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高校生に医療保険は必要?メリットや費用について解説

この記事で解決できるお悩み
  • 高校生が医療保険に加入する必要性があるのか知りたい
  • 高校生から医療保険に加入する際の費用について把握したい
  • 自分に適した保険の選び方について知りたい

子どもが高校生になるタイミングで、万が一のために医療保険への加入を検討している方も多いのではないだろうか。

しかし、病気のリスクが比較的低い高校生は本当に加入する必要があるのだろうか。

そこで本記事では、高校生が医療保険に加入する必要性や発生する費用、加入するメリットについて解説する。

さらに最適な医療保険の選び方についても解説するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてほしい。

目次

高校生が医療保険に加入する必要性

高校生が医療保険に加入する必要性 生命保険ナビ

高校生が医療保険に加入する必要性は、どのような点にあるだろうか。

一般的に病気の罹患率は年齢が重なるほど増えることを考えると、高校生は医療保険に入る必要がないといえる。

病気罹患の恐れが少ない高校生

乳幼児期の病気罹患率は高いが、子どもが大きくなるにつれて罹患率は低くなっていく。

身体が壮健になっていくためだ。学生のあいだ、親の扶養で加入している公的医療保険は継続しているため、万が一病院にかかった際の医療負担は医療費の3割と想定できる。

成長にともない、病気罹患の可能性は少なくなっていくといえるだろう。

高校生にも医療保険が必要な理由

しかし高校生にも医療保険は必要だとする視点もある。次の2つの理由だ。

1つは健康であるがため、日々の生活で医療費の確保に向かないためだ。高校生も時には大きな病気になる。

その時点での生活をまわす家計管理で精一杯で、医療費の捻出に困ってしまう可能性がある。

日頃から家計面で身体を壊したときに備える余裕はないけれども、医療保険に加入することで防波堤を築いておく考え方だ。

何かあっても保険があるから大丈夫でしょう!と考えておけば、日頃の安心感にも繋がる。

もう1つは定期的な検査の習慣がないことがあげられる。

高校生は生活習慣病をはじめとした病気の罹患例が少ないため、血液検査などもきわめて軽度なもので終えやすい。

消化器に関しては胃カメラ検査はもちろん、バリウム検査もない。

高校生で大きな病気をした方の体験談を聞くと、学校に来ている定期診断では何も診断が下りなかったが、どうにも体調不良がおさまらず、大学病院に行くと大きな病気が見つかったという話を聞く。

つまり、突然の入院や手術によって、多額の入院費や治療費が求められる可能性が高い。

かつ、若年層での重篤な病気への罹患は進行が早いといわれる。自宅最寄りのクリニックなどで長期間にわたり治療するよりは、総合病院などで的確な診断を受けた方がいいとされる。

総合病院の受診は相応の治療費が必要となるため、医療保険への加入が重要な意味を有する。 

高校生の医療保険加入率は?

以下の表が高校生の医療保険加入率だ。

出典:公益社団法人 生命保険文化センター「2022(令和4)年度生活保障に関する調査」

 
まず、高校生ではなく20代のグラフを参考にしたい。

30代から生命保険の加入率は80%を超えるのに対し、20代は男性が約46%、女性が約57%と半数程度になっている。

高校生も20代の近似値か、もう少し低いものと考えられる。

人によっては18歳から働く場合も多いが、その時期に医療保険への加入も検討されるためだ。

30代を迎えて急に増えるのは結婚・子どもの誕生が大きいだろう。いわばライフイベントの視点で医療保険に入るきっかけがない高校生は、相応の加入率に留まる。

後述の自治体保障が充実してきたため、今後も高校生の加入率が上昇する可能性は低いだろう。

高校生から医療保険に加入するメリット・デメリット

高校生から医療保険に加入するメリットデメリット 生命保険ナビ

実際の加入率を踏まえたうえで、高校生が医療保険に加入するメリットとデメリットを考える。

自治体の医療費保障とは何か

メリット・デメリットを考える前に、自治体の医療保障について考えたい。各自治体は近年の人口減少を受け、自治体の財源で子どもの医療費を保障している。

15歳(中学校卒業時)、もしくは18歳(高校卒業時)までを年齢上限とする。

対象は医療費全額の場合もあれば、1日500円のように金額上限が設定されている場合もある。

どのような給付内容となっているのかは、自治体の財源に大きく関係している。そして大半の自治体において、先進医療は対象となっていない。

高校生が医療保険に加入するメリット

繰り返しになるが、高校生が医療保険に加入するメリットは万が一の大きな病気に対する保障だ。

この項で、なぜ高校生の保険料が安くなるのかを考えたい。

一般的に保険会社は集めた保険料のなかから保険金として支払う分を抜き、事務手数料や保険会社の利益を踏まえたうえで各年代の保険料を選出する。

預かった保険料は保険会社にて運用するため、年齢の低い段階で預かった方が運用期間を長く設けることができる。

かつ若年層は病気のリスク(=保険金支払いリスク)が低いため、保険料も抑えられる。

高校生が医療保険に加入することのデメリット

一方で高校生が医療保険に加入するデメリットとして、医療保険の大半は保険料が掛け捨てのため、保険金受給の可能性は低いことはデメリットといえばデメリットだ。

ただ自治体の医療費補助に上乗せの医療保険と考えると、掛け捨てでも万が一の保障でいいのではないだろうか。

このあたりは家計はもとより、何も無かったときに戻ってはこないお金を安心感と比較してどう考えるか、という価値観の問題になる。

高校生に適した保険の選び方

高校生に適した保険の選び方 生命保険ナビ

高校生全体に対する医療保険の必要性は理解できたが、医療保険は保険各社から様々な商品が提供されている。

どのような保障内容を持つ医療保険が、高校生にはお勧めなのだろうか。

なお、「どんな人が医療保険に加入するのか」によって最適な保険商品は変わる。

属性別におすすめの医療保険についてまとめた記事もあるので、比較していただくとより理解が深まるはずだ。

あわせて読みたい

三大疾病の保障はあまり必要ない

三大疾病は悪性腫瘍(がん)、心疾患、脳疾患を指す。三大疾病保障はほとんどの医療保険において主契約、もしくは特約で設計されている。

ただ三大疾病は50歳、60歳を超えてから急激に罹患リスクが上昇する。

若年層、特に高校生に関しては、ほとんどリスクがないと言い切っていいだろう。

三大疾病の特約など、保険料を増額してまで関連の保障を増やす必要はない。

一方で、高校生とはいえガンに罹患するリスクは「ゼロ」ではない。

若くしてガンに罹患した人の闘病記などを見たことがあるだろう。

主契約に三大疾病の保障が入っている場合や、特約を組み合わせても保険料が増額しない場合は、ぜひ加入するようにしたい。

三大疾病の代わりに保険料の余裕があるようであれば、入院給付の日数を伸ばしたり、無制限とするような特約を優先的に考えたい。

カスタマイズを活用して保険料を安くする

高校生が医療保険に加入するときは、やはり保険料を安くしたい。

もともとパッケージの医療保険が安い場合と、不要な特約を削って保険料を削るカスタマイズ型医療保険の活用がある。

削減する内容は先に説明した三大疾病や公的保障でカバーできる部分が中心となるだろう。

メディケア生命のメディフィットAなどはカスタマイズ性が評価されている医療保険だ。

逆に残したいのは先進医療はもとより、入院や手術の一時金もいざというときにはとても役立つため、重視するようにしたい。

メディケアに限らず近年は、日本の大手生命保険会社が傘下に格安の医療保険会社をつくり、商品を提供している。

高校生ならば月額の保険料が1500円を切ることも珍しくはないため、各社を比較していきたい。

もちろん安かろうだけではなく、保障の内容に納得感があり、かつ保険料が安いところを選びたい。

終身型の更新型のどちらがいいか

もうひとつ重要なのは、終身型の保険にするか、更新型にするかだ。

終身型は一生涯保険料が変わらないため、若年での保険加入には向いているとされる。

一方の更新型は高校卒業後に別の医療保険に変えたり、保障内容を変えたりすることが前提となる。

医療保険は数年ペースで新たな商品が提供されるため、現在の医療保険を見直す可能性が低ければ終身型、いずれ見直すことを想定していれば更新型となる。

高校生の医療保険について。結論を先に書くなら「どちらでもいい」といえるだろう。

保障内容を比較して納得のいく保険を絞ったのち、終身型か更新型かを選択するようにしたい。

まとめ

まとめ 生命保険ナビ

高校生は大人に比べると病気のリスクはそれほど高くない。

しかし、部活動などでのケガに備えて、子供のために医療保険の加入を検討するケースは多いだろう。

本記事では、高校生が医療保険に加入する必要性やメリットデメリット、加入した際に発生する費用や自分に適した保険の選び方について解説した。

保険はいざという時に、家族を守ってくれる重要なツールの一つであるため、慎重に検討することが求められる。

しかし、保険内容は複雑なものも多いため、必要な保障を考え、それに適した商品を選ぶのは簡単ではないだろう。

そのため自分だけで判断することが不安な場合は、保険のプロに相談することをおすすめする。

「生命保険ナビ」では、あなたの条件やニーズに合った保険のプロを簡単に見つけることができる。

自分に合った担当者に相談することで、安心して保険選びを行うことが可能だ。

保険に関して少しでも疑問や不安がある方は、以下のボタンから申し込んでみてほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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