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生命保険に弁護士特約は付けられる?付けるべき理由と注意点を解説

この記事で解決できるお悩み
  • 弁護士特約が何かよくわからない
  • 弁護士特約をつける具体的なメリットが知りたい
  • 弁護士特約と相性が良い生命保険の選び方が分からない

自動車保険に加入した経験のある人ならば「弁護士特約」という言葉を目にしたことがあるかと思う。

この弁護士特約は、なにも自動車保険に限ったことではなく、生命保険にも付けられる特約である。

しかし、弁護士特約が具体的にどのようなものであるかや、メリットがよく分からないという人も少なくないだろう。

そこで、本記事では弁護士特約の基本的な知識からその活用法、おすすめの生命保険の選び方について詳しく解説していく。

紹介する知識をもとにして、あなたに最適な生命保険選びを進めよう。

目次

生命保険の弁護士特約とは何か?

生命保険の弁護士特約とは何か? 生命保険ナビ

生命保険において弁護士特約とはどのような役割を果たすのだろうか?基本的なことから解説を始めていく。

弁護士特約とは

弁護士特約とは、正式には「弁護士費用特約」と呼ばれるもので、保険商品に任意で付加できる特約の1種類である。

この記事では「弁護士特約」という呼称を採用して記述していく。

この特約を付帯することで、例えば、相手方への賠償請求を弁護士に委任したり、考え方の相違や状況の解釈などで納得が行かない場合に弁護士に相談する費用などを、保険によって支払うことが可能となる。

自動車事故の際の保険、つまり自動車の任意保険において付帯されるのが一般的であり、相手方との交渉が拗れた際などに力を発揮するが、実は生命保険にも弁護士特約を付加することができるのだ。


弁護士特約が必要な理由

自動車保険ではその価値が想像しやすい弁護士特約であるが、生命保険ではどのような必要性があるのだろうか。

平均寿命が伸び続けている日本人であるが、それは必ずしも健康寿命も同じように伸びていることを意味しているわけではなく、怪我や病気になっても発達した医療によって生命を支えてもらい、人生をより長く過ごすことができている側面がある。

そのような中で、病院にかかることは人間であれば誰しもあるだろう。

寿命が長くなれば、その回数も多くなる。たくさん受ける医療行為の中で、トラブルが発生する可能性は誰にでもあると言える。

では、入院や手術などの費用は生命保険で賄えたとしても、例えば医療ミスなどのトラブルに見舞われた際に、責任の所在や賠償金などで揉めたらどうすればよいのだろう?

そのような時に役に立つのが、弁護士特約なのである。

こういったことは、何も高齢者だけではなく、年齢性別関係なく起こり得る。

自分だけでは対処できない事態を救ってくれるのが、弁護士特約なのだ。


生命保険で弁護士特約が役立つ具体的なケース

トラブルで役に立つと言われても、具体的にどのようなことかピンとこないかもしれない。

ここでは、いくつか例として想定されるケースを挙げてみる。

まず代表的な例としては、手術などの際の重大な医療ミスが挙げられるだろう。

自分が受けた医療の不手際や誤りにより身体に障害が残るなどの事態になったとする。

そのような折に、弁護士特約を使うことで、多額の弁護士費用などを負担することなく、弁護士に相談し適切に病院へ賠償を請求することができるだろう。

これ以外にも、たとえば日常生活における事故、あるいは事件や犯罪に巻き込まれ障害を負ってしまった際にも、弁護士を立てて交渉を任せることが可能になるなど、役立つケースは様々だ。

生命保険としての治療や手術の費用保障だけではカバーしきれない交渉や訴訟、法的な検証などを弁護士に委託することで、更なる安心を手に入れることができる。

弁護士特約の具体的なメリットと注意点

弁護士特約の具体的なメリットと注意点 生命保険ナビ

弁護士特約を付加することで手にすることができる具体的なメリットとはなんだろうか?

メリットだけでなく、注意点についても見ていくことで、よりこの特約について理解を深めてほしい。


弁護士特約のメリットとは

弁護士特約は、生命保険をより安心できるものとしてくれる頼れる特約である。

どのようなケースで利用できるかは先ほどいくつか例を挙げたが、ここでは付加することによる具体的なメリットについて考えてみたい。

  • 弁護士費用が安く済む

本来、弁護士に交渉や裁判を依頼すると数十万円から場合によっては数百万円という高額な料金が発生する。

相談だけでも、数万円以上の費用がかかる場合が多い。

しかし、弁護士特約を付けていることにより、これらの費用について保険から支払われるので、実質的に月々の弁護士特約の保険料だけで弁護士へ依頼ができるということになる。

しかも、弁護士特約が付帯しても、月々の保険料は数百円から千円程度しか変わらないことがほとんどなので、気軽に生命保険に付けることができる。

  • 法的な知識がなくても安心できる

事故や医療の現場におけるトラブルについて、法的な知識を備えている一般人の方が少ないだろう。

そのような中で、自分で適切な判断をしていくのは無理がある。

しかし、弁護士に委任することで、そのような心配はせずに、安心して事案の対応を進めていくことが可能になる。

  • 交渉のストレスがない

交渉先の相手方と直接話をするだけでも心労やストレスとなることは想像に難くないだろう。それが、揉めた内容となれば尚更であり、場合によっては心が折れてしまい、納得はしていなくても泣き寝入りするなんてことになりかねない。

しかし、弁護士に委任し代理として全ての交渉を任せることで、あなたはそういったストレスを感じることなく、法的にもきちんとした結論へと導いてもらえるはずだ。

以上のようなポイントは、弁護士特約を付帯することで得られる大きなメリットと言える。


弁護士特約の注意点

弁護士特約の注意点であるが、実は加入に際してメリットは多いが、これと言った大きなデメリットはない。

つまりは、毎月の保険料が多少上がる(これがデメリットといえばデメリットかもしれない)が、それが許容できるのならば、万人にお勧めできる付帯させるべき便利な特約だと言えるだろう。

注意点としては、依頼している内容が保険金に関係している場合、泣き寝入りすれば直ぐに支払われるものが(勿論、本人は納得がいかない金額ということになるだろうが)、弁護士による交渉が終わり手続きが進まない限り受け取ることができないということがある。

仮に裁判に発展している場合は、支払いまでより時間が掛かるだろう。

このように、交渉や裁判にはある程度の時間が掛かるということには注意しておこう。

また、そもそもの話として、加入している生命保険に弁護士特約の設定が用意されていない場合もある。

もし、これから保険加入を検討しているのならば、商品に弁護士特約が付加できるかを事前に確認するように注意して欲しい。

また、保険会社によっては、生命保険や医療保険に付帯した弁護士特約の場合、交通事故に使えないケースもあるなど、会社や商品によって条件が異なる点は特に注意しておきたい。


弁護士特約の利用手順

弁護士特約の利用手順は次の通りだ。

STEP
保険会社に連絡

「弁護士特約を使いたい」という旨を伝え、担当者を設定してもらう。

この時、担当者の名前や連絡先を控えるようにする。

STEP
弁護士を探す

自分のケースに適した弁護士を探す。なるべく、依頼したい分野について強い弁護士を探した方が良いのは言うまでもない。

頼む弁護士が決まったら、弁護士に保険会社と担当者の連絡先を伝える。

STEP
弁護士と相談する

相談だけで済む場合もあるだろうし、対応全てを一任して依頼する場合もあるだろう。

解決へ至るように、弁護士特約をフル活用してほしい。

弁護士費用(相談費用、訴訟費用など)は、立て替える必要はない。

保険会社から直接支払われるので安心してほしい。

弁護士特約を付ける上での生命保険の選び方

弁護士特約を付ける上での生命保険の選び方 生命保険ナビ

弁護士特約を付帯する前提で生命保険を選ぶには、どのようにすれば良いだろうか。

ポイントや注意点などを解説するので、実際に保険探しをする上で役立ててほしい。


弁護士特約が付けられる生命保険を探す

まずは、インターネットなどを駆使し、数多くの生命保険の中から弁護士特約を付けることができる保険を探すこととなる。

全ての生命保険に弁護士特約が設定としてあれば良いのだが、残念ながらそういうわけではない。

現在では、ネット保険会社も数多く台頭しており、従来の対面型の保険会社と比べ安価に保険商品を提供している。

また、インターネットで詳しく商品について知ることができるので、まずはじっくりと比較検討するようにして欲しい。

その際は、一括で複数の保険会社を比較できるウェブサイトもあるので利用すると良いだろう。

気をつけて欲しいのは、弁護士特約に意識が向きすぎるあまり、肝心の生命保険の内容についての十分な精査が疎かになることだ。

生命保険の根幹は、あくまで主たる生命保険としての保障内容とその保険料のバランスである。

それらがあなたの求めている条件を満たした上で、弁護士特約が付帯できる保険を探すようにするべきであろう。


弁護士特約の適用範囲にも注意

自動車任意保険では一般的に取り扱われている弁護士特約であるが、生命保険では必ずしも付帯させられるわけではないので、取り扱いのある保険商品を選ぶ必要があるのは先ほど述べた通りである。

その上で、弁護士特約の適用範囲について、事前に確認した上で契約することが重要だ。

生命保険の弁護士特約には、交通事故では利用できないなど、その適用範囲に何かしらの限定がある場合もある。

そのような制限がないか、あるのならどのような条件なのか、必ず確認するようにしてほしい。

交通事故に利用できないなどの制限がある時は、加入している自動車任意保険で交通事故における弁護士特約を付帯させるなどの機転を効かせられる。

逆に、生命保険の弁護士特約でも交通事故がカバーされているのなら、自動車保険においては弁護士特約を外すことで保険料を若干安くすることもできるだろう。

こういった判断も、保険の保障についてしっかりと調べることで可能になるのである。


保険のプロに相談することで保険選びをスムーズに

ここまで読んでも分かるように、保険について調べて判断すると言っても、なかなか簡単な作業ではない。

実際、生命保険というのは重要な事柄を扱っているので、ちょっとした誤解や思い違いで、肝心の時に保障されていなかったなどというのは絶対に避けたいものだ。

保険選びで重要なのは、あなたにとって必要な保障内容が何なのかをしっかりと見定めることである。

その上で、多くの保険商品を理解し比較検討していくこととなるわけである。

だが実際は、そうするべきだと分かってはいても、素人にとっては非常に困難で分かりづらい内容でもある。

そのため、もし少しでも不安や疑問がある時は、その道のプロに相談することが最良の結果に繋がるだろう。

生命保険や弁護士特約についてアドバイスをしてくれる専門家を探す具体的な方法として、「生命保険ナビ」の利用をオススメする。

下のリンクから無料で試すことができるので、この機会に活用してみてはいかがだろうか?

まとめ

まとめ 生命保険ナビ

この記事では、生命保険の「弁護士特約」について詳しく解説した。

弁護士特約は、事故や事件に巻き込まれ自分の手に余るような法的なサポートが必要な際、弁護士への相談や裁判などを自己負担することなく、保険で賄うものである。

もし付帯していない場合には、多大な手間や費用などを自ら負担するなどのリスクになりかねないので、特約の付帯を改めて検討してみるべきである。

生命保険には弁護士特約が付帯できるものからできないものまで数多くの商品が存在する。

また、保険選びには保障内容や保険料、保険期間など考慮すべき点も多い。

そのため、素人ではなかなかどの保険を選ぶべきか判断するのは難しいのが現実である。

そのような時には、思い切って生命保険のプロに相談することをお勧めする。

特に「生命保険ナビ」というサービスを活用することで、あなたに最適な生命保険の相談先を見つけることができる。

なぜならば、生命保険ナビには全国に数多く存在する生命保険の専門家が多数登録しており、その中からあなたにあった担当者とマッチングしてくれる、生命保険のマッチングサービスだからだ。

利用することで、適切なアドバイスを受け、あなたに合った生命保険を選ぶことに繋がるだろう。

下のリンクから是非試してみてはいかがだろうか?

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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