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50代独身に生命保険は不要なのか?必要性とおすすめの保険、見直し方を解説

この記事で解決できるお悩み
  • 50代独身に生命保険が必要なのかがわからない
  • 50代独身が生命保険を選ぶポイントや見直すポイントを理解したい
  • 50代独身が加入すべき生命保険を具体的に知りたい

テレビのコマーシャルなどで、人生100年時代と言われるようになってから、既に何年も経過した。

2022年において50歳の男性は平均余命が32.51歳、女性は38.16歳である。

つまり平均で男性81.05歳、女性87.09歳まで生きることになる。

この長い年月を自己資金だけで賄うのは非常に困難だ。

「独身だから保険はいらない」

「何かあっても困らない」

とは言えないのではないだろうか。

自分が残りの人生を自分らしく生きていくためには、何らかの保障が必要と感じている方も多いだろう。

この記事を読んで50代独身が今後必要な保障を考えてみよう。

目次

50代独身に生命保険は必要?不要?

50代になると、一番の不安要素は健康面ではないだろうか。

今までは仕事にプライベートに忙しい日々を過ごしていても、体調の変化は一時的であり、一晩寝れば体調が回復し、あまり不安を感じることは少なかったであろう。

しかし50代になると不調が長引くことも増えてきたのではないだろうか。まずは健康面のリスクから考えてみよう。

50代が抱える健康リスク・50代独身にかかる医療費の平均

厚生労働省保険局が発表する「医療給付実態調査報告」のデータによると、50代が入院したときにかかる医療費の平均は1日あたり約4万円、1回の入院では100万円程度が必要になるとされている。

1日あたりにかかる医療費は20代や30代と大差ないものの、加齢によって入院期間が長引き、治療費が高くなる傾向がある。

入院期間が長引くと医療費も多くなるが、仕事を休まざるを得ない期間も長くなり、収入も減ってしまう。

また、70歳以上になれば窓口負担が2割に減るが、現役世代の50代では3割のままであり、負担は大きいままだ。

50代独身に生命保険は不要?

独身の定年後の生活費は、どのくらい必要なのだろうか?

総務省の調査によると、60歳以上で一人暮らしの生活費(支出)は、1か月約15万5,000円かかる。

一方、収入は、1か月約11万4,000円となっている。

収入から支出を差し引いた約4万1,000円は毎月の赤字額となり、その赤字額を埋めるための対策が必要だ。

基本的には定年までに必要な老後資金を貯蓄する必要がある。

しかし、全てを自己資金で賄うのは難しい。

上手に生命保険を利用して問題を解決しよう。

50代独身の場合、今後さらにリスクが高まるがんなどの生活習慣病に確実に備えるために、医療保険とがん保険は一生涯保険が続くタイプがおすすめだ。

また、老後の資産形成に向けて計画的な積立や投資にも保険を活用するとより安心できる。

終身保険や個人年金保険、または投資性のある変額保険なども活用すれば、保障と同時に老後の資産形成も可能になる。

生命保険が不要な人の特徴

会社員・公務員は公的健康保険に傷病手当などもあり、生命保険に加入しなくても保障は厚い。

しかし、退職後は傷病手当も利用できなくなるので、早めの対策は必要だ。

できるだけ早期に必要な保険に加入することで、保険料を低く設定できるメリットも享受できる。

また、十分な収入があって貯蓄できている方も保険は不要と考えられる。

しかし、治療が長引く三大疾病などに罹患すると、大きな出費となる。

貯蓄を取り崩していくことに不安を感じ、治療に集中できない可能性もある。

余計な不安を抱えないためにも、医療保険に加入しておくことは安心を買うことにもなるだろう。

生命保険は不要ではない!50代独身向けの生命保険の選び方・見直し方

50代独身の方が生命保険に加入する必要性について解説してきたが、ここからは、どんな保障を準備するべきか見ていこう。

50代に必要な生命保険の種類

死亡保険

死亡保障は、残された家族が生活していく上で困らないために準備する資金だ。

独身で扶養する家族がいないのであれば、遺族のために資金を残す必要性は低い。

よって死亡保障は、自分の葬儀費用や死後の整理費用に備える程度の金額で十分といえる。

医療保険・がん保険

医療費は、「健康保険制度」や「高額療養費制度」などの公的制度を使うことがベースとなるが、病院までの付き添いや自宅療養となった場合に、独身の場合身内に依頼できず、タクシーの利用やヘルパーなどに頼る可能性も高い。

医療費以外の費用は、公的な医療保険ではまかなえないため、医療保険で準備しておくのが得策だ。

国立がん研究センターが調査した「年齢別のがん罹患率」を見ると、30代前半では男女ともほぼ同率だが、30歳代後半から50歳代前半までは男性よりも女性の罹患率が高まる。

60歳代以降になると男性は女性より顕著に罹患率が高くなることが確認できる。

がんの治療は保険がきかない場合もある上に、抗がん剤治療などは副作用で退院後も自宅療養で働けない状態が続き、生活費が不足することも想定できる。

独身の方は収入が途絶えることによるダメージが大きいだろう。

その場合は、収入保障を兼ねてがん保険に加入することをおすすめする。

なお、最近は長期の入院をともなう治療は少なくなっているため、治療費や生活費などに自由に使える一時金タイプのがん保険に加入しておくと、使い勝手がよく安心だ。

介護保険

また、介護費用が気になる方も多いのではないだろうか。

介護は、公的な介護保険の利用が基本となる。

家族がいれば家族による介護も考えられるが、独身は家族に頼ることが難しいため、介護施設への入所がひとつの選択肢になるだろう。

有料老人ホームなどを選べば、さらに多くの費用を要する可能性がある。

50代から(新たに)生命保険に加入する際に気を付けるべきポイント

50代から一気にリスクが高まる、がんなどの生活習慣病への保障を重点的に準備する。

また、保険料の支払い期間に注意し、保険料を老後も支払い続けられるのか確認しよう。

新規契約には健康状態の告知が必要であり、既に持病があれば加入できないこともある。

また、年齢が上がれば保険料も高くなるため、早めに検討を始めることが重要だ。

50代独身に大きな死亡保障は不要!加入するべきおすすめの生命保険を紹介

公的社会保険でカバーできる部分を調べる

医療保険のなかには、健康保険の高額療養費制度など、社会保険でカバーできる部分もある。

保険で家計を圧迫してしまわないよう、公的保障でカバーしきれない部分を保険で備えるような見直しを心がけよう。

新規への切替えか既存契約の増額か

加入している保険が今の必要性に合っているか定期的にチェックすることは必要だが、必ずしも切替えが必要だとは限らない。

一般的に医療事情や社会的な変化に応じて保険商品も新たなものが開発されているが、場合によっては切替えることでかえって不利になってしまうこともある。

その場合は現在契約している保険に、足りない保障をカバーする特約をつけるなどして増額したり、保障の幅を広げたりすることも視野に入れよう。

無保険期間をつくらない

見直しで新しい保険商品に切替えをする場合、すぐに旧契約を解約するのは禁物だ。

加入申し込みから実際に契約に至るまでにタイムラグがあるうえ、診査に引っかかる可能性もゼロではない。

無保険状態の空白期間に万が一のことがあった場合は、保障を受けられなくなるからだ。

新しい保険の審査に通ってから、旧契約を解約するようにしよう。

将来受け取る返戻金の額を比較する

貯蓄性の高い保険に加入している場合、基本的に古い契約ほど予定利率が高いため、新規に加入する契約よりも解約返戻金の受け取り額は多くなる可能性が高い。

また、旧契約を解約するタイミングによっては少額の解約返戻金しか受け取れない可能性もある。

将来受け取る返戻金の額を旧契約と新規契約で必ず見比べよう。

50代独身は大きな死亡保障は不要!加入するべきおすすめの生命保険を紹介

50代独身におすすめの生命保険を紹介する。

医療保険

ライフネット生命 じぶんへの保険3

入院と手術にシンプルに備えられるエコノミーコースと先進医療に加え、がんなどの3大生活習慣病に手厚く備えるおすすめコースの2つから選択できる終身医療保険だ。

保険料は一生涯上がらず、入院給付金は日帰り入院でも5日分受け取れる。

短期入院に手厚いのが特徴だ。

SBI生命 SBI生命の終身医療保険Neo

病気やケガによる入院・手術に加え、特約を付加することで、3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)や、女性疾病にも手厚く、しかもリーズナブルな保険料で備えられる。

顧客のニーズが高い特約から、顧客のご希望に合わせた保障にカスタマイズできる終身医療保険だ。

はなさく生命 はなさく医療

「はなさく医療」は、入院・通院の保障に加え、生活習慣病等による様々なリスクに備えられる医療保険だ。

大疾病による入院は、支払日数無制限で保障される。

日帰り入院でも、最高20万円の一時金を受け取れるのもメリットだ。

がん保険

ライフネット生命 がん保険「ダブルエール」

保険料を抑えたい方には、「がん診断一時金」と「上皮内新生物診断一時金」のみのシンプルタイプ、長引くがん治療に備えたい方には「治療サポート給付金」がついたベーシックタイプ、がん罹患後の収入減少に備えたい方は「がん収入サポート給付金」がついたプレミアムタイプがおすすめだ。

アクサ生命 がん終身

「がんの保障は一生涯にわたって確保したい」

「がん診断給付金が欲しいけれど入院もしっかり保障して欲しい」

そんな方におすすめだ。

がん入院1日あたり最高2万円の保障があり、日数は無制限と心強い保険だ。

チューリッヒ生命 終身ガン治療保険プレミアムZ

ガン治療の主流となる抗がん剤治療を手厚くサポートする。

保険診療の抗がん剤治療はもちろん、保険適用外となる所定の自由診療による抗がん剤治療も保障し、所定の抗がん剤治療を受けた月ごとに一定額の給付金が受け取れる保険だ。

個人年金保険

明治安田生命 年金かけはし

老後の生活資金が準備できる個人年金保険だ。

保険料払込期間中の死亡保障を抑えることで、受け取れる金額が多くなるように設計しており、保険料払込期間と据置期間を設定できる。

医師による診査や健康状態などの告知は不要。

住友生命 たのしみ未来

老後やマイホーム資金など、自在な設計で資産形成ができる個人年金保険だ。

受取額はご契約時に円建てで確定し、告知や医師の診査は不要。

保険料払込期間や据置期間等をライフプランにあわせて自在に設定でき、確定年金として、老後資金にあてることができる。

太陽生命 個人年金保険

ネットで簡単に申し込み可能な個人年金保険だ。

円建てタイプの年金保険のため、安心して資産形成することができる。

生命保険料控除の対象になるため、税制上のメリットを受けられる。

また、所得税や住民税の控除を活用できるため、税制上のメリットを受けられる。

50代独身の方に金額の大きい死亡保障は不要!自分のための保険でリスクに備えよう

この記事では、50代独身の方に生命保険が必要なのかを解説した。

50代独身は大きな死亡保障は必要ないが、自分のための保険は必要だ。

長いセカンドライフを乗り切るための医療保険や老後資金が必要である。

また保険料をいつまで払い続けるかも保険選びには重要だ。

退職し、公的年金のみの収入になった時でも保険料の支払いは続くため、収入と保険料のバランスを考えながら、必要な保障を確保しなければならない。

しかし、保険の必要性は各個人の状況により分かれる。

またいくつか具体的な商品を紹介したが、あくまで一例であり、大切なことはあなたにとって最適な保険を見つけることだ。

そのため、保険選びに少しでも疑問や不安があれば、保険のプロに相談することをおすすめする。

専門的なアドバイスを受けることで自分に必要な保険を見つけることができるだろう。

マッチングサイト「生命保険ナビ」では全国の保険のプロからあなたの条件や意向に最適な担当者を選ぶことが可能だ。

専門的な知識をもとに適切な生命保険を選びたい方は、以下のボタンから申し込んでみてほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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