MENU

【保険の審査に落ちた】まだ諦めないで!保険申込者が再挑戦するための3ステップ

この記事で解決できるお悩み
  • 保険の審査に落ちてしまった場合の対処法がわからない
  • 保険加入時の審査の概要が知りたい
  • 保険審査が通らない原因がわからない

保険加入の申請をしたものの、残念ながら落ちてしまったという経験はないだろうか。

これで保険契約への道が閉ざされたと諦めてしまう前に、ぜひ本記事を参考にしていただきたい。

保険加入時の審査についての理解を深め、保険の申請が通らなかった原因を突きとめることで、保険の審査に落ちてしまったときの対処法が分かってくる。

そしてその方法を実行すれば、再申請で成功する可能性が高まる。保険は私たちの生活を支える大切なもの。

一度落ちたからといって諦めず、再チャレンジの道を探してみよう。

目次

保険加入時の審査とは

保険加入時の審査とは 生命保険ナビ

保険の審査は生命保険の加入時に行われる。

誰しもが100%保険に加入できるわけではなく、保険会社独自の審査を行い、クリアした方のみ加入することが可能だ。

ここでは保険加入時の審査内容や時間、審査が必要な理由について紹介する。

保険加入時の審査にはどのようなものがあるか

保険加入時の審査は以下の3つのポイントが考慮される。

  1. 健康面
  2. 職業面
  3. モラル面

それぞれどのような審査内容であるのか詳しく解説する。

保険加入時の審査で考慮されるポイント
健康面

生命保険は健康面が重要視される。

生命にかかわる持病(がんなど)を持ち合わせているかだけでなく、若い世代の方は健康な人、喫煙者でないことなども審査ポイントとなる。

もちろん持病などを持ち合わせていても加入できる告知緩和型の保険なども保険会社によっては商品としてあるため、一概に審査に落ちるとは言い切れない。

しかし健康面が好ましくないと、審査に落ちる要因となったり、保険料が割高の保険商品になる可能性が高まる。

職業面

職業上生死にかかわる業種の方は、保険審査に落ちたり、入院日額に上限が設けられることもある。

具体的には以下のような職業が当てはまる。

  • 高所作業を行う業種(高所ビル清掃、建設作業者など)
  • 危険物を取り扱う業種
  • レーサー(バイクレーサーなど)
  • スタントマン
  • 格闘家 など

ケガをして入院する可能性が高い方や、最悪の場合死に至る可能性も高い職業の方は、保険会社によっては加入を認めていないこともある。

モラル面

保険金や給付金を不正に得ようとする方もいるため、モラル的に信用できる人であるかどうかも審査ポイントの一つだ。

例えば契約者と被保険者、受取人などの関係性が明らかに不自然であると、保険会社は続柄を確認する。

ニュースでも見られる通り、保険金や給付金詐欺は後が経たず、不正利用されているケースも少なくない。

そのため保険会社としては健康面や職業面をクリアしたとしてもモラル面も重要視している。

審査に必要な告知書の内容

保険審査をするうえでは「人間ドック」「健康診断書」などが必要となるが、具体的に以下の項目を伝えなければいけない。

  • 直近3か月以内の診察・検査・投薬の有無
  • 過去5年間の入院・手術・投薬などの有無
  • 過去にがんの診断をされたことの有無
  • 現在の病気の有無や健康状態の内容
  • 女性の場合は妊娠の有無

上記の内容は、現在病気やケガをしていなくても伝えなければいけない。

また職業なども告知する必要があり、収入など含めた報告書をそのまま提出することになるため、相違が無いように伝えよう。

審査にかかる時間

保険審査にかかる時間は書面申し込みの場合は1週間から10日(5営業日)、PCなどのオンライン申込の場合は早ければ1日〜2日程度で完了する。

もちろん保険会社によって審査期間が異なるうえ、3月末から4月は企業の新入社員が保険加入する手続きがあるため、より時間がかかることもある。

具体的な審査期間を知りたい方は、保険会社のホームページなどで確認してみよう。

審査が必要な理由

生命保険に審査が必要な理由は、保険は「万人は一人のために、一人は万人のために」という相互扶助のシステムをベースにしているためである。

加入者が少しずつお金を出し合い、誰かがケガや事故があった時は、保険料として出し合ったお金から保険金を分配するという仕組みだ。

そのため加入者が公平であることが必要である。

明らかに持病を持ち合わせている人が、健康な人と比べると入院や手術する可能性が高くなってしまうため、審査がなければ不公平になってしまうだろう。

さらに高齢者と若い人では病気になる可能性にも違いがあるため、保険会社は加入希望者の審査を行うことになっている。

保険審査が通らない主な原因

保険審査が通らない主な原因 生命保険ナビ

保険審査が通らない主な理由は健康面やモラル面が挙げられるが、具体的にどのような原因なのだろうか。ここでは審査が落ちる3つの原因について紹介する。

なお、保険加入の条件は個別商品によって異なるため、契約するプランを決める際には必ずそれぞれの条件を確認するようにしてほしい。

保険会社が申請者を選ぶ基準

保険会社が申請者を選ぶ基準は、各企業によって異なる。

保険商品や保障内容は各社によって異なるうえ、所有しているデータが異なるためだ。

申請者の年齢、健康状態、加入者の年収は各社によって違うため、審査基準にも違いが生じてくる。

例えばA社であれば、ある程度の持病を持ち合わせていても告知緩和型で加入することができるが、B社では持病を持ち合わせている時点で加入が難しくなるということはよくあること。

そのため保険会社によって保険内容や保険金額に違いがあるのは当然のことである。

一方で1社の保険会社の審査が落ちても、もう1社の保険会社の審査が通るということはよくあることだ。

審査結果は保険会社によって基準が異なるが、主に「無条件」「謝絶」「条件付き」の3種類に分かれる。

  • 無条件
    • 問題なく審査が通るということ。健康状態も問題なく、職業などもクリアしていることを意味する。
  • 謝絶
    • 審査が通らず加入できないこと。保険会社の基準をクリアできなかったことを意味する。
  • 条件付き
    • 特別条件を承諾すれば加入できるということ。リスクの高い人などが当てはまる。条件付きは以下の3つに分類できる。
3つの条件付き
  • 部位不担保・特定疾病不担保
    • 特定の部位や病気に関する入院・手術に対しての保障を一定期間若しくは加入期間中保障の範囲から外すことで、その他に関する入院や手術などが保証するという条件
  • 保険金削減
    • 保険料は変わらず、保障額が減るという条件
  • 保険料割増
    • 保障額が変わらず、保険料が高くなるという条件

無条件の審査結果が出れば、問題なく保険に加入することができるが、条件付きの結果が出た場合、その条件に納得できるか見極めてほしい。

場合によっては、他の保険会社では無条件という審査結果が出る可能性もあるためだ。

申請書類や医療診断で落ちてしまう場合

健康診断や人間ドックで問題があると診断されたまま放置していると、保険の審査に落ちてしまう場合もある。

具体的には「再検査・要治療・要精密検査」などが該当すると、「指摘事項があるということは病気の可能性がある」と判断されてしまい、審査で不利に働く。

一方で病院などで処置を行っていたり生活習慣を変えたりするなど、改善への行動をとっておくと、結果も変わるだろう。

再度医療診断を行い、問題なければ審査に落とされる可能性も大幅に改善される。

過去の保険歴が影響する場合

過去の保険歴を隠ぺいすると審査に大幅に影響し、落ちる要因にもなりかねない。

保険会社に提出する告知書に嘘の回答をすると、「告知義務違反」に該当する。当然のことながら審査結果は謝絶となるうえ、加入後に嘘が判明すると契約が無効となるため絶対行わないようにしてほしい。

告知書に記載された内容が事実であるかは保険会社がしっかり調査する。

保険会社は提出した診断書に記載されている医療機関などに問い合わせし、カルテなどの記録から調査することがある。

カルテ自体も3年から5年は保存されているため、嘘の回答は見つかるものだと理解しておこう。

保険の審査に落ちた場合の対処法

保険の審査に落ちた場合の対処法 生命保険ナビ

では保険の審査に落ちた場合はどのような対処を行うべきなのだろうか。

審査に落ちてしまったから諦めるのではなく、以下の3つの対処法を試してみよう。

なぜ落ちてしまったのかを理解する

そもそも「なぜ審査に落ちてしまったのか」という原因を追究する。

保険会社から落ちた理由は教えてもらうことができないのが一般的であるため、自身で見つけなければいけない。

現在、病気治療中など健康状態に問題がある方は改善しなければいけないということは分かるが、その他に原因がある方は、専門家などに相談しておくのも一つの選択肢だ。

自身で原因がわかっている方は、改善しなければ次に申し込みする時も審査に落ちてしまうことだろう。

そのため保険の審査に落ちた時は、「なぜ落ちたのか」を明確にしておこう。

保険会社を変えてみる

1社の保険会社で審査に落ちたとしても2社目3社目の保険会社で審査に通ることもあるため、申し込み先を変えてみるのも一つの方法だ。

とはいえ、1社の保険会社で審査に落ちた場合は2社目も落ちる可能性が高い。

そのため先程の「落ちてしまった原因」を把握し、改善などを行ってから申し込みした方が良いだろう。

もちろん持病などですぐに改善できない場合は、そのまま申し込みすることになるが、保険に詳しいファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談しておくのも一つの方法だ。

引受基準緩和型保険の検討をしてみる

引受基準緩和型医療保険とは、通常の保険と比べて審査基準が緩和されている保険のこと。

持病を持っている方でも加入できるため、審査に落ちた人におすすめの保険だ。

通常の保険と同じ、入院給付金と手術給付金が基本保障となるが、保険商品によっては一定期間の入院・手術給付金が半額となり、期間が終われば満額の給付金が受けることができる保険である。

引受基準緩和型保険の加入条件は大きく分けると以下の項目に当てはまらないことだ。

  • 最近3カ月以内に、医師に入院・手術・先進医療をすすめられたことがある。
  • 過去2年以内に、入院したこと、または手術を受けたことがある。
  • 過去5年以内に、がんや肝硬変・統合失調症・認知症で、医師の診察(検査・治療・投薬を含む)を受けたことがある。

もちろん加入条件は保険会社によって異なるため、事前に問い合わせしてから申し込みしてほしい。

まとめ

まとめ 生命保険ナビ

保険の審査に落ちてしまったからといって、二度と保険に入れないわけではない。

まずは保険加入時の審査について理解をし、落ちた原因を突き止めることで、それを改善していくことが大切だ。

また、一人で抱え込まず専門家に相談することも重要だ。しかし、自分に合った保険のプロを見つけることは難しい。

「生命保険ナビ」なら全国の保険のプロの中からあなたの条件や意向にあった担当者を見つけてくれる。

ぜひ一度、お試し願いたい。

  • URLをコピーしました!

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

目次