- LINE FX の最低入金額が知りたい
- LINE FX の最低取引単位がわからない
- LINE FX の取引に必要な資金が知りたい
LINE FXは、株式会社LINEが提供しているFX口座だ。操作性と利便性が高いため、多くのFXトレーダーから利用されている。
これからFX取引を検討しようと考えており、「取引の最低金額はいくらなんだろう」という疑問をお持ちの方もいるだろう。
初心者の方はリスクを抑えるために投資額を低くする方法が考えられるため、LINE FXの最低取引金額を知っておくとよい。
こちらの記事では、LINE FXの最低取引金額や最低取引単位、取引に必要な資金について解説する。
LINE FXの口座開設を検討している方に役立つ内容となっているので、ぜひ参考にしてみてほしい。
LINE FX の最低入金額とは?
まずは、LINE FXの最低入金額や初心者に推奨される初期投資額について解説する。
取引を行う際に必要な入金方法についても解説するので、参考にしてみてほしい。
LINE FX の最低入金額
LINE FXには、インターネット経由でスムーズに入金できる「クイック入金」と、銀行のATMやインターネットバンキングを利用して入金する「銀行振り込み入金」がある。
クイック入金の入金可能額は「1,000~1億円」となっており、銀行振り込み入金は特に制限が設けられていない。つまり、最低入金額は1円ということになる。
入金する際にはクイック入金を利用したほうがスムーズなので便利だ。最低入金額は1,000円だが、FX取引を行う際に必要な金額となるため、クイック入金の活用をおすすめする。
FXで推奨される初期投資額
FX未経験者や初心者の場合は、リスクを取り過ぎるべきではない。あくまでも目安ではあるが、未経験者や初心者のFX初期投資額は、投資可能な資金の5〜10%程度に抑えるとよいだろう。
例えば、投資に回せる資金が100万円ある場合、FXに充てる金額は5万円~10万円程度となる。損失が発生しても、生活に影響のない金額から始めることが重要だ。
また、実際にFXを始めたあとの数ヶ月程度は、実戦経験を積みながら知識を習得する学習期間と考えるとよいだろう。
為替相場は急変動することがあるが、そのタイミングを事前に知ることはできない。
初心者がパニックに陥る事態を防ぐためにも、過度なリスクを取るべきではない。また、大きなリスクを取ると一度の取引で多額の損失を被る可能性がある。
数回の失敗でFX口座の残高がゼロになることもあり、市場から退場せざるを得なくなる。
初心者が大きなリスクを取ることは、金銭的損失だけでなく学習機会を喪失したり精神的な打撃を受けることにつながる。
そのため、FX未経験者と初心者は、初期投資額を投資可能な資金の5〜10%程度に抑えることをおすすめする。
LINE FX の入金方法
LINE FX の入金方法について、クイック入金と銀行振り込み入金をそれぞれ解説する。
クイック入金の流れ
- LINE FX Web版の「メニュー」から「入出金」をタップする
- 「クイック入金」をタップする
- 金額を入力した上で「金融機関サイトへ」をタップする
- 各金融機関サイトでログイン後、画面の案内に従って手続きを進める
なお、全ての金融機関がLINE FXのクイック入金に対応しているわけではない。
対応している銀行は以下のとおりなので、口座を保有している銀行があるか確認しよう(利用には事前に各提携金融機関でのインターネットバンキングの契約が必要)。
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- PayPay銀行
- 住信SBIネット銀行
- 楽天銀行
- ゆうちょ銀行
銀行振り込み入金の流れ
- LINE FX Web版の「メニュー」から「入出金」をタップする
- 「銀行振り込みで入金」をタップする
- 自身の銀行口座から専用の入金口座に銀行振り込みを実施する
いずれの方法でも簡単に入金できるため、操作で迷うことはほとんどないだろう。スムーズに入金して、取引を始めてみてほしい。
LINE FX の最低取引単位
LINE FXの最低取引単位は、1,000通貨単位となっている。取引に対応している通貨ペアと取引単位の詳細は以下のとおりだ。
通貨ペア | 取引単位 |
---|---|
米ドル/円(USD/JPY) | 1,000米ドル |
ユーロ/円(EUR/JPY) | 1,000ユーロ |
ポンド/円(GBP/JPY) | 1,000ポンド |
豪ドル/円(AUD/JPY) | 1,000豪ドル |
NZドル/円(NZD/JPY) | 1,000NZドル |
カナダドル/円(CAD/JPY) | 1,000カナダドル |
スイスフラン/円(CHF/JPY) | 1,000スイスフラン |
南アフリカランド/円(ZAR/JPY) | 1,000南アフリカランド |
メキシコペソ/円(MXN/JPY) | 1,000メキシコペソ |
トルコリラ/円(TRY/JPY) | 1,000トルコリラ |
ユーロ/米ドル(EUR/USD) | 1,000ユーロ |
ポンド/米ドル(GBP/USD) | 1,000ポンド |
豪ドル/米ドル(AUD/USD) | 1,000豪ドル |
NZドル/米ドル(NZD/USD) | 1,000NZドル |
ユーロ/ポンド(EUR/GBP) | 1,000ユーロ |
ユーロ/豪ドル(EUR/AUD) | 1,000ユーロ |
ポンド/豪ドル(GBP/AUD) | 1,000ポンド |
ユーロ/NZドル(EUR/NZD) | 1,000ユーロ |
ポンド/NZドル(GBP/NZD) | 1,000ポンド |
豪ドル/NZドル(AUD/NZD) | 1,000豪ドル |
米ドル/スイスフラン(USD/CHF) | 1,000米ドル |
ユーロ/スイスフラン(EUR/CHF) | 1,000ユーロ |
ポンド/スイスフラン(GBP/CHF) | 1,000ポンド |
取引に必要となる資金は、取引を行う通貨ペアによって異なる。取引を検討している通貨ペアの価格を調べて、どの程度の資金が必要になるか調べておこう。
LINE FX での取引に必要な資金
続いて、LINE FXでの取引に必要な資金を具体的に解説する。
実際に取引を始めるために必要な資金は取引の規模やリスク管理の方法によるため、あくまでも目安として参考にしてほしい。
必要資金の具体例
レバレッジをかけないと仮定したら、1米ドル160円というレートのとき、必要な最低金額は16万円となる(160円×1,000米ドル)。
しかし、LINE FXでは25倍のレバレッジをかけることが可能だ。レバレッジとは「てこの原理」を意味しており、預けている金額以上の取引ができる。
25倍のレバレッジをかけてFX取引をする場合、最低必要資金は6,400円となる(16万円÷25)。
つまり、LINE FXで日本円と米ドルを取引する際の最低必要額は6,400円となる計算だ。
ただし、実際には6,400円のみ入金してレバレッジ取引を行うのはリスクが大きい。
LINE FXをはじめとした多くのFX会社は、最低必要資金よりも多くの証拠金を用意することを推奨しているため、余裕を持って入金しよう。
多くの資金を用意すれば一時的な損失にも耐えられる余裕が生まれ、冷静にFX取引と向き合える。
為替相場は想定とは異なる動きをするケースが多くあるため、余裕を持って資金を用意しよう。
リスク管理の観点から推奨される証拠金の水準
FX口座に必要な証拠金とは、取引を行うために必要な担保となるお金だ。レバレッジを利用することで、実際に預ける資金よりも大きな金額の取引が可能になる。
証拠金には、取引に必要な最低限の金額である「必要証拠金」と取引を継続するために必要な最低限の金額である「維持証拠金」がある。
必要な証拠金を用意できない場合は自動的にポジションを失う(売却される)ため、損失が確定してしまう。
かけるレバレッジが大きいほど、トレーダーが用意すべき必要証拠金は少なくなる。
例えば、100万円の取引を行う場合、レバレッジ10倍の場合は10万円の証拠金で足り、25倍の場合は4万円の証拠金で足りる。
とはいえ、損失が発生したときに備えるために、必要証拠金の2〜3倍程度の資金を用意することが望ましい。
また、市場の変動に応じてポジションサイズやレバレッジを調整したり、定期的に利益を確定させてリスクを軽減するのも効果的だ。
レバレッジの設定による証拠金の変動
レバレッジをかけた場合、FX口座に必要な証拠金は変動する。例えば、100万円の口座残高で日本円と米ドルを取引するケースで考えてみよう。
10万ドル(約1,600万円、レートは1ドル=160円と仮定)の取引を行う場合、レバレッジを25倍にすると使用すると必要な証拠金は「1,600万円÷25=64万円」となる。
口座残高は100万円なので、使用可能な証拠金は残り36万円だ。
このあと、為替が1ドル=161円に変動した場合、口座残高は110万円となる。
使用中の証拠金は64万円で変わらないため、使用可能証拠金は46万円に増える、つまり、さらに追加で新しい取引を行える資金が増えたわけだ。
一方で、為替が1ドル=159円になった場合、口座残高は90万円に減少する。使用中の証拠金は64万円なので、使用可能な証拠金は26万円に減少する。
FX口座には「証拠金維持率」が設けられており、多くのFX業者は証拠金維持率が100%を下回ると強制決済(ロスカット)を行う。
証拠金維持率 は「口座残高÷必要証拠金×100%」で計算できる。
例えば、先ほどの例で為替が不利な方向(1ドル=159円)に動いた場合、証拠金維持率は「90万円÷64万円×100=140.6%」となる。
もし証拠金維持率が一定水準を下回ると、追加の証拠金の入金を求められる。追加の証拠金を「追証」と呼び、トレーダーは追加で資金を投じなければならない。
このように、使用可能な証拠金が減少すると新規取引の余地が狭まり、証拠金維持率が低下するとロスカットのリスクが高まる。
為替の変動に応じて必要な証拠金の状況が刻々と変化するため、適切なリスク管理と証拠金維持率を確認することが大切だ。
なお、LINE FXでは証拠金維持率の結果により、一定の水準を下回ると「プレアラート」「アラート」「ロスカット」という取り扱いを行っている。
- プレアラート
- 証拠金維持率が140%を下回った状態
- アラート
- 証拠金維持率が120%を下回った状態
- ロスカット
- 証拠金維持率が100%を下回った状態
LINEで通知を受けたら、速やかに対処しよう。
FX取引における運用額の決め方
FX取引を行う際には、リスクをコントロールするためにも適切な運用額を見極める必要がある。
以下で、FX取引における運用額の決め方を解説する。
余剰資金の把握
FX取引における運用額を決める際に、余剰資金を把握することは重要だ。
余剰資金を正確に把握することで、仮に損失が発生しても生活に支障をきたさない金額を客観的に評価できる。
生活に必要な資金とFX取引用の資金を区別し、確実に管理することで余計なストレスやプレッシャーを感じずに済む。
投資に充てる資金を明確に把握することで、短期的な損失に耐える心理的な余裕が生まれ、長期的にFXと向き合えるだろう。
また、レバレッジを活かした取引を検討している際にも、余剰資金の把握は欠かせない。
過度なレバレッジを避けて適切なリスクの範囲内で取引を行うためにも、余剰資金を正確に把握すべきだ。
余剰資金を把握する際には、総資産を把握し、次に月々の収支状況を確認しよう。
どの程度の資産を有しているのか、月々の家計状況はどうなっているのかを数字に落とし込んで分析しよう。
リスク許容度の確認
FX取引における運用額を決める際には、自分のリスク許容度を把握する必要がある。
リスク許容度とは、どの程度の損失に耐えられるかを示す度合いだ。
一般的に、保有資産が多いほど、収入が高いほどリスク許容度は大きい。
ただし、これまでの投資経験や性格なども加味する必要がある。
例えば、少しの損失が出てパニック状態に陥ってしまう人であれば、リスク許容度は小さいだろう。
リスク許容度内で取引することで、感情的な判断を避けて冷静な取引ができる。その結果、トレードの成績が向上して資産を増やせる可能性が高まるだろう。
なお、リスク許容度が小さい場合は高いレバレッジをかけた取引を避けるべきだろう。
安全に取引できる低いレバレッジで取引を行えば、心理的にも安定してFXトレードを行える。
取引戦略の確立(短期取引か 長期取引か、取引頻度など)
FXの取引戦略にはさまざまな種類があり、自分に合った方法を選択することが大切だ。例えば、FXの取引戦略として以下が挙げられる。
- トレンドフォロー戦略
- 市場の大きな流れ(トレンド)に乗って利益を得る方法
- ブレイクアウト戦略
- 相場が一定のレベルを突破した時に追随して利益を得る方法
- キャリートレード戦略
- 金利差を利用して利益を得る方法
- 逆張り戦略
- 市場の過剰反応を利用して逆方向に取引して利益を得る方法
- グリッドトレーディング戦略
- 一定の価格間隔で複数の注文を出し利益を得る方法
また、FXを行う時間軸や間隔で取引手法を分ける方法もある。
取引の方法 | 内容 | 時間軸 |
---|---|---|
スキャルピング | 非常に短い時間で小さな利益を積み重ねる | 数秒〜数分 |
デイトレード | 1日の中で取引を完結させる | 数分〜数時間 |
スイングトレード | 数日から数週間のトレンドを狙う | 数日〜数週間 |
ポジショントレード | 長期的なトレンドを狙う | 数週間〜数ヶ月以上 |
取引の方法は、単独で使用することもあれば組み合わせて使用することもある。
各戦略にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、市場環境やリスク許容度に合わせて最適な方法を採用しよう。
特にFX初心者の場合は、最初は複数の取引方法を試して、自分に合った方法を探ってみるとよい。
試行錯誤を重ねながら経験を重ねて、知識やノウハウを得ていこう。
レバレッジの設定
FX取引の運用額を決める際に、何倍のレバレッジを設定するか考えよう。
レバレッジを活用すれば少額の資金で大きな取引ができ、得られる利益も大きくなるメリットがある。
しかし、レバレッジをかけすぎるとリスクが大きくなり、資産がマイナスになったり借金を背負ったりする可能性がある。
一度トレードで成功して利益を得ると気が大きくなることもあるが、常にリスク許容度を意識してレバレッジをかけすぎないように注意しよう。
例えば、100万円を口座に入金して25倍のレバレッジを使用すると、2,500万円分の取引が可能だ。
しかし、4%の為替変動が起こると証拠金が一気にゼロになるリスクがある。
また、為替は常に動いていることから、レバレッジをかけすぎると「相場が気になって眠れない」というケースもあり得る。
レバレッジ設定のかけすぎはトレーダーの心理状態に大きな影響を与えるため、過度のストレスを抱えないように注意したい。
LINE FXは1,000通貨から取引可能で最低金額も少額で済む
LINE FXの最低取引単位は1,000通貨となっている。米ドルと日本円を取引する際に、レバレッジをかけなければ十数万円程度の金額を用意する必要がある。
一方で、レバレッジをかける場合は数千円程度の自己資金を用意すれば取引を開始できる。
自分のリスク許容度や取引を検討している通貨に応じて、いくらの資金を用意すべきか検討しよう。
FX取引にはリスクが伴う以上、余剰資金を充てることを必ず心掛けたい。
為替市場はさまざまな要因で変動するため、想定外の動きをすると多額の損失を被るリスクがある。
未経験者や初心者の方は、「失っても精神的に耐えられる金額」を運用額として考えるとよいだろう。
精神的に安定した心理状態で取引を行うためにも、余剰資金だけでなくリスク許容度も考慮することが大切だ。
LINE FXなら少額から取引を始められるうえに、初心者をサポートするための環境も整備されている。
これからFX取引を検討している方は、LINE FXで口座開設をしてFX取引を始めてみてはいかがだろうか。