GMOクリック証券（FXネオ）のスプレッドは？FX取引の手数料体系を詳しく解説

FX取引において、スプレッドは成功を左右する重要な要素だ。スプレッドの理解と適切な選択が、投資収益に大きな影響を与えるからである。

しかし、「スプレッドとは何か」「なぜ重要なのか」という基本的な疑問を抱える投資家も少なくない。

そこで本記事では、業界最狭水準のスプレッドを提供し、幅広い層のトレーダーから高い評価を得ているGMOクリック証券（FXネオ）に焦点を当て、スプレッドと手数料体系について詳しく解説する。

FX取引を始めようと考えている方や、より有利な条件でのトレードを目指す方は、GMOクリック証券（FXネオ）の特徴を参考にして、ぜひGMOクリック証券（FXネオ）での取引を検討して欲しい。

GMOクリック証券（FXネオ）のスプレッドはどのくらい？

まずは、スプレッドの基本概念と重要性を理解したうえで、FXネオの具体的なスプレッドの一覧と、過去の推移について詳しく解説する。

スプレッドとはなにか

スプレッドとは、通貨ペアの買値（アスク価格）と売値（ビッド価格）の差額のことだ。

たとえば、米ドル/円の通貨ペアにおいて、次のような価格が表示されている場合、この差額である0.2円（20銭）がスプレッドとなる。

インターバンク市場でプロ同士が行う外国為替取引では、価格とスプレッドは常に変動している。

しかし、個人投資家は通常、FX業者を通じて市場にアクセスする。FX業者は変動リスクを引き受け、手数料を含めたスプレッドを個人投資家に提示しているのだ。

スプレッドは、FX業者が提供するサービスに対する対価として機能する。

トレーダーは通貨を購入する際にアスク価格で買い、売却する際にビッド価格で売ることになるため、その差額がFX業者の収益となるのである。

スプレッドの設定は、FX業者の経営方針や市場状況によって異なる。

各FX業者はそれぞれの戦略に基づいてスプレッドを設定し、これがスプレッドの違いとして現れる。

スプレッドが狭いのはなぜ良いのか

スプレッドは狭ければ狭いほど、トレーダーに有利に働く。この差額が狭いほど、取引コストが低くなるからだ。

たとえば、米ドル/円のスプレッドが0.2銭の場合、1万通貨単位での取引では2円のコストが発生するが、これが0.5銭に広がると同じ取引で5円のコストがかかる。

頻繁に売買する場合、コストの小さな差が累積して大きな差に影響するため、取引コストの低減が非常に重要である。

GMOクリック証券（FXネオ）のスプレッド一覧

さて、ここからは実際に取引されているスプレッドを確認していこう。

以下は、FXネオの公式Webに掲載されている「原則固定」対象のスプレッド一覧である。

原則固定とは、相場変動に関わらず一定のスプレッドが提供されるということだ。

ただし、「原則として固定」なので、相場に異変が起きた場合などには、例外的にスプレッドが広がる場合もある。

通貨ペア	スプレッド（午前9時～翌午前3:00の場合）
米ドル/円（USD/JPY）	0.2銭原則固定、上記以外の時間帯は3.8銭
ユーロ/円（EUR/JPY）	0.4銭原則固定、上記以外の時間帯は5.9銭
ポンド/円（GBP/JPY）	0.9銭原則固定、上記以外の時間帯は9.9銭
豪ドル/円（AUD/JPY）	0.5銭原則固定、上記以外の時間帯は5.8銭
NZドル/円（NZD/JPY）	0.7銭原則固定、上記以外の時間帯は7.9銭
カナダドル/円（CAD/JPY）	0.6銭原則固定、上記以外の時間帯は7.9銭
スイスフラン/円（CHF/JPY）	0.8銭原則固定、上記以外の時間帯は10銭
トルコリラ/円（TRY/JPY）	1.4銭原則固定、上記以外の時間帯は3.9銭
南アフリカランド/円（ZAR/JPY）	0.9銭原則固定、上記以外の時間帯は2.0銭
メキシコペソ/円（MXN/JPY）	0.2銭原則固定、上記以外の時間帯は0.7銭
ユーロ/米ドル（EUR/USD）	0.3pips原則固定、上記以外の時間帯は3.8pips
ポンド/米ドル（GBP/USD）	1.0pips原則固定、上記以外の時間帯は9.8pips
豪ドル/米ドル（AUD/USD）	0.4pips原則固定、上記以外の時間帯は5.8pips
NZドル/米ドル（NZD/USD）	1.6pips原則固定、上記以外の時間帯は9.9pips
ユーロ/ポンド（EUR/GBP）	1.0pips原則固定、上記以外の時間帯は9.9pips
ユーロ/豪ドル（EUR/AUD）	1.5pips原則固定、上記以外の時間帯は10pips
ポンド/豪ドル（GBP/AUD）	1.5pips原則固定、上記以外の時間帯は30pips
ユーロ/スイスフラン（EUR/CHF）	1.6pips原則固定、上記以外の時間帯は10pips
ポンド/スイスフラン（GBP/CHF）	2.8pips原則固定、上記以外の時間帯は12pips
米ドル/スイスフラン（USD/CHF）	1.6pips原則固定、上記以外の時間帯は10pips

FXネオではこのほかに、通常より発注可能な数量が大きい「ラージ銘柄（6通貨ペア）」を提供している。

ラージ銘柄は原則固定スプレッドの対象ではないため、表には含めていない。

GMOクリック証券（FXネオ）のスプレッド推移

FXネオのスプレッド推移について確認するため、同社の「過去の提示スプレッド等に関する実績情報」を参照し、2024年2月から6月にかけての推移を整理した。

	USD/JPY	EUR/JPY	GBP/JPY	EUR/USD
提示スプレッド	0.2銭原則固定	0.4銭原則固定	0.9銭原則固定	0.3pips原則固定
スプレッド提示率	94.30%～97.21%の範囲で推移	93.50%～97.23%	95.11%～97.26%	96.52%～97.51%
最大スプレッド	16.0銭で一定	20.0銭で一定	30.0銭で一定	7.8pips～16.0pips

総じて、GMOクリック証券（FXネオ）は、一貫して安定的に狭いスプレッドを提供し続けている。

トレーダーにとって有利な取引環境が継続していることは、大きな魅力であるといえよう。

ただし、市場の急変時や重要な経済指標発表時には、一時的にスプレッドが拡大したり、価格配信が停止したりすることがある。

たとえば、2024年5月3日から5月17日までは政治・経済情勢等を反映し、一時的に原則固定スプレッドの適用を停止する対応がとられている。

GMOクリック証券（FXネオ）と他のFX口座のスプレッド比較

ここからは、FXネオのスプレッドが本当に狭いのかを、主要FX口座との比較により確認していく。

主要FX口座とのスプレッド比較

以下は、主要通貨ペアのスプレッドについて、他の主要なFX口座と比較した内容だ。

FXネオでは、すべての通貨ペアにおいて一貫して競争力のあるスプレッドを提供している。

ただし、スプレッドは頻繁に改定されるうえ、キャンペーン実施などでより有利な条件が提示される場合もあるため、最新の情報を公式サイトで確認することが重要だ。

2024年7月調査 各社のスプレッド比較

通貨ペア	GMOクリック証券（FXネオ）	DMM FX （午前9時～翌午前5時）	SBI FXトレード （スプレッド実績値 2024年5月）	外為どっとコム （午前9時～午前3時）	みんなのFX （午前8時～午前5時）
USD/JPY	0.2銭原則固定	0.2銭	0.18銭	0.2銭	0.2銭
EUR/JPY	0.4銭原則固定	0.4銭	0.48銭	0.4銭★	0.4銭
GBP/JPY	0.9銭原則固定	0.9銭	0.88銭	0.9銭	0.9銭
ZAR/JPY	0.9銭原則固定	1.0銭	0.88銭	0.3銭★	0.9銭
MXN/JPY	0.2銭原則固定	0.2銭	0.18銭	0.2銭	0.3銭
EUR/USD	0.3pips原則固定	0.3pips	0.38pips	0.3pips★	0.3pips
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GMOクリック証券（FXネオ）の優位性

総じてFXネオは、スプレッドの狭さと安定性において、競争力があると評価できる。

また、スプレッド以外においても、以下の点で優位性がある。

GMOクリック証券（FXネオ）のスプレッドから見るおすすめの通貨ペア

FXネオのスプレッドを活かして効果的な取引を行うために、おすすめの通貨ペアをいくつか紹介する。

また、どのような投資家に適しているかも考察する。

米ドル/円（USD/JPY）スプレッド：0.2銭原則固定

米ドル/円は、日本のトレーダーにもっとも取引される通貨ペアの一つで、初心者でも取引しやすい。

ユーロ/円（EUR/JPY） スプレッド：0.4銭原則固定(午前9時～翌午前3:00)
5.9銭(左記以外の時間帯)

世界でもっとも取引量の多い通貨ペアのひとつである。

こちらも、米ドル/円同様、スプレッドの狭さと流動性の高さから、取引がおすすめできる通貨ペアだ。

豪ドル/円（AUD/JPY）スプレッド：0.5銭原則固定

豪ドルは、商品価格の変動に敏感な「コモディティ通貨」の中でもスプレッドが狭い。

取引コストを抑えて利益獲得チャンスが狙える通貨として、おすすめである。

GMOクリック証券（FXネオ）の手数料体系

GMOクリック証券（FXネオ）は、スプレッドの狭さだけでなく、その他の手数料体系についてもトレーダーに有利な条件を提供している。

取引手数料や口座維持手数料はかからない

FXネオでは、FX取引にかかる以下の手数料はすべて無料である。

ただし、「ロスカット手数料」の負担は必要となる。ロスカット手数料とは、証拠金維持率が50％未満になった場合に、システムが自動的にポジションを反対売買する際に発生する手数料のことだ。

この手数料は、1取引単位（10,000通貨）あたり500円（税込）である。

南アフリカランド/円とメキシコペソ/円は、1取引単位が100,000通貨なので、それに応じた手数料がかかることにも注意して欲しい。

このロスカット手数料については、実際に弊社で実施したアンケートでもユーザーから改善を求める声が多数寄せられた。同社の投資家からの評判は概ね高いが、この点はFXネオで取引をする上で留意しておくべきだろう。

ただ、この手数料は逆指値注文を活用することで抑えることができる。逆指値注文を使えば、自分が設定したレートで自動的にポジションを決済できる。

これにより、ポジションを決済する際の損失は避けられないが、手数料を支払う必要はなくなるのだ。

主要FX口座の手数料比較

以下は、主要なFX口座の手数料体系である。

項目	GMOクリック証券（FXネオ）	DMM FX	SBI FXトレード	外為どっとコム	みんなのFX
取引手数料	無料	無料	無料	無料	無料
口座開設（維持）手数料	無料	無料	無料	無料	無料
クイック入金手数料	無料	無料	無料	無料	無料
出金手数料	無料	無料	無料	無料	無料
ロスカット手数料	あり	無料	無料	無料	無料
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スプレッドと総合力で選ぶならGMOクリック証券（FXネオ）が正解！

GMOクリック証券（FXネオ）は、業界最狭水準のスプレッドを安定的に提供し、取引コストを大幅に抑えられる。

初心者から頻繁に取引するデイトレーダーまで、幅広い層に理想的な環境を提供しているFX口座である。

使いやすさで高評価の取引ツールや、スタッフによる手厚いサポートも強みだ。

1,000通貨単位からの取引が可能なため、リスクを抑えて始められるのも大きなメリットである。

FX取引を始めたい方や既存の取引環境に不満を感じている方は、ぜひGMOクリック証券（FXネオ）の口座開設を検討して欲しい。

無料の口座開設から始め、取引ツールを試してみれば、その良さが実感できるはずだ。

GMOクリック証券（FXネオ） のスプレッドに関するQ＆A