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学資保険に加入する前にシミュレーションしてみよう!シミュレーション結果から学資保険を選ぶには

この記事で解決できるお悩み
  • 加入する前に学資保険の基本情報を知りたい
  • 学資保険の加入前にシミュレーションをしておきたい
  • 学資保険のシミュレーション結果を元に学資保険を選ぶポイントが知りたい

学資保険とは、一定期間にわたり保険料を払い込み、時期が来た際に子どもの教育資金を保険金や祝い金として受け取ることが出来る貯蓄型の保険のことである。

実際に学資保険に加入する前に、受け取る保険金や月々の保険料について、シミュレーションをして把握しておきたいという人も多いだろう。

そこで本記事では、学資保険の基本情報やシミュレーション例、さらにその結果を元に学資保険を選ぶポイントについて解説する。

これから学資保険に加入しようと考えてる方は、自分に合う学資保険を選ぶ際の参考としてほしい。

目次

シミュレーションする前に!知っておきたい学資保険の基本情報

加入前に知っておきたい学資保険の基本情報 生命保険ナビ

学資保険は子どもの教育資金として準備する保険の1つだが、契約できるかは事前によく確認しておく必要がある。

学資保険の特徴と、メリットやデメリットについて確認していこう。

学資保険の特徴

学資保険は、子どもが一定の年齢に達するまで保険料を積み立てて、満期になったら保険金がを支払われる保険である。

基本的に、積み立てた保険料の総額よりも満期金が上回るという特徴がある。

なお、満期金には、ある一定の年齢に達したらまとまって支給されるパターンと、分割して支払われるパターンの2種類がある。

両者を組み合わせている商品もあり、どのようなパターンに該当するかは、保険会社の商品によって異なる。

まとまって支払われる場合、子どもの年齢が18歳から22歳になるまでのどこかのタイミングで支給されることが多い。

契約時点から支給時期までの期間が長い方が満期金は増えるので、学資保険を準備する場合は、できるだけ早いタイミングで契約しておきたい。

一方、分割で支給される場合は、一時金で支給する方法に比べると支給総額が増える。

一般的には18歳から22歳までの5年間に分割支給されるが、中には15歳を迎えた時点で満期金を一部支給し、残りを18歳以降に支給するケースもある。

また、保険というだけあって、保障機能もある。保険料の支払期間中に契約者(親)が亡くなった場合、以後の保険料の積み立てが不要になる。

もし保険料の積み立てが不要になったとしても、満期のタイミングで満期金が支払われる点がメリットである。

以上から、学資保険は保険料の支払期間中に契約者が亡くなると、以後の保険料の支払いが不要になるが、満期金は予定していた金額を支払われる商品となっている。

また、満期金の受け取りパターンは商品ごとに異なるので、保険会社の商品ごとに比較しながら検討する必要があるだろう。

学資保険のメリット

学資保険は、保険料の総額に比べて受け取れる満期金の総額が増える特徴がある。

そのため、そのため、教育資金の準備を効率的に実施できる点がメリットといえるだろう。

また、満期金として受け取れる金額は確定しているので、将来的に受け取れるお金の計算を立てやすい。

また、保険料を支払っている期間中に契約者が死亡した場合、以後の保険料は免除される。

そのため、保険料の支払いが免除されても満期金を満額で受け取れる保障機能がある点がメリットである。

学資保険のデメリット

学資保険のデメリットは、以下の3つである。

  • 元本割れを起こす可能性がある
  • 遺族の生活費には使えない
  • 子どもの年齢によっては契約できない

契約する学資保険の種類によっては、保険料の総額よりも満期金が下回る可能性がある。

そのため、元本割れを起こしてしまっているので、結果的に損失が生じる点がデメリットである。

元本割れを起こすかは、保険商品や契約条件によっても異なる。

一般的に、子どもの年齢が高くなるにつれて元本割れの可能性が高くなる。また、保険料の支払が月払いで契約していると、元本割れを起こしやすい。

次のデメリットは、遺族の生活費には使えない点だ。

保険料を支払っている間に契約者が亡くなった場合、保険料の支払いは免除される。

ただし、その場で保険金が支払われず、あくまでも子どもの年齢が満期年齢に達した場合に支払われる。

契約者が亡くなった場合、遺族は生活費の確保が必要になるが、その点で学資保険は活用できない。

すぐに保険としての機能を果たせない点はデメリットになるといえるだろう。

最後に、子どもの年齢によっては契約できない点もデメリットである。

一般的に、学資保険の契約年齢は6歳で上限となっているケースが多い。

もし6歳で加入できたとしても、満期金が保険料の支払総額より下回る可能性も高い。

保険料の支払い方法も、一括払いしかできないなど、制約が多くなる可能性がある。

以上のメリット・デメリットを踏まえた学資保険の活用法について、以下の記事で詳しく解説している。さらに理解を深めたいという方はぜひ参考にしてほしい。

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学資保険のシミュレーションをしてみよう

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学資保険を実際にシミュレーションしてみると、どのようなポイントを踏まえて選べばよいかが分かる。

そのため、いくつかの保険会社のシミュレーションをもとに、以下の方法でシミュレーションした結果を解説する。

  • 保険料の支払い方法
  • 満期金の受け取り時期
  • 保険料の支払い期間

それぞれ、どのような結果となるのか、シミュレーションした結果を確認していこう。

学資保険の保険料の支払い方法でシミュレーションした結果

保険料の支払い方法でシミュレーションした場合、満期金として受け取れる金額や利率にどのような影響が出るのか確認する。

契約例
  • 保険期間:18歳
  • 保険料の支払い期間:18歳
  • 受取満期金:200万円

ソニー生命の学資保険でシミュレーションした結果、月払いの場合、毎月の保険料は8980円となる。

保険料総額は193万9680円となるので、利率(返戻率)は103.1%となる。

年払いの場合、保険料は10万6960円で、保険料総額は192万5280円になる。

そのため、利率は103.8%となり、年払いの方が利率が高くなる。

日本生命でシミュレーションした結果、月払いだと月額保険料は1万3350円で、利率は104%となる。

ただ、年払いの場合は年額保険料は15万9560円で、利率は104.4%となった。

日本生命でも、年払いで契約するパターンの方が、利率は高くなっている。

以上の結果から、保険料の支払い方法は月払いよりも年払いで準備する方が、利率が高いことがわかった。

学資保険の満期金の受け取り時期

学資金として受け取る時期を早めにするか、遅く受け取るか、どちらの方法で利率が高くなるかを確認する。

契約例
  • 保険期間:22歳
  • 保険料の支払い期間:18歳
  • 満期金:200万円

ソニー生命のシミュレーションでは、保険期間を22歳満期と18歳満期でそれぞれ分けて保険料の支払総額や利率にどのような関係があるか確認する。

  • 22歳満期:保険料の支払総額191万5920円 利率104.3%
  • 18歳満期:保険料の支払総額193万9680円 利率103.1%

日本生命では18歳満期の場合と17歳満期で以下の通りになる。

  • 18歳満期:104.0%
  • 17歳満期:103.7%

わずかではあるが、18歳満期のほうが利率が高いので、満期が遅くなると利率が高くなる傾向がある。

しかし、アフラックでは反対の現象が生じた。

保険期間が17歳と18歳に分けてシミュレーションをすると、以下の通りになる。

  • 18歳満期:193万9680円 利率104.5%
  • 17歳満期:240万円 利率104.8%

0.3ポイントではあるが、17歳満期の方が高くなっている。

以上から、基本的には受け取り期間が遅いほうが利率は高くなるが、保険商品によっても利率が異なるので、各保険会社でそれぞれシミュレーションを行いながら準備しておく必要があるだろう。

学資保険の保険料の支払い期間

保険料の支払い期間によっても利率が異なるのか、それぞれ確認しておこう。

以下の条件でそれぞれの保険会社でシミュレーションする。

契約例
  • 満期金200万円
  • 保険期間18歳満期
  • 保険料の払込期間:10歳、18歳

ソニー生命では、10歳払い込みにした場合の利率が106.1%、18歳払い込みの場合は103.1%と、払込期間を短くしたほうが利率が高くなった。

日本生命も同様、10年払い込み満了では107.2%、18歳払い込みの場合は104.0%と、払込期間が短くなると利率も高くなった。

アフラックでも、10歳払い込みの場合は105.9%で、18歳払い込みだと104.5%となったため、利率で比べると保険料払い込み期間が短いほうが利率は高くなる。

以上から、保険料払い込み期間は短い方が利率が高いので、より少ない資金で満期金を増やせるように学資保険を準備する場合は、保険料の払込期間を短くする方法を取ると良いだろう。

シミュレーション結果を元にした学資保険選びのポイントとは 

シミュレーション結果を元にした学資保険選びのポイントとは 生命保険ナビ

シミュレーションした内容をもとに学資保険を選ぶポイントを確認すると、以下の通りになる。

  • 保険料の支払期間は短くする
  • 保険料の支払い方法を一時払いや年払いにする
  • 満期金を受け取るタイミングを遅くする

それぞれの内容について確認しよう。

学資保険の保険料の支払期間を短くする

保険料の支払期間を短くすると、利率が高くなるので学資保険を選ぶ際のポイントになる。

保険料の支払期間は、最短で10年もしくは一時払いがある。

一時払いができると、利率が最も高くなるが、一度に払う保険料も高くなる。

同様に、10年で払込を終える契約プランだと、月々支払う保険料も高くなるので、毎月の保険料をいくらにしておくべきか、あらかじめ目標の設定をしておくことが重要になる。

いくらの積み立て額にするべきか、保険の専門家に相談しても良いだろう。

学資保険の保険料の支払い方法を年払いにする

保険料の支払い方法を年払いにするのも、保険料の利率を高くする方法としては有効である。

月払いより年払いにするほうが、トータルで支払う保険料の総額は少なくなる。

そのため、利率だけを比較すると、年払いの方がより少ない保険料で利率を高くできる。

年払いにするにも、毎年の保険料を一括で引き落としするので、予算や資金面で準備できるかどうかは確認しておく必要があるだろう。

そのため、年払いで契約するべきかも含めて、保険の専門家にも相談しておくと良い。

学資保険の満期金を受け取るタイミングを遅くする

満期金を受け取るタイミングを遅くすると利率が高くなるため、学資保険を準備する場合はポイントにしておきたい。

18歳で受け取る方法よりも、20歳や22歳まで受け取るタイミングを遅くすると、トータルで受け取れる満期金の総額は高くなる。

ただし、受け取るタイミングが遅くなると、教育資金として活用できない場合がある。

早めに受け取らないと高校や大学といった入学時の資金に活用できないので、保険に詳しい専門家に相談すると良いだろう。

学資保険の加入前はシミュレーションで必要貯蓄金額の保険料を見極めよう

まとめ 生命保険ナビ

学資保険の基本情報やシミュレーション例、さらに結果を元に学資保険を選ぶポイントについて解説した。

学資保険の加入前にシミュレーションをしておくことで、自分が必要な金額を貯蓄するための保険料を見極めることができる。

また、保険料をいつまでに支払い終えるべきなのかを考える材料とすることもできるため、自分が加入すべき学資保険が見えてくるだろう。

ただ、数ある保険商品の中から、シミュレーションの結果だけで保険を選ぶのは不安だと感じる方も多いだろう。

そんな時は、保険のプロに相談することも積極的に検討してほしい。

一人一人に合ったアドバイスをもらうことで、あなたに合った学資保険を判断することができるはずだ。

また、保険のプロは数多く存在し、自分にとって最適な担当なのかを見定めることも難しいだろう。

マッチングサイトである「生命保険ナビ」を使えば、自身の条件に合った保険のプロを簡単に見つけることができる。

無料で利用できるので、是非活用してほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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