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生命保険と医療保険の違いとは?知っておきたい自分に最適な保険選びのポイント

この記事で解決できるお悩み
  • 生命保険と医療保険の違いを知りたい
  • どちらが自分に合っているのかわからない
  • 自分や家族でもできる保険の選び方を知りたい

保険への加入を考えた際には、生命保険と医療保険のどちらに加入すれば良いのだろうか。

それぞれの違いをしっかりと理解したうえで保険に加入したいと考えているが、具体的な違いや自分はどちらに適しているのかわからない方も多いはずだ。

本記事では、生命保険と医療保険の特徴をもとに、基本的な違いを解説し、自分に合った保険を選ぶためのポイントを解説していく。

生命保険への加入を検討している方や既に加入しており、プランを見直したい方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてほしい。

目次

生命保険と医療保険の基本的な違いとは?

生命保険と医療保険の基本的な違いとは? 生命保険ナビ

生命保険と医療保険の基本的な違いは何だろうか。

生命保険は、医療保険を含む死亡保険や個人年金保険などを指す。

また死亡保険のみを意味することもある。

ここでは、死亡保険としての生命保険と医療保険の違いについて解説する。

生命保険(死亡保険)とは?

生命保険(死亡保険)の役割は、被保険者が死亡した場合や所定の高度障害状態になった場合に備えることである。

前者は死亡保険金、後者は高度障害保険金として支払われる。両者の保険金額は同額だが、どちらか一方しか受け取れない。

生命保険(死亡保険)は、被保険者が死亡した場合に金銭的負担を軽減するために加入する。

たとえば、子育て世帯なら収入のある世帯主が死亡すると、十分な貯蓄や資産があれば良いが、なければ生活に困ってしまう。

一般的には数千万円の保険金額で加入し、万一のときに備える。

生命保険(死亡保険)には、終身保険、低解約返戻金型終身保険、定期保険、収入保障保険などがあり、ほかの保険に死亡保険を特約として付帯できる商品もある。

終身保険と低解約返戻金型終身保険は貯蓄タイプで、定期保険と収入保障保険は掛け捨てタイプである。

医療保険とは?

医療保険は、病気やケガで入院・手術・通院などした場合に備える保険で、給付金や一時金を受け取れる。

死亡保障が付帯されている医療保険もあるが、基本的には保障されていない。

医療保険には大きく分けて、入院日額タイプと一時金タイプがある。

入院日額タイプでは、1入院あたりの給付金額を決めると、ほかの保障にも影響する。

たとえば、日額5000円とすれば、手術給付金は5000円ベースに計算される。

そのため、入院日額を増やすと、全体的に保障額が増える仕組みである。

加えて、先進医療保障特約や放射線治療特約、七大疾病保障特約などを活用することで、自分好みにカスタマイズできる。

一方、一時金タイプは、10万円や20万円などの金額を決定して加入し、入院したら一時金を受け取れる。

入院日数が長くなると一時金だけでは不足する可能性はあるが、入院日数は短期化傾向にあり、日帰り入院でもまとまった資金が受け取れるため、使い勝手がよい。

一時金タイプも多くの特約があり、保障を手厚くできる。

保障内容などの違い

生命保険(死亡保険)と医療保険とは、基本となる主契約の保障内容はまったく異なる。

しかし、特約が付帯されている商品も多く、区別を付けるのが難しいかもしれない。

保険は、主契約と特約で分かれており、次のような保険商品が考えられる。

  • 主契約:死亡保険 特約:医療保障特約
  • 主契約:医療保険 特約:死亡保障特約

両方とも同じような保障だが、優先すべき保障については主契約で契約したほうが、保障内容に柔軟性があり、特約で付帯するよりも保険料が割安となるのが一般的である。

生命保険と医療保険、どちらのどんな場面で影響があるの?

生命保険と医療保険、どちらのどんな場面で影響があるの? 生命保険ナビ

生命保険と医療保険は、目的に合わせて加入するかどうかの判断が必要である。

保険の必要性を判断するためには、保険が持つメリットやデメリットを理解しなければならない。

ここでは、生命保険と医療保険のメリットやデメリット、加入する際の注意点について解説する。

生命保険(死亡保険)のメリット・デメリット

生命保険(死亡保険)のメリットは、万一のときの生活費保障になる点である。

たとえば、夫婦と子1人の世帯において夫に万が一のことがあった場合、子どもが小さいうちは、妻は十分に働けず、生活や子育てに必要な収入を得られない可能性がある。

そこで、子が独立するまでの間だけでも、生活費や養育費、教育費分の資金を保険でカバーすることで、遺族の金銭的負担を軽減することができる。

また、貯蓄タイプの死亡保険であれば、保険が不要になれば解約することで解約返戻金を受け取れる。

掛け捨てタイプの死亡保険なら、比較的安い保険料で、大きな保障を得られる。

一方、生命保険(死亡保険)のデメリットは、掛け捨てタイプの場合なら、何もなければ保険料を支払うだけで終わる。

一般的に、平均寿命に近い高齢者でない限り、死亡率は低く、保険金を受け取れない人のほうが多い。

医療保険のメリット・デメリット

医療保険のメリットは、治療費が高額になり支払えない場合や治療の選択肢を増やしたい場合などに役立つ。

病気やケガの症状によっては長期の治療が必要となる。

治療には、入院費用や手術費用だけでなく、病院までの交通費や雑費などの負担も考えられる。

働けなくなれば収入が減ってしまう可能性もある。

このように、病気やケガによる金銭的負担を軽減できる点がメリットである。

一方、病気やケガになったとしても、医療保険の対象になっていなければ給付金・保険金は支払われない。

たとえば、入院日額を高く、長く設定した医療保険に加入しても、入院しなければ入院給付金は支払われない。

短期入院で、通院治療が長引けば、結果的に入院給付金を手厚くするより通院給付金を手厚くすればよかったことになる。

ただし、この点は誰にもわからないため、医療保険に加入するときに目的を明確にしておくことが重要である。

生命保険(死亡保険)と医療保険に加入する際の注意点

生命保険や医療保険にはさまざまなタイプがある。商品名や公式サイトだけでは、保険商品ごとの特徴や違いを見つけるのは難しい。

複雑であるため、どの商品も同じだろうとあきらめてしまうかもしれない。

しかし、タイプの違いのほか、共通点は多くても、細かい点に違いがあり、その違いが重要なポイントとなる。

たとえば、医療保険で同じ入院日額タイプであっても、対象となる手術が異なったり、免責日数が設けられたりしている。

最近の手術タイプは、健康保険と連動する約1000種類に対応する医療保険が多いが、保険会社が独自に分類する88種類を対象とする医療保険もある。

また入院1日目から給付される保険のほか、入院5日目から給付される保険もある。

保険に加入する前に、保障内容を十分確認しなければならない。

自分がどのような保険に加入しているか理解しておかなければ、万一のときに対応しにくいだろう。

自分に合った保険を見つけるためのポイントは?

自分に合った保険を見つけるためのポイントは? 生命保険ナビ

保険は、自身の状況や価値観に合ったものでなければ安心できない。

保険商品の数は多く、見つけ方を確立していなければ時間がかかる。そこで自分に合った保険を見つけるためのポイントを紹介する。

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保険の種類ごとに必要性を検討する

保険に加入しておけば、万一が起こった場合でも金銭的負担は軽減できるので、保障期間中は安心して生活できるかもしれない。

しかし、なんでも保険で対策しようとすれば、保険料が負担となり、生活が不安定になる恐れもある。たまたま保障のない事故が起こる可能性もある。

保険は将来のリスクに対して加入するため、発生しない可能性もある。

どのような事故が起こったら被害が大きいかについて考え、保険でカバーすべきリスクについて優先順位をつけよう。

ライフスタイルやライフステージをもとに考える

保険の必要性の有無は、ライフスタイルやライフステージによって変化する。

次のようなライフステージによる違いを参考にするとよい。

  • 新社会人:医療保険や個人年金保険など。個人年金保険は長期間保険料を支払うため、無理のない範囲で検討する。なお、保険をはじめ、お金に関する基礎知識を身につけたい時期でもある。
  • 結婚後、子の誕生まで:医療保険や個人年金保険など。新社会人とあまり変わらないが、子の誕生時に保険の見直しができるため、保険を含め、家計の見直しを行っておきたい。死亡保険に加入しておき、子の誕生時に不足分を上乗せしてもよい。
  • 子の誕生から独立まで:死亡保険や学資保険、子の医療保険などを検討する。夫婦の医療保険やがん保険も重要な時期である。住宅ローンを組む場合は、団体信用生命保険の検討も必要となる。
  • 子の独立から退職後の生活:大きな死亡保障は不要となり、退職後の生活や健康面を意識した保険を検討する。個人年金保険や医療保険、介護保険などが選択肢となる。

また単身者やDINKSの場合は、一般的に大きな死亡保障は不要である。

自身の医療保険やがん保険、退職後の生活資金として個人年金保険を検討する。

余裕があれば、介護保険や就業不能保険も調べておこう。

上記は自身の年齢も影響する。20代で結婚した世帯と40代で結婚した世帯とでは状況は異なるため、保険に対する考え方にも違いがでる。状況に合わせてカスタマイズするとよいだろう。

できるだけ多くの保険を比較・検討する

保険は定期的に新商品が市場に投入されている。商品の特性によっては、市場における保険商品の優劣が変化する。

新しい保険商品は、市場にはなく、加入者のニーズに合わせた目新しい特徴を持っていることがあるためである。

保険に加入しようとする場合、過去に身に付けた知識は役立つが、魅力のある商品は変化している可能性がある。

まとめ

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、生命保険と医療保険の特徴をもとに、基本的な違いについて解説した。

また自分や家族に合った保険を見つけるためのポイントについても触れた。

保険に加入する際に最も重要なことは、できる限り複数の保険を比較し、自分のライフステージと将来の生活設計に適した保険商品を選ぶことだ。

一方、自身に合った保険を選ぶためには、保障内容の確認や保険料、自分に必要な保障の把握など専門的な知識が必要となる。

さらに、数多くの保険商品のなかから、自分に最適な商品を見つけるのは難しいだろう。

このようなときには保険のプロに相談してみるのも一つの手だ。

「生命保険ナビ」では、全国の保険のプロの中からあなたの状況に合った担当者を見つけ出すことができる。

保険に関して少しでも疑問や不安がある方は、以下のボタンから申し込んでみてほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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