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リハビリの通院に生命保険の適用は可能?通院給付や補償内容について解説

この記事で解決できるお悩み
  • リハビリ通院中に生命保険を活用できるのかどうか知りたい
  • 通院時の保障内容や給付金について把握したい
  • 生命保険の効果的な活用方法を知りたい

病気やケガの手術や入院に備えるための生命保険。無事に治療を終え退院したのは良いが、リハビリのために通院が必要となる場合もある。

では、退院後のリハビリ通院にも生命保険を活用することはできるのだろうか?

本記事では、リハビリと保険の関係について詳しく説明した上で、医療保険の有効な活用方法について解説していく。

また、リハビリのみならず、広く生命保険を活用するためのポイントについても分かりやすく説明する。

これから生命保険への加入を検討している方や、リハビリ通院についての生命保険の有効性を知りたい方は、是非最後まで読んで参考にしてみてほしい。

目次

リハビリの通院で生命保険を活用することは可能なの?

リハビリの通院で生命保険を活用することは可能なの? 生命保険ナビ

医療保険では、一般的に入院や手術について保障され給付金を受け取ることができる。

では、退院後のリハビリは保障されるのだろうか?

ここでは、リハビリと保険の関係から解説し、退院後の通院についても生命保険の活用が可能なのかについて説明していく。

入院中のリハビリについて

事故や病気が原因で、通常の身体機能に少しでも近づくよう回復させるためにリハビリが必要となることがある。

医療保険では、ケガや病気で入院したり、所定の手術を受けた際に給付金を受け取ることができる。その際の給付金をリハビリ治療に当てる事も可能だ。

だが、そもそも入院中のリハビリに関しては、公的医療保険の対象となることをご存じだろうか?

病気の発症後を急性期、約2週間後以降を回復期と呼ぶが、この間に行われる回復期リハビリテーションは、公的医療保険の対象となる。

ただし、公的医療保険が適用されるリハビリの為の入院は、厚生労働省によって期限が症状ごとに決められており、以下の通りである。

回復期リハビリテーションを要する状態算定上限日数
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、
脊髄炎、多発性神経炎、 多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後若しくは手術後の状態
又は義肢装着訓練を要する状態
150日
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷180日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節若しくは膝関節の骨折又は二肢以上の多発骨折の発症後
又は手術後の状態
90日
外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後の状態90日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後の状態60日
股関節又は膝関節の置換術後の状態90日
急性心筋梗塞、狭心症発症その他急性発症した心大血管疾患又は手術後の状態90日
参考:厚生労働省、「参考 令和4年度診療報酬改定項目の概要」(2022年7月20日発行)

つまり、民間の生命保険への加入の有無に関わらず、上記の期間であれば公的医療保険によって、3割負担などでリハビリを受けることができるのだ。

退院後のリハビリについて

入院中は、加入している医療保険の保障で入院や手術の給付金を受け取ることができ、リハビリが必要ならば公的医療保険も適用されることがわかった。

では、退院後はどうなってしまうのか?

実は退院後は、入院中の延長で公的医療保険を受け続けることはできない。

この時期の保険の取り扱いは医療保険ではなく、介護保険となる。

介護保険を利用するためには、要介護認定を受ける必要があり、認定を受ければ訪問や通院でのリハビリについて保障を受けることができる。

医療保険の保障範囲とリハビリ通院について

それでは、民間の医療保険に加入している場合、そのリハビリも保障の対象となるのだろうか?

まず、入院中については、主契約の保障に基づいて給付金を受け取れる。

そのお金は自由に使うことができるので、リハビリに当てることも勿論可能だ。

そして、この時の給付金の額が多ければ、退院後のリハビリについてもカバーできるであろう。

つまり、手術や入院の保障だとしても、給付金の使い道は被保険者の自由なのである。

だが、実際は手術や入院にいくら必要になるかはその時にならないと分からない。

場合によっては退院後のリハビリまでお金を回す余裕がないのでは、と心配になる人もいるかと思う。

そして、残念ながら一般には、退院後のリハビリは保険の支払いの対象とはならない場合が多い。

それは、保障対象となる病気やケガ"そのもの"の治療とは見なされないためだ。

しかし、保険会社によっては退院後のリハビリについても保障される商品が販売されている。

例としては、ネオファースト生命の「ネオde3疾病サポート」は、特約を付加することで三大疾病のリハビリ治療について、退院後の通院も保障される。

また、医療保険には様々な特約をつけることができるのだが、「通院給付金」を特約として付帯できる商品もある。

給付条件は保険会社によって異なるので、リハビリのための全ての通院が対象になるかは一概には言えない。

ただし、給付の対象となれば、退院時に一時金などで受け取ることができ、その後のリハビリに当てることが可能となる。

特約があるか確認し、ある場合は給付条件を保険会社によく確認してから加入することが大切である。

リハビリ通院以外にも効果的!生命保険のさまざまな活用方法

生命保険の効果的な活用方法 生命保険ナビ

リハビリが必要になるかどうかは、実際に症状が出て医師の判断を仰がないと分からない。

そもそも、リハビリに至るまでには、手術や入院など大きなイベントがあり、そちらに関してもしっかりと備えることが非常に大切である。

生命保険は広くあなたのライフイベントに備えることができる心強いものである。

ここでは、生命保険をどのように活用すれば、より安心して充実した人生を送れるのか、そのポイントを紹介する。

人生の「もしも」に備え安心した生活を送る

一口に生命保険と言っても、その種類は様々であり、多くの保険会社がそれぞれ多様な商品を扱っている。

だが、生命保険の基本は、人生の「もしも」に備えることである。生きていれば、誰しも病気になったりケガをする可能性がある。

そのような時、軽症であれば良いが、場合によっては自己負担で支えるには大きすぎる出費が必要になるかもしれない。

住宅や車の購入資金、あるいは老後の資金など、目的があって貯めていた資産を崩すことになり、未来の計画が大きく狂う場合もあるだろう。そもそも貯蓄で賄えれば良いが、足りない可能性もある。

そのような万が一の際、生命保険があなたを助けてくれる。

死亡保険であれば、支払われる保険金で遺された家族の生活を保障することができるだろう。

医療保険であれば、大きな手術が必要になり入院費も合わせて多額の負担になる場合でも、給付金でカバーすることができる。

事前にそのような保障があることが分かっていれば、不安を抱かずに今を生きることに繋がるはずだ。

生命保険は、万一の事後に保障を受けられるだけでなく、今の生活をより安心して送ることができるようにするための、人生を支えるツールなのだ。

子どもの将来や自分の老後に備える資産運用として

生命保険には、病気などネガティブなイベントに備えるだけでなく、将来をより充実させるために利用する方法もあることを知っているだろうか?

ここでは代表的な2つの保険を紹介する。

学資保険

学資保険は、子どもの成長とともに必要となる様々な出費に備える保険であり、積み立てていく貯蓄型の保険の1つだ。

保険会社によって扱う商品の内容はそれぞれだが、主には進学などの際に祝金として給付金を受け取れるものなどがある。商品によって、タイミングや保険期間が異なるので、自分たちの目的にあった保険を探すようにしたい。

また、契約者(多くの場合は親)が死亡した場合、残りの保険料は免除された上で満期までの給付金を受け取れるものもあるので、上手く利用すると子育てにおいて大きな安心に繋がるだろう。

個人年金保険

老後の資金を充実させるために加入するのが個人年金保険である。年金の受け取り方によって、「終身年金」「有期年金」「確定年金」と種類が別れている。

それぞれを簡単に説明すると、

  • 終身年金
    • 被保険者が生存している限り一生涯年金を受け取れる。
    • 被保険者が死亡した場合、年金の支払いは終了する。早く死亡した場合は元本割れとなる可能性がある。
  • 有期年金
    • 被保険者が生存している限り、契約期間に限って年金を受け取れる。
    • 被保険者が死亡した場合、年金の支払いは終了する。早く死亡した場合は元本割れとなる可能性がある。
  • 確定年金
    • 被保険者の生死に関係なく、契約期間に限って年金を受け取れる。
    • 被保険者が死亡した場合、遺族に年金が支払われる。

となっている。

国の年金制度のみでは老後の資金が充分だとは言い難いのが現状だ。そこで、自ら個人年金保険に加入し、老後に備えるのである。

このように、生命保険は将来への資産運用のような利用の仕方も可能なのである。

控除を利用して節税に繋げられる

生命保険には「生命保険料控除」という制度があり、申請することで控除が受けられ、結果として納税額を減らす節税効果もある。

生命保険はその払い込んだ保険料に応じて、一定の金額が所得額から差し引かれる。

実際に納税する額は所得額に税率を掛けて算出されるので、つまり所得額が少なくなるということは、納税額も少なくなることを意味する。

この生命保険料控除によって、所得税と住民税の節税になるのだ。

この申請は、年末調整や確定申告時に行うので、生命保険に加入しているのならば毎年忘れずに行いたい。

申請時に必要事項を記入するのに使うので、加入先の会社から届く「生命保険料控除証明書」は紛失しないように大切に保管しておくようにしてほしい。

自分に適した生命保険の選び方

自分に適した生命保険の選び方 生命保険ナビ

リハビリ時や入院・手術の資金として、あるいは将来の貯蓄としてなど、生命保険は多様な利用方法があり、目的に応じて活用することが可能だということが分かった。

では、実際に保険を選ぶ際はどのようにすると良いのだろうか?

ライフステージを認識することの重要性

契約する保険を選ぶ際に大切なのは、あなたのライフステージを自分自身で明確に理解することである。

配偶者や子どもの有無、現在の年齢、収入や仕事などを改めて整理し、あなたの今後の人生においてどのような保険が本当に必要かを見極めることがとても重要となる。

今から生命保険に入ろうと検討していたり、既に加入しているとしても、どちらにしても加入時の自分と将来の自分は違う。

これから何十年という長い年月を想像し、人生がどのように変化していくかに思いを馳せ、何を保険に求めるかを考えてほしい。

家族が増えることもあるだろうし、転職や起業を視野に入れているかもしれない。

子供の進学に想定よりお金がかかるかもしれない。両親や親族が皆同じような病気に罹ったなどの不安が出てくるかもしれない。このように想定されることは多い。

自分で自分のことを理解していないと、保障内容が自分に適切なのか見誤り、保障が不足していたり、逆に必要ない保障までついていて余分に保険料を払い続けることになりかねない。

インターネットでなるべく多くの商品を比較する

保険を探す際は、なるべく多くの商品を比較することで、より自分に合った保険を見つけられる可能性が高まる。

インターネットは、効率的に多くの保険を調べるのに最適なので、是非利用してなるべく多くの商品を比べるようにしてほしい。

保険会社がホームページを用意していないことはまずない。

インターネットを利用することで、自宅でも多くの会社の保険について調べることが可能であり、気になる保険をいくつかに絞ることが可能だろう。

また、一括で複数の保険を比較できるウェブサイトもある。

そういったものも利用することで、保険を探す効率が更にあがるだろう。

専門家へ相談する

生命保険は複雑な内容の商品であり、保障内容を隅々まで把握するだけでも素人にはなかなか難しい。

ましてや、沢山の保険会社がそれぞれ多数の商品を販売している中から、自分に合った保険を探し出すことは、かなりハードルが高いと言える。

そのため、少しでも不安があるのならば、その道のプロを頼ることが良い方法となる場合もある。

あなたの状況を考慮した上で、適切な保険を選べるようにサポートしてもらえるだろう。

もし相談先に迷った場合は、「生命保険ナビ」の利用をお勧めする。

生命保険ナビには全国の保険のプロが多数登録しており、その中からあなたに合った専門家とマッチングできるサービスなのだ。

利用することで、保険選びの迷いや不安が解消されることだろう。

リハビリ通院の際にも活用できる生命保険がある!

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、リハビリと保険の関係について詳細に解説した。

そのなかで、リハビリ通院の際に生命保険を利用する方法も説明し、また生命保険の効果的な活用方法についても紹介した。

保険に加入する際に最も重要なことは、多くの商品を比較し、自分のライフステージと将来の生活設計に適した保険を選ぶことだ。

しかし、実際に保険を探し始めると、保障内容への理解や、自分に必要な保障の把握など様々な専門的な知識が必要なことに気づく。

その上、生命保険には非常に多くの商品があり、その中から最適な商品を見つけるのは難しい。

そこで、適切な生命保険を選ぶために専門家に相談することをお勧めする。

「生命保険ナビ」なら、全国の保険のプロとマッチングすることが可能であるため、自分の状況に応じた適切なアドバイスを得ることができる。

保険加入を検討中の人や保険に関して少しでも疑問や不安がある人は、以下のボタンから申し込んでみてほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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