- LINE FXの特徴が知りたい
- LINE FXのメリットやデメリットが知りたい
- LINE FXの具体的な機能や利用方法について詳しく知りたい
FX取引を始めたいと考えている方にとって、LINE FXは見逃せない選択肢だろう。
LINEとの連携により、取引通知や重要な経済指標がアラートで即座に確認できる。
また、直感的なUIにより、初心者でも簡単に使いこなせるという魅力もある。
本記事では、LINE FXの特徴やメリット・デメリット、LINE FXの口座開設手順やキャンペーン情報について詳しく解説する。
さらに、独自に集めた利用者の声をもとにしたLINE FXの評判など、LINE FXを最大限に活用するためのヒントも盛り込んだ。
本記事を通じてLINE FXの全貌を把握し、FX取引の可能性を広げる一助として欲しい。
LINE FXの特徴
LINE FXは、スマートフォンを主な取引ツールとして使いたいトレーダーや、FX初心者にとくに適したFX口座だ。
ここではその特徴を3つに絞って整理する。
LINEアプリとの連携
LINEアプリを通じて為替レートの変動や経済指標などの重要な情報が提供されるため、ユーザーは常に最新の市場情報を簡単に得られる。
また、LINEアプリから直接取引ツール画面にアクセスできる仕様となっており、取引のタイミングを逃さず、素早く対応できると好評である。
スマホで取引しやすい
LINE FXは、スマートフォンでの取引にとくに力を入れている。取引ツールには誤操作を防ぐための工夫が随所に施されており、直感的なUIは初心者でも容易に操作できる。
低コストで取引できる
主要通貨ペアのスプレッドが比較的狭く、取引コストを抑えられる点も特徴だ。
また、新規口座開設時や取引量に応じたキャッシュバックキャンペーンが充実しており、ユーザーへの還元が多いことも高く評価されている。
LINE FXのメリット・デメリット
ここでは、LINE FXを活用するメリットおよびデメリットについて解説する。
LINE FXを活用するメリット
LINE FXの活用するメリットには、以下のようなものがある。
スマートフォン1台で簡単に取引を始められる
LINE FXでは、スマートフォン1台で口座開設から取引まで完結できる。
LINEアプリと同様のわかりやすいUI設計と、シンプルでわかりやすい取引画面により、複雑な操作を覚えずともすぐにFX取引を始められる。
リアルタイムの情報をLINEで受け取れる
経済指標の発表やレートの急変動をLINEで通知する機能があるため、必要な情報をタイムリーにキャッチできる。
これにより、取引のタイミングを逃さず、迅速に対応することが可能となる。
低コストで取引ができる
業界最狭水準のスプレッドを提供しており、コストを抑えて取引ができる。また、取引手数料や入出金手数料が無料なので、余計な出費を心配せずに取引に集中できる。
効率的に利益を追求できるのは、すべてのトレーダーにとっての魅力となろう。
少額から取引を始められる
1,000通貨単位からの取引が可能なため、少ない資金から取引を始められる。
リスクを抑えながらFX取引を学べるので、徐々に取引量を増やすことができる。
高機能なPC取引ツールを使える
PCツール「LINE FX Pro」を利用することで、より詳細な分析や取引が可能となる。
TradingViewの高機能チャートを使用できるため、本格的なテクニカル分析を行いたいトレーダーからの満足度も高い。
盤石で信頼できる運営基盤
LINE FXは、野村ホールディングスとLINEの子会社であるLINE Financialが共同で運営しており、経営基盤やセキュリティにおいて信頼性が高い。
LINE FXのデメリット
LINE FXの利用検討にあたって考慮すべきデメリットには、以下のようなものがある。
ただし、個々のトレーダーのニーズや取引スタイルによってデメリットの影響度は異なるので、自分の状況に当てはめながら読んで欲しい。
デモ取引ができない
LINE FXではデモ取引機能が提供されていないため、実際の資金を使わずに取引の練習をすることができない。
これにより、初心者が取引に慣れる前にリスクを負う可能性がある。
また、新しい取引戦略を試す際にも、実際の資金を使って検証する必要がある。
通貨ペアの種類が比較的少ない
LINE FXで取引できる通貨ペアは23種類(2024年7月現在)となっており、他のFX業者と比較すると選択肢が少ない。
自動売買機能がない
LINE FXでは、自動売買(システムトレード)機能が提供されていないため、24時間の市場に対して常に手動で取引を行う必要がある。
これにより、仕事や生活に忙しいトレーダーが、取引の機会を逃す可能性がある。
スマホでの分析ツールは限られている
スマートフォンアプリでは、基本的なテクニカル指標は提供されているものの、高度な分析ツールは限られている。
スマートフォンのみで取引を行いたいトレーダーは、少し不便に感じるかもしれない。
サービスの歴史が比較的浅い
LINE FXは2020年3月にサービスを開始した新興のFXサービスである。
そのため、他の老舗FX業者と比較して、サービスの安定性や長期的な運営について懸念を抱く人もいる。
LINEアプリへの依存
LINEアプリを介して取引するため、LINEサービスに障害が発生した場合、FX取引にも影響するおそれがある。
また、LINEを頻繁に使用しない人にとっては、新たなアプリの導入が必要だ。
LINE FXの評判
ここからは、弊社が独自に行ったアンケートへの回答をもとに、LINE FX利用者の声を紹介する。
調査対象は、これまでにLINE FXの口座を開設したことのある人だ。
現在もLINE FXで取引を行っていると答えた人は85.7%にのぼったが、メインのFX口座として使っている人は、わずか29.2%に留まった。
総合的な評価を星の数(5がもっとも良い)で表してもらったところ、「良い(星4つ)」と答えた人がもっとも多く42.9%を占めた。
次に多かったのが「普通(星3つ)」という評価で、35.7%となっている。
LINE FXの良い点
利用者がもっとも言及したLINE FXの特徴は、やはり「LINEアプリとの連携」であった。
重要な情報をリアルタイムでLINEメッセージとして受け取れる点が、非常に高く評価されている。
為替レートの変動や経済指標などの情報をラインで通知してくれるので、ライン上で最新の情報を入手でき、すぐに取引ができます。
大事な通知がLINEのメッセージで届くので、うっかり忘れてしまう事を防げるのはとても助かっています。
自分が取引している通貨や気になっている通貨の急な変動が起きた際にLINE通知でお知らせをしてくれる点です。
FXの重要な情報を自分のLINEアプリに通知してくれるので、情報の察知のしやすさが良いです。
LINEのアプリを利用することができるので、いろいろな情報は1つに集約をされている。急な変造相場にすぐ対応できる。
LINEアプリを導入していれば、すぐに取引ツール画面へ移動できるから、スムーズなやり取りができる点が唯一のメリットでした。
また、スマホアプリの操作性についても、おおむね高い評価を獲得している。
操作が簡単であり、見やすくわかりやすい画面が気に入っています。また、使い続けて3年になりますが、まだ一度もフリーズしたりバグったりしていないのも魅力です。
LINE FXの操作画面はシンプルで分かりやすく、初心者でも迷わずに取引できます。チャートや注文画面もシンプルで、見やすく使いやすいです。
スマホでの取引を主としているが、アラートやチャートの急上昇・急下降など通知がラインで来るのでわかりやすく、動向が把握しやすい。
アプリのチャート画面や取引画面がシンプルで見やすく、ゲームアプリ感覚で取引できます。
低コストでFXできる点も、多くの利用者が魅力として挙げた。
少額取引が出来るので初心者にはいいのと取引手数料や入出金手数料が無料なのが非常にいいところだと思います。
取引の手数料や口座への入出金などについて手数料の設定がなく、無料でFX取引ができるところが満足しています。
スプレッドが狭いので、利益を残しやすくなることです。また、LINEに通知が来るので忘れてしまうこともなく、対応できることです。
LINE FXで改善して欲しい点
一方、改善を期待するとされた中でもっとも多かったのが、デモ取引機能がない点である。
初心者や新しい手法を試したい利用者から、リスクなく練習できる環境が欲しいという要望が多く見られた。
デモトレードがないため事前に体験することができず、初心者にはリスクが高いと感じました。なので可能であればデモトレードを追加して欲しいです。
デモトレードが提供なしなところです。初心者の内はお金を使わずに自分の手法が通じるか検証することが大事だと思っているのでそこは改善してほしいです。
デモトレードが行うことができないのが残念なところです。他社のFX会社ではデモトレードが行うことができるところもあるので、デモトレードができるようにして欲しいです。
また、自動売買に対応していない点をデメリットと挙げた人も多くいた。
LINE FXの改善してほしい点は、「自動売買機能がない」ところです。自分は、本業があるため、ずっと為替相場を監視していることができないので、自動売買機能があったら便利なのになと感じています。
自動売買できずに、自分で取引しないといけないことです。また、取引の時間帯によってスプレッドの開きが出てしまうので、確認が必要なことです。
自動売買の仕組みを作ってくれると私のような低リスク低リターンを狙う主婦にとっては便利かなあと思います。
LINEとの連携を評価する声がある一方で、通知の多さに課題を感じたという声もあった。
ライン上での通知はいい反面、深夜でも通知があるため寝てたときに気になる通知がくると目が覚めてチャートを見てしまい休む暇がなくなる。
LINEと連携しているため、通知が多く鬱陶しく感じることがあります。また、公式アカウントのレスポンスが遅いです。
お知らせや通知が頻繁に入ってくるのが煩わしいです。最初は便利で親切て思ってましたが、私のわがままかもしれませんが。設定変更しても、それでも尚、煩わしいです。
LINE FXの口座開設と審査
ここからは、LINE FXで口座開設をする方法について紹介する。非常に簡単なので、この時点で興味を持った方は、ぜひ口座開設にすすんで欲しい。
手順はシンプルでわかりやすく、スマホで申し込みした場合は早ければ数時間以内に取引をスタートできる。
LINE FXの口座開設手順
LINE FXの口座開設申し込みは、スマホまたはPCからに限られ、書面での郵送による口座開設はできない。
また、LINEアカウントの保有が前提になっているため、LINEのアカウントがない人は、先にこれを作成する必要がある。
口座開設は、LINEアプリから以下の手順で進める。
- LINE FXが設定する条件を満たしているか確認
- 利用規約に同意
- SMS認証
- 取引暗証番号の設定
- マイナンバーと本人確認書類の提出
以下は、口座開設に関する注意点だ。
- LINE FXでは、ほとんどのやりとりが、LINEアプリを通じて行われる。たとえば、口座申し込み日や口座開設日も、アプリの「LINE証券おしらせ」にて確認できる
- FX口座開設の所要日数は、申し込みの手続き方法により異なる
- かんたん本人確認(外部サイトでの本人確認)
- 最短で、申込日当日
- 簡易書留での受取り
- 最短で、申込日の翌々営業日
上記手続きは、2024年7月時点のものだ。LINE証券の事業再編に伴い変更される可能性があるため、最新情報の確認をおすすめする。
LINE FXの審査
LINE FXに申し込みできるのは、18歳以上70歳以下の国内居住者である。
口座開設の申請後に、顧客の適格性確認と不正防止を目的とした審査が行われる。なお、審査内容と理由は非開示となっている。
審査の結果はLINEメッセージで通知される。通過できなかったとしても、理由や審査の内容については開示されない。
ただし、手続き上に不備があった場合は、LINEメッセージで理由が通知される。
なお、審査は、通常は申し込みの内容や提出された書類に基づき行われるが、必要と判断された場合は電話での確認が行われることもある。
LINE FXのキャンペーン情報
LINE FXは、2024年7月現在、利用者に特典を提供する3つのプログラムを展開している。
条件を達成すれば、口座開設の翌月には①、翌々月には②、そして3か月後からは③のプログラムの対象になる。
長く続けた人も特典ゲットのチャンスがあるのは、利用者にとって嬉しいポイントだろう。
なお、いずれのプログラムも、終了日は未定である。
①口座開設+条件達成で5,000円プレゼント
FX口座を開設し、翌月末までに1万円を入金して、1万通貨以上を取引すれば、誰でも5,000円を獲得できるプログラムだ。
通貨ペアはどれでも選択できる。また、新規に約定する取引の合計が1万通貨に到達すれば、入金と取引は前後しても構わない。
条件を達成すると、取引対象期間の翌月末までに特典の5,000円がLINE FX口座に入金される。
たとえば、2024年7月に口座を申し込んだ場合、取引対象期間は2024年8月末までとなり、特典は2024年9月末までに付与される。
②口座開設+取引で最大100万円キャッシュバック
新規に口座を開設した人には、「最大100万円のキャッシュバック」という別の特典も得られるチャンスがある。
口座開設後、翌々月末までに合計5万通貨以上の新規建て取引を行うと、取引数量に応じた金額がキャッシュバックされるというものだ。
5万通貨以上で100円、10万通貨で200円、30万通貨以上で500円と増額され、最終的には80,000万通貨以上で100万円に到達する。
条件を達成すると、取引対象期間の翌月末までに特典がLINE FX口座に入金される。
たとえば、2024年7月中に口座を申し込んだ場合は、9月30日までの取引が対象となり、集計結果に応じた額が10月中に入金される。
このキャンペーンに関する注意事項は、以下のとおりである。
- 米ドル/円の取引は対象外
- 南アフリカランド/円、メキシコペソ/円、トルコリラ/円は、実際取引量の10分の1がキャッシュバック判定基準となる。取引量でいえば、他の通貨ペアの10倍の取引量が必要になる
- 1日の取引合計の上限は、2,000万通貨である
- 特定が付与される前に口座が閉鎖されている場合(閉鎖申請された場合も含む)は特典付与の対象外となる
③取引するほどキャッシュバック
既存の利用者は、こちらの「取引するほどキャッシュバック」のチャンスを利用すると良い。
このプログラムは、口座開設とは関係なく、毎月の新規取引量に応じてキャッシュバックを受け取れるというものだ。取引量が多いほど還元率も高くなる。
- 毎月の新規取引量が100万通貨を超えると、超えた取引について「1万通貨あたり1円」のキャッシュバックが受けられる
- 還元率の判定は、前月15日時点NYクローズ時点の現金残高にて行われる。50万円以上の場合、キャッシュバックの還元率は2倍(1万通貨あたり2円還元)となる
- 1か月あたりのキャッシュバックの上限は10万円である
条件を満たした場合、キャッシュバックは取引月の翌月末までに取引口座に入金される。
たとえば、2024年7月15日NYクローズ時点の現金残高が70万円で、8月1か月の新規取引量が650万通貨だった場合は、9月月末ごろに1,100円((650万通貨-100万通貨)×2円)のキャッシュバックが受けられる。
このキャンペーンに関する注意事項は、以下のとおりである。
- 米ドル/円の取引は対象外
- 南アフリカランド/円、メキシコペソ/円、トルコリラ/円の通貨ペアについては、実際取引量の10分の1がキャッシュバックの判定基準となる
- 対象は、FX口座を申し込んだ月から3カ月経過した利用者である
- 「還元率が2倍」は、利用者に「LINE証券 おしらせ」で直接通知がある
- 特典の入金までに取引口座が閉鎖されている場合や、不正があった場合は特典付与の対象外となる
LINE FXの取引条件
ここでは、LINE FXの取引条件について整理していく。
口座選択の判断要素であるスプレッドに関しては、別にセクションを立てて詳しく解説する。
取引単位、取引数量、注文方法
まず、取引単位、取引数量、および注文方法について見ていこう。
取引単位
LINE FXの取引単位1Lotは、10,000通貨だ。
最低取引単位は、0.1Lot(1,000通貨)である。これは、全23の通貨ペアすべてに適用される。
取引数量
LINE FXでの取引数量に関する主な条件は、以下のとおりである。
- 1注文あたりの上限
- 新規および決済: 1注文あたり100万通貨
- 1日の取引の上限
- 新規取引: 通貨ペアの合計: 2,000万通貨
- 決済取引: 原則として上限なし
- 建玉の上限数量(上限件数)
- トルコリラ/円、南アフリカランド/円、メキシコペソ/円: 2,000万通貨(1,300件)
- 上記以外: 1,000万通貨(1,300件)
- 合計: 2,000万通貨(1,300件)
注文方法
LINE FXで利用できる注文方法には、以下のものがある。
- ストリーミング注文(即時取引。現在の価格で注文)
- 成行注文、指値注文、逆指値注文
- OCO注文(One Cancels the Other、指値と逆指値を同時に出す。どちらかが成立すると他方は取消)
- IFD注文(If Done、新規注文と決済注文を同時に出す。新規が成立すると決済注文が有効になる)
- IFD-OCO注文(If Done – One Cancels the Other、IFDの決済オーダーをOCOとして扱う)
- 全決済注文(保有するすべての建玉を一度に決済)
レバレッジ
LINE FXのレバレッジ倍率は25倍であり、トレーダー側で変更することはできない。
スワップポイント
LINE FXのスワップポイントは、LINE FXのWebサイトおよび取引ツール(LINE FXアプリ、LINE FX Pro)で確認できる。
たとえば、米ドル/円の1万通貨あたりのスワップポイント(2024年7月11日)は、「買: 239.0、売り: -249.0」である。
これは、基軸通貨を1単位として、それに対する相手通貨の金利差の形で表現される。
たとえば米ドル/円の買いなら1日あたり239円受け取れる。売りポジションを持っている場合は、1日あたり249円の支払いが必要だ。
LINE FXのスワップポイントは業界平均を上回る水準にある。
売りポジションを持つ場合の支払いスワップポイントが比較的低い傾向にある点に特徴がある。
通貨ペアごとのスワップポイント(2024年7月11日時点)
買い | 売り | |
---|---|---|
米ドル/円 | 239 | -249 |
豪ドル/円 | 147 | -157 |
南アフリカランド/円 | 16 | -21 |
トルコリラ/円 | 38 | -48 |
LINE FXのスプレッド
ここでは、LINE FXが提供するスプレッドについて整理する。
LINE FXのスプレッド
LINE FXでは、①午前9時〜翌午前5時と②それ以外の時間帯で、それぞれに定めた原則固定で提供されている。
たとえば、広告年月日2024年3月25日掲載のスプレッド(午前9時〜翌午前5時)は、以下のようになっている。
米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | 英ポンド/円 | 豪ドル/円 |
---|---|---|---|---|
0.2銭 | 0.4銭 | 0.3pips | 0.7銭 | 0.5銭 |
LINE FXのスプレッドを評価するポイント
FX口座のスプレッドの評価を行うときは、以下のポイントを重点的に見るべきだ。
- 主要通貨ペアのスプレッドが、他社と同様水準に狭いこと
- 取引したい通貨ペアのスプレッドが、他社に比べて競争力が高く、安定した水準で提供されていること
- 狭いスプレッドの適用時間帯が十分に長いこと
- 過去のスプレッド提示率の安定性や拡大事例
- スプレッド縮小キャンペーンの有無
- 狭いスプレッドが提供される取引量の上限
LINE FXのスプレッドを評価する
ここでは、上記に挙げた点のそれぞれについて、LINE FXのスプレッドについて評価していく。
- 主要通貨ペアのスプレッドの水準
- LINE FXの主要通貨ペアのスプレッドは、米ドル/円で0.2銭、ユーロ/円で0.4銭と、業界最狭水準で競争力は十分にある
- 取引したい通貨ペアの競争力と安定性
- LINE FXの通貨ペアは23種類、他社に比べると選択肢が限られる点は少し残念な点だ
- そのうち5通貨ペアで原則固定の提示が休止中となっている(2024年7月時点)
- 原則固定スプレッドのコアタイム
- 狭いスプレッドが適用される時間帯は、午前9時〜翌午前5時と、他社に比べて少し長めに設定されている
- スプレッド提示率の安定性
- LINE FXの開示資料によれば、ほとんどの通貨ペアで99%以上の提示率を達成している
- NZD/USD、EUR/AUDなどで、配信停止時間や広いスプレッドもみられるが、これらは流動性やボラティリティの関係からそれほど不自然ではない
- スプレッド縮小キャンペーンの有無
- スプレッド関連のプログラムは、2024年7月現在は展開されていないが、定期的に行われている
- 直近では、2023年秋に人気の9通貨を対象とした縮小キャンペーンを展開した。
LINE FXとその他のFX口座の違い
ここでは、LINE FXの優れた点を、他の主要FX口座と比較しながら探っていく。
LINE FXと主要FX口座との違い
まず、LINE FXと他の主要なFX口座を比較して、どのような点で違いがあるのかを表で確認しよう。
LINE FX | GMO外貨 | GMOクリック証券(FXネオ) | みんなのFX | 松井証券FX(MATSUI FX) | |
最小取引単位 | 1,000通貨 | 1,000通貨 (5ペアは1万通貨) | 1,000通貨 (2ペアは1万通貨) | 1,000通貨 (2ペアは1万通貨) | 1通貨 |
スプレッド (米ドル/円) | 0.2銭 (9時~29時) | 0.2銭(原則固定) (8時~27時) | 0.2銭(原則固定) (午前9時〜翌午前3:00) | 0.2銭 (8時~29時) | 0.2銭 (注文数量の合計が1,000通貨まで) |
スプレッド (南アフリカランド/円) | 0.9銭 (同上) | 1.3銭(原則固定) (同上) | 0.9銭 (同上) | 0.9銭 (同上) | – |
レバレッジ選択 | できない | 3段階(1・10・25倍)で選択可 | できない | できない | 4段階(1・5・10・25倍)で選択可 |
通貨ペア | 23 | 24 | 20 | 34 | 20 |
口座開設時のキャッシュバック最大額 | 100万5千円 | 100万円 | 1,000,000円 (新規FX口座開設+お取引) | 100万円 | 100万円 |
手数料※ | 無料 | 無料 | 無料 (ロスカット手数料あり) | 無料 | 無料 |
詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら |
最小取引単位や手数料に関しては平均的で、取り扱い通貨ペアは若干少なめと言える。
ただし、LINE FXにはこうした対比表などではわからない圧倒的な優位性がある。LINEアプリとの連携だ。
LINE FXの優位性
LINEサービスはLINEアプリとの連携力が高く、たとえば経済指標や為替レートの急変動、および売買シグナルなどをLINE通知で受け取れる。
利用者からは「取引機会を逃さずに済む」と高く評価されている。
また、LINEアプリに届いた通知からは、ワンタップで取引画面に遷移できる点も、多くの利用者が評価したポイントだ。
このほかにも、以下のような優位点がある。
- 取扱23通貨ペアのすべてで、最小取引価格が1,000通貨単位。最低必要証拠金の目安を、「米ドル/円で約6,100円、トルコリラ/円で約190円」としている
- 過去の価格データで最適化されたテクニカル指標に基づく売買シグナルを生成(5通貨ペアに対応)。新規のポジション開始や、保有ポジションの決済まで、シグナルが生成される
- 取引ツールは、LINEならではの見やすく使いやすいUIが特徴。お馴染みの、初心者でも扱いやすい設計になっている
- TradingViewとLINE FXオリジナルのチャートツールを切り替えて使用できる(PCツール「LINE FX Pro」内)。TradingViewは、高度な分析機能を備えた通常有料のサービスである
- 口座開設後もキャッシュバックプログラムに参加できる
LINE FXでの取引をおすすめしたい人
ここまでの分析に基づき、LINE FXはとくに以下のような方に最適だと言える。
- 少額・低コストで始めたいFX初心者
- 高金利通貨についても少額で試してみたい人
- 忙しい中でもスマホで簡単にFX取引をしたい人
- 情報に基づき即時に取引したい人
- TradingViewでのチャート分析をしたいトレーダー
LINE FXはアクティブなトレーダーにおすすめ!特徴を活かして賢く始めよう
LINE FXの特徴は、LINEアプリとの連携によるリアルタイムの通知機能や、直感的な操作が可能なスマホアプリにある。
これにより機会を逃さず、機動的に利益を最大化しやすい環境が整っている。
アクティブなトレーダーにとって、LINE FXは理想的な取引環境だ。リアルタイムの情報と迅速な取引執行が可能なため、市場の動きに素早く対応できる。
さらに、TradingViewの高機能版が無料で使用できるため、詳細な分析も可能だ。これらの特徴を最大限に活用することで、効率的かつ効果的な取引戦略を構築できるだろう。
まずは口座を開設し、LINE FXならではの便利さを自ら体感して欲しい。