横浜銀行カードローンは、東京都や神奈川県在住者にとって利便性が高い商品の一つだ。
銀行ならではのATMの多さ、Web手続きによる申込〜借入のスピーディーさなどが特に大きなメリットとなっている。
また、利用用途の幅広さも魅力のひとつだ。
では、利用するための審査にはどのくらいの時間がかかるのだろうか。
本記事では、横浜銀行カードローンの審査時間や対処法について詳しく解説する。
この記事と横浜銀行の公式Webサイトをよく確認して、メリット・デメリットを比較し、利用するかどうかを決めてほしい。
横浜銀行カードローンの審査にかかる時間とは?
カードローンを利用する際は、急な資金ニーズがある場合がほとんどだ。
また、「迅速な借入が望ましい」というニーズを持つ方も多いだろう。
横浜銀行カードローンの場合、申込から借入までにどのくらいの時間がかかるのだろうか。
審査時間
横浜銀行カードローンの審査結果は、申込み日に最短で通知される。
申込み時に登録した連絡先に連絡があるので、迅速な対応が必要だ。
連絡先は携帯電話・自宅・勤務先から選択できる。
日中でも連絡が取れやすい番号を登録し、手続きをスムーズに進めよう。
審査の対応時間
横浜銀行カードローンの審査は、平日の窓口営業時間(9:00~15:00)中に行われる。
したがって、営業時間外に申し込んだ場合は、翌営業日以降の対応となる。
当日に手続きを完了したい場合は、できるだけ早い時間帯に手続きを行おう。
週末前、連休前、年末年始には特に注意しておこう。
また、横浜銀行の公式Webサイトでシステムメンテナンスの情報を確認することも重要となる。
横浜銀行カードローンの審査は厳しいのかに関する詳しい説明はこちら。
横浜銀行カードローンの審査は厳しい?
一般的に、消費者金融会社よりも銀行の方がカードローンの審査が厳しいと言われる。
なぜならば、貸し倒れリスクを防ぐためである。
また、金融庁から各銀行に対し、「カードローンによる過剰な貸付が行われていないか」といった調査が行われている。
この動きを受けて、銀行は貸金業者と同様に貸付の基準を厳しくしたり、CMなどの広告に注意事項を細かく記載するようになった。
金融庁による規制や立入検査は継続的に行われているため、銀行としてはカードローンの審査基準を引き締めざるをえないのだ。
横浜銀行カードローンの審査基準
カードローンや融資の審査基準は一般的に公開されていない。
ただ、以下のような属性の人は審査に通りにくいと推定される。
- 返済能力と借入金額が見合っていない(返済能力を超えている)
- 他社から既に多額の借入をしている
- 扶養家族が多い
- 過去に自己破産したことがある
お金を貸す側の立場になってみると、こういった状態の共通点が見えてくる。
「貸したお金を返せる状態か疑問が残る」ということだ。
まず、返済能力を超える借入や他社からの借入が多い人は「自分の返済能力を理解しきれていない」と考えられる。
例えば扶養家族が多い場合、特に小さな子どもや持病のある家族がいる場合を考えてみよう。
子どもへの教育費や持病のある家族の医療費に圧迫されて、返済が滞る可能性を懸念されることもあるはずだ。
自己破産履歴については、横浜銀行カードローンだけでなく、ほとんどの金融機関にとってマイナスな印象を与える。
無理なく返済するためにも、これらに当てはまる人はあらかじめ状況を整理し、その上で申込をするかどうかを考えよう。
横浜銀行カードローンは他社のカードローンを利用中でも申込できる。
ただ、借入金額が返済能力を超えていると判断された場合、審査通過は難しくなる。
また、過去に全国銀行協会もしくは日本貸金業協会の「貸付自粛制度」を利用していた場合、撤回していなければ借入は不可能だ。
心当たりがある場合は、貸付自粛撤回の手続きを進めよう。
他の目安としては、横浜銀行公式Webサイトにはカードローンを利用できるかどうか、簡易な診断フォームがある。
年齢や年収・借入件数を入力するだけで、借入できる可能性があるかどうかを判断してくれるので便利だ。
あくまで簡易的な診断なので実際の審査結果とは異なる場合があるが、申込前に使える目安のひとつとして活用しよう。
横浜銀行カードローン審査に通過するポイント
横浜銀行カードローンの審査基準は公開されていないが、通過するためにはいくつかのポイントが考えられる。
他社からの借入がある場合は、新たに借りる予定の金額を合計して、自分の返済能力を超えていないか確認しよう。
一般的に、無理のない返済金額とは「収入の1/3」とされている。
これは「総量規制」と呼ばれる制度の影響だ。
この制度は、貸金業者からの多重債務に陥る人を減らすために定められている。
この制度は貸金業法の規制であり、銀行法で管轄されている銀行からのカードローンはこの規制を受けない。
ただ、一部の銀行では貸す金額の目安を収入の1/3としている場合もある。
また、そもそも居住地などの利用条件を満たしていない場合は、信用情報等に問題なくても審査に通らない。
横浜銀行カードローン公式Webサイトをよく読み、不明点や不安な点があれば、電話やチャットサポートで疑問を解決しておこう。
横浜銀行カードローン審査に落ちた場合の対処法とは?
カードローンの審査に落ちた場合、その理由は明示されない。ただ、推測することは可能だ。
まず、申込をした借入金額が「返済能力を超えている」と判断された可能性がある。
他社での借入がある場合は、横浜銀行カードローンの申込をする前にできるだけ返済しよう。
返済が難しい場合は、全国銀行協会・日本貸金業協会・日本クレジットカウンセリング協会・法テラスなどさまざまな窓口があるので、相談してみよう。
電話は主に平日に対応しているが、一部の機関ではメールでも対応している。
横浜銀行カードローンを利用するメリットとは?
数あるカードローンの中で、横浜銀行カードローンを選ぶメリットは主に6点挙げられる。
どのような点がメリットになるのか、順に見ていこう。
金利上限が比較的低い
横浜銀行カードローンの金利は、年1.5%~14.6%となっている。
借入限度額が増えるごとに金利割合が減っていくため、限度額を上げて金利を減らすことも可能だ。
実際に借りる金額まで増やしてしまうと金利を下げた意味が薄くなるが、借入限度額だけ増やすようにすれば金利分の負担が減る。
返済のコツとして覚えておくと良いだろう。
来店不要でWeb完結
横浜銀行のカードローンは、パソコンやスマホでの申込に対応している。
なかなか窓口に行けない人にも便利だ。
また、借入の申込をするときの電話番号に確認の電話がかかってくることもある。
同居している家族に知られたくない人は、自分のスマホで手続きを完結させておくと良い。
提携ATM手数料無料
横浜銀行でカードローンを利用した場合、借入と返済の両方をATMで行なえる。
ATMは支店はもちろんだがコンビニにもあるため、窓口に立ち寄る時間がない人にとって非常に便利だ。
特に小田急線では、すべての駅に横浜銀行のATMがある。
そのため、借入・返済ともにスムーズに行える。小田急線ユーザーにとって嬉しいポイントだ。
いろいろな使い方が可能
カードローンの利用を検討するのは、「急にまとまった額のお金が必要になった」場合が多いだろう。
その場合、用途に制限があるカードローンは使いにくく感じることもあるはずだ。
横浜銀行カードローンには用途の指定がないため、冠婚葬祭・引っ越しなどで少し困ったときに利用しやすい。
「結婚式への出席が短期間で続くことになり家計が厳しい」「身内の不幸が続いてしまった」「車や家電が急に壊れてしまって買い替えることになった」「記念日にワンランク上のレストランを予約したいので少しだけ借りたい」など、用途に応じて借入金額を決めると良いだろう。
ローンカードが届く前から借入可能
横浜銀行カードローンでは契約後、ローンカードが届く前から融資を受けられるため、スピーディーな借入が可能だ。
手続きした時間によっては翌営業日からの利用になってしまう。
急な資金需要が生じた場合、カードローンの申込みは早めに行うことが重要だ。
また、カードローンの申込に必要な書類は、別の用途にも使えるものが多い。
普段から重要な書類を整理しておくことで、カードローンを利用するだけでなく、日常のさまざまな面で役立つはずだ。
無理のない返済計画が立てられる
横浜銀行カードローンの返済方法は、定例返済が基本となっている。
10万円以下の借入の場合、返済金額は月々2000円からになる。
また、定例返済に追加して返済することも可能だ。
例えば、ボーナスの時期に多めに返済し、借入期間を短くするといった方法も使える。
自分の返済能力に合わせて、返済計画を立てよう。
具体的な計算が苦手な人は、横浜銀行カードローンの公式Webサイトに返済シミュレーションのページがある。
事前にそちらを利用するといい。
また、返済日を忘れてしまうという人は、給与口座から返済用口座へ自動で引き落とされるよう設定しておく方法もおすすめだ。
自分の信用情報に影響を及ぼさないためにも、申込と同時に返済も意識しよう。
金利 (実質年率) | 年1.5%~年14.6% |
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審査時間 | 最短即日 |
融資速度 | 最短即日 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~1,000万円 |
収入証明書 | ご希望のお借入限度額が50万円を超える場合は収入証明書が必要 |
WEB完結 | 可能 (契約まで) |
申込条件 | 20歳から69歳 |
担保・保証人 | 不要 |
横浜銀行カードローンを利用するデメリットについて
さまざまな用途に使えてスピーディーな借入ができる横浜銀行カードローンだが、いくつかデメリットもある。
申込前に確認しておこう。
横浜銀行の口座開設が必要
横浜銀行でカードローンを使うためには、横浜銀行の口座開設が必要になる。
口座を開く前でもカードローンの申込はできるので、審査後〜契約までの間に横浜銀行の口座を開設しておこう。
口座開設の手続きは横浜銀行のアプリでも可能なので、窓口に行く時間が取れない人も安心だ。
カードローンの申込をしたら、口座開設の申込も忘れないうちにやっておこう。
無利息期間などのキャンペーンが用意されていない
横浜銀行カードローンでは、無利息期間などのキャンペーンが行われていない。
これは常に利用しやすい金利や返済方法が設定されているためだ。
申込から借入開始までの時間が短いことなど他のメリットを考えれば、一長一短というところだろう。
横浜銀行カードローンの契約方法
メリット・デメリットを比較して、横浜銀行カードローンの利用を決めたら、速やかに手続きを始めよう。
先に以下の手順を読んでおき、必要な書類を用意しておくとさらにスムーズな借入と返済ができるはずだ。
新規申込
利用を決めたら、パソコンやスマホを使ったWeb申込・窓口・郵送・FAXの中から、自分に合った方法で申込をしよう。
必要書類の提出や借入開始までのスピードを重視するなら、スマホからの申込が最もスムーズだろう。
スマホアプリ「はまぎん365」・インターネットバンキング「〈はまぎん〉マイダイレクト」が利用できる点も大きい。
本人確認書類のアップロード
必要な書類の提出方法について、申込時の電話番号にSMSで案内が送られてくる。
指示に従って、必要な書類をアップロードしよう。
金額や在籍確認の希望有無によって必要な書類が異なるため、申込の前に用意しておくとスムーズに手続きが進む。
- 本人確認書類
- 収入証明書(借入限度額が50万円を超える場合のみ)
- 勤め先確認書類(書類で在籍確認を希望した場合)
それぞれ利用できる書類は以下の通りだ。
必要に応じていずれかひとつずつ用意しよう。
本人確認書類は複数必要な場合があるため、特に注意が必要だ。
また、勤め先確認書類は職業によって使える書類が異なるため、それらを利用する場合は念入りにチェックしよう。
書類 | 本人確認・運転免許証【表面・裏面の両面】 ・マイナンバーカード【表面のみ】 ・在留カード(永住権の記載があるもの) ・特別永住者証明書 ・パスポート(住所記入欄があるもの)【顔写真と住所が記載されたページ】 ・パスポート(住所記入欄がないもの)【顔写真ページ】 +住民票または公共料金等の領収書の写し ・健康保険証+住民票または公共料金等の領収書の写し |
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収入証明書 | ・源泉徴収票 ・納税証明書 ・確定申告書 ・住民税決定通知書 |
確認書類 | 勤め先【給与所得者(会社員・パート・アルバイト)の場合】 ・健康保険証 ・源泉徴収票 ・給与明細書 ・確定申告書 ・社員証 【個人事業主の場合】 ・確定申告書 ・事業実態のわかる納品書 ・発注書・請求書など |
本人確認書類は運転免許証・マイナンバーカード・パスポート、収入証明書は源泉徴収票・確定申告書が用意しやすいだろう。
源泉徴収票か確定申告書なら、収入証明書と勤め先確認書類の両方で使えるので、用意する書類が少なくなる点もメリットだ。
審査開始
必要な書類をアップロードしたら、審査結果が来るまで待とう。
まだ横浜銀行の口座を持っていない場合は、待っている間に口座開設手続きをしておくと時短になる。
審査結果通知
審査結果は、最短で申込当日に届く。
ローンの申込時間によっては翌日以降の連絡になるため、申込は横浜銀行の窓口営業時間である平日9:00〜15:00に行おう。
借入を早くしたい場合は、できるだけ早い時間に申込をするのが理想だ。
契約する
審査に通過したら、そのままWebで契約手続きを進めよう。
こちらもSMSでお知らせが届くので、こまめにスマホをチェックしておきたい。
提出書類に不備があると借入が遅れてしまうため、送信前にもう一度確認しよう。
借入する
契約が成立したら、いよいよ借入が可能になる。
横浜銀行カードローン用のカードは自宅に送られてくるが、カード到着前でも借入は可能だ。
ローンカードは簡易書留で届くので、見落としや受け取り忘れがないよう注意しよう。
簡易書留の再配達は土日祝でも可能なので、不在通知が入っていたら早めに再配達を依頼しておこう。
返済する
横浜銀行カードローンでは、借入金額ごとに定例返済日の返済金額が決められている。
借入前にあらかじめチェックしておくと返済計画が立てやすくなるだろう。
また、公式サイトには返済シミュレーションもあるので、併せてチェックするとさらに返済計画が立てやすくなる。
横浜銀行カードローンの定例返済日は毎月10日となっているので、あらかじめカレンダーアプリなどに入れておけば、スマートに返済できる。
余裕ができたときはATMやスマホアプリ「はまぎん365」・インターネットバンキング「〈はまぎん〉マイダイレクト」から追加で返済することもできる。
インターネットやアプリで返済する場合は、原則として24時間365日取引可能な点もメリットだ。
横浜銀行カードローンを利用する上での注意点
非常に便利な横浜銀行カードローンだが、利用時には注意すべき点もある。
まずは申込をする前に、借入の前提条件をチェックしておこう。
- 契約時の年齢(満20歳以上69歳以下)
- 借入する本人と配偶者に安定した収入があること(パート・アルバイト・年金も可)
- 神奈川県・東京都・群馬県の一部(前橋市、高崎市、桐生市)に住んでいること
特に最後の居住地域については、地方銀行ならではのポイントなので注意しておこう。
また、事業資金には使えないという点も重要だ。
例えば「個人事業主や会社経営をしている人が、事業のために横浜銀行カードローンを使う」ということはできない。
事業資金として借入を考えている場合は、カードローンではなく融資の相談に行くべきだろう。
その他細かな疑問がある場合は、公式Webサイトを熟読する・電話で問い合わせるなどして、申込の前に確認しておこう。
それぞれの金融機関によるメリット・デメリットを把握しておくことは、カードローンを使いこなす最初の一歩になる。
金利 (実質年率) | 年1.5%~年14.6% |
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審査時間 | 最短即日 |
融資速度 | 最短即日 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~1,000万円 |
収入証明書 | ご希望のお借入限度額が50万円を超える場合は収入証明書が必要 |
WEB完結 | 可能 (契約まで) |
申込条件 | 20歳から69歳 |
担保・保証人 | 不要 |