとは

生命保険を切り替えるべきタイミングとは 生命保険ナビ

生命保険は定期的な見直しが必要だ。また、切り替えるべきベストなタイミングもある。

ここでは、生命保険を切り替えるべき4つのタイミングについて紹介する。

ライフステージが切り替わった時

生命保険を切り替えるのに、もっとも適したタイミングはライフステージが切り替わった時だ。

具体的には、次のタイミングで生命保険の切り替えを考えるとよいだろう。

結婚

結婚によって家族への保障が必要となるため、生命保険を見直す必要がある。

自分に万が一のことがあった場合に備え、家族が十分な生活費を得られるよう、死亡保障を充実させる必要がある。

必要な保険金額は、配偶者の働き方や家族構成によって変わるので、保険のプロに相談することが望ましい。

出産

出産によって家族が増えるため、保障額の見直しや保険の切り替えが必要となる。

また、子供の医療保険や進学に備えた学資保険への加入も検討すべきだろう。

子供の独立

子供の独立によって、必要な家族への保障が減るため、死亡保険を見直すのに適したタイミングといえる。

同時に保険の切り替えや、老後に備えて個人年金保険に加入するのもよいだろう。

退職

退職とともに高額な死亡保障が不要となる場合もあるだろう。保障額や保障内容など、保険の見直しが必要だ。

また、死亡保険金の非課税枠を利用した相続税対策を検討してもよいだろう。

住宅ローンを組んだ時

住宅ローンを組んでマイホームを購入する時も、生命保険を切り替えるのに適したタイミングといえる。

住宅ローンを組む際には、金融機関所定の団体信用生命保険(団信)へ加入することが一般的だ。

団信とは、住宅ローン契約者が死亡した場合に、保険金で住宅ローンを完済する目的で加入する保険である。

団信加入によって、万が一の場合の保障が増えるため、保険金の減額を含めて保険の切り替えを検討するのもよいだろう。

誕生日を迎える前

生命保険は年齢が上がるたびに保険料が高くなる。

このため、誕生日を迎える前が生命保険を切り替えるべきタイミングだ。

ただし、切り替えには注意点もある。

まず、一部の保険会社で契約年齢に満年齢ではなく、保険年齢を採用している場合がある。

保険年齢とは、契約日現在で満年齢の端数が6ヵ月超なら切り上げ、6ヵ月以内なら切り下げるというものだ。

契約日現在で、誕生日から半年経過している場合は、1歳上の保険料が適用されるので注意したい。

また、すでに紹介したとおり、生命保険は申込みと告知・診査、第1回保険料払い込みのすべてが完了した時点で契約が完了する。

誕生日前に契約が成立しない場合も1歳上の保険料が適用される点に注意が必要だ。

保険の契約が更新される前

生命保険のうち、更新型の場合は契約更新の前も保険切り替えに適したタイミングだ。

生命保険はほとんどの場合、契約更新の際に保険料が上がるためだ。

契約更新の前に、他の商品と比較して保険料が安い、または保障が充実している場合は切り替えを検討するのがよいだろう。

また、更新型は契約更新のたびに保険料が上がり、年齢とともに保険料負担が増える点にも注意したい。

将来的に保険料負担を軽くしたい場合は、保険料が生涯変わらない終身型へ切り替えるのもよいだろう。

切り替える保険の選び方

自分に適した生命保険の選び方 生命保険ナビ

生命保険は種類が豊富な上、商品内容も多岐にわたっている。

また、保険加入の目的もさまざまだろう。

自分に適した生命保険を選ぶには、次の点に注意すべきだ。

必要な保障内容を備えているか確認する

自分に適した生命保険を選ぶには、必要な保障内容を備えているか確認することが大切だ。

家族がいる人は、万が一の場合に家族が十分に生活できるだけの保障が必要である。

一方、独身の場合は自身の医療費や、働けなくなった場合の生活費を保障する保険が必要となるだろう。

ただし、自分に合った保障内容を正確に知ることは難しい。

必要に応じて、保険のプロに相談することをおすすめする。

保険料が適切な額か確認する

生命保険は人によって必要な保障が異なるため、支払う保険料もそれぞれ異なる。

しかし、一般的な平均保険料をみれば、自分の保険料が適切か判断するのに役立つだろう。

生命保険文化センターの「2021(令和3)年度生命保険に関する全国実態調査」によると、生命保険(個人年金保険を含む)に加入している世帯の支払い保険料は平均で月額約3万円1,000円だ。

あくまで、全年齢を対象とした金額であるが、一般的な家庭でおよそ3万円程度が平均的な保険料といえる。

家族構成や個別に必要な保障内容にもよるが、毎月の保険料が3万円というのは一定の目安となるはずだ。

平均額をみて「自分は払い過ぎている」「全然足りないのでは」と感じるのであれば、保険の加入内容が適切であるか見直してみるべきだろう。

複数の保険会社を比較する

自分に適した生命保険を選ぶには、複数の保険会社を比較することも必要だ。

保険会社によって取り扱う保険の種類が異なるほか、商品内容や保障範囲も異なる。

また、同じ保障内容でも保険料が安くなったり、保険料が同じでも保障が充実した保険を見つけられる可能性がある。

ただし、自分で複数の保険会社を比較するのは難しいだろう。

そんな場合は、保険の比較サイトや保険のマッチングサイトを利用するのがおすすめだ。

特に、保険のマッチングサイトでは、プロから直接アドバイスを受けることができるので、保険の切り替えを考えている人は、ぜひ活用して欲しい。

生命保険を切り替える際には無保険状態の空白期間を作らないようにしよう

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、生命保険を切り替える際に注意すべき点と切り替えが必要なタイミングを解説した。

また、自分に適した生命保険の選び方についても解説した。

生命保険を切り替える際、新しい保険の加入が決まる前に解約し、審査で加入が認められないと保険がない空白期間が発生する。

解約は新しい保険が決まるまでは待つべきだろう。

また、保険を切り替えるべきタイミングとしては、ライフステージが変化した時や保険の契約が更新される時が該当する。

ただ、切り替える際に自分に合う保険を探すには複数の保険会社を比較する必要があり、一人では難しいと思う人もいるだろう。

そんな時は保険のプロに相談することも検討しよう。

一人一人に合ったアドバイスをもらうことで、あなたに適切な保険を選択することができるはずだ。

ただ、保険のプロは数多く存在し、自分にとって最適な担当なのかをすぐに見定めることもまた難しい。

マッチングサイトである「生命保険ナビ」を使えば、自身の条件に合った保険のプロを簡単に見つけることができる。

無料で利用できるので、是非活用してほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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