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50代女性におすすめの生命保険が知りたい!備えるべきリスクから考えよう

この記事で解決できるお悩み
  • 50代女性が生命保険で備えるべきリスクを理解したい
  • 50代女性が生命保険を選ぶ時のポイントが知りたい
  • 50代女性におすすめの生命保険を具体的に知りたい

50代の女性は、仕事や趣味を楽しみながらも、豊かなセカンドライフを過ごすための資産作りが気にかかっている方も多いだろう。

子どもがいる方も、そろそろ子どもの独立が視野に入ってくるので、自分のためにお金を使う方向に舵を切っても良いのではないだろうか。

一方で、糖尿病や骨粗しょう症、心筋梗塞や脳卒中などの生活習慣病やガンなどの大きな病気も心配になる世代だ。

特に女性は、女性特有の病気への罹患率も上がる年代でもあるため、特に気になるだろう。

突然の大きな病気で、まとまった医療費が必要になったときの保障はすでに備えているだろうか。

この記事では、50代女性のリスクから考えて、必要な保障や生命保険の選び方を解説していく。

新たな生命保険の加入や見直しが気になっている方は参考にしてほしい。

目次

50代女性が生命保険で備えるべきリスクとは

50代女性の生命保険の加入実態と貯蓄事情

生命保険加入率(性別・年齢別)

引用:公益財団法人生命保険文化センター2022(令和4)年度 生活保障に関する調査

民間の生命保険会社や郵便局、JA(農協)、県民共済・生協等で取り扱っている生命保険や生命共済(個人年金保険やグループ保険、財形は除く)の加入率を示す。

上記のグラフを見ると50代女性の生命保険加入率は87.8%であり、男女ともに50代の加入率が他の年代より高くなっていることがわかる。

50代女性は、家族のための保障、自分の老後、病気への備えなどに保障が多く必要ということがわかる。

次は単身世帯と二人以上世帯の年代別貯蓄額を見てみよう。

50代の貯蓄額は30代40代と比較して、かなり貯蓄額が増えている。

支出が一段落し、収入が増加したためであろう。

定年で退職金が入った可能性も考えられる。

40代50代の頃より、貯蓄額は上がっているが、ライフステージの変化や健康リスクの増加などに備えて、新たな保険に加入したり、保険の見直しをする必要性が高い年代だ。

単身世帯二人以上世帯
平均中央値平均中央値
20代179万円20万円212万円63万円
30代606万円56万円752万円238万円
40代818万円92万円916万円300万円
50代1,067万円130万円1,386万円400万円
60代1,860万円460万円2,427万円810万円
70代1,786万円800万円2,209万円1,000万円
出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」 

50代女性が抱える健康リスクと生命保険の必要性

女性は50歳前後になると閉経を迎える。更年期症状を自覚するかどうかは人によって異なるが、更年期には多くの方がほてりや発汗など、今までに見られなかった不調を感じたり、体型や肌、髪など、外見にも変化の兆しが見えてくる。

その原因は40代後半頃から、女性の体をガードしていた女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少していくからだ。

それに伴い、自律神経失調症状や精神的な不調など、さまざまな更年期症状が現れるようになる。

閉経した後に続く長い人生では、特に「骨」「血管」「脳」に関するリスクが高まっていく。

悪玉コレステロールの値が高くなり、血管の老化が進み、動脈硬化から心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病などを発症しやすくなる。

しかも、エストロゲンは脳の認知機能にも影響するため、物忘れがひどくなり認知症のリスクが高まる。

また、更年期症状と思っていたら、「病気」だったということもある。

50歳は人生の折り返し地点であり、体のガードが弱くなる年齢になったと考え、乳がん、卵巣がんなど女性特有の病気や、女性のがんのなかで死亡数が多い大腸がん、症状が更年期症状に似ている甲状腺疾患などのリスクにもしっかりと備えよう。

医療保険は大きな病気をした後では、加入できる保険が限られてくる。

また、保障開始時の年齢に応じた月払保険料から変更なく払い込み続ける終身医療保険があるが、保障開始時の年齢が高いほど保険料も高くなる。

また、持病や既往症がある方向けの医療保険は、健康な方向けの医療保険と比較して保険料が割り増しになることや、特定の病気が補償の対象外になることもある。

希望どおりの保険料や保障内容の医療保険を希望するなら、年齢を重ねる前や健康状態が安定している時期に検討しておこう。

すでに医療保険に契約しているという方も、ライフステージや心配ごとに合わせた保障が受けられるかどうか、見直してみてはどうだろうか。

50代で生命保険に加入するべき人の特徴

50代に生命保険が不要かどうか判断するときのポイントは以下の3つだ。

  • 万が一に備えた貯蓄が十分にあるか
  • 万が一のときに家族の生活が苦しくならないか
  • 万が一の場合に必要な額と現状の貯蓄額を把握する

上記のポイントを確認して、属性別に必要な保障を考えてみよう。

貯蓄があまり十分ではない人

生命保険は自己資金では賄えない出費をカバーするためのものだ。

すでに十分な貯蓄や資産がある方には必要ないと考えられる。

しかし、50代ではまだまだ十分な資産を持てる方は少ないだろう。

晩婚化が進み、子どもに教育費がかかる方も多いなかで、大きな病気に罹患すれば、経済的な負担が自分と家族にかかってくる。

病気やけがで入院すると、医療費がかかる上に、働けない状態でも生活費は必要だ。

働くことができずに収入が途絶えれば、生活そのものが困窮することにもなりかねない。

そのような時は、貯蓄を切り崩して対応するのが一般的であるが、貯蓄が十分でない場合には必要な費用が足りなくなってしまうケースも考えられる。

扶養家族がいる人

扶養している家族がいる人は、最も生命保険の必要性が高いと言えるだろう。

一家の大黒柱が亡くなってしまうと、社会保障制度である程度の給付は受けられるものの、家族構成によっては遺族の生活が苦しくなることも十分想定される。

そのため、家族構成や年齢、就業状況を考え、不足することのないように生命保険で死亡保障を備えることが大切だ。

自分が主な働き手ではなく専業主婦であっても、家事を業者に依頼しなければならなくなることもある。

独立前の子どもがいる方は、生命保険での保証を考えておこう。

相続対策をしたい人

被相続人の死亡時に遺族が受け取る生命保険の保険金は、「みなし相続財産」として、相続税の課税対象になる場合がある。

相続税の課税対象となるケースでは、次の計算式で求められる「非課税枠」が適用される。

非課税枠 500万円×法定相続人の数

相続税の基礎控除額とは別に生命保険の非課税枠を利用することにより、相続税をなくしたり減らしたりできる可能性がある。

非課税枠の計算で用いる法定相続人の数には、相続放棄をした人も含まれる。

ただし、非課税枠の対象となるのは法定相続人のみで、相続放棄をした人が保険金を受け取っても、非課税枠は利用できないことに注意が必要だ。

相続財産は、遺言書がある場合、被相続人の遺言に従って分けられる。

遺言書がない場合は、相続人全員の遺産分割協議によって、誰がどの財産を相続するか決めなければならない。

しかし、生命保険の保険金は、受取人固有の財産と考えられ、事前に指定された受取人は、ほかの相続人との話し合いなしに保険金を受け取れる。

生命保険を活用することで、被相続人は自分が渡したい人に確実に財産を遺すことができ、受取人もほかの相続人とのトラブルを避けて財産を受け取れるというメリットもある。

50代女性向け!生命保険を選ぶポイントを解説

50代女性といっても、その属性ごとに必要な保障も変わる。

属性ごとのポイントを解説していこう。

50代独身女性

独身の場合、今後さらにリスクが高まるがんや生活習慣病に確実に備えるために、医療保険とがん保険は一生涯保険が続くタイプがおすすめだ。

また、老後の資産形成に向けて計画的な積立や投資にも保険を活用するとより安心できる。

終身保険や個人年金保険、または投資性のある変額保険なども活用すれば、保障と同時に老後の資産形成も可能になる。

また、独身の場合でも両親を扶養していたり、介護を担っている人は死亡保障をしっかり備えるべきだ。

自分に万が一のことがあった時に、誰が困り、どれくらいの備えがあれば安心して暮らしていけるのか考えよう。

検討すべき保険:医療保険・がん保険・個人年金保険・介護保険

既婚・子どもなしの50代女性

50代夫婦のみでの場合、保険選びはまず二人の生活を守ることと老後に向けた必要保障の確保を目的に選ぼう。

生活習慣病に備えて、終身タイプの医療保険やがん保険がおすすめだが、将来的にも保険料の支払いが続くものについては、その支払いが続けられるか支出と収入のバランスを考える。

また、老後の資産形成を計画的に行うため、余裕があれば終身保険や個人年金保険、変額保険などの活用も検討するといいだろう。

検討すべき保険:医療保険・がん保険・個人年金保険・介護保険

既婚・子どもありの50代女性

まだ独立していない子どもがいる場合、まずは父母に万が一のことがあった時に子どもの生活費や教育費の確保を最優先し、死亡保険に加入しておくといいだろう。

子どもが独立したら死亡保険の保障額を見直し、その分を老後の資産形成に回すのがおすすめだ。

死亡保険以外には生活習慣病に備えて終身タイプの医療保険やがん保険を確保し、多少余裕があれば貯蓄性のある終身保険や個人年金保険、変額保険なども検討するといいだろう。

検討すべき保険死亡保険・医療保険・終身保険・個人年金保険

50代女性におすすめの生命保険を紹介

50代独身女性におすすめの保険

50代独身女性におすすめの保険は、医療保険とがん保険だ。それぞれ具体的に見ていこう。

オリックス生命 医療保険CURE Lady Next [キュア・レディ・ネクスト]

50歳・女性
  • 入院給付金5,000円
  • 入院一時金5万円
  • 保険料月3,210円

女性特有の病気はもちろん、すべてのがん(悪性新生物・上皮内新生物)で入院した場合には、女性入院給付金を上乗せ保障する女性専用の終身医療保険だ。

数多くの特約があり、さまざまな要望に応じた保障プランを作ることができる。

「入院一時金特約」「特定三疾病一時金特約」「がん一時金特約」「通院治療支援特約(退院時一時金給付型)」などがある。

また、電話健康相談や糖尿病専門サポート、介護・認知症サポート等のサービスを無料で使えるので、これらの付帯サービスも活用できる。

朝日生命 人生100年時代の認知症保険

50歳・女性
  • 安心プラン
  • 認知症介護一時金250万円
  • 保険料月額1,623円

50万円単位で一時金額を設定できるため、必要な備えにお手頃な保険料で加入できる終身介護保険。

親を被保険者としての申し込みも可能だ。

所定の認知症と診断され、公的介護保険の要介護1以上と認定されたときには最大1,000万円の一時金が受け取れる。

既婚・子どもなしの50代女性におすすめの保険

続いて、既婚で子供がいない50代女性におすすめの保険は、個人年金保険とがん保険の2つだ。それぞれ具体的に見ていこう。

太陽生命 個人年金保険

50歳・女性
  • 年金額30万円
  • 10年
  • 保険料月額9,789円

ネットで簡単に申し込み可能な個人年金保険。

円建てタイプの年金保険のため、安心して資産形成することができる。

生命保険料控除の対象になるため、税制上のメリットを受けられる。

がんや重大疾病で所定の状態に該当したとき等、保険料が免除される保険料払込免除特約あり。

いつから、いつまで、いくら、どのように受け取るのか、自由に選べるのも嬉しいポイントだ。

はなさく生命 はなさくがん保険

50歳・女性
  • 標準プラン
  • がん一時給付金50万円
  • 保険料月額2,015円

お手軽プラン・標準プラン・保障充実プランの3つのプランから選べるがん保険だ。

初めてがんと確定診断されたとき、まとまった一時金を受け取れる。

標準プラン、保障充実プランなら初めてがんと確定診断されたとき、以後の保険料の払込みは不要。

既婚・子どもありの50代女性におすすめの保険

既婚で子供がいる50代女性におすすめの保険は、定期保険と医療保険の2つだ。こちらもそれぞれ具体的に見ていこう。

ライフネット生命 かぞくへの保険

50歳・女性
  • 保険金額1,000万円
  • 保険期間10年
  • 保険料月額2,683円

被保険者が死亡または高度障害状態になったときに保険金を受け取れる。

保険期間は定期の保険なので、必要な期間だけ備えたい人に向いている。

例えば、教育費のかかる子どもが社会人になるまでの期間だけ備えたいような場合に最適な保険だ。

24時間365日いつでもホームページで試算から申し込みまでできるので、夜中でも時間を気にせずに手続きできる。

チューリッヒ生命 終身医療保険プレミアムZ

50歳・女性
  • 入院給付金5,000円
  • 保険料月額1,644円

入院・手術等はもちろん、特定疾病や女性疾病まで、幅広い保障から自由に選べる終身医療保険だ。

日帰り入院から保障され、手術は入院の有無にかかわらず約1,000種類が保障される。

ガン等の特定疾病で所定の条件を満たしたときには、以後の保険料は払込み不要の特定疾病保険料払込免除特約もある。

50代女性が生命保険に入る必要性を理解して自分に最適な保険選びを

本記事では、50代女性におすすめの生命保険と保険選びのポイントを解説した。

50代女性は糖尿病や骨粗しょう症など、中高齢の方特有の病気へかかるリスクが上昇し、それに伴って必要な医療費も上がる。

また、老後の生活費用を準備する必要もあるため、これらのリスクに対して生命保険で備える必要性が高い。

未婚と既婚、または子どもの有無によって選び方のポイントが違うのでおさえておいてほしい。

50代女性に必要な生命保険と具体的な商品についても紹介したが、あくまで一例であり、大切なことはあなたにとって最適な保険を見つけることだ。

そのため、保険選びに少しでも疑問や不安があれば、保険のプロに相談することをおすすめする。

専門的なアドバイスを受けることで自分に必要な保険を見つけることができるだろう。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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