カードローンを利用していると、一度にまとめて返済したくなる時もあるだろう。
そんな時におすすめなのが、借入額を一度で返しきる一括返済である。
三井住友銀行のカードローンでは、ATMでの振込やネットバンキングを含む複数の方法で一括返済ができる。
しかし、一括返済を無理に行うと、生活が苦しくなる恐れもあるので注意が必要だ。
一括返済のメリットとデメリットを理解し、十分に検討した上で適切な返済計画を立てる必要がある。
そこで今回の記事では、三井住友銀行カードローンの一括返済について徹底解説する。
また、カードローンの解約方法や一括返済催告状についても説明するため、ぜひ参考にして欲しい。
三井住友銀行カードローンは一括返済できる!
三井住友銀行カードローンは一括返済が可能である。そもそも、一括返済とはカードローンの借入残高と利息を一度にまとめて返済することである。
通常、カードローンの返済は、毎月決められた金額を支払う「約定返済」によって行われる。
一括返済は約定返済の途中で残った金額、もしくは最初から全額を一度で支払う方法だ。
一括返済を活用すれば返済期間を短縮し、利息の支払いを減らすことができる。また、利用限度額が復活して再度借入が可能となる。
ただし、通常の返済と比べると手間がかかることが多く、場合によっては生活が苦しくなることもあるので無理をしてはいけない。
一括返済は必ずしもすべきものではない。適切なタイミングで行うことにより、効果を発揮する手法だ。
三井住友銀行カードローンの返済方法について詳しく知りたい方はこちら。
三井住友銀行カードローンの一括返済方法
三井住友銀行カードローンの一括返済は、以下の4種類の方法から選べる。
- ATMでの現金入金
- カードローン口座への振込
- 普通預金口座からカードローン口座への振替
- 他行口座からネットバンキングで振込
それぞれの方法について詳しく説明しよう。
ATMでの現金入金
三井住友銀行カードローンで一括返済する際、ATMで現金を入金する方法がある。
返済に利用できるATMは、全国の三井住友銀行ATM・コンビニATM・ゆうちょATMが挙げられる。
どのATMも手数料はかからないが、それぞれ利用可能時間が異なるため、事前に確認しておく必要がある。
ただ、カードレスで契約した場合はATMを利用できないので注意が必要だ。
カードローン口座への振込
一括返済の方法として、カードローン返済用口座への振込も選べる。
ただし、この方法では振込手数料がかかるため、注意しておこう。
振込手数料は利用する金融機関によって金額が異なるため、返済前に確認しておくことをおすすめする。
普通預金口座からカードローン口座への振替
三井住友銀行の普通預金口座を持っている場合は、SMBCダイレクトを通じてカードローン返済用口座へ振替して一括返済を行うこともできる。
SMBCダイレクトとは三井住友銀行が運営しているインターネットバンキングのことだ。
Webサイトもしくはカードローン専用アプリからログインすることで、返済などの手続きが行える。
一括返済する場合は、事前にカードローン口座をSMBCダイレクトサービス利用口座に指定する必要がある。いつでも返済できるように登録しておこう。
他行口座からネットバンキングを利用した振込
他行の口座をメインに利用している場合は、他行口座からネットバンキングで振込する方法をおすすめする。振込には「Payーeasy」、ペイジーを利用する必要があるため、事前に準備しておこう。
この方法は、ネットからいつでも手続きが出来て手数料も無料なため、非常に便利である。
ただし、金融機関のシステムメンテナンス時は利用できなくなるため、対応時間は確認しておこう。
金利 (実質年率) | 年1.5%~年14.5% |
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審査時間 | 最短当日 ※申込完了後の確認事項や本人確認書類の提出状況によって異なる場合もございます。 |
融資速度 | 最短当日 ※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もございます。 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 50万円を超える場合に必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 満20歳~満69歳以下 |
担保・保証人 | 不要 |
三井住友銀行カードローンで一括返済をするメリット
三井住友銀行カードローンの一括返済には、以下の3つのメリットがある。
- 返済の手間と手数料が削減できる
- 信用情報がプラスになる可能性がある
- カードローンの利用可能額が回復する
それぞれのメリットについて詳しく解説しよう。
返済の手間と手数料が削減できる
一括返済は月々の支払をまとめて行い、一度で返済を完了させられるので手間が省ける。
また、返済回数が減ることで手数料も節約できる。手間と費用を削減したい人は、一括返済が有効だ。
信用情報がプラスになる可能性がある
一括返済をすると、信用情報にプラスの影響があるといわれている。
信用情報はクレジットカードとカードローンの契約内容や支払状況を記録したものであり、いくつかの信用情報機関に登録されている。
銀行や保証会社は、信用情報機関へ加盟する必要があり、そこから申込者の信用情報を確認しているのだ。
三井住友銀行は全国銀行個人信用センターに、保証会社であるSMBCコンシューマーファイナンス株式会社は指定信用情報機関(CIC)及び日本信用情報機構(JICC)に加盟している。
信用情報にはカードローンの返済状況も記録され、仮に延滞すると、信用情報に傷がついて審査に悪影響を及ぼす。
ここで、一括返済すると完済情報が記録に残り、今後の審査が有利になる可能性もあるのだ。
また、一括返済は返済能力があるとみなされ、その面で審査にプラスに影響するとも考えられている。
今後もカードローンで借入を検討している場合は、一括返済を行っておくことをおすすめする。
カードローンの利用可能額が回復する
一括返済をすると、カードローンの利用可能額が回復し、再度借入が可能になる。
カードローンは利用可能額の範囲内であれば、何度でも借入が可能な商品である。
ただし、利用可能額と借入額の差額分しか借入できないため、利用可能額いっぱいまで借入をしていると追加借入は困難である。
そこで一括返済をすると、利用可能額が復活して、緊急時に備えられるようになる。
万が一のときに備えていつでも借入できる状態にしたい場合は、一括返済がおすすめだ。
三井住友銀行カードローンで一括返済をするデメリット
三井住友銀行カードローンで一括返済をすることにはさまざまなメリットがあるが、デメリットもある。
一括返済を有効活用できるように、デメリットについても理解しておこう。
手間がかかる
カードローンの返済は、毎月決められた額を返済することが基本となる。一括返済は、追加で支払いを行う方法であり、通常とは別の手続きが必要になることもある。
例えば、三井住友銀行の普通口座からカードローン口座への振替を行う場合、カードローン口座をSMBCダイレクトのサービス利用口座へ指定する手続きが必要になる。また、他行では窓口での手続きが必要になることもある。
さらに、振込で一括返済をする際は手数料がかかる場合もあるため、これらの手間はデメリットになる。
事前に一括返済する流れを調べておくことで、手間を省くことができるので、対策を怠らずに行おう。
無理に支払うと生活が苦しくなる
一括返済を無理に行うと生活が苦しくなる可能性があるため、注意が必要だ。
例えば、貯金を切り崩したり、生活費を削って一括返済を行うことは、他の支払いを困難にする可能性がある。
また、その後さらにカードローンを利用することになれば結局支払額が増えて、一括返済の意味がなくなることも考えられる。
一括返済をする前に無理のない範囲でできるのか、十分に検討しておかなくてはならない。
三井住友銀行カードローンでの一括返済をする流れ
三井住友銀行カードローンで一括返済する場合は、以下の3つのSTEPで進めていく。
- 一括返済する日を決める
- 返済額を確認する
- 都合のよい方法で支払う
ここからは、一括返済の手順について詳しく説明しよう。
一括返済する日を決める
まずは一括返済をいつにするのか決めよう。
カードローンの利息は日割りで計算されるため、一括返済額は日々変動する。そのため、一括返済をする日を決めておけば、正確に返済額を把握できる。
返済額を確認する
一括返済日を決めたら、返済額を確認しよう。確認方法は電話・SMBCダイレクト・ATMから行える。
電話の場合は、三井住友銀行カードローンプラザに問い合わせる必要がある。
三井住友銀行(SMBC)カードローンプラザの問い合わせ先は「0120-923-923」で、受付時間は平日の9〜18時となっている。
休日・夜の時間帯には問い合わせができないため、返済日を決めたら早めに問い合わせるのが望ましい。
SMBCダイレクトはネットから原則いつでも確認できるが、ATMは営業時間内でなければ確認できない。
自分が返済しようとしている時間にATMが動いているか、確認しておこう。
都合のよい方法で支払う
返済日と返済額が確定したら、先ほど紹介した以下の方法で返済を行おう。
- ATMでの現金入金
- カードローン口座への振込
- SMBCダイレクトで普通預金口座からカードローン口座への振替
- SMBCダイレクトで他行口座から振込
それぞれ利用可能時間・手数料の有無が異なるため、あらかじめ確認した上で返済しよう。
三井住友銀行カードローンで一括返済をする時の注意点
三井住友銀行カードローンで一括返済をする際は、いくつか注意すべき点がある。
一つずつ丁寧に解説するので、把握してもらいたい。
利息は日割りで発生する
上述したとおり、カードローンの利息は借入日数に応じて日割りで発生する。
利息は「借入残高×金利÷365日×借入日数」で求められる。
借入日数は借入翌日から返済日までの日数を指し、借入した当日は含まれない。また、うるう年は366日で計算する。
なお、金利とは借入金額に対する利息の割合のことであり、1年当たり何%の利息が発生するのか示している。
三井住友銀行カードローンは、以下のように利用限度額によって金利が定められている。基本的には、限度額が上がるほど金利は低くなる傾向にある。
利用限度額 | 金利 |
100万円以下 | 年12.0〜14.5% |
100万円超 200万円以下 | 年10.0〜12.0% |
200万円超 300万円以下 | 年8.0〜10.0% |
300万円超 400万円以下 | 年7.0〜8.0% |
400万円超 500万円以下 | 年6.0〜7.0% |
500万円超 600万円以下 | 年5.0〜6.0% |
600万円超 700万円以下 | 年4.5〜5.0% |
700万円超 800万円以下 | 年1.5〜4.5% |
カードローンの金利は、利息制限法によって借入金額ごとに上限値が決まっている。
10万円未満の借入は20%、10万円〜100万円未満の借入は18%、100万円以上の借入は15%が上限値となる。
三井住友銀行カードローンでも、上記の上限値を超えないように金利が調整されているのだ。
また、実際にかかる金利は契約時に申込者の返済能力や信用情報を基準として個別で定められている。
自分の金利がどのくらいなのかは、契約書やSMBCダイレクトを通して確認できる。あらかじめ確認しておくと、一括返済時の参考となるだろう。
コンビニATMは硬貨が使えない場合がある
ATMで返済する場合、返済額によっては硬貨で端数を払いたい時もあるだろう。
しかし、一部のATMでは硬貨入金の取り扱いができないケースもあるため、ぴったり払いたい場合は注意が必要である。
また、硬貨を入金できる時間帯や曜日が限られているATMもある。ATMで返済する場合は、硬貨の入金ができるかどうかを確認しておく必要があるだろう。
超過返済が起こることがある
一括返済は超過返済に繋がる可能性があるため、注意しよう。超過返済となりやすいのは、ATMで返済した場合だ。
上述したとおり、一部のATMでは硬貨入金の取り扱いを禁止しているため、100円単位で返済をピッタリ行うことが難しくなる。
例えば、借入残高が110,200円の場合、111,000円を入金すると800円分が超過返済となるのだ。
ただ、三井住友銀行では超過分が普通預金としてそのまま口座に残る。
普通預金として扱われるため、好きなときに引き出して好きなように利用することが可能だ。超過した分が帰ってこない、ということはないので安心してほしい。
詳しく知りたい人は、三井住友銀行カードローンプラザもしくは三井住友銀行の窓口に問い合わせてみると良い。
超過残高を残したくない、という人はSMBCダイレクトを活用することをおすすめする。
ATMの利用可能時間帯に注意
ATMで返済する場合は、利用可能時間帯に注意が必要だ。
一括返済に利用できるATMは、主に三井住友銀行ATM・コンビニATMである。それぞれATMが利用できる時間帯が異なるため、確認しておこう。
三井住友銀行ATMは平日と土曜祝日の7〜24時の間で利用可能である。
ただし、日曜日はシステムメンテナンスを行う関係で、利用時間帯が7〜21時となっているため注意が必要だ。詳細は公式サイトを参照しよう。
一方で、コンビニATMは0〜24時でいつでも利用可能となっている。ただ、場所によっては時間帯が違う可能性もある。使おうとしているATMの利用可能時間を事前に確認しておこう。
経済的に厳しい時は随時返済も検討する
一括返済はまとまった資金が必要であるため、場合によっては生活が苦しくなる可能性がある。
その場合は無理に一括返済をせず、随時返済を検討するのがおすすめだ。
随時返済とは、約定返済とは別に追加で返済することである。
随時返済では利息額以上であればいくらでも返済が可能となっており、いつでも好きなときに返済が可能だ。
一括返済ほどではないが、随時返済も返済期間の短縮や返済総額の削減につながる。一括返済は難しいが、少しでも返済総額を減らしたい人にとっては随時返済は有効な手段となりうるのだ。
三井住友銀行カードローンの解約方法
一括返済を検討している人のなかには、返済終了後に三井住友銀行カードローンを解約したいと考えている人もいるかもしれない。
三井住友銀行カードローンを解約するためには、借入残高を全額返済して0にすることが必須である。なお、完済させても自動的には解約されないため、別途手続きが必要だ。
解約手続きは主に郵送で行われる。まずは三井住友銀行カードローンプラザに問い合わせて、解約書類を請求しよう。
書類が届いたら必要事項を記入して返送し、手続きが終われば解約完了となる。
また、解約は窓口でも手続き可能だ。窓口で解約する場合は、本人確認書類や三井住友銀行のキャッシュカードが必要となるため、忘れないように注意しよう。
三井住友銀行カードローンでの一括返済催告状とは?
三井住友銀行カードローンの返済が長期にわたって滞ると、一括返済催告状が届く場合がある。
一括返済催告状とは、返済を督促する書面であり、即時の一括返済を求めるものだ。
これは、カードローンやクレジットカードの返済について何度か督促したのにも関わらず、返答がなく返済もなされない時に送付される。
一括返済催告状をそのまま放置していると、裁判を起こされて信用情報に傷がつく可能性がある。
信用情報に傷がつくと、今後カードローンを利用できなくなる場合がある。
信用情報が一度損なわれると回復はかなり困難になるため、計画的に返済を行い、催告状が届かないように注意しよう。
三井住友銀行カードローンで一括返済を有効活用しよう
本記事では、三井住友銀行カードローンの一括返済に関して詳細に解説を行った。
三井住友銀行カードローンでは、カードローンの借入残高・利息を一度に返済する「一括返済」が可能である。
一括返済をすることで、利息を抑える・信用情報が改善される・利用可能額に余裕ができるといったメリットがある。
月々の返済の手間や支払負担を減らしたい人にとって、一括返済は有効な手段といえる。
ただ、一括返済は通常の返済よりも手間がかかったり生活が苦しくなるリスクもある。
一括返済をすることで新たに借入が必要になっては意味がない。一括返済をするメリットがあるか十分に検討すると良い。
もし一括返済が難しくても、随時返済を利用すれば返済期間や返済総額を減らせる。少しでも返済の負担を減らしたい人は、随時返済も考えてみよう。
三井住友銀行カードローンでは、全国のATM・SMBCダイレクトなどで一括返済が可能であるため、利便性が高いとされる。
一括返済を活用して、三井住友銀行カードローンを上手に使いこなしてもらいたい。
金利 (実質年率) | 年1.5%~年14.5% |
---|---|
審査時間 | 最短当日 ※申込完了後の確認事項や本人確認書類の提出状況によって異なる場合もございます。 |
融資速度 | 最短当日 ※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もございます。 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 50万円を超える場合に必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 満20歳~満69歳以下 |
担保・保証人 | 不要 |