- SBI FXトレードの最低入金額が知りたい
- SBI FXトレードの最低取引単位がわからない
- SBI FXトレードの取引に必要な資金が知りたい
FXサービスの取引単位は最低1,000通貨や1万通貨が一般的だ。
レバレッジをかけずに取引する場合、初期投資として十数万から百数十万円の資金を必要とする。
一方、少額で取引を始められるFXサービスとして人気なのが「SBI FXトレード」だ。
本記事ではSBI FXトレードはいくらから投資できるのか？必要最低金額や取引単位について解説する。
さらに、初心者が用意すべき証拠金水準や運用額の決め方なども解説するので、ぜひ参考にしてみてほしい。
SBI FXトレードの最低入金額とは？
まずはSBI FXトレードの最低入金額を確認しよう。
最低入金額とは、FXサービスに入金できる最低額のことだ。FXサービスによって最低入金額が異なるため、初心者は最低入金額の低いFXサービスがおすすめだ。
SBI FXトレードは初回入金額に制限なし
SBI FXトレードは初回入金額に制限のないFXサービスだ。
ちなみに、多くのFXサービスは最低入金額を定めていないため、いくら入金してもいい。
ただし、取引可能な金額の証拠金（FX口座に入金されている資金）がなければ取引を始められないため、その証拠金額が実質的な最低入金額になる。
SBI FXトレードの取引で必要になる証拠金については、後述の「SBI FXトレードでの取引に必要な資金」で解説している。
SBI FXトレードの通常入金で最低入金額は定められていないが、「クイック入金サービス」を利用する場合、最低1,000円の入金額が必要だ。
クイック入金サービスは取引ツールから簡単操作で、指定の銀行口座から24時間リアルタイムに資金を移動できるサービスだ。
SBI FXトレードのクイック入金サービスは、以下の金融機関のインターネットバンキングが対象となっている。
- 住信SBIネット銀行
- 楽天銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- ゆうちょ銀行
- みずほ銀行
- PayPay銀行
取引ツールから移動せずに入金作業が行えるため便利なサービスだ。
しかも、最低入金額1,000円は数あるFXサービスの中でも低めの設定なので、FX初心者でも扱いやすい。
FXの初期投資額はいくらが最適？
FXの初期投資額に正解はないのが実情だ。FX初心者でも好きな金額で取引ができるため、利用者の裁量に任せられる。
ただし、初めてFXをやる人にとって多額の取引をするのはリスクが高い。
FXはリアルタイム性が高く、比較的短期中心の金融商品だ。短期間で大きな利益を出すこともできれば、大きな損失が出ることもある。
したがって、FXの初期投資額は自身の経済状況を考慮しながら、最適な金額を設定する必要がある。
本記事後半の「FX取引における運用額の決め方」では、FXにおける運用額（取引額）の決め方を紹介しているので、ぜひ読み進めてほしい。
SBI FXトレードの入金方法を解説
SBI FXトレードには2つの入金方法がある。通常の振込入金と、前述したクイック入金サービスを利用した入金方法だ。
通常の振込入金を利用する場合、金融機関は問わない。好きな銀行口座から、好きなタイミングで入金可能だ。
入金方法としてはSBI FXトレードのマイページにログイン後、「お客様情報」をクリックすると「専用振込口座」を確認できる。
この専用振込口座宛に入金すると、1〜3時間ほどで入金が反映される（15時以降や土日祝の場合は翌営業日反映）。ちなみに手数料は利用者負担だ。
スマホアプリからは「入出金/履歴」に表示されている、通帳マークをタップすると専用振込口座を確認できる。
SBI新生銀行の銀行口座を所有している人の場合、SBI FXトレードへの振込手数料は何度でも無料だ。
振り込みは下記の振込先に対し行い、振込人名に「ログインIDの数字10桁＋姓名カナ」を入力しよう。
| 銀行名 | 支店名 | 口座種別 | 口座番号 | 口座名義 |
|---|---|---|---|---|
| SBI新生銀行 | 本店（400） | 普通 | 9655668 | エスビ－アイ エフエツクストレ－ド（カ |
振込人名の「ログインIDの数字10桁＋姓名カナ」を未記入または間違えて入金すると、正しく反映されないので十分注意してほしい。
SBI FXトレードの最低取引単位
続いて、SBI FXトレードの最低取引単位を解説する。
FXにおいて取引単位は必要証拠金を決める大切な要素なので、しっかりチェックしておこう。
SBI FXトレードの最低取引単位は「1通貨」
SBI FXトレードの最低取引単位は「1通貨」だ。1通貨とは、1米ドルや1ユーロを表す。
たとえば米ドル/円の通貨ペアで1通貨の取引をするといえば、1米ドルを売り買いするという意味だ。
この「1通貨」というSBI FXトレードの最低取引単位は、実は珍しい。
多くのFXサービスは最低取引単位が1,000通貨または1万通貨となっているので、取引に必要な証拠金が多いのだ。
SBI FXトレードで少額取引が可能な点は、実際に取引を行っているユーザーからも高く評価されている。
弊社が実施したアンケートでは、過半数を超える回答者が「1通貨から気軽に取引できる点」をSBI FXトレードのメリットとして取り上げているのだ。
FXには、レート変動やロスカットなど、大きな損失に繋がるリスクを孕んでいる。少額取引を活用することで、こうしたリスクを抑えつつ、取引経験を積み重ねられるSBI FXトレードは、多くの投資家のニーズを満たしているといえるだろう。
他のFXサービスと取引単位を比較
SBI FXトレードの最低取引単位を他のFXサービスと比較してみよう。
| FXサービス | 最低取引単位 | |
|---|---|---|
| SBI FXトレード | 1通貨 | |
| 松井証券FX （MATSUI FX） | 1通貨 | |
| GMOクリック証券 （FXネオ） | 1,000通貨 | 詳しくはこちら |
| GMO外貨 | 1,000通貨 | 詳しくはこちら |
| みんなのFX | 1,000通貨 | 詳しくはこちら |
| LIGHT FX | 1,000通貨 | 詳しくはこちら |
| LINE FX | 1,000通貨 | |
| トライオートFX | 1,000通貨 | |
| 外為どっとコム | 1,000通貨 | |
| DMM FX | 1万通貨 | 詳しくはこちら |
ご覧のように、1通貨単位で取引できるのはSBI FXトレードと松井証券FX（MATSUI FX）のみだ。
その他のFXサービスは1,000通貨または1万通貨となっている。
SBI FXトレードは米ドル/円が約6円〜で取引可能
「1通貨単位で取引できる」ということは、米ドル/円を取引する場合において何を意味するのか。
単純に考えれば、1ドル＝100円のときに100円で取引を始められることを意味する。
非常に少ない証拠金で取引を始められるので、SBI FXトレードにとって大きなメリットだと言える。
しかしここで知ってほしいのが「レバレッジ」の存在だ。レバレッジとは証拠金を元手に、より大きな金額を取引する制度をいう。
SBI FXトレードのレバレッジを活用すれば、必要な証拠金は取引額に対して4％まで低減させることができる。
たとえば1ドル＝157円で取引されている場合、6.28円（157円の4％）あれば取引を始められるのだ。
FX初心者にとってかなり少額で取引を始められるのはありがたい。
また、レバレッジをかけなくても数十円・百数十円で取引を始められるので、レバレッジのリスクを抑えた取引が可能だ。
SBI FXトレードでの取引に必要な資金
続いて、SBI FXトレードで取引をするにあたって必要な証拠金について解説する。
実際の取引では1万通貨など大きな単位を扱うことも多いので、ここでは1万通貨で取引した場合の必要証拠金を紹介しよう。
SBI FXトレードで1万通貨の取引に資金はいくら必要？
SBI FXトレードで1万通貨の取引をする場合の、通貨ペアごとの必要証拠金は次のとおりだ。
| 通貨ペア | 必要証拠金 | レバレッジ25倍 |
|---|---|---|
| 米ドル/円 | 1,570,000円 | 62,800円 |
| ユーロ/円 | 1,710,000円 | 68,400円 |
| 英ポンド/円 | 2,030,000円 | 81,200円 |
| 豪ドル/円 | 1,050,000円 | 42,000円 |
| NZドル/円 | 940,000円 | 37,600円 |
| カナダドル/円 | 1,140,000円 | 45,600円 |
| スイスフラン/円 | 1,770,000円 | 70,800円 |
| トルコリラ/円 | 40,000円 | 1,600円 |
| 南アフリカランド/円 | 80,000円 | 3,200円 |
| メキシコペソ/円 | 80,000円 | 3,200円 |
「1万通貨を取引する」といっても、通貨ペアによって必要な証拠金は大きく異なる。
米ドル/円、ユーロ円/、英ポンド/円などはレバレッジを最大にしても、数万円の証拠金が必要だ。
一方で、トルコリラ/円、南アフリカランド/円、メキシコペソ/円は1通貨を取引する場合でも、数千円の証拠金で済む。
初期投資額を抑えたいなら、主要通貨ペアではなくマイナー通貨ペアに着目するのもいいだろう。
SBI FXトレードのレバレッジについて解説（最大25倍）
前述のように、レバレッジとは証拠金を元手に、より大きな金額を取引する制度をいう。
レバレッジをかける最大のメリットは、必要証拠金を少なくできること、そして利幅が大きくなることだ。
レバレッジをかけた取引では利益も同じ倍率だけ増える。
たとえば通貨ペアの売買で5,000円の利益がある場合、レバレッジ25倍がかかっていれば利益も25倍になり、12万5,000円が手元に入る。
ただし、レバレッジにはリスクもある。レバレッジ25倍で利益が25倍に増えるということは、損失も25倍に増えることを意味する。
たとえば通常5,000円の損失が、12万5,000円に膨れるのだ。魅力のあるレバレッジだが、リスクがあることも覚えておこう。
SBI FXトレードにおいてレバレッジは、最大25倍までかけられる。
ただし、レバレッジは利用者自身が設定するのではなく、取引額と証拠金の割合によって決まる。
たとえば100万円の取引をするのに証拠金が4万円だけなら、レバレッジ25倍をかけて取引することになる。
100万円の取引に対し証拠金が50万円あればレバレッジは2倍になり、取引額と証拠金が同じならレバレッジなしで取引できる。
初心者は5,000〜1万円の証拠金で取引を始めよう
FXの初期投資額に正解はないが、初心者は損失リスクが高いことを考慮して 5,000〜1万円ほどの証拠金で取引を始めるのがおすすめだ。
また、レバレッジはかけないか、かけても5倍以下にとどめることをおすすめする。
初心者の場合、益出し・損切りの正しいラインがわからず、思うように利益を出せなかったり、損失が膨らんだりしてしまう。
そのため、レバレッジは0〜5倍にして、5,000〜1万円の証拠金でリスクを抑えた取引を心がけよう。
FX取引における運用額の決め方
最後に、FX取引における運用額（必要証拠金）の決め方を紹介する。
1〜4のステップに従い、自分に合った運用額を決めよう。
1. まずは余剰資金を把握しよう
余剰資金とは手持ちの資産のうち、生活費や非常時に備えて残しておくお金を差し引いた資金のことだ。
家庭がある人なら、家族とのレジャー費なども差し引いておくといいだろう。
要するに「多少減っても生活に影響はないお金」を余剰資金と呼び、FXに限らず投資は余剰資金の範囲内で行うのが鉄則だ。
また、余剰資金の中でも「50％まで」など自分でラインを決めておくと、リスクの低い取引ができる。
ちなみにFX初心者なら、前述のように5,000〜1万円を最初の運用額とすることをおすすめする。
2. リスク許容度を決めよう
リスク許容度とは、「どこまでの損失を許せるか？」のラインだ。
たとえば1万円の運用額でFXを始める場合、「5,000円の損失までなら大丈夫」と思えばリスク許容度は50％となる。
ここで注意してほしいのが、「1万円くらいなら全て損失しても構わない」など、投資家からかけ離れた考え方をしないことだ。
FXなどの投資では必ずリスク許容度（損切りライン）を決め、自分のルールを遵守することで冷静な判断を下せるようになる。
運用額が1万円でも1,000万円でも投資は投資であり、1円でも投資をすればあなたは「投資家」なのだ。
そのため、少額の投資でも必ずリスク許容度を決め、投資家的思考を養うようにしてほしい。
3. 取引の戦略を決めよう
続いて、FXにおける取引戦略を決めよう。といっても難しいことを考える必要はない。
FX初心者なら、「デイトレード」「スイングトレード」「スワップ運用」のいずれかを決めるだけで十分だ。
デイトレードとは1日で取引を完結させる手法だ。チャートを読みながら為替レートを予測し、「安いときに買い高いときに売る」もしくは「高いときに売り安いときに買う」を繰り返す。
シンプルな取引戦略だが、取引ツールに1日中張り付く必要があるため、FX初心者には難度が高い。
スイングトレードとは、数日〜1週間以内で完結させる取引だ。「これ」という通貨ペアを決めたら買い注文をして、そのまま数日間様子を見る。
リスク許容度を超えるようなら即座に売り、少しでも利益があれば欲を出さずに売る。「FXとはこんなもの」と初心者が理解するのにおすすめの取引戦略となる。
スワップ運用とは、通貨ペアの金利差を利用してスワップポイントを継続的に獲得する運用方法だ。
たとえば外貨/円の通貨ペアでは円の政策金利が低いため、買いポジション（約定済みの買い注文）を保持し続けると、スワップポイントを利益として獲得できる。
株式投資の配当金のようなもので、FXでは買いポジションを維持する限りスワップポイントが発生する。
ちなみに2024年7月20日における米ドル/円のスワップポイントは買い230、売り-238だ（SBI FXトレード スワップポイントカレンダーより）。
これは1万通貨の売りポジションを維持すると230円分の利益を獲得できることになる。
このように、買いポジションを維持しつづけて利益を出すのがスワップ運用だ。
スワップ運用はFX初心者にもおすすめの取引戦略なので、ぜひ挑戦してみてほしい。
4. レバレッジを設定しょう
最後に取引にあたってのレバレッジを設定しよう。
「設定する」といっても、SBI FXトレードに対してレバレッジを設定することはできない、前述のようにレバレッジとは取引額と証拠金額によって決まる。
そのため、「レバレッジ3倍までならOK」というように、心の中でレバレッジラインを設定してほしい。
間違ってもFX初心者が25倍など最大レバレッジで取引するのはやめよう。
レバレッジをかけすぎると証拠金以上の損失が生まれ、損失分の支払いが発生する。
初心者のレバレッジなしで取引をするか、かけても5倍までに設定するのがおすすめだ。
以上のステップを持って、FX取引に必要な運用額が決まる。
SBI FXトレードは最低金額数円で始められるので初心者におすすめ
本記事ではSBI FXトレードはいくらから投資できるのか、必要最低金額や取引単位について解説した。
その内容を改めてまとめる。
- SBI FXトレードに最低入金額は設定されていない
- SBI FXトレードの最低取引単価は「1通貨」
- 最低数円からでもFX取引を始められる
- FXの運用額はステップを守って正確に決めうよう
FX投資では余剰資金を考慮した上で、一定以上の資金を準備するのが望ましい。
初心者でも安定した取引ができ、FXが自分に合った投資かどうかを判断できるためだ。
その点、SBI FXトレードは1通貨単位で始められるので、米ドル/円など主要通貨ペアでも少ない運用額で始められる。
少ない証拠金でも安定的な取引ができるので、SBI FXトレードは初心者におすすめのFXサービスなのだ。
「リスクを抑えて少額でFXを始めたい」という人は、SBI FXトレードで今すぐ取引を始めてみよう。
SBI FXトレードの最低金額に関するQ&A
