SMBCモビットの金利の計算方法は？金利と返済期間の関係や返済のコツを解説

カードローンを取り扱う大手消費者金融として、SMBCモビットが挙げられる。

SMBCモビットで借入をする際に、「金利」や「利息」という言葉の意味が分からず困ることもあるだろう。

そこで今回は、SMBCモビットの金利計算やお得に返済するコツについて解説する。

SMBCモビットでの借入を考えている方はぜひ参考にして欲しい。

SMBCモビットの金利について

SMBCモビットのカードローンの借入を検討している方は、まず金利について理解しておく必要がある。

金利や利息について正しい知識を持つことで、無理のない借入ができるだろう。

金利が高いと、その分払わなければいけない利息も多くなる。

反対に、低い金利であれば利息も少なくなり、総返済額が抑えられる。

カードローンで借入をする際には、低い金利で契約することが重要である。

金利とは

カードローンにおける金利とは、お金を借りた際にその手数料として上乗せして払うお金の割合のことだ。

金利は「〇〇.〇％」のようにパーセント表記されるのが一般的で、利率とも呼ばれる。

金利は、利息制限法で定められた上限を超えない範囲で、貸金業者や銀行などの貸主が自由に設定する。

借入の上限金利は、借入金額に応じて年15.0〜20.0％である。

また、出資法によって刑事罰の対象となる金利の上限は年20.0％と定められている。

そのため、年20.0％を超える金利の部分は支払う義務はなく、処分の対象となる。

利息との違い

カードローンにおける利息とは、借主が貸金業者や銀行などの貸主に対して、お金を借りたことへの対価として支払うお金のことだ。

通常、お金を返済する際に元金に利息を上乗せして支払う。逆に、銀行にお金を預けた場合には利用者が利息を受け取れる。

これは、利用者が銀行にお金を貸したことになるためだ。

金利と利息は似ているが、利息は対価の金額を指すのに対して、金利は割合を示す数値である。

借入の金額が大きいほど、また、借入期間が長いほど利息は膨らんでいく。

そのため、できるだけ早めに返済することで利息を減らすことができる。

実質年率との違い

実質年率とは、元金以外の利息・手数料・保証料などの諸費用を含めて計算した、実質上の金利のことだ。

借入をする際、手数料や保証料が必要になることがある。また、借入金額に対して利息も上乗せされる。

それらの諸費用を考慮した実質年率を計算すると、実際の負担金額が分かる。

SMBCモビットは手数料や保証料が無料である。そのため、実質年率＝金利となる。

SMBCモビットの金利の計算方法

SMBCモビットで契約をする時には、あらかじめ利息や総返済額を把握することで安心して借入ができる。

利息の計算には、金利・借入金額・返済日数を利用する。

計算方法を知ることで、金利と利息の関係の理解を深めて欲しい。

借入金額や金利から利息を求める計算式

利息は、借入金額や金利から計算できる。利息を算出する計算式は以下の通りである。

利息＝借入残高×実質年率÷365日×返済日までの利用日数

借入金額から返済済みの金額を引いたものが「借入残高」である。

1円未満は切り捨てる。また、うるう年の場合は年366日の日割計算になる。

1万円を金利年18.0％で1ヶ月借りた場合の利息

実際に金利を使って利息の計算をしてみよう。

1万円を金利年18.0％で1ヶ月借りた場合の利息を考える。

利息の計算式は、

借入残高×実質年率÷365日×返済日までの利用日数＝利息

であるため、それに当てはめると

1万円×18.0％÷365日×30日＝147.9

1円未満は切り捨てるため、利息は147円となる。

つまり、1万円を金利年18.0％で1ヶ月借りた場合の総返済額は、元金1万円に利息147円を足した10,147円である。

SMBCモビットの金利と返済期間の関係について

金利と返済期間によって、総返済額は変わってくる。金利が高ければ高いほど、利息は大きくなる。

そのため、負担を軽減するためにはできるだけ低い金利で借入をすることが重要だ。

また、返済期間が長ければ長いほど利息は増えてしまう。

返済期間が短ければその分利息や保証料を節約でき、返済期間が長い場合に比べて総返済額が少なくて済む。

一方で、返済期間が短いと毎月支払う金額は多くなってしまうため、支払いができずに滞納してしまうリスクもある。

総返済額と毎月の返済額のバランスを見て、返済期間を選択しよう。

カードローンの借入をする際には、必要最低限の借入額にとどめておくことも大切だ。

利息は「実際に借りた額」に対して発生するため、借入をした額が少なければ少ないほど、発生する利息は少なくなる。

もし借入上限額が50万円であっても、必要なお金が40万円ならば借入は40万円にしよう。

あらかじめ必要な金額をできる限り正確に把握し、不要な借入をしないことで、利息の負担を軽減できる。

以下の記事でSMBCモビットの金利について詳しく解説しているので、ぜひ参考にして欲しい。

SMBCモビットの金利について詳しく知りたい方はこちら。

SMBCモビットの返済のコツは？

SMBCモビットで借入をしたら、できるだけ計画的に返済していきたい。

返済方法はATMや銀行で支払う方法と口座引落による支払いを選択できる。

また、繰上返済や一括返済という返済方法もある。

それぞれどのようなメリットがあるのかを理解し、効率的な返済ができるようにしよう。

返済忘れが怖い方は口座引落による返済を選ぶ

返済忘れに不安がある方は、毎月決まった日に口座から引き落とされる口座振替での返済がおすすめだ。

SMBCモビットの返済方法として「ATMでの返済」「口座振替での返済」「銀行振込での返済」「インターネット返済」「ポイントでの返済」の5種類の方法がある。

しかし、自分でATMや銀行口座から振込をする方法だと、返済忘れをする可能性がでてきてしまう。

そこで、口座振替にすることで手間なく毎月忘れずに返済ができる。

SMBCモビットでは返済期日を5日・15日・25日・末日から選べる。

給料日のあとに返済期日を設定することで、口座にお金が入っておらず返済できなかった、という事態を防げるだろう。

余裕がある月は繰上返済をする

毎月決まった日に返済をすることを「約定返済」という。この約定返済以外に、「繰上返済」をすることも可能だ。

臨時返済とも呼ばれる繰上返済は、好きなタイミングで好きな額を返済することだ。

繰上返済は、返済額の全額を元金の返済に充てられるというメリットがある。

元金が減ることでその後の利息を減らせるので、約定返済のみで返済するよりも総返済額を少なくできる。

また、繰上返済をすると借入期間が短くなる。返済期間が短ければ短いほど利息を節約できるため、お金に余裕のある月には繰上返済をしてほしい。

繰上返済の効果を確認しよう。50万円を金利年18.0％で24ヶ月借りた場合を考える。

繰上返済をしなければ、毎月の返済額は2.5万円で総返済額は60万円である。

もし6ヶ月後に10万円繰上返済したとする。すると、総返済額は58万円になり、返済期間は19ヶ月に短縮される。

なお、早い時期に繰上返済をした方がその効果は大きくなる。ボーナス月に多く返済する方法でもよいだろう。

しかし、最初からボーナスありきで考えてしてしまうと、もしボーナスが出なかった場合や予想よりも少なかった場合に返済が大変になってしまう。

あくまでも生活が苦しくならない程度にまとまった返済をしよう。

借入残高が少なければ一括返済を利用する

借入残高が少ない場合は、一括返済をしよう。

借入期間が長くなると、利息は膨れ上がり総返済額も多くなってしまう。

約定返済を続けるよりも、お金に余裕があれば一括返済をした方が利息が少なくて済む。

また、カードローンは利用限度額の範囲内であれば借入・返済を何度も繰り返すことが可能だ。

一括返済をすることで、利用限度額の上限までの借入が再度可能になる。

例えば、100万円が利用限度額であった場合、100万円を超える借入はできない。

もし、すでに99万円の借入をしていたら、あと1万円しか追加で借入ができなくなる。

一括返済で利用限度額に余裕を持たせておけば、いざという時にすぐに借入ができるだろう。

特に借入を繰り返す可能性のある方は、一括返済を行おう。

SMBCモビットの金利計算を簡単に行うための返済シミュレーション

カードローンで借入をする際には、無理な借入をしないために返済計画を立てる必要がある。

しかし、自分で金利から利息や総返済額を算出するのは難しい。そこで便利なのが、返済シミュレーションである。

返済シミュレーションはインターネット上で簡単に毎月の返済額や返済月数を試算することができる。

また、何度も計算し直せるため、いろいろなパターンの借入を考えることが可能だ。

返済シミュレーションの利用方法について、チェックしておこう。

毎月の返済額が分かるシミュレーション

SMBCモビットの返済シミュレーションでは、利用希望額を指定の期間（月数）で返済する場合の毎月の返済額が簡単に分かる。

毎月の返済額の試算方法は以下の通りである。

返済シミュレーションページで「毎月の返済額を知りたい」ボタンから入る。

利用希望額・返済月数を入力する画面に切り替わるため、それぞれ希望の額と月数を入力する。

また、借入利率を選択し「計算する」をクリックする。これで毎月の返済額・最終回の返済額が出てくる。

毎月の返済額が高くなりすぎないよう、利用希望額や返済月数を調節しよう。

返済月数が分かるシミュレーション

返済シミュレーションでは、利用希望額を毎月一定の金額で返済した場合の返済月数を算出できる。

シミュレーション方法を確認しよう。

返済シミュレーションページの「返済月数を知りたい」ボタンをクリックする。

数字を入力する画面に切り替わるため、利用希望額・毎月の返済額を入力する。

借入利率を選択し、「計算する」をクリックすると、返済月数・毎月の返済額・最終回の返済額が算出される。

返済月数が長期になると利息は増えてしまうため、あまり長くなりすぎないように注意して欲しい。

シミュレーションの活用で計画的に返済しやすくなる

返済シミュレーションを活用することで、無理な借入をすることなく、計画的な返済ができるようになる。

毎月の返済額は多くしすぎず、余裕を持って支払える金額にしておくことがポイントだ。

月々の返済額が多いと返済が間に合わず毎月苦しくなってしまう。また、返済月数を長期にしすぎるのはやめよう。

多くの利息がかかり、総返済額が増えてしまう。

返済シミュレーションでいろいろな返済パターンを試算し、自分に合った返済プランを立てて欲しい。

SMBCモビットと他の大手消費者金融の金利の違い

SMBCモビットの金利は3.0～18.0％であり、利用者ごとに適用金利が決まる。

適用金利は、希望した借入金額と利用者の取引の状況などを加味し、総合的に審査をして決定される。

SMBCモビットでは、借入金額が100万円未満の場合の初回金利は年18.0％となる。

SMBCモビットのほかにも、大手消費者金融としてプロミス・レイク・アコム・アイフルなどがある。

SMBCモビットの金利はほかの大手消費者金融と比べて高いのだろうか。

また、どのような特徴の違いがあるのかチェックしよう。

プロミス

プロミスの金利は4.5〜17.8％である。プロミスは最短15秒で事前審査が可能だ。

本審査も最短20分で借入できるようになる。また、プロミスの特徴として30日間無利息サービスがあることが挙げられる。

初回借入日から30日間利息がかからないため、お得に借入できる。さらに、プロミスレディースという女性専用ダイヤルがある。

女性オペレーターが対応してくれるため、女性でも安心して申込できる。

レイク

レイクの金利は4.5〜18.0％だ。レイクは初めて利用の場合、5万円まで無利息という特典がある。

さらに、Web申込だと借入限度額まで60日間利息無料だ。また、レイクアプリを利用するとカードが不要になる。

セブン銀行の「スマホATM取引」を利用することでカードがなくても借入・返済ができて便利だ。

アコム

アコムの金利は3.0～18.0％で、SMBCモビットと同じである。申込はスマホで完結し、最短20分で融資可能だ。

来店不要でカード郵送の有無も選べる。また、職場への在籍確認の電話も原則しないため、家族や勤務先で借入をバレたくない方におすすめである。

アイフル

アイフルの金利は3.0～18.0％だ。最短20分で融資可能であるため、すぐにお金が必要になった場合にも対応できる。

申込から借入まですべてWebで完結し、カードレスのため自宅に郵送物が届くこともない。

また、提携ATMが全国に70,000台あり、いつでも借入・返済ができる。

SMBCモビットと銀行カードローンの金利の違い

一般的に、消費者金融と銀行のカードローンの金利を比べると銀行のカードローンの方が金利が安い。

一方で、消費者金融は最短15分で融資が可能であったり、即日融資が受けられたりする点がメリットだ。

銀行のカードローンの金利や特徴についても確認しよう。

三菱UFJ銀行カードローン

三菱UFJ銀行では「バンクイック」というカードローンがある。金利は1.8～14.6％だ。

申込はWebで可能であり、土日でも申込できる。また、三菱UFJ銀行に口座を持っていなくても利用可能だ。

月1,000円からの返済ができるため、毎月の返済額を抑えたい方におすすめである。

楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローンの金利は1.9～14.5％で、最大800万円まで借入ができる。

楽天会員ランクに応じて審査が優遇されるため、普段から楽天のサービスを活用している方は楽天銀行スーパーローンを利用してみてほしい。

また、コンビニでのATM利用手数料やネットでの利用も手数料が無料であるため、総支払額を節約できるだろう。

みずほ銀行カードローン

みずほ銀行カードローンの金利は2.0～14.0％と、ほかの銀行カードローンに比べて少し低い。

来店や郵送不要で申込できるため、気軽に利用できる。もちろん困ったことがあれば店舗にて問い合わせもでき安心だ。

また、コンビニのATMが利用でき、その手数料は無料である。

時期によっては現金や商品プレゼントキャンペーンを行なっているため、チェックして欲しい。

SMBCモビットの申込方法

SMBCモビットは来店不要で、Web完結申込ができる。

申込方法は以下の通りだ。ホームページの「カード申込」ボタンを押す。

契約希望額や個人情報などの必要事項を入力し、申込をする。

本審査の結果がメールもしくは電話で来たら案内通りに入会手続きを行う。

SMBCモビットの審査は「9時～21時」の間であれば、最短15分で完了する。

郵送または三井住友銀行にあるローン契約機にてモビットカードを受け取り、ローン利用ができる。

ローン契約機は夜9時まで利用可能（※）で、全国に約400台設置されている。※営業時間は店舗により異なります。

提携ATMで出金またはネットで振込キャッシングができるため、すぐにお金が必要な場合にも便利である。

郵送物無しやカードレスを選べるため、家族に知られたくない方やカードを持ちたくない方にもおすすめだ。

また、三井住友銀行のATMなら手数料無料で利用ができるため、余計な支払いをしなくてよい。

また、SMBCモビットは返済でVポイントが使えたり貯まったりすることも利点である。

返済のたびに返済額の利息分200円で1ポイント貯まる。また、1ポイントを1円として利用することができる。

普段Vポイントを貯めている方にもおすすめだ。

SMBCモビットの金利について詳しく知りたいなら

SMBCモビットでカードローンを申込する前に、金利や利息の仕組みについて理解しておこう。

正しい知識を付けることで、利息を抑え、総返済額を減らすことができる。

繰上返済や一括返済も利用してできるだけ返済期間が延びないようにして欲しい。

また、返済シミュレーションを利用することで返済の計画を立てられる。

毎月の返済の負担が重くならないよう、計画的な借入をしよう。

SMBCモビットは誰にも知られずにお金を借りたい方や、お金がすぐに必要な方におすすめのカードローンである。

また、安心の大手消費者金融であるため、初めてカードローンを利用する方にも使いやすいだろう。

カードローンは正しく利用すれば、すぐにお金を借りられて便利なものである。

SMBCモビットについて詳しく知りたい、活用したい方はぜひ参考にして欲しい。