MENU

保険料は月々5,000円でも十分?生命保険の選び方と注意点

この記事で解決できるお悩み
  • 月々5,000円からでも加入可能な生命保険を知りたい
  • お得な生命保険の選び方が分からない
  • 自分に適した保険料を把握したい

生命保険に入りたいけど、保険料の支払いが気になるという人は多いのではないだろうか。

実は、月々の保険料が5,000円程度のものでも十分な保障がついていることもある。

本記事では、月々5,000円から加入可能な生命保険や適正な生命保険料の考え方について解説していく。

これから生命保険への加入を検討している方や既に加入している方で保険料を見直したいと考えている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてほしい。

目次

保険料5,000円でも加入可能!お得に加入できる生命保険とは

保険料5,000円でも加入可能!お得に加入できる生命保険とは 生命保険ナビ

保険料に充当できる資金は、個々によって異なる。

保険を検討する際には、「〇〇円内におさえたい」という基準で考える人も多いのではないだろうか。

そこでここでは、保険料5,000円で加入できる生命保険を紹介する。

保険料5,000円で加入できる就業不能保険

就業不能保険は、病気やケガで、保険会社が定める状態になった場合に、保険金・給付金が支払われる保険である。

会社員や公務員であれば、健康保険の傷病手当金を最長1年6ヶ月受け取れるため、これ以上休業する場合に備えるとよい。

ここでは、保険料5,000円以内で加入できる就業不能保険として、SBI生命の「就業不能保険 働く人のたより」を紹介する。

保障内容(例)
  • 就業不能給付金額:20万円(月額)
  • 全疾病型(すべての病気やケガが対象)
  • ハーフタイプ(一定期間内は半額となる)
  • 支払対象外期間:60日
  • 保険期間:65歳満了

保険料

20歳男性2,720円20歳女性2,620円
30歳男性3,040円30歳女性2,840円
40歳男性3,580円40歳女性3,120円
50歳男性4,480円50歳女性3,560円
※保険料は一例
出典:SBI生命「就業不能保険 働く人のたより」

保険料5,000円で加入できる医療保険

医療保険は、年代・性別関係なく、広く活用できる。

一般的な病気やケガの保障は最小限にし、大きな病気の保障を手厚くすることで、保険料の無駄をおさえられる。

このような医療保険は数多く、実際に加入する際には比較・検討していただきたいが、ここでは人気の医療保険である、チューリッヒ生命の「終身医療保険 プレミアムZ」を紹介する。

保障内容(例)
  • 入院日額5,000円(60日型)
  • 手術(入院中)5万円
  • 手術(外来)2.5万円
  • 放射線治療/骨髄ドナー 5万円
  • 先進医療給付金、支援給付金あり
  • 支払限度日数の延長 8大疾病は無制限、ストレス性疾病は365日まで延長
  • 特定疾病払込免除特約あり

保険料

20歳男性1,170円20歳女性1,334円
30歳男性1,496円30歳女性1,529円
40歳男性2,180円40歳女性1,895円
50歳男性3,483円50歳女性2,691円
※保険料は一例
出典:チューリッヒ生命「終身医療保険 プレミアムZ」

保険料5,000円で加入できる個人年金保険

個人年金保険は、公的年金だけでは不十分な場合に、老後の生活資金として準備できる私的年金である。

返戻率100%以上であれば、保険料総額よりも受取額が多くなる。

また個人年金保険料控除を適用できれば節税できるが、条件がある。シミュレーションで条件を満たすように設定しよう。

太陽生命ダイレクト(スマ保険)の個人年金保険は、保険料5,000円以上であれば申し込める。

なお、下記のシミュレーションでは、極力5,000円に近い金額で設定している。

保障内容(例)
  • 年金額 20歳30万円/30歳20万円/40歳・50歳16万円
  • 保険料払込期間 ※個人年金保険料控除を適用できる期間とする
  • 年金受取期間 10年
  • 税制適格特約(個人年金保険料控除を適用できる)
  • 保険料払込免除特約 なし

保険料

20歳男性5,748円(108.7%)20歳女性5,740円(108.8%)
30歳男性5,322円(104.3%)30歳女性5,316円(104.5%)
40歳男性5,219円(102.1%)40歳女性5,212円(102.3%)
50歳男性5,245円(101.6%)50歳女性5,220円(102.1%)
※保険料は一例
出典:太陽生命ダイレクト「個人年金」

生命保険料の目安はいくら?

保険料の目安はいくら? 生命保険ナビ

ほかの家庭では保険料をどのくらい払っているのだろうか。

家庭の状況や収支は異なるが、年齢別の保険料や家族構成別の保険料は、目安となるだろう。

ここでは、生命保険文化センターの調査結果をもとに、保険料の目安について考える。

世帯主年齢別 世帯年間払込保険料

生命保険文化センターは、世帯主の年齢別に年間払込保険料を調査している。

おおむね、年齢層が高いほど、配偶者に収入があるほど、年間支払っている保険料は高い。

なお年間払込保険料が36万円なら月々3万円、48万円なら月々4万円となる。また損害保険は含まれていない。

世帯年間払込保険料

世帯主年齢配偶者
無職パート・派遣フルタイム
30(歳)代以下32.2万円32.3万円40.9万円
40(歳)代33.5万円32.8万円42.9万円
50(歳)代35.9万円42.4万円60.6万円
60(歳)代41.5万円37.8万円63.5万円
出典:生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査p231」

家族構成別 世帯年間払込保険料

家族構成別も確認しておこう。年間払込保険料が多いのは、子育て世帯で末子が保育園児・幼稚園児のときと就学終了したときだ。

夫婦のみで40歳以上や60歳以上の有職者も多めだ。

世帯年間払込保険料

末子乳児33.2万円夫婦のみ(40歳未満)21.0万円
末子保育園児末子幼稚園児40.2万円夫婦のみ(40~59歳)37.4万円
末子小中学生36.9万円高齢夫婦有職(60歳以上)37.9万円
末子高校・短大大学生36.3万円高校夫婦無職(60歳以上)31.9万円
末子就学終了42.1万円
出典:生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査p220」

保険料に影響する要素

ここで、保険料はどのように決まるか解説しておく。

まず保険料は、予定利率、予定死亡率、予定事業費率で決まる。

同じ保険商品でも保険料を安くする方法もある。

払込方法(回数)を「月払」ではなく「半年払」や「年払」を選択すれば、保険料総額は割安となる。

また保険料払込期間を短くしても、1回ごとの保険料の額は高くなるが、総額は割安となる。

加入する保険を決定したとしても、契約の仕方で保険料を安くできる点はおさえておこう。

自分に適した生命保険の保険料を知るために

自分に適した保険料を知るために 生命保険ナビ

前章で保険料の目安を確認した。しかし、その保険料が自身に合うかどうかはわからない。

自分に合った保険料を知るためには、何をすればよいのだろうか。

ここでは、適正な保険料額を知るための方法について解説する。

ライフプランを作成する

ライフプランは人生設計のことで、おもに収支をまとめたキャッシュフロー表やライフイベント表、個人バランスシートなどで構成される。

家計の状況を正確に把握するためには、生命保険の解約返戻金額や自動車の売却額、住宅の時価などをまとめた個人バランスシートも作成したほうがよい。

保険の必要性や保険料の適正額を確認するためには、最低限、キャッシュフロー表を作成しておく。

現在の収入と支出をベースに、平均余命までのお金の流れを把握する。

キャッシュフロー表がなければ、どのくらい保険料を支払えるか判断しにくい。

退職後は第二の人生と言われるほど期間は長く、家計が悪化する年度も発生するだろう。

将来の家計を把握するためにも、ライフプランを作成しよう。

ライフプランをもとに保険料を決定する

ライフプランを作成すれば、予測とはいえ、具体的な数値で家計の状況が把握できる。

ライフプランに保険料を計上し、家計の状況を確認しよう。

たとえば、保険料の額として月々4万円(年間48万円)を計上した場合と、月々5万円(年間60万円)を計上した場合とで比較すれば、家計への影響が数値化される。

ライフプランを作成すれば、保険だけでなくさまざまなシミュレーションに活用できる。

住宅ローンの返済計画や自動車の購入計画、子どもの教育資金計画などでも役立つだろう。

ライフステージごとに保険を見直す

一般的に、必要な保障はライフステージごとに異なる。新しいライフステージに進む際は、保険を見直すいい機会だ。

保険の新規加入を検討する機会や保険を見直す機会には次のようなタイミングがある。

入社時

就学を終え、社会人になって落ち着いたら、保険の加入を検討する機会である。

医療保険や就業不能保険、個人年金保険などを検討するとよいだろう。

ただし、現在の仕事をしばらく続けられそうという確信を持ってから、保険に加入したほうがよい。

結婚時

結婚してから子どもが誕生するまでの間、保険について考えるいい機会である。

若いころに加入すれば毎月(毎年)払う保険料の負担も軽くて済む。

この先子供を望む場合は子育てが控えていることも考え、余裕のある範囲で保険を検討しよう。

子育て期

子育て期は、保険料の負担が大きくなる。子どものための学資保険や医療保険

自身や配偶者の医療保険、万一のための死亡保険など、保険でカバーすべきリスクは多い。

住宅取得費も必要な時期であるため、資金計画を立て、保険を比較・検討して家庭に合った商品を選ぼう。

子独立から退職まで

子育てが落ち着いたら、夫婦の老後の生活資金準備に集中できる。

保険でいえば、個人年金保険や介護保険、医療保険、がん保険などが検討すべき商品となる。

退職後

退職前後も保険の見直しを行ういい機会である。

これまで加入している保険の見直しのほか、これから必要となる保障を確認し、予算の範囲内で保険の加入を検討する。

上記を参考に、ライフステージや家族構成などの状況に合わせて保険を見直そう。

生命保険は月々5,000円から加入可能!コストを抑えてリスクに備えよう

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、月々5,000円から加入可能な生命保険やコストを抑える方法について解説した。

保険に加入する際には、自分のライフスタイルや家族構成に合わせた選び方が重要である。

また、ライフステージごとに保険を見直すことで、保険料を低く抑えることができるかもしれない。

しかし、ライフプランの作成や必要保障の把握は自分一人では難しい場合もあるだろう。

また、数多くある保険商品の中から自分のニーズに合ったものを探し出すのも難しいかもしれない。

そんな時は、専門家に相談することをおすすめする。

そして、誰に相談していいかわからない場合は「生命保険ナビ」で全国の保険のプロから条件に合った担当者を探すと良い。

自分に合った担当者に相談することで、安心して保険選びを行うことができるだろう。

保険に関して少しでも疑問や不安がある方は、以下のボタンから申し込んでみてほしい。

  • URLをコピーしました!

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

目次