GMO外貨とLINE FXは何が違う？2つのサービスの違いを解説

さまざまな会社がFXのサービスを行っているが、どのサービスを選んだらよいか分からないのではないだろうか。

中でも、GMO外貨とLINE FXは実際に多くのトレーダーがいる人気の口座だ。

口座開設を行う際の選択肢として、考えている方もいるのではないだろうか。

FXでは、リスクを取って自分の大切な資産を運用することになる。

利益を出す確率を高めるためにも、さまざまな面を比較検討して、自分に合った口座を選ぶことが大切だ。

こちらの記事では、GMO外貨とLINE FXのそれぞれの違いやメリットを解説する。

FXを理解するのに必須な専門用語についても解説するので、FXを始める予定の方は参考にしてみてほしい。

GMO外貨とLINE FXの主な違い

GMO外貨とLINE FXは、共に少ない自己資金から取引を始めて、リスクを抑えることができる特徴がある。

つまり、両者ともFX初心者でも安心して始められる。主な違いとしては、使用するツールが挙げられる。

以下で、それぞれ専用のスマホアプリや特徴などを解説する。

GMO外貨：外貨exアプリ

GMO外貨が提供するツールは「外貨exアプリ」というスマホアプリだ。

iPhone、Androidの両方のスマホに対応している。PCでFXを行いたい方用として、Windows用も存在する。

GMO外貨は、GMOインターネットグループが運営しており、投資に関する豊富なノウハウを活かした作りになっている。

アプリの完成度は高く、注文もスマホからワンタッチでできるようになっており、チャート動向や分析も行いやすいデザインだ。

FXの注文方法は複雑になりやすいが、右側のタブで注文方法を選び、見やすい広さで操作することが可能だ。

操作性に優れており、ストレスなく取引できるだろう。

また、デモトレードで事前に練習することも可能だ。いきなりリスクを取ることに抵抗があり、まずは練習しながら経験を積みたいという方におすすめできる。

LINE FX：LINE FXアプリ

LINE FXにも、専用のトレードアプリが用意されている。

LINEは多くの方に利用されているコミュニケーションツールであり、そこで培われた使いやすさがLINE FXに反映されている。

初心者にも使いやすいアプリとして、ユーザーから好評を得ている。

PC版の高機能ツールの「LINE FX Pro」もある。大画面ディスプレイで本格的なFX取引に必要な情報を確認できる。

このように、スマホでもPCでも、効率よく為替や経済に関する情報を得られる。

LINE FXを運営するLINE証券は、野村ホールディングスとLINE Finantial株式会社によって設立されている。

野村ホールディングスの高い金融知識が背景にあるため、分析ツールとしても優秀だ。

LINEの通知機能が活かされており、FXを行う上で必要な経済指標の発表や、経済の急激な変動があるときはLINEで通知される。

ポップアップを経て、スムーズに情報収集できるため便利だ。

また、ロスカットにより取引が強制的に終了になる場合も、前もってLINEによる通知がされる。

通知からワンタップでトレード用のアプリへ移るので、売買のタイミングを逃さない。

ただし、デモトレードが用意されていない点には注意が必要だ。

最初から実際のお金を使って取引をすることになるため、練習台としてデモトレードを行いたい人は気をつけよう。

GMO外貨とLINE FXを比較

それぞれに大きな違いはないが、使用するアプリに違いがある。その他の違いや共通事項をまとめると、以下のとおりだ。

	GMO外貨	LINE FX
初期費用	0円	0円
取引手数料	0円（スプレッド※はあり）	0円（スプレッド※はあり）
いつからできるか	最短30分	最短当日
取引通貨ペア	24種類	23種類
最低取引単位	1,000通貨単位	1,000通貨単位
スプレッド ※例 　（時間帯により異なる）	米ドル／円：0.2銭（原則固定） 豪ドル／円：0.5銭（原則固定） ユーロ／円：0.4銭（原則固定） 英ポンド／円：0.9銭（原則固定）	米ドル／円：0.2銭 豪ドル／円：0.5銭 ユーロ／円：0.4銭 英ポンド／円：0.7銭
新規入会特典	条件達成で100万円キャッシュバック	条件達成で100万5,000円キャッシュバック
使用ツール	外貨ex	LINE FXアプリ
	詳しくはこちら

スプレッドの差が小さいことを「狭い」、大きいことを「広い」と表現する。

スプレッドが広ければ余計なコストが大きいということだ。スプレッドはトレーダーが負担する実質的なコストとなるため、知っておくとよいだろう。

GMO外貨とLINE FXのそれぞれの特徴とメリット

FXサービスを選ぶには、そのサービスの特徴とメリットについて理解する必要がある。

口座開設後にミスマッチに気づくと、時間と労力をかけて講座を開設し直す手間が発生しかねない。

それぞれの特徴とメリットについて解説するので、自分自身に合った方を選ぼう。

GMO外貨の特徴

GMO外貨の特徴については以下の通りだ。

外貨exは、注文画面が取引しやすいようデザインされており、操作性にも優れている。

為替市場の把握や、テクニカル分析や情報確認機能においても優れており、ホームを自分好みにカスタマイズすることもできる。

手数料は無料で取引をすることができ、FX上の実質的な手数料と言うべきスプレッドは業界最狭水準だ。

少ないコストで安心して取引を行い、利益の最大化を目指すことができるだろう。

また、スワップポイントは高いポイントの通貨が用意されている。

スワップポイントとは、各国における金利差の調整分だ。FXでは高い金利の通貨を買い、低い金利の通貨を売ることでその金利差を受け取ることできる。

逆に高い金利の通貨を売り、低い金利の通貨を買えば金利差を支払わなくてはならない。

金利が高い通貨を選択し、長期的に保有することでスワップポイントを得ることが可能だ。

たとえば、オーストラリアドルの金利が2％で、日本円の金利が0.1％だった場合、差額の1.9%分をスワップポイントとして得られる（スワップポイントは各国の金利情勢により変動する）。

なお、GMO外貨のスワップポイントの例は以下のとおりだ。（2024年5月21日〜2024年6月20日の平均値・小数点以下四捨五入）

GMO外貨を選ぶメリット

GMO外貨ならば、FXを少ないコストで始めることができる。

基本的な手数料は無料で、スプレッドは狭い通貨が多い。スワップポイントも充実しているため、じっくりと長期的に利益を狙うことも可能だ。

また、デザイン性・操作性が優れていると好評を得ているアプリがあるので、難なく取引ができるはずだ。

サポート体制も充実しているため、困ったことがあれば電話で相談できる。

メールアドレスとパスワードを登録すれば、無料でデモトレードができる。

もし始める前に不安がある場合は、有効活用しよう。

スマートフォンで本人認証手続きをすれば、最短30分で実際に取引を開始することができる（会社休業日明けや申し込み内容に不備があった場合は除く）。

さらに、条件達成で100万円のキャッシュバックキャンペーンを行っている。（2024年7月現在）

達成条件は、キャンペーン期間内にFX口座を開設することで、対象期間（口座開設完了月の翌々月の最終営業日ニューヨーククローズまで）内に取引した金額に応じてキャッシュバックされる。

例えば、50万通貨で500円、500,000万通貨で100万円のキャッシュバックだ。

キャッシュバックは魅力的ではあるものの、いきなり大金を投資することに抵抗がある場合は、自分のリスク許容度に合わせて投資額を決めよう。

LINE FXの特徴

LINE FXの特徴は以下の通りだ。

LINE FXの最大の特徴は、LINEの通知機能を活かしたサービスを提供している点だ。

FXを行ううえで必要となる経済指標や政府発表などの情報や、価格の急変動について通知してくれる。

LINEの通知から専用アプリへすぐ移ることができるので、状況に対してスピーディーな取引ができるだろう。

操作性に優れており、注文する際のストレスはほとんどない。

コスト面を見ると、取引にかかるあらゆる手数料が無料だ。

1,000通貨単位からの取引が可能であり、スプレッドも業界最狭レベルなので、低いコストでFXを始められる。

スワップポイントも魅力的で、長期的なリターンを見込むことができるだろう。

なお、2024年3月の1日あたりの平均スプレッドの例は以下のとおりだ。

申込みはスマートフォンで完結するため、3分程度で開設手続きを完了できる。

営業日の午前11時までに行い、「かんたん本人確認」を利用すれば、当日から取引を始めることも可能だ。

普段からスマートフォンでLINEを利用していて、早くFXを始めたい方に向いている。

LINE FXを選ぶメリット

LINE FXを選ぶメリットは、あらゆる手数料が0円であることだ。

また、スプレッドの狭さやスワップポイントが優れている点もメリットとして挙げられる。

また、LINEとの連携により、取引のタイミングを逃すリスクを軽減できる。

普段からLINEのさまざまな機能を使っている方であれば、さまざまなニュースや情報を取り入れることが可能だ。

通知画面から即座にFXの取引画面へ移れるため、機会損失が発生する事態を防げる。

また、LINE FXもGMO外貨と同じく、新規口座開設でキャッシュバックキャンペーンを行っている。

条件を満たせば、最大100万5,000円がキャッシュバックされる。(2024年7月現在)

まず、口座開設をして口座申込月の翌月末までに1万円以上の入金と1万通貨以上の取引を行うことで5,000円がキャッシュバックされる。

続いて、口座申込月の翌々月末までの取引量に応じて最大100万円がキャッシュバックされる仕組みだ。

5万以上10万未満の通貨の取引ならば、100円のキャッシュバックだ。

上限の100万円キャッシュバックのためには80,000万通貨以上の取引が必要となる。

GMO外貨とLINEFXはどちらを選ぶべきか

初めてFXをする人にとって、なるべく損をせず着実に成果をあげたいのが本音だろう。

そのためには、取引にかかる手数料などのコストや、投資判断を誤るリスクなどを抑えることが大切だ。

GMO外貨とLINE FXは共に、あらゆる取引手数料が無料なので安心して取引ができる。

また、スプレッドは共に業界の中でも狭く、数千円のお金があれば取引を始めることができる。

以下で、FX口座を選ぶ際の基準を解説する。

FX口座の選択基準

初心者でリスクを抑えつつ確実に利益を狙いたい場合は、コストの低さと使用ツールの使いやすさに注目するとよい。

コストはトレードの成績に直接的な影響を与える。

そのため、コストが低いFX口座を利用するのは、経済的にも合理性があるといえる。

一連の手数料やスプレッドを確認し、実質的な負担コストを調べよう。

使用ツールが使いやすければ、初心者でも安心して始められる。スムーズに情報収集を行い分析を行えれば、素早く投資判断に反映できる。

結果的にトレード成績の向上につながるため、ツールが自分にとって使いやすいかを判断しよう。

レバレッジをかけた取引を検討している方は、最大で何倍のレバレッジをかけられるかも確認しよう。

日本国内のFX会社のレバレッジは25倍までに制限されているが、口座開設前にチェックしておこう。

リスク面でいうと、最小取引単位も確認しておこう。最小取引単位が低いほど少ない自己資金でFXを始められる。

リスク管理をしやすいだけでなく、さまざまな通貨への分散投資も行いやすいメリットもある。

利便性の面で見ると、入出金がスムーズに行えるとストレスを軽減できる。

インターネットバンキングを用いてFX口座へ即座に入金できれば、素早くトレードに移行できるためだ。

初めてFXを行う方に関しては、カスタマーサポートや問い合わせ体制の充実具合も確認しよう。

コールセンターやチャットボットなど、質問したいときにどのようなサービスを利用できるか確認しておくと安心だ。

GMO外貨がおすすめな人

GMO外貨はあらゆる手数料が無料であり、スプレッドは狭いため、コストを抑えて取引ができるメリットがある。

また、使用ツールの外貨exは使いやすいと好評を得ているため、利便性も優れている。

コストの低さと、使用ツールの使いやすさを優先する人にとって、おすすめのサービスといえるだろう。

スマホやパソコンで効率よく情報収集できる点も魅力の一つだ。

また、GMO外貨はサポートも充実しており、困ったことがあればすぐに解決できる。

デモトレードもあるため、いきなり本物のお金を投資するのに不安な人にとっても向いている。

LINE FXがおすすめな人

LINE FXもあらゆる手数料が無料であり、スプレッドは業界最狭水準なので、コストを抑えて取引ができるメリットがある。

使用ツールはLINEの通知機能と連携しており、経済の急激な変化に対応して取引のタイミングを逃すことはない。

日頃より、コミュニケーションツールとしてLINEをメインで使っている人ならば、うまく使いこなすことができるだろう。

また、困ったときの相談はAIチャットやお問い合わせフォームによる対応を受けられる。

最短当日に口座を開設できるため、スムーズに取引を開始したい方にもおすすめだ。

GMO外貨とLINE FXは違いがあるが、いずれも魅力的な口座である

GMO外貨とLINE FXは共にあらゆる手数料が無料であり、スプレッドは業界最狭水準のため、コストを抑えたい人にとっておすすめだ。

アプリの使いやすさなどや電話による相談、デモトレードがあることを重視するならGMO外貨がよいだろう。

普段のコミュニケーションツールとしてLINEを利用している方は、LINE FXを使うことをおすすめする。

大切なことは自分自身の価値観であり、どのようなものを求めるかだ。

自分自身の考えや価値観、感覚的な使いやすさと照らし合わせて、合ったサービスを選ぶとよいだろう。

自分の大切な資産を上手に運用するためにも、こちらの記事を参考にしながら最適な口座を選ぼう。

GMO外貨とLINE FXの違いに関するQ&A