- SBI FXトレードとトライオートFXの違いが知りたい
- それぞれのメリットを知りたい
- どちらを選べばいいのか分からない
FX会社は複数あるため、それぞれの特徴やメリットを理解するのは難しいだろう。
本記事ではSBI FXトレードとトライオートFXに焦点をあてて、徹底的に比較を行う。
「それぞれの特徴やメリットについて知りたい」「選び方がわからない」という人はぜひ参考にしてほしい。
SBI FXトレードとトライオートFXの主な違い
SBI FXトレードとトライオートFXの主な違いは下記のとおりだ。
- 取引スタイルの違い
- 手数料
- 必要な資金
順番に解説するので参考にしてほしい。
取引スタイルの違い
SBI FXトレードとトライオートFXのもっとも大きな違いは取引スタイルだ。
トライオートFXは自動売買に対応しているが、SBI FXトレードは自動売買に対応していない。
手数料
手数料も大きく違う点である。SBI FXトレードはさまざまな手数料が無料だが、トライオートFXでは自動売買をする際に下記のように手数料が発生する。
取引数量 | 新規注文 | 決済注文 | 1,000通貨あたりの手数料 |
---|---|---|---|
1,000通貨〜1万通貨未満 | 2.0pips | 2.0pips | 片道20円(対外貨は0.2外貨) |
1万通貨〜10万通貨未満 | 1.0pips | 1.0pips | 片道10円(対外貨は0.1外貨) |
10万通貨〜50万通貨未満 | 0.5pips | 0.5pips | 片道5円(対外貨は0.05外貨) |
繰り返し取引する中で「手数料が想定よりも高くなってしまった」ということも考えられるため注意が必要だ。
必要な資金
SBI FXトレードとトライオートFXは必要な資金にも違いがある。
SBI FXトレードは最低取引単位が1通貨のため数円〜数十円といった資金で取引が可能だ。
一方トライオートFXは最低取引単位が1,000通貨のため5,000円ほどの資金が必要になる。
SBI FXトレード | トライオートFX | |
---|---|---|
最小取引単位 | 1通貨 | 1,000通貨 |
通貨ペア | 34ペア | 20ペア |
自動売買 | 不可 | 可 |
口座開設完了までの時間 | 最短当日 | 最短2〜3営業日 |
詳しくはこちら |
SBI FXトレードとトライオートFXのそれぞれの特徴とメリット
ここからは、SBI FXトレードとトライオートFXそれぞれの特徴とメリットを詳しく紹介する。
自分の重視したいポイントを見つけながら確認していこう。
SBI FXトレードの特徴
続いてSBI FXトレードの特徴を紹介する。
- スプレッドが狭い
- 34種類の通貨ペアで取引ができる
- 5つの取引手数料が無料
- スワップポイントが高め
- 最小取引単位が1通貨
- 4つのシミュレーション機能がある
順番に解説するので参考にしてほしい。
スプレッドが狭い
SBI FXトレードの特徴として挙げられるのが、スプレッドの狭さだ。
SBI FXトレードでは取引通貨量によってスプレッドが変わる。
取引通貨量1〜1,000,000通貨で取引した場合のスプレッドを下記で確認してほしい。
米ドル/円 | 0.18銭 | スイスフラン/円 | 0.78銭 |
---|---|---|---|
ユーロ/円 | 0.38銭 | 米ドル/カナダドル | 1.5pips |
ユーロ/米ドル | 0.3pips | 豪ドル/NZドル | 1.78pips |
英ポンド/円 | 0.88銭 | 英ポンド/スイスフラン | 2.7pips |
英ポンド/米ドル | 0.9pips | ユーロ/スイスフラン | 1.7pips |
豪ドル/円 | 0.48銭 | ユーロ/NZドル | 2.88pips |
豪ドル/米ドル | 0.4pips | 豪ドル/スイスフラン | 2.98pips |
英ポンド/豪ドル | 1.4pips | 中国人民元/円 | 0.7銭 |
NZドル/円 | 0.68銭 | 米ドル/中国人民元 | 対象外 |
NZドル/米ドル | 1.5pips | ポーランド/円 | 4.8銭 |
ユーロ/英ポンド | 0.9pips | シンガポール/円 | 2.9銭 |
ユーロ/豪ドル | 1.4pips | 香港ドル/円 | 1.8銭 |
カナダドル/円 | 0.58銭 | ノルウェークローネ/円 | 1.9銭 |
南アフリカランド/円 | 0.78銭 | 韓国ウォン/円 | 3.3銭 |
トルコリラ/円 | 1.58銭 | スウェーデン/円 | 1.9銭 |
メキシコペソ/円 | 0.18銭 | ブラジルレアル/円 | 19.0銭 |
米ドル/スイスフラン | 1.5pips | 露ルーブル/円 | 9.0銭 |
34種類の通貨ペアで取引ができる
SBI FXトレードは34種類もの豊富な通貨ペアで取引することが可能だ。通貨ペアは下記で確認してほしい。
- 米ドル/円
- 米ドル/カナダドル
- 米ドル/スイスフラン
- 米ドル/中国人民元
- NZドル/円
- NZドル/米ドル
- トルコリラ/円
- ノルウェークローネ/円
- ユーロ/円
- ユーロ/米ドル
- ユーロ/英ポンド
- ユーロ/豪ドル
- ユーロ/NZドル
- ユーロ/スイスフラン
- カナダドル/円
- 中国人民元/円
- ブラジルレアル/円
- メキシコペソ/円
- 英ポンド/円
- 英ポンド/米ドル
- 英ポンド/豪ドル
- スイスフラン/円
- 韓国ウォン/円
- ポーランドズロチ/円
- シンガポールドル/円
- 豪ドル/円
- 豪ドル/米ドル
- 豪ドル/スイスフラン
- 豪ドル/NZドル
- 豪ドル/スイスフラン
- 南アフリカランド/円
- 香港ドル/円
- スウェーデンクローナ/円
5つの取引手数料が無料
SBI FXトレードは5つの手数料が無料なのも特徴である。
- 取引手数料
- ロスカット手数料
- 口座開設手数料
- クイック入金手数料
- 口座維持手数料
さまざまな手数料が無料なため、コストを抑えた運用が可能だ。
スワップポイントが高め
SBI FXトレードの大きな特徴として、スワップポイントの高さが挙げられる。
特に米ドル/円やユーロ/円などの主要通貨ペアのスワップポイントの高さに注目してほしい。
通貨種類 | 買いスワップ | 売りスワップ |
---|---|---|
米ドル/円 | 263円 | -272円 |
ユーロ/円 | 253円 | -265円 |
ユーロ/米ドル | -78円 | 72円 |
英ポンド/円 | 336円 | -348円 |
英ポンド/米ドル | -12円 | 6円 |
豪ドル/円 | 136円 | -147円 |
豪ドル/米ドル | -42円 | 36円 |
英ポンド/豪ドル | 52円 | -58円 |
NZドル/円 | 170円 | -182円 |
NZドル/米ドル | -6円 | 0円 |
ユーロ/英ポンド | -78円 | 72円 |
ユーロ/豪ドル | -24円 | 18円 |
カナダドル/円 | 164円 | -175円 |
南アフリカランド/円 | 179円 | -211円 |
トルコリラ/円 | 34円 | -48円 |
メキシコペソ/円 | 300円 | -358円 |
米ドル/スイスフラン | 192円 | -198円 |
スイスフラン/円 | 82円 | -93円 |
米ドル/カナダドル | 38円 | -44円 |
豪ドル/NZドル | -36円 | 30円 |
英ポンド/スイスフラン | 247円 | -252円 |
ユーロ/スイスフラン | 128円 | -133円 |
ユーロ/NZドル | -100円 | 94円 |
豪ドル/スイスフラン | 91円 | -96円 |
中国人民元/円 | 9円 | -21円 |
米ドル/中国人民元 | 49円 | -84円 |
ポーランド/円 | 63円 | -74円 |
シンガポール/円 | 140円 | -145円 |
香港ドル/円 | 19円 | -30円 |
ノルウェークローネ/円 | 15円 | -20円 |
韓国ウォン/円 | 6円 | -12円 |
スウェーデン/円 | 14円 | -18円 |
ブラジルレアル/円 | 35円 | -58円 |
露ルーブル/円 | 0円 | -12円 |
最小取引単位が1通貨
SBI FXトレードは最小取引単位が1通貨なのが大きな特徴である。
1通貨で取引ができるため、ワンコインで気軽に取引できるのが嬉しいポイントだ。
レバレッジ倍率によっては数円〜数十円といった少額で取引が可能である。
4つのシミュレーション機能がある
SBI FXトレードでは下記の4つのシミュレーション機能があるのが特徴だ。
- 証拠金シミュレーション
- スワップポイントシミュレーション
- ロスカットシミュレーション
- つみたて外貨シミュレーション
取引するにあたって必要な証拠金、将来的に受け取れるスワップポイントの目安、ロスカットされるタイミングなどのシミュレーション機能があるため、FX取引に不安がある人に役立つだろう。
SBI FXトレードのメリット
ここからはSBI FXトレードを利用するメリットについて解説を行う。
- 超少額で取引ができる
- 通貨ペアの種類が多い
- シミュレーションを行うことで目安やリスク管理ができる
超少額で取引ができる
SBI FXトレードは1通貨から取引ができるため、数円〜数十円で投資ができる手軽さがメリットだ。
「まずは少ない資金で試してみたい」「リスクを極力抑えたい」という人におすすめである。
通貨ペアの種類が多い
SBI FXトレードは通貨ペアの種類が多いのもメリットだ。
34種類あるため、主要通貨ペアはもちろん、マイナーな通貨ペアにも投資することが可能である。
「さまざまな通貨ペアで取引がしたい」「豊富な種類の中から選びたい」といった人に向いている。
シミュレーションを行うことで目安やリスク管理ができる
SBI FXトレードは証拠金、スワップポイント、ロスカット、つみたて外貨などのさまざまなシミュレーションを行うことができる。
シミュレーションを行うことで取引の流れや、どれくらいの資金でどのように運用するとスワップポイントが貯まるのかなどの目安を知ることが可能だ。
また、ロスカットの体験をすることでリスク管理のコツを掴むこともできるだろう。
初心者にとってさまざまなシミュレーションができることが、SBI FXトレードのメリットだ。
トライオートFXの特徴
続いてトライオートFXの特徴を解説する。
- 2つの取引スタイルがある
- 自分のレベルに合った自動売買機能
- ETFも取引できる
- スワップポイントが高い
- 取扱通貨ペアは20種類
- 最小取引単位が1,000通貨
- 5つの期間を設定できるシミュレーションがある
2つの取引スタイルがある
トライオートFXには、2つの取引スタイルがあるのが大きな特徴だ。
プロが設定したロジックから選んで自動売買ができる「自動売買セレクト」と自分で通貨ペアや数量を選んで取引する「マニュアル注文」がある。
初心者や知識に自信がない人は、自動売買セレクトがおすすめだ。
自分のレベルに合った自動売買機能
トライオートFXは、初心者から上級者まで自分のレベルに合った自動売買機能があるのも特徴である。
例えば「もっと自由に取引したい」「自分でポートフォリオを作成して取引したい」という上級者には、上記の「自動売買セレクト」や「マニュアル注文」よりも自由度・難易度の高い「ビルダー機能」がおすすめだ。
ETFも取引できる
トライオートFXはFX取引だけでなく、ETFも取引することができる。
日経平均、TOPIX、米国、中国、原油など26銘柄への投資が可能だ。
スワップポイントが高い
スワップポイントが高く利益が期待できるのもトライオートFXの魅力であり特徴だ。
全体的にバランス良く高スワップに設定されている。主要通貨のスワップポイントは下記のとおりだ。
通貨種類 | 買スワップ | 売スワップ |
---|---|---|
米ドル/円 | 230円 | -280円 |
ユーロ/円 | 225円 | -260円 |
英ポンド/円 | 294円 | -339円 |
英ポンド/米ドル | -28円 | 5円 |
豪ドル/円 | 130円 | -175円 |
NZドル/円 | 140円 | -175円 |
南アフリカランド/円 | 216円 | -281円 |
トルコリラ/円 | 40円 | -50円 |
取引通貨ペアは20種類
トライオートFXが取り扱っている取引通貨ペアは下記の20種類だ。
- 米ドル/円
- 米ドル/スイスフラン
- 米ドル/カナダドル
- 豪ドル/円
- 豪ドル/米ドル
- 豪ドル/NZドル
- ユーロ/円
- ユーロ/豪ドル
- ユーロ/米ドル
- ユーロ/英ポンド
- ユーロ/ポーランド
- カナダドル/円
- スイスフラン/円
- NZドル/円
- NZドル/米ドル
- 南アフリカランド/円
- 英ポンド/円
- 英ポンド/米ドル
- トルコリラ/円
- メキシコペソ/円
最小取引単位が1,000通貨
トライオートFXの最小取引単位は1,000通貨のため、5,000〜6,000円ほどの資金で取引することが可能だ。
5つの期間が設定できるシミュレーションがある
トライオートFXにはデモ口座はないが、細かく期間を設定できるシミュレーション機能があるのが特徴だ。
3ヶ月、6ヶ月、1年、2年、3年の5つの期間から選んで収益を確認することができる。
トライオートFXのメリット
トライオートFXの特徴を踏まえたメリットは下記のとおりだ。
- 初心者から上級者まで取引がしやすい
- 取引ツールが使いやすい
- 24時間自動で取引してくれる
- サポート体制が充実している
- 少額から取引できる
初心者から上級者まで取引がしやすい
トライオートFXは初心者から上級者まで、自分のレベルに合った取引スタイルが選択できるのがメリットだ。
設定されたロジックから選ぶだけで初心者や知識がない人でも簡単に自動売買を開始することができる。
情報収集をしたり勉強したりしなくても取引できるのはメリットと言えるだろう。
また、トライオートFXでは自分でポートフォリオを組み自動売買できる環境もあるため「もっと高度な取引をしていきたい」「FX取引に慣れてきて物足りなくなってきた」という問題が起きにくいと言える。
初心者から上級者まで、さまざまなレベルの人が満足できる環境があるのがトライオートFXの魅力だ。
取引ツールが使いやすい
トライオートFXでは取引ツールが高性能で使いやすいのもメリットである。
経済指標、ニュース、チャートなどを1つの画面で確認することが可能だ。
トライオートFXの取引ツール「リッチクライアント」の詳細は下記で確認してほしい。
テクニカルの種類 | 13種類 (単純移動平均線、指数平滑移動平均線、一目均衡表、ボリンジャーバンド、エンベローブ、ストキャスティクス、MACD、RSI、RCI、移動平均乖離率、DMI、CCI、モメンタム) |
---|---|
チャート同時表示数 | 5 |
チャート画面からの発注 | 不可 |
決済同時発注 | 不可 |
使用料 | 無料 |
Mac対応 | 可 |
24時間自動で取引してくれる
トライオートFXのメリットと言えば、やはり24時間自動で取引してくれる点だ。
そのため、チャートをこまめに確認する必要がなく、仕事や家事で忙しい人でも挑戦しやすいのがメリットと言えるだろう。
サポート体制が充実している
トライオートFXには3つのサポート体制がある。電話による問い合わせは平日、祝日の午前9時〜午後5時まで対応しており、フォームやリモートによるサポートにも対応している。
「電話で疑問点を解決したい」「画面操作に自信がない」といった人も安心して取引できるのがメリットだ。
少額から取引できる
トライオートFXは最小取引単位が1,000通貨のため、少額から取引できるのもメリットだ。
何十万、何百万といった資金がなくても自動売買に挑戦できるので資金に余裕がない人や大きな資金を預けるのが怖い人も挑戦しやすいだろう。
SBI FXトレードとトライオートFXはどちらを選ぶべきか
SBI FXトレードとトライオートFXの特徴やメリットについて解説を行った。
ここからはFX会社の選択基準やそれぞれのFX会社におすすめな人の特徴を紹介する。
FX口座の選択基準
FX口座を選ぶ際に注目すべきポイントは下記のとおりだ。
- 取り扱っている通貨ペアの種類や多さ
- 取引ツールの機能性や使いやすさ
- スプレッドの幅
- 最小取引単位
順番に解説していく。
取り扱っている通貨ペアの種類や多さ
FX口座を選ぶ際は、取り扱っている通貨ペアの種類や量をチェックしよう。
ほとんどのFX会社で米ドル、豪ドル、ユーロなどの主要通貨は取り扱っているが、中には「変わり種の通貨ペアに挑戦してみたい」という人もいるのではないだろうか。
また、たくさんの通貨ペアから選びたい人もいるだろう。取り扱っている通貨ペアにも注目してFX会社を選ぼう。
取引ツールの機能性や使いやすさ
取引ツールの機能性や使いやすさも重要なポイントだ。各FX会社によって利用できるツールは異なる。
1つの画面で情報を網羅できる、情報や通知が素早く受け取れる、とにかくわかりやすいなど、自分に合ったツールや自分が重視すべきポイントに合った取引ツールを選ぶといいだろう。
スプレッドの幅
スプレッドの幅はコストに関わるため、取引する上で重視したいポイントである。
スプレッドの幅が広いほどコストがかかるため、なるべくスプレッドの幅が狭いFX会社を選ぶといいだろう。
最小取引単位
最小取引単位も、FX会社によって異なる。5,000円ほどの少額から開始できるFX会社もあれば、100万円以上の資金が必要なFX会社もある。
初めは少額でスタートさせて様子を見たい人がほとんどだろう。
自分の準備できる資金に合った最小取引単位のFX会社を選ぶようにしよう。
SBI FXトレードがおすすめな人
SBI FXトレードはさまざまな通貨ペアの中から選びたい人や、少し変わり種の通貨ペアで取引したい人におすすめだ。
また1通貨から取引ができたり、入念にシミュレーションができたりするため、資金に余裕がない人や初心者、慎重な人にもおすすめなFX会社である。
トライオートFXがおすすめな人
トライオートFXは初心者から上級者まで満足できる環境が整っているのが特徴だ。
また高スワップ、自動取引であるため忙しくて時間がない人や利益を狙っていきたい人におすすめである。
SBI FXトレードとトライオートFXの違いや特徴を理解し自分にあった選択をしよう
SBI FXトレードとトライオートFXの主な違いや特徴を解説した。
それぞれのメリットを理解し、自分の求める取引スタイルや重視するポイントを見極めよう。
本記事を参考にして自分にあったFX会社で取引を始めてほしい。