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カードローンの金利の相場はどれくらい?利息の計算方法や比較基準・賢く借入するポイントまで解説

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金融機関からの借入時に、多くの人が気にするのは金利である。

金利が高いと支払利息も増加し、結果的に返済総額も増大する。

そのため、多くの人が低金利のカードローンを選んで、返済額を抑えたいと考えるだろう。

カードローンを賢く借入するには、借入前に金利や利息計算に関する正しい知識を持つことが大切である。

また、金利の相場目安についても知っておくと、自分に合った商品が選びやすくなるだろう。

本稿では、銀行カードローンと消費者金融カードローンの金利相場をそれぞれ解説する。

また、利息の計算方法や比較方法、賢く借入するポイントについても解説する。カードローンで賢く借入をしたいと考えている人は、ぜひ参考にして欲しい。

\ 審査の手続きカンタン!/

目次

カードローンの金利の相場はどれくらい?

カードローンの金利の相場は? カードローンナビ

カードローンの金利相場は金融機関によって異なる。

消費者金融のカードローンの金利は通常、3.0%〜18.0%の間で設定される

これに対して、銀行のカードローンの金利は、通常1.8%〜14.6%程度の間で設定される。

適用される金利に大きな開きがあるのは、審査結果に基づく金利が人それぞれ異なるためだ。

金融機関では利用限度額によって金利を設定しており、一般的には、利用限度額が高くなるほど金利は低くなる

また、金融機関が適用できる上限金利の限界値は利息制限法で定められている。

具体的には100万円を超える借入する場合の上限金利は15.0%、10万円〜100万円未満は18.0%、10万円未満は20.0%が上限とされる。

法律によって、20.0%を超える金利の設定は違法とされ、それを超える金利を設定した業者は行政処分の対象となる。そのため、20.0%以上の金利を掲示する業者からは借入を避けるべきである。

違法な「闇金」は不当に高い金利を掲示してくることが多いため、これらの業者には特に警戒する必要がある。

カードローンの利息の計算方法

金融機関から借入を行った場合、返済時には借入金額に利息を上乗せして支払う必要がある。

そのため、借入をする際には、利息を含めた返済額がどれくらいになるかを事前に計算しておくといい。

カードローンの利息は、次の公式で計算される。

借入金額×実質年率(金利)÷365日×利用日数

ここでいう実質年率とは、利息に加えて手数料や保証料などを含めた金利のことを指す。

ただし、カードローンのほとんどでは手数料や保証料がかからないため、実質金利と金利は同じものと認識される。

一般的に、借入金額・金利・利用日数が大きくなるほど利息額も大きくなる。そのため、金利ではなく実際の支払利息を把握しておくことが返済計画を立てる上では重要だ。

例えば、5万円を60日間借りて金利が18%だった場合、支払利息は以下のように計算される。

利息=5万円×0.18÷365日×60日間=1,479円

上記額を見て大したことがないと思った人もいるかもしれない。

ただ、利用日数が伸びたり借入金額が増えれば利息は高額になりやすい。金利だけでなく、その他の要素も併せて確認するようにしてほしい。

多くの金融機関では、カードローンの返済シミュレーションツールを提供しており、希望借入額・実質年率・返済回数を入力すると、毎月の返済額や利息を含めた総返済額を確認できる。

カードローンの返済計画を立てる際に、活用してみるとよいだろう。

金利を比較する時のポイント

金利の比較方法は? カードローンナビ

借入をする際に支払利息を少しでも減らすには、金利の低いカードローンを選ぶ必要がある。

ここでは、金融機関の金利を比較する際の重要なポイントについて解説する。

これから借入を検討しているが、借入先をまだ決めていない人は、ここの情報を参考にして欲しい。

上限金利と下限金利どちらも比較する

借入の際には下限金利に目が行きがちだが、上限金利を比較することが非常に重要となる

なぜなら、実際に適用される金利は、審査結果によって決まる利用限度額によって変わるからである。

必ずしも下限金利が適用されるわけではなく、特に初めての借入の場合は、利用限度額が低く設定されて上限金利が適用されることが一般的だ

その結果、予定しているよりも多く利息を支払わなくてはならなくなるかもしれない。

そのため、金利を比較する際には、下限金利だけでなく上限金利も比較する必要がある。

ただし、利用限度額が増えるほど金利は低くなる傾向にある。

初めての借入で利用限度額が低く設定されても、契約後に利用限度額の増額申請をすることは可能である。

利用限度額が高くなるほど金利は低くなるため、将来的に高額借入を考えている場合は、下限金利も視野に入れて比較するといい。

利用限度額と金利の関係を理解する

金融機関では利用限度額に応じて金利を設定しており、一般的には利用限度額が小さいほど金利は高くなる

これは、先述したように利息制限法によって上限金利が定められているためだ。

法律に基づき、上限金利は15.0%〜20.0%の間で設定される。

初めてカードローンを契約する場合や、年収の関係から利用限度額が低めになることが予想される場合は、上限金利で比較するのがよいだろう。

下限金利が低くてもお得だとは限らない

下限金利が低いからといって、必ずしもお得になるとは限らない。実際に適用される金利は申込者の利用限度額次第となるからだ。

例えば、金利が3.0%〜18.0%のA社と金利が4.5%〜17.8%のB社を比較した場合、パッと見では、下限金利の低いA社の方がお得に感じるかもしれない。

しかし、カードローンを初めて契約する場合、下限金利が適用される100万円以上の借入をするのは難しい

そのため、多くの場合は上限金利が適用されることを考えると、B社の方がお得になりやすいのだ。

初めて借入をする場合、下限金利ではなく上限金利を確認して借入先を選ぶのがよいだろう。

銀行カードローンの金利比較

銀行カードローンの金利の比較 カードローンナビ

ここからは、銀行カードローンと消費者金融カードローンのおすすめ商品を、金利を中心に比較していこう。

最初は銀行カードローンを紹介する。

以下に挙げる2点が、銀行カードローンを選ぶメリットだ。

銀行のカードローンを選ぶメリット
  • 消費者金融のカードローンと比較して金利が低めに設定されている
  • 総量規制の対象外であり、年収の3分の1を超えた借入ができる可能性がある

しかし、無利息期間などの特典は一部の銀行に限られる。

また、銀行カードローンは審査の際に警視庁データベースへの照会が必要なため、審査には最短でも数日を要する。

これらの特性から、金利を抑えて借入をしたい場合には銀行カードローンがおすすめである。

ただし、利用上限額は希望通りにならない可能性もあるため、注意が必要だ。

ここからは、各銀行のカードローンの金利や特徴について比較をする。

三井住友銀行カードローン

三井住友銀行カードローンの金利は1.5%〜14.5%であり、利用限度額は最高800万円だ。

また、三井住友銀行で住宅ローンを契約中であれば、金利が1.5%〜8.0%に引き下げてもらえることがある。

金利
(実質年率)
年1.5%~年14.5%
審査時間最短当日
※申込完了後の確認事項や本人確認書類の提出状況によって異なる場合もございます。
融資速度最短当日
※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もございます。
無利息期間なし
借入限度額10万円~800万円
収入証明書50万円を超える場合に必要
WEB完結可能
申込条件満20歳~満69歳以下
担保・保証人不要

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の金利は1.8%〜14.6%であり、利用限度額は最高500万円までである。

また、三菱UFJ銀行内のATMや提携するコンビニATMでの返済手数料が無料となっており、返済総額を抑えることができる。

金利
(実質年率)
年1.8%~年14.6%
審査時間最短即日
融資速度翌日以降(審査状況による)
無利息期間なし
借入限度額10万円~500万円
収入証明書必要
WEB完結申込までは可能
申込条件満20歳から65歳未満
担保・保証人不要

楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローンの金利は1.9%〜14.5%であり、利用限度額は最高800万円までだ。

加えて、入会時に楽天ポイントを貯められるサービスもあり、結果的に返済額を抑えられることがある。

楽天銀行カードローン
金利
(実質年率)
年1.9%~年14.5%
審査時間最短当日
融資速度最短翌日
無利息期間
借入限度額10万円~800万円
収入証明書必要
WEB完結可能
申込条件・満20歳以上62歳以下の方
・日本国内に居住している方(外国籍の方は永住権もしくは特別永住権の取得が必要)
・お勤めの方で毎月安定した収入がある方(または専業主婦の方)
・楽天カード株式会社または三井住友カード株式会社の保証を受けることができる方
※専業主婦やパート・アルバイトの方は60歳以下の方に限定
※楽天銀行が認めた場合は不要
担保・保証人不要

みずほ銀行カードローン

みずほ銀行カードローンの金利は2.0%〜14.0%であり、利用限度額は最高800万円だ。

また、みずほ銀行で住宅ローンを契約中であれば、金利を1.5%〜13.5%に引き下げることが可能だ。

金利
(実質年率)
年2.0%~年14.0%
審査時間最短当日
融資速度最短当日
無利息期間なし
借入限度額10万円~800万円
収入証明書不要※50万円以上の借入を希望する場合は必要
WEB完結可能
申込条件以下のすべての条件を満たす個人のお客さま
・ ご契約時の年齢が満 20 歳以上満 66 歳未満の方
・ 安定かつ継続した収入の見込める方
・ 保証会社の保証を受けられる方
※ 外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。
※ 審査の結果によってはご利用いただけない場合がございます。
担保・保証人不要※保証会社である株式会社オリエントコーポレーションまたは、アイフル株式会社が審査の上で保証
※住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

オリックス銀行カードローン

オリックス銀行カードローンの金利は1.7%~14.8%であり、利用限度額は最高800万円だ。

銀行系としては上限金利が少し高いものの、初めて契約する人限定で契約日翌日から30日間無利息で借入できるサービスがあるのは見逃せない。

金利
(実質年率)
年1.7%~年14.8%
審査時間1週間程度
融資速度1週間程度
無利息期間最大30日間
借入限度額10万円~800万円
収入証明書不要※
WEB完結可能
申込条件20歳以上69歳未満
担保・保証人不要

東京スター銀行スターカードローンα

東京スター銀行スターカードローンの金利は1.5%〜14.6%であり、利用限度額は最高1,000万円までと高額だ。

加えて、契約日から30日間の借入が無利息になるサービスがあり、上手に活用すれば返済総額を大きく減らすことができる。

金利
(実質年率)
年1.5%〜年14.6%
※保証料を含みます。金利は審査により決定します。
審査時間開示なし
融資速度開示なし
無利息期間契約日から30日間
※お借り入れ日ではなくご契約日から30日間となりますのでご注意ください。
借入限度額10万円〜1,000万円
※10万円以上1,000万円以下(10万円単位)の範囲で審査により決定します。
WEB完結可能
申込条件申込年齢は満20歳〜69歳
担保・保証人不要

横浜銀行カードローン

横浜銀行カードローンの金利は1.5%~14.6%であり、利用限度額は最高1,000万円までと高額だ。

ただし、利用条件として、自宅や勤務先が神奈川県内全域・東京都内全域および群馬県前橋市・高崎市・桐生市でなければならない。

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金利
(実質年率)
年1.5%~年14.6%
審査時間最短即日
融資速度最短即日
無利息期間なし
借入限度額10万円~1,000万円
収入証明書ご希望のお借入限度額が50万円を超える場合は収入証明書が必要
WEB完結可能
(契約まで)
申込条件20歳から69歳
担保・保証人不要
金利(年)利用限度額上限金利優遇サービス
三井住友銀行1.5%〜14.5%800万円住宅ローンを契約中 金利1.5%〜8.0%に引き下げ
三菱UFJ銀行1.8%〜14.6%500万円なし
楽天銀行1.9%〜14.5%800万円なし
みずほ銀行2.0%〜14.0%800万円住宅ローンを契約中金利1.5%〜13.5%に引き下げ
オリックス銀行1.7%~14.8%800万円初めての契約者限定契約日翌日から30日間無利息
東京スター銀行1.5%〜14.6%1,000万円契約日から30日間無利息
横浜銀行1.5%~14.6%1,000万円なし

カードローンの仕組みについて詳しく知りたい方はこちら

消費者金融カードローンの金利比較

続いて、消費者金融カードローンのおすすめ商品を紹介しよう。

消費者金融のカードローンを選ぶメリットは、以下の通りだ。

消費者金融のカードローンを選ぶメリット
  • 即日審査・即日融資に対応している
  • 多くの機関で無利息期間がある

しかし、銀行のカードローンに比べて金利は高めに設定されている。また、総量規制の対象であるため、年収の3分の1以上の借入はできない。

急いで借入をしたい場合や気軽に申込をしたい場合は、消費者金融のカードローンの方がおすすめである。

ここでは、消費者金融のカードローンの金利や特徴について比較をする。

プロミス

プロミスの金利は4.5%~17.8%であり、利用限度額は最高500万円までだ。

プロミスでは、初契約かつWeb明細利用者に限り、初回利用日の翌日から30日間の借入が無利息になるサービスを提供している。

ポイントとして、30日間無利息サービスは契約日の翌日からではなく、初回利用日の翌日から適用される。

そのため、契約後すぐに借入をしないのであれば、プロミスはおすすめだ。

金利
(実質年率)
年4.5%~年17.8%
審査時間最短20分
融資速度最短3分
※状況によりご希望に​沿えない場合がございます。
無利息期間最大30日間(初回限定)
※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
借入限度額1万円~500万円
収入証明書以下に該当する場合は収入証明書の提出が求められます。
・プロミスの利用限度額が50万円を超える場合
・プロミスと他社貸金業者の合計借入金額が100万円を超える場合
・前回プロミスに収入証明書を提出してから3年以上が経過している場合
WEB完結可能
申込条件満18歳以上74歳以下(高校生を除く)
担保・保証人不要

アコム

アコムの金利は3.0%〜18.0%であり、利用限度額は最高800万円だ。

また、アコムの利用が初めての方限定で、契約日の翌日から30日間借入が無利息になるサービスがある。

金利
(実質年率)
年3.0%~年18.0%
審査時間最短20分
※お申し込み時間や審査によりご希望に​沿えない場合がございます。
融資速度最短20分
※お申し込み時間や審査によりご希望に​沿えない場合がございます。
無利息期間30日間(初回限定)
借入限度額1万円~800万円
収入証明書以下のいずれかに該当するお客さまは収入証明書が必要
・当社のご契約が50万円を超えるお客さま
・他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さま
WEB完結一部可能
申込条件満20歳以上72歳までの定期的な収入がある方
担保・保証人不要

アイフル

アイフルの金利は3.0%〜18.0%であり、利用限度額は最高800万円までだ。

加えて、アイフルの利用が初めての方限定で、契約日の翌日から30日間借入が無利息になるサービスがある。

金利
(実質年率)
年3.0%~年18.0%
審査時間最短18分
※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
融資速度最短18分
※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
無利息期間30日間(初回限定)
借入限度額1万円~800万円
収入証明書以下のいずれかに該当するお客さまは収入証明書が必要
・当社のご契約が50万円を超えるお客さま
・他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さま
WEB完結可能
申込条件満20歳以上69歳までの定期的な収入がある方
担保・保証人不要

レイク

レイクの金利は4.5%〜18.0%であり、利用限度額は最高500万円と他の消費者金融より控えめな額になっている。

レイクの借入が初めて、かつ利用限度額が200万円までの方は、以下の無利息期間のどちらかを選んで適用してもらえる。

  • 契約日の翌日から60日間の借入が無利息(Web申込者限定)
  • 契約日の翌日から180日間の借入が無利息(借入額が5万円以下の方限定)

また、レイクの利用が初めてで利用限度額が200万円以上の方は、契約日の翌日から30日間借入が無利息になる。

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金利(実質年率)年4.5%~年18.0%
審査時間最短15秒
融資速度WEBで最短25分融資も可能
(即日融資可能)
無利息期間・最大60日間(Web申込限定)
・最大180日間(5万円まで)
借入限度額1万円~500万円
収入証明書以下に該当する場合は、収入証明書の提出が求められます。
・レイクの借入可能額の総額が50万円を超える場合
・レイクの借入可能額と他社借入額の合計が100万円を超える場合
・前回レイクで収入証明書を提出してから3年以上が経過している場合
WEB完結可能
申込条件・満20歳~70歳の方
・安定した収入がある方
担保・保証人不要

SMBCモビット

SMBCモビットの金利は3.0%〜18.0%であり、利用限度額は最高800万円までだ。

SMBCモビットには無利息期間サービスはないが、Vポイントを利用して返済をすることができる。

そのため、現金による返済額を減らすことが可能だ。

金利
(実質年率)
年3.0%~年18.0%
審査時間最短30分
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります
融資速度最短即日
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります
無利息期間なし
借入限度額1万円~800万円
収入証明書提出の場合あり
WEB完結可能
申込条件・20歳~74歳
・安定した収入がある方
担保・保証人不要
金利利用限度額上限金利優遇サービス
プロミス4.5%~17.8%500万円初めての契約かつWeb明細利用限定
初回利用日翌日から30日間無利息
アコム3.0%〜18.0%800万円初めての契約者限定
契約日翌日から30日間無利息
アイフル3.0%〜18.0%800万円初めての契約者限定
契約日翌日から30日間無利息
レイク4.5%〜18.0%500万円初めての契約かつ利用限度額が200万円以下
Web申込限定で、契約日翌日から60日間無利息

契約日翌日から180日間、5万円までの借入無利息

初めての契約かつ利用限度額が200万円以上
契約日翌日から30日間無利息
SMBCモビット3.0%〜18.0%800万円なし

カードローンの賢い利用方法

カードローンを利用する際には、利息を最小限に抑えて返済額を軽減することが重要だ。

ここでは、カードローンの賢い利用方法について解説する。

無利息期間のあるカードローンを選ぶ

一部の金融機関では、特定の期間中は無利息で借入ができるサービスを提供している

このようなサービスは、銀行のカードローンではほぼ見られないが、消費者金融ではほぼ全ての機関で提供されている。

無利息期間は初めての借入に限定されることが多い。

ただ、金融機関によって適用条件が変わるため、条件やサービスの有無を事前に確認しておくのがよいだろう。

何らかの金利優遇が受けられるカードローンを選ぶ

金融機関によっては、特定の条件を満たすことでカードローンの金利を引き下げてくれる場合がある。

例えば、銀行カードローンを申し込む際に、同じ銀行で住宅ローンを利用して返済遅延がなければ金利が優遇される場合がある。

このように、条件をクリアすれば金利優遇が受けられるカードローンもあるため、自分の条件に合った商品を探すことが重要だ。

カードローンの申込の流れ

カードローンの申し込みは、事前の準備次第で効率的かつ迅速に進めることができる。

ここからは、カードローンの申込から利用開始までの一般的な流れとスムーズに手続きするためのポイントを解説する。

必要書類の準備をする

まず、カードローンの申込をする前に必要書類の準備をしておこう。必要書類としては本人確認書類は必須であり、収入証明書類が必要な場合もある

本人確認書類としては、マイナンバーカード・運転免許証・パスポートなどの、顔写真入りで個人情報の分かるものが利用可能だ。

顔写真入りの本人確認書類がない場合は、住民票・健康保険証・公共料金の領収書など2種類以上のコピーが必要になる。

この際、発行日や領収日が6か月以内の書類を求められることが多いため、準備しておこう。

収入証明書類の提出を求められるケースは、借入希望額が50万円以上もしくは他社の借入残高を含む合計金額が100万円以上の場合である。

収入証明書類には、源泉徴収票・給与支払明細書・確定申告書などがある。

給与支払明細書では直近2か月分などが指定されることがある。この場合、事前に会社から取り寄せておかなければいけないことがあるので注意が必要だ。

申込をする

必要書類の準備ができたら、次は申込を行おう。

申込方法は金融機関によってさまざまであるが、Web・スマホアプリ・電話・店頭・郵送・FAXなどがある。

自分に合った方法で申込をするのがよいだろう。

特にWebやスマホアプリは時間や場所を問わず手続きが可能で、カードローンを申し込んでいることが周囲に知られにくいのでおすすめである。

必要書類を提出する

申込の手続きを終えた後に、手続き完了の通知が申込先から届く。

通知に従って、本人確認書類などの必要書類を提出しよう。

必要書類の提出方法には、Webやアプリからの画像アップロード・店頭への直接持ち込み・FAXや郵送での提出など様々な方法がある。

FAXや郵送で提出する場合は、審査が終わるまで時間がかかることも考慮しておこう。

借入まで時間をかけたくない場合は、Webから申し込める金融機関の利用を推奨する。

審査を受ける

金融機関は申込者から必要書類の受付をした時点で、審査を行う。提出された書類と申込内容に相違がないか、申込者の信用情報を照会して、融資の可否や利用限度額・適用金利を最終決定するのだ。

審査が完了すると、審査結果がメールや電話で申込者に伝えられる。

契約を行う

無事審査を通過できたら、契約を締結して利用を開始しよう。

契約後にカードが発行・送付されて申込者の手元に届き、ATMなどから借入をすることが可能だ。

また、カードが手元に届く前に、登録した口座に借入金を振り込んでくれるサービスを提供している金融機関もある。

さらにカードレスオプションを選択すれば、契約完了後にスマホアプリを利用して借入をすることができる。

すぐに融資が受けられる上に、ローンカードを見られることもないのでおすすめだ。

カードローンを利用する際の注意点

カードローンを利用する際には、いくつか重要な注意点がある。

ここからは、それぞれの注意点について、詳しく解説する。

無理のない返済計画を立てる

カードローンを利用する前に、無理なく返済できるように返済計画を立てることが重要である。

それぞれの金融機関では、返済シミュレーションツールが提供されていることが多い。

これを利用することで、毎月の返済額や完済までの支払回数などを確認できる。

また、カードローンは利用限度額の範囲内であれば何度でも借入が可能だが、その分つい借りすぎてしまうリスクがある。

追加で借入をした場合は、その都度返済計画を見直して必要に応じて調整することが大切だ。

返済が遅れてしまった場合は遅延損害金が発生し、20.0%程度の高金利が設定されることが多い。

通常の返済に加えて、遅れた日数分だけ遅延損害金を支払うことになり、余分な返済額が増えてしまう。

返済が遅れないようにするためには、無理のない返済計画を立ててから借入をするべきである。

複数の金融機関を比較する

金融機関ごとに金利や無利息期間を比較して、借入先を決めることも重要だ

特にカードローンの金利は金融機関によって大きく異なるため、借入希望額や利用期間などの条件を揃えて、複数の商品を比較することが重要だ。

また、無利息期間については提供がない場合や、利用条件が決められていることも多い。

自分が有効活用できるか、事前に確認しておくことも大切になる。

余裕がある場合は多めに返済する

金銭的に余力があれば、通常より多く返済することで返済総額を減らすことができる。

これにより、借入残高を早めに減らすことが可能となり、結果として支払利息も抑えられる。

ボーナスが入った時など追加で返済が可能であれば、積極的に返済していくと良い。

ただし、繰上返済をして資金不足になり、毎月の返済が滞った場合は遅延損害金が出てしまう。

そうなると返済総額が増えてしまうため、無理して繰上返済をする必要はない。将来の資金繰りが厳しくならないよう、計画的に返済は行おう。

これらの点に留意しつつ、カードローンを賢く安全に利用するための準備と対策を行うことで、返済が滞るリスクを低減できる。

カードローンの金利を比較して賢く利用しよう

カードローンを提供する金融機関は多く、どの商品を選ぶかは利用者にとって重要な問題となる。その中で重要な判断基準となるのが、金利の低さである。

金利相場や支払利息を正確に理解できていれば、利息を抑えつつ賢く借入ができる。カードローンを利用する際、金利について理解することは極めて重要だ。

また、借入時の金利は返済額の増減に直結するため、金利相場を把握することで返済計画を立てやすくなる。

安心してカードローンを利用するためには、無理のない返済計画を立てることが重要だ。

カードローンを利用する前に、まず金利について理解を深めることが、賢い借入方法の実践につながるだろう。

そのため、複数の金融機関の金利を比較して自分に最適なカードローンを選ぶ必要がある。

選んでいく中で、無利息期間など特典があれば、それらを利用してコスト削減に繋げることも可能だ。

記事の内容を見返して、自身にぴったりのカードローンを見つけてもらいたい。

カードローンの金利相場に関するQ&A

カードローンの金利はどのような要因で変動しますか?

カードローンの金利には、契約時に固定される固定金利制と変動する可能性がある変動金利制がある。

変動金利制では、金融情勢の変化によって金利の見直しが行われることが一般的だ。

金融情勢が変化する、というのは日本銀行や政府の金融政策などにより著しく状況が変わる場合を指している。

カードローンの金利は他のローンと比べて高いですか?

カードローンの金利は、住宅ローンや車のローンと比べて比較的高い傾向にある。

カードローンは1〜20%の間で金利が設定されるのに対し、住宅ローンは2%未満・車のローンは5%未満であることが多い。

最新のカードローンの金利相場はどうやって調べればいいですか?

各金融機関では、それぞれの公式サイトにてカードローンに関する詳細がまとめられている。

そのため、なるべく最新の情報が掲載されている公式サイトを見ることで、最新の金利相場も確認しやすくなる。複数のサイトを見て、正確な情報を読み取れるようにしよう。

\ 審査の手続きカンタン!/

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