アイフルは消費者金融の中でも知名度が高く、ネット広告やテレビCMでその名前を目にしたことがある人も多いだろう。
アイフルで資金を借りるためには、審査に通る必要がある。
ただ、審査基準が厳しいと聞いて申込を躊躇している人もいるかもしれない。
果たして、アイフルの審査ではどのような点が重視されるのだろうか。
審査の基準が分かれば対策もしやすく、アイフルでお金を借りやすくなるだろう。
また、審査が終わるまでのスピードや審査落ちする理由など、知りたい情報はその他にも数多くあるはずだ。
そこでこの記事では、アイフルの審査に焦点を当て、基本情報を網羅的に解説する。
アイフルを検討している方にとって有益な情報が満載なので、ぜひ目を通してもらいたい。
アイフルの審査は厳しい?
アイフルの審査は、厳しくないといえるだろう。
他の金融機関と比較しても、公に発表された基準や通過率はほぼ同等だ。
公式ウェブサイトに掲載されている基準は主に以下の3つである。
- 定期的で安定した収入を得ていることをアイフルが認識できること
- 他の金融機関も含めて年収の3分の1に近い金額の借入がないこと
- アイフルが提携する信用情報機関において、返済に遅延などの不良情報が登録されていないこと
これらの条件を満たせば、アイフルの審査に通ることは十分可能である。
アイフルの審査基準
アイフルは、審査基準として以下の4つのポイントに重点を置いている。
- 本人の属性
- 収入の安定性
- 他社からの借入状況
- 信用情報
ここでは、それぞれのポイントについて詳細に解説する。
本人の属性
まず確認されるのは、本人の属性だ。属性とは、以下のような個人情報のことを指す。
- 年齢
- 勤務先や勤続年数
- 住居形態
- 家族構成
アイフルでは、満20歳〜69歳の人が申し込み可能だ。
つまり、20歳未満の学生や70歳以上の高齢者は審査を受けることができない。
また、勤務先がない無職や主婦(主夫)も審査対象外となる。
就労収入がないと、アイフルは利用できないのだ。
加えて、審査を受ける際に勤続年数が長い・持ち家を所持している・養っている家族がいる等の情報があれば、返済能力があると判断されやすい。
これらの条件を満たしていれば、安定して高い収入があると見なされやすいだろう。
収入の安定性
アイフルの審査では収入の安定性が非常に重要視される。公式サイトでは「定期的な収入と返済能力を有する方」を貸付対象として記載している。
ポイントは、収入の「高さ」ではなく「継続性」を重視している点だ。
安定した収入があれば、返済が滞る心配がないとアイフルに判断され、審査に通りやすくなるのだ。
例えば、収入が不安定な芸術関係の仕事やTVタレントよりも、サラリーマンや公務員の方がカードローンは借りやすくなるのだ。
同様に、派遣社員や日雇いバイトよりも、正社員や定期的にシフトに入っているアルバイトの方が審査では有利になる。
また、アイフルは65歳以上の高齢者でも申し込みができるが、年金収入のみの場合は対象外となる。
仕事による収入がないと、収入が安定していると見なされないのだ。
ただ、パートやアルバイトで年金以外の収入があれば申し込みは可能である。借入希望の場合は仕事に就くことが重要だ。
他社からの借入状況
アイフルの審査では、他社からの借入状況もチェックされる。
その理由は、総量規制に抵触していないか確認し、多重債務を防止するためである。
総量規制とは、年収の3分の1を超える金額の借入を禁止する規則のことであり、年収が300万円の人は100万円以上の融資を受けられない。
アイフルもこの規則を遵守しており、審査を受けた際に他社からの借入が多すぎる場合は審査に通らなくなる。
審査前に収入に見合わない高額融資を希望していないか、確認しておくことが大切だ。
信用情報
審査では、信用情報が傷ついていないかも重要となる。
これは、カードローンやクレジットカードの借入・返済情報が記録されたものであり、支払いの61日以上の延滞や債務整理などの金融事故があれば傷ついてしまう。
この場合、信用情報機関に異動情報として記録され、いわゆるブラックリストに登録されてしまう。
異動情報とは、返済遅延などネガティブな情報が記録されてしまった信用情報のことだ。
一度傷ついた情報は5年間残り、その間に審査へ通ることは難しくなる。
信用情報に傷をつけないよう、日常の支払いでトラブルを起こさないことが大切だ。
アイフルの審査の流れ
アイフルでの審査から利用開始までの流れは以下のとおりである。
- 申し込み
- 審査
- 書類提出
- 契約
- 利用開始
それぞれのポイントを押さえて、審査をスムーズに進められるようにしてほしい。
申し込み
アイフルの申し込みは、以下の4つの方法で行うことができる。
- WEB
- スマホアプリ
- 電話
- 無人店舗
特に、WEBやスマホアプリは24時間365日いつでも申し込み可能で、ATMを使わずに携帯からすぐに借入できるのでおすすめだ。
また、電話や無人契約機はオペレーターに相談しながら申し込みができるので、カードローン初心者も安心して利用できる。
ただし、受付時間が限定されているので、事前に確認しておくことを推奨する。
審査
申し込みが完了したら、審査を受けることになる。アイフルの審査は、最短18分で終了する。
これは、アコムの最短20分やモビットの最短30分、各銀行系カードローンの最短当日と比較しても早い。
ただし、応募が多い場合は審査に時間がかかることもある。そのため、平日の早い時間など空いている時間に申し込みするのがおすすめだ。
また、審査の受付時間は平日の9:00~21:00に限られている。
この時間外でもWebやアプリからの申し込みは可能だが、審査は受付時間内にしか行われない。
当日に借入までしたい場合は、時間内に申し込むようにしておこう。
なお、アイフルでは緊急の場合に優先して審査を受けることが可能だ。
手続きは簡単で、申し込み完了後に届くメールに記載された番号に電話して相談するだけで済む。
審査で不明点があれば、公式サイトの「よくあるご質問」を確認したりオペレーターチャットへの問い合わせを行おう。
書類提出
審査を進める段階で、何種類か書類を提出する必要が出てくる。
まず、インターネットで契約手続きを行う場合は本人確認書類や収入証明書をアップロードする形式で提出する。
また、在籍確認については、通常の電話連絡ではなく書類による代替手続きが行われる。
在籍確認とは、借入希望者が実際に申告した職場で働いているのかを確認するプロセスのことだ。
これまでは、職場による電話で行われるのが一般的で、利用を周囲に知られないか心配する人も多かった。
ただ、近年は書類で在籍確認を完了させる消費者金融が増えてきており、アイフルもその1社である。
これにより、借入希望者は安心して申し込みが可能となっている。
ただし、書類と申し込み内容に齟齬がある場合は確認の電話がかかってくる可能性もある。
アイフルが職場へ連絡する場合は、事前に申込者へ連絡しても良いか確認をしてくれるので、いきなり職場へ電話されることはない。
審査に時間をかけないよう、書類提出は正確に行うことが大切だ。
アイフルは「書類提出サービス(送信フォーム)」「FAXまたは郵送」、または「メール」にて本人確認書類の提出を受け付けている。
この際、本人確認書類以外に本人名義の銀行口座が必要だ。
提出時に撮影した写真がぼやけていたり書類の有効期限が切れていると、審査や在籍確認がうまくいかない場合がある。
その際はメールや電話で確認連絡が来るので、対応を忘れずに行おう。
契約
無事審査に通過できたら、契約手続きを行う。
Webやアプリの場合は審査結果のメールからそのまま手続き可能で、無人店舗の場合はその場で契約書へ記入を行う。
電話の場合は、契約書が届くまで待つ必要があるので注意しよう。
Webやアプリで申し込んだ場合は、ローンカードを受け取るかカードレスにするかを選択できる。
また、借入に必要なローンカードの受け取り方法は、インターネットで契約手続きを行う場合は「郵送」または「自動契約機」の2つから選択できる。
無人店舗を利用する場合は、必要書類の提出が完了するとその場でローンカードが発行される。
ローンカードは後日発行することも出来るので、時間を短縮したい場合はカードレスを選んでおこう。
利用開始
契約が終わると、カードが発行される。カードを受け取ったら提携ATMを利用して、同日中に借入が可能だ。
カードレスにしてすぐ借入がしたい場合は、以下のどちらかで行おう。
- アプリから振込手続きを行う
- アプリを使ってセブン銀行もしくはローソン銀行のATMから借入する
いずれにしても、審査から借入まで数十分〜数時間で行えるため、利便性が非常に高いと言える。
アイフルカードローン審査の流れについての詳しい解説はこちら。
アイフルの審査に必要な書類
アイフルの審査に必要な書類は次の2点だ。
- 本人確認書類
- 収入証明書
ここからは、どういった書類が必要なのかについて説明する。
本人確認書類
アイフルの審査には、本人確認書類の準備が欠かせない。
具体的には、次のような顔写真付きの書類が必要だ。
- 運転免許証(経歴証明書でも可)
- 個人番号カード(表のみ)
- 住民基本台帳カード
- 特別永住者証明書
- 在留カード
上記以外にも、健康保険証・住民票等を本人確認書類として提出できるが、その際は補完書類の提出を求められる。
補完書類としては、現住所が確認できる公共料金の領収書などが該当する。
基本的に上記5種類のいずれかを準備しておき、どうしても用意できない場合は補完書類の準備も忘れずに行おう。
収入証明書
借入金額や状況によっては収入証明書が必要だ。
アイフルで収入証明書が必要なのは、以下の場合である。
- アイフルの利用限度額が50万円を超える場合
- アイフルの利用限度額と他の貸金業者からの借入総額が100万円を超える場合
- 就業状況の確認等、審査の過程でアイフルが必要と判断した場合
収入証明書として認められる書類は以下の6種類だ。
- 源泉徴収票
- 給与明細書(直近2ヶ月分)
- 確定申告書
- 納税通知書
- 所得証明書
- 年金通知書
これらはすべて最新のものが対象となる。
また、それぞれの書類については提出可能な条件が課せられている。
詳しくは公式サイトのこちらのページも確認してほしい。
金利 (実質年率) | 年3.0%~年18.0% |
---|---|
審査時間 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 |
融資速度 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 |
無利息期間 | 最大30日間(初回限定) |
借入限度額 | 1万円~800万円 |
収入証明書 | 以下のいずれかに該当するお客さまは収入証明書が必要 ・当社のご契約が50万円を超えるお客さま ・他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さま |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 満20歳以上69歳までの定期的な収入がある方 |
担保・保証人 | 不要 |
アイフルの審査に落ちる理由と対策
アイフルの審査に落ちる主な理由は次の5つである。
- 審査基準を満たしていない
- 総量規制に引っかかっている
- 他社のカードローンと同時に申し込みをした
- 他社のカードローンを延滞している
- 在籍確認ができなかった
理由と共に対策法についても解説するので、審査に通るためのポイントを掴んでもらいたい。
審査基準を満たしていない
アイフルの審査基準を満たしていない場合は、年齢や提供された情報の信憑性などが考慮され、審査落ちとなる。
例えば、本人以外の者が代理で申し込みを行うことはNGだ。
アイフルへの申し込みは、必ず本人が行わなければならない。
また、収入を誇張して申告するのは虚偽申告となり、審査落ちになるだけでなく罪に問われる可能性もあるため、絶対にしてはいけない。
情報を誤って申告した場合も虚偽申告になる可能性もあるため、提出前に間違いがないか必ず確認しよう。
総量規制に引っかかっている
総量規制に引っかかると、アイフルの審査に通ることはない。
総量規制は、他社からの借入も含めた総借入額が対象となる。
例えば、年収が300万円の人がA社から50万円・B社から40万円の借り入れをしている状態で、アイフルに50万円の借入を希望しても、審査に通ることはないのだ。
他社からの借入を全額もしくは一部返済して、借入額を総量規制の範囲内に収めるようにしよう。
他社のカードローンと同時に申し込みをした
他社のカードローンと同時に申し込みをした場合も、アイフルの審査に通らない可能性が高まる。
これは複数社へ申し込みする行為が、極度の資金不足によるものとみなされる傾向があるためである。
多重申し込みをする人は、将来的に多重債務者になるリスクが高まるとみなされる。
つまり、融資を受けても返済が困難になる可能性が高いため、審査に通過できない
審査に通るのが不安な時でも、申し込みは1社ごとに集中して行おう。
他社のカードローンを延滞している
アイフルの審査時は、他社のカードローンを延滞しているかも調査される。
借入総額は申込時に提供される情報のほかに、信用情報機関に登録されている情報からも確認できる。
多額の借入があれば返済負担も大きくなるため、新たな融資を可能にするだけの「余裕」はないと判断される。
そのため、延滞があればまず審査に通ることはない。
借入は無理のない範囲で行い、返済期日を厳守することが重要である。
在籍確認ができなかった
在籍確認ができなかった場合もアイフルの審査に落ちることがある。
在籍確認は、審査中において申込者が現在どの職場で働いているかを確認する手続きだ。
書類で確認ができなかった場合、事前に申込者の確認を取ってからフォームに記載された勤務先へ電話がかけられる。
この時に、誰も電話に出ない、または同僚が「そのような名前の方はこちらに在籍していない」と回答した場合、在籍確認は完了しない。
この状態でアイフルからの連絡も放置すると、審査に通らない可能性が高い。
最初にアイフルから連絡を受けた時に、自社の営業日など必要な情報を正確に伝えるようにしておこう。
アイフルカードローンの審査が厳しいかについての解説はこちら。
アイフルの審査に通るポイントを掴もう
本記事では、アイフルの審査について詳細に解説してきた。
アイフルの審査基準は過度に厳しいわけではなく、他の消費者金融と同水準である。
審査では、本人の属性・収入の安定性・他社からの借入状況・信用情報が確認される。
これらの条件を満たせば、アイフルの審査を通過することは十分可能である。
実際に申し込む前には、借入額が総量規制に引っかかっていないか、書類の申し込み情報を正確に記入できているかなどを確認しておこう。
アイフルの審査は最短18分で完了し、審査に通れば最短10秒で借入が可能だ。
記事の内容をもう一度読み返して、アイフルの審査に通るコツを掴んでもらえれば幸いだ。
金利 (実質年率) | 年3.0%~年18.0% |
---|---|
審査時間 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 |
融資速度 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 |
無利息期間 | 最大30日間(初回限定) |
借入限度額 | 1万円~800万円 |
収入証明書 | 以下のいずれかに該当するお客さまは収入証明書が必要 ・当社のご契約が50万円を超えるお客さま ・他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さま |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 満20歳以上69歳までの定期的な収入がある方 |
担保・保証人 | 不要 |
■アイフルの貸付条件について
※【商号】アイフル株式会社【登録番号】近畿財務局長(14)第00218号【貸付利率】3.0%~18.0%(実質年率)【遅延損害金】20.0%(実質年率)【契約限度額または貸付金額】800万円以内(要審査)【返済方式】借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式【返済期間・回数】借入直後最長14年6ヶ月(1~151回)【担保・連帯保証人】不要