カードローンを利用すると、義務となるのが返済だ。
三菱UFJ銀行カードローンも同様に、借入をすれば返済しなければならない。
「返済」といっても最低金額・方法などは、金融機関・ローン会社などによって異なる。
新規申込をする際には、このあたりも条件の1つとなるだろう。
本記事では三菱UFJカードローンの返済について解説する。
方法・期日・ポイントなどについても触れるので、参考にして欲しい。
三菱UFJ銀行カードローンの返済額はいくら?
返済額は毎月支払わなければならない金額であるため、場合によっては生活に影響を及ぼす可能性がある。
「今月は出費が多かったから返済が難しい」などのケースもあるだろう。
そのような場合を考慮して、できるだけ低いほうが良いと考える人も少なくない。
三菱UFJ銀行カードローンで借入を行った場合、返済額がいくらになるのか見ていこう。
最小返済額は1,000円から
三菱UFJ銀行カードローンの最小返済額は1,000円である。しかしあくまで「最小」であって、すべての利用者に適用されるわけではない。
利率・総額によって変動するシステムであり、高くなれば最小返済額は1,000円以上になるのだ。
最小返済額は「1,000円」「2,000円」などと謳っているところもある。しかし必ずしもそうはならない点に注意して欲しい。
三菱UFJカードローンの最低返済額については、以下の記事でも解説している。あわせて参考にして欲しい。
借入利率が年8.1%を超える場合の最小返済額
金利が8.1%を超える場合の返済額を見てみよう。
借入残高 | 最小返済額 |
---|---|
10万円以下 | 2,000円 |
10万円超~20万円以下 | 4,000円 |
20万円超~30万円以下 | 6,000円 |
30万円超~40万円以下 | 8,000円 |
40万円超~50万円以下 | 10,000円 |
50万円超 | 借入残高が10万円増加するたびに2,000円プラス |
公式サイトでは最小の返済額は1,000円と謳っているが、金利8.1%の場合は2,000円からのスタートだ。
しかもその対象となるのは総額10万円以下の場合のみであり、残高が10万円増加するたびに2,000円プラスされる。
公式サイトで大々的に謳っていることは、必ずしもすべての利用者を対象にしているわけではないことがわかるだろう。
なお、三菱UFJ銀行カードローンでは、返済シミュレーションのシステムが公開されている。希望額・返済予定期間・年率を入力すれば、毎月の返済額が表示される。
予定している希望額の場合、毎月どれくらいの額を返済することになるのか、申込をする前に確認しておくと良いだろう。
借入利率が年8.1%以下の場合の最小返済額
利率が8.1%以下の場合、返済額はどのように変動するのか気になる人もいるかもしれない。
借入残高 | 最小返済額 |
---|---|
10万円以下 | 1,000円 |
10万円超~20万円以下 | 2,000円 |
20万円超~30万円以下 | 3,000円 |
30万円超~40万円以下 | 4,000円 |
40万円超~50万円以下 | 5,000円 |
50万円超 | 借入残高が10万円増加するたびに1,000円プラス |
前述した金利8.1%以上に比べると、返済額の増加が半分になっていることがわかる。
公式サイトで謳っている「最小返済額1,000円」とは、年金利8.1%以下の場合なのだ。
ただし、対象となるのは借入総額が10万円以下の場合なので注意して欲しい。
総額が10万円増えるごとに1,000円プラスされるので、追加で借入を行う際は注意したほうが良いだろう。
三菱UFJ銀行カードローンの返済の種類は?
三菱UFJ銀行カードローンに限らず、すべてのカードローンではいくつかの返済方法が用意されている。
その主な方法としてあげられるのは以下の3つだ。
- 約定返済
- 繰上返済(臨時返済・随時返済)
- 一括返済
それぞれの返済方法について、三菱UFJ銀行カードローンも含めて解説するので、参考にして欲しい。
約定返済
約定(やくじょう)返済とは、毎月決められた日に決まった金額を返済する方法のことである。
初回借入から金額を増やさず、予定通りに返済していけば月々の支払額は一定になるため、資金計画が立てやすく安定するだろう。
ただし新たに追加で借入をすると返済額が増えるため、資金計画は崩れて返済困難のリスクが高まる。
遅延すると信用情報に「返済遅延」と記録され、新たなローン契約が結びにくくなるなどのデメリットが発生するので注意して欲しい。
なお、三菱UFJ銀行カードローンの場合の約定返済については後述する。
繰上返済(臨時返済・随時返済)
繰上返済とは、前述した約定返済とは別に追加で返済を行う方法だ。「臨時返済」「随時返済」と呼ばれることもある。
例えば、ボーナス月には、給与とは別にまとまった収入が入るだろう。このように、手元資金に余裕がある間に少しでも返済しておく場合に利用するとよい。
なお繰上返済分はすべて元金に充当されるため、それに付随する利率・返済額も減少する可能性が高い。
三菱UFJ銀行カードローンで繰上返済する場合の方法は以下の通りだ。
- ATM
- 口座引き落とし
- 口座振込
上記3つのうち、口座振込の場合は返済額とは別に振込手数料を負担しなければならない点に注意して欲しい。
一括返済
一括返済とは、文字通り借入の全額をすべて返済する方法である。
一括返済する場合のメリットとして以下のようなものがあげられるだろう。
- 支払総額が減少する
- 信用情報に「完済」と記録される
複数の金融機関・消費者金融などで借入を行っている場合、一括返済をすれば一気に支払総額が減少するため、メリットは大きいだろう。
また、カードローン利用は信用情報に記録される。返済中の場合はその旨も記録されるが、一括返済すれば「完済」と記録されるのだ。
カードローンだけでなく、住宅・自動車ローンなどの契約を結ぶ際にも信用情報の調査は行われる。
カードローンで一括返済をしておけば、以降のローン契約もスムーズに進むだろう。
ただし、一括返済をする場合には超過返済にならないように注意して欲しい。なぜなら、返済方法によっては硬貨の取扱が不可のケースがあるからだ。
三菱UFJ銀行カードローンの場合、一括返済方法は以下の3通り用意されている。
- ATM
- 口座引き落とし
- 口座振込
いずれも1円単位での返済・振込が可能だが、ATMによっては硬貨での返済ができない場合もあるのだ。
返済総額には利率も加算されるため、端数が出ることは多い。一括返済する場合は総額を確かめたうえで、硬貨の取扱がある方法を利用したほうが良いだろう。
三菱UFJカードローンの返済方法について更に詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にして欲しい。
金利 (実質年率) | 年1.4%~年14.6% |
---|---|
審査時間 | 最短即日 |
融資速度 | 翌日以降(審査状況による) |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 800万円 |
収入証明書 | 必要 |
WEB完結 | 申込までは可能 |
申込条件 | 満20歳から65歳未満 |
担保・保証人 | 不要 |
三菱UFJ銀行カードローンの返済の仕方
三菱UFJ銀行カードローンの返済方法は、以下の3つだ。
- 自動支払い(口座引き落とし)
- ATM
- 振込(三菱UFJダイレクト)
それぞれの返済方法について解説するので、参考にして欲しい。
自動支払い(口座引き落とし)による返済
三菱UFJ銀行カードローンにおける自動支払い(口座引き落とし)の主なメリット・デメリットは以下の通りだ。
メリット | デメリット |
---|---|
手数料負担ゼロ 返済忘れのリスク軽減 | 三菱UFJ銀行の口座のみに対応 残高に注意 |
自動支払いにしておけば、返済忘れのリスクは軽減される。故意ではなかったとしても返済忘れをすれば信用情報に記録が残るので注意が必要だ。
また、引き落としの際の手数料は銀行負担になるため、元金と利息だけの支払いで良い点もメリットといえるだろう。
ただし、この方法を利用する際には注意点がある。その注意点については後述するので、そちらを参考にして欲しい。
ATMによる返済
三菱UFJ銀行カードローンの返済可能なATMは以下の通りだ。
利用可能なATM | 三菱UFJ銀行 | イーネット銀行 セブン銀行 ローソン銀行 |
---|---|---|
利用可能な時間帯 | 6:00~23:50 | 0:10~23:50 |
ATM利用時の手数料 | なし | なし |
硬貨の取扱有無 | 平日8:45~18:00 | なし |
利用可能な時間帯はあくまで基本である。以下の曜日・時間帯は利用できないので覚えておいて欲しい。
利用不可の曜日 | 利用不可の時間帯 |
---|---|
毎週月曜日 | 1:00~5:00 |
毎月第2土曜日 | 21:00~7:00 |
コンビニATMの利用方法は、それぞれ以下の手順である。
手順 | セブン銀行 | ローソン銀行イーネット |
---|---|---|
1 | 「カードを入れたら取引がはじまります」画面で バンクイックカードを挿入 | 「取引開始」を押してバンクイックカードを挿入 |
2 | 「お預入れ」ボタンを押下 | 「ご返済」ボタンを押下 |
3 | 現金投入 | 現金投入 |
三菱UFJ銀行ATMの場合の返済方法については後述するので、そちらを参考にして欲しい。
振込(三菱UFJダイレクト)による返済
振込は三菱UFJダイレクトというインターネットバンキングを利用して行う方法だ。
アプリ・ブラウザ版の2種類があり、アプリの場合は生体認証にも対応している。なお、パスワードを忘れてもWebから再設定が可能だ。
三菱UFJダイレクトで振込を行った場合のメリットは以下のとおりである。
- 手数料無料
- 基本24時間対応
振込返済時の手数料は無料であり、自宅からでも好きな時間に返済できるのは、利用者にとってメリットといえるだろう。
ただし、利用するためには事前に登録しなければならないので、その点は注意して欲しい。
三菱UFJカードローンの返済方法については、以下の記事でも解説している。
三菱UFJカードローンの返済方法についてはこちら。
三菱UFJ銀行カードローンのATMからの返済方法(三菱UFJ銀行ATMの場合)
三菱UFJ銀行を利用した返済方法を見てみよう。主な手順は以下の通りだ。
- 「お預入れ」ボタンを押下
- カード挿入
- 資金種類の選択
- 現金投入後に確認
それぞれの手順について解説するので、参考にして欲しい。
トップ画面で「お預入れ」のボタンを押す
トップ画面に以下の液晶ボタンが表示される。
- お引き出し
- 残高照会
- お預け入れ
- 通帳記入・繰り越し
- お振込み
- 税金・各種料金振込
- マイカード
- クレジットカード
- カードの暗証番号変更
上記のなかの「お預け入れ」の液晶ボタンを押下しよう。
カードを挿入する
通帳・カードのそれぞれの挿入口ランプが点灯する。カード挿入口にバンクイックカードを挿入しよう。
資金種類を選択する
資金種類選択の画面が表示されることがある。表示された場合の内容は以下の通りだ。
- 紙幣のみ
- 紙幣と硬貨
- 硬貨のみ
借入返済額は利息が加算されるため、硬貨の端数が出ることが多い。硬貨も一緒に返済する場合は「紙幣と硬貨」を選択すると良いだろう。
ただし、ATMの機種によっては資金種類の選択画面が表示されない場合もあるので注意して欲しい。
現金を投入して確認を押す
現金を投入する場所の蓋が開くので、返済する金額を投入して「入金」を押下しよう。
投入された金額を数え、ATMの液晶画面に金額が表示される。誤りがなければ「確認」を押下して完了だ。
このとき、金額に誤りがある場合は「取消」を押下すれば全額返金されて最初から手続きすることになる。
また、投入した金額の一部を入金したい場合は「一部入金」を押下しよう。すると、金額指定の画面が表示される。
一番上に投入金額が表示されるので、入金金額を入力して「確認」ボタンを押下しよう。
次の画面で「投入金額」「入金金額」「おつり」が3段にわけて表示される。金額に誤りがなければ「確認」を押下して完了だ。
三菱UFJ銀行カードローンの振込による返済方法
三菱UFJダイレクト(インターネットバンキング)による返済方法は、アプリとブラウザの2種類がある。どちらも以下のような手順だ。
- 「返済」ボタンをタップ・クリック
- 返済額を振込む
それぞれの手順について、ポイント・注意点なども含めて解説するので、参考にして欲しい。
アプリの「ご返済」または会員ページの「ご返済(振込口座照会)」を押す
バンクイックアプリの場合は「ご返済」のボタンをタップをする。一方、Web上の会員ページにログインして返済する場合は「ご返済(振込口座紹介)」をクリックしよう。
返済額を振込む
アプリ・会員ページいずれも返済額の振込で完了する。なお、手数料は無料なので考える必要はない。
ただし、以下の点に注意したほうが良いだろう。
- 振込金額は返済額以上
- 入金が15時以降の場合は、翌平日窓口営業日扱い
返済日当日に入金する場合、時間が15時以降になると当日扱いにはならない。すると、日にちとしては間に合っているが遅延になってしまうのだ。
振込を行う場合は、必ず日時に余裕をもたせて行って欲しい。
三菱UFJ銀行カードローンの返済期日は?
三菱UFJ銀行カードローンの返済期日は、以下の2通りが用意されている。
- 35日ごとの返済
- 毎月指定日に返済
それぞれには注意点があるため、事前に知っておいたほうが良いだろう。詳しい内容・注意点について解説するので、参考にして欲しい。
35日ごとの返済
35日ごと返済とは、前回返済日から35日以内に返済を行う方法である。主なポイントは以下の通りだ。
- 初回返済日は借入翌日から35日以内
- 2回目以降の返済は、直近返済翌日から35日以内
どちらも「以内」となっているのは、その期間ならいつでも返済可能ということだ。
例えば10月5日に借入を行ったとしよう。この場合、11月9日までに初回返済すれば良い。
そして11月1日に初回の返済を行ったとしよう。すると次回は、12月6日までに2回目の返済をしなければならない。
起算日は前月の最終返済期日の翌日ではなく、返済した日の翌日である点に注意が必要だ。
上記の場合、初回の返済期日は11月9日である。最終返済期日の翌日が起算日となる場合、次回の返済期日は12月14日になるはずだ。
しかし11月1日に初回の返済日をしたため、次回の返済期日は11月2日を起算日とした35日後の12月6日なのである。
なお、三菱UFJ銀行カードローンではお知らせEメールのサービスを展開中だ。返済期日の3営業日前・当日にメールが届くので忘れるリスクは軽減できるだろう。
毎月指定日に返済
毎月指定日に返済する方法は、自分で返済日を決めることが可能である。
例えば給料日が毎月25日の場合は、25日を指定日に指定すれば毎月その日が返済期日となるのだ。
ただし、毎月指定日の14日前から指定日までに入金する必要がある。もし15日前・16日前などに入金した場合は臨時返済とみなされ、通常返済には充当されないのだ。
自分で決めた日なので忘れないと思う人もいるかもしれない。しかし、うっかり忘れてしまうというリスクはゼロではないので注意が必要だ。
返済期日が近づくと事前にEメールで知らせてくれるサービスが展開されているので、これを利用すると良いだろう。
三菱UFJ銀行カードローンの延滞については、以下の記事を参考にして欲しい。
三菱UFJ銀行カードローンの延滞についての詳しい解説はこちら。
三菱UFJ銀行カードローンの返済のポイントは?
三菱UFJ銀行カードローンでは、振込手数料で返済できる方法が多数用意されている。手数料がかからない方法は以下の3つだ。
- 自動支払い(口座引き落とし)
- ATMによる返済
- 三菱UFJダイレクトを利用した振込
何度も返済をする場合、振込手数料の総額はかなりの金額になるだろう。少しでも負担を減らしたい場合は、手数料無料の方法を選択することをおすすめする。
なお振込の場合、無料になるのは三菱UFJダイレクトの場合のみである。
三菱UFJ銀行・提携コンビニのATMを利用して振込をする場合は手数料がかかる可能性があるので注意して欲しい。
ATMでの返済は「振込」ではなく「預け入れ」である。うっかり「振込」をしてしまいがちだが、手数料がかかってしまうので注意しよう。
三菱UFJ銀行カードローンの返済の注意点
自動支払いによる返済は返済忘れのリスクが軽減されるなどメリットがある。しかしその一方で、以下2つに注意したほうが良いだろう。
- 三菱UFJ銀行の口座が必要
- 返済期日当日19時までに引き落とし口座に入金
それぞれの注意点について解説するので、参考にして欲しい。
自動支払いで返済したい場合三菱UFJ銀行の口座が必要
三菱UFJ銀行カードローンに新規申込をする際、銀行口座の開設は必須ではない。銀行口座がなくても利用は可能である。
ただし、自動支払いによる返済を選択する場合は、三菱UFJ銀行の口座しか利用できない。他行口座を自動支払いに指定できないのだ。
自動支払いを利用した返済は「うっかり忘れていた」などのリスクが軽減されるため、利便性が高いといえる。
しかし銀行口座を増やしたくない場合には、ほかの返済方法も考慮したほうが良いかもしれない。
自動支払いの場合返済日当日の19時までに返済に必要な金額を入金しておく
自動支払いによる返済を選択した場合、返済期日当日19時までに引き落とし口座に入金しておく必要がある。
すでに三菱UFJ銀行の口座を保有しており、給与の振込口座として利用している場合は問題ないだろう。
しかし、自動支払いのためだけに開設した場合には、返済に必要な金額の入金を忘れず行わなければならないのだ。
口座に必要な金額がなかった場合は返済遅延となり、信用情報に傷がついたり遅延金の支払いを求められたりするので注意して欲しい。
なお三菱UFJ銀行カードローンでは、利息のみの返済も可能な場合がある。その方法などについて知りたい場合は、以下の記事を参考にすると良いだろう。
三菱UFJ銀行カードローンの利息だけ返済についての詳しい解説はこちら。
三菱UFJ銀行カードローンの返済について詳しく知りたいなら
三菱UFJ銀行カードローンの返済について解説した。
用意されている返済方法には手数料無料・提携コンビニATMの利用可能などの利便性が高いものが多い。
しかしその一方で、口座開設などの事前準備が必要なものもあり、手間がかかる点をデメリットと感じる人もいるだろう。
カードローンの返済について詳しく知りたい場合は、公式サイトを参考にすると良いだろう。
また、チャット・電話(0120-959-555)での問い合わせも受け付けている。
カードローンを利用するうえで返済は重要な要素なので、疑問点は必ず解消しておいて欲しい。
金利 (実質年率) | 年1.4%~年14.6% |
---|---|
審査時間 | 最短即日 |
融資速度 | 翌日以降(審査状況による) |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 800万円 |
収入証明書 | 必要 |
WEB完結 | 申込までは可能 |
申込条件 | 満20歳から65歳未満 |
担保・保証人 | 不要 |