消費者金融業界の中で高い知名度を誇るアイフルが提供するおまとめローン「おまとめMAX」は、複数社からの借入がある方にとって心強い存在だ。
おまとめローンとは、複数の借入先を一本化することで返済管理を楽にして、金利を下げるといった複数のメリットが得られる商品のことである。
では、「おまとめMAX」を上手に活用するには、どのような点に気をつけるべきなのだろうか。
本記事では、「おまとめMAX」の特徴、申込の流れ、さらには注意点までを詳しく解説する。申込の際に留意すべき点も詳細にまとめているので、ぜひ参考にして欲しい。
アイフルのおまとめローンの特徴
アイフルのおまとめローン「おまとめMAX」は、複数の借入を一本化して返済を容易にするサービスだ。
このサービスには4つの特徴がある。
- Web完結が可能
- 24時間365日、いつでもどこでもスマートフォン一つで申し込みが可能である。家族や職場へ知られることなく利用できるため、プライバシーを守りやすい。
- 郵送物を無くせる
- Web完結の申し込みでは、郵送物を一切なくすことができるため、周囲に知られるリスクがさらに軽減される。ローンカードを持たずに済むので、より一層利用を周囲に知られにくくなっているのだ。
- おまとめの対象範囲が幅広い
- アイフルのおまとめローンでは、消費者金融だけでなく、銀行系カードローンやクレジットカードのリボ払いも対象になる。この特徴によって、利用者は返済計画をより容易に一本化し、返済をしやすくできる。
- 総量規制の対象外
- おまとめローンは総量規制の対象外になっているため、年収の3分の1を超える貸付も可能となっている。複数の借入を一本化することで、金利を引き下げつつ返済総額を減らせる可能性がある。
上記の特徴からもわかるように、「おまとめMAX」は非常に使いやすい商品だといえる。
ただ、おまとめローンを利用する際は、元の借入金利とおまとめ後の金利を比較し、返済総額が実際に減少するかどうかを確認する必要がある。返済シミュレーションを利用して、事前に計画を立てておくことが大切だ。
アイフルのカードローンについての詳しい解説はこちら。
アイフルのおまとめローンへの申し込みの流れ
アイフルのおまとめローンの利用を検討しているなら、事前に申し込み手順を把握しておくとスムーズに手続きを進められるだろう。
ここからは、申し込みの流れを4つのステップに分けて見ていこう。
Webや電話で申し込みする
アイフルのおまとめローンへの申し込みは、Webまたは電話のどちらかで行うことができる。
Webでの申し込みは以下のような流れで進める。
- 公式サイトのおまとめローン専用ページにログインする
- 公式サイトのトップページから「借りるとき」をクリックし、「商品案内」を選ぶ。
- 「おまとめMAX」または「かりかえMAX」を選んで「今すぐ申込」をクリックする。
Webからの申し込みは、24時間365日受付してもらえるので、自分の好きなタイミングで行おう。
電話での申し込みは以下のような流れとなる。
- アイフルの申し込みダイヤル(0120-008-127)へ電話する。
- おまとめローンの申し込み希望を伝える。
この時、受付時間が平日10時〜18時に限定されている点に注意が必要だ。また、必ず申込者本人が電話をかける必要があり、代理で申し込みを行うことができない点も覚えておこう。
審査を受ける
申し込みが完了すると、続いて審査が行われる。Web・電話ともに同様の審査が行われるため、「どちらの審査が厳しい」ということはない。
ただ、おまとめローンの審査基準は通常のローンより厳しいとされている。なぜなら、おまとめローンは借入金額が大きくなることで完済できないリスクが高まるためだ。
アイフル側からすれば、確実に返済してくれる人物と契約したいと考えるのは当然である。そこで、申し込み内容に加え他社からの借入・収入状況が厳正に調査される。
通常のカードローン申込よりも審査に時間がかかる可能性はあるため、審査回答までじっくり待とう。
Webまたはアプリで契約手続きを行う
審査に通過した方はWebまたはアプリによる契約手続きが必要である。会員ログインを行い、「契約締結(おまとめローン)」のアイコンから手続きを進めよう。
契約手続きでは、カードレスまたは口座振替登録を選択すれば、郵送物なしで手続きを進められる。郵送物の到着を待つ必要がないため、すぐにおまとめローンを利用できるのが利点だ。
ただし、①口座振替登録で選択した金融機関での取引時確認が完了していること②その記録が保存されていることの2つの条件を満たす必要があるので注意しておこう。
他社の借入を返済し、おまとめローンの返済を開始する
契約が完了したら返済を開始する。まず、アイフルから受けた融資金で他社の借入を返済し、続いてアイフルにおまとめ後の金額を返済する。
アイフルの返済は毎月1回、口座引落にて行われる。初回引落日は会員サービスで確認できるため、返済日に遅れないよう口座へ必要な金額を入金しておこう。
引落口座への入金には、提携ATMと口座への振込が利用できる。余裕を持って早めに準備を行い、返済を確実に進めることが重要だ。
金利 (実質年率) | 年3.0%~年18.0% |
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審査時間 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 |
融資速度 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 |
無利息期間 | 最大30日間(初回限定) |
借入限度額 | 1万円~800万円 |
収入証明書 | 以下のいずれかに該当するお客さまは収入証明書が必要 ・当社のご契約が50万円を超えるお客さま ・他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さま |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 満20歳以上69歳までの定期的な収入がある方 |
担保・保証人 | 不要 |
アイフルのおまとめローンの必要書類
アイフルのおまとめローンを申し込む際には、必要書類を提出しなければ審査が受けられない。
ここからは、アイフルのおまとめローンに申し込みをする場合の必要書類について紹介する。どのような書類を用意するべきか、確実に把握しておこう。
本人確認書類
まず、本人確認書類について説明しよう。これは、申込者全員が提出する必要があるものだ。
基本的に、次の5つの顔写真つき書類が利用できる。
- 運転免許証(経歴証明書でも可)
- 個人番号カード(表のみ)
- 住民基本台帳カード(顔写真あり)
- 特別永住者証明書
- 在留カード
個人番号カード(マイナンバーカード)は個人番号が記載された顔写真つきのカードだ。個人番号を知らせる「通知カード」は利用できないので注意しよう。
また、2020年2月4日以前に発行された住所を記載する「所持者記入欄」があるパスポートも、本人確認書類として利用できる。その際は顔写真と所持者記入欄のページを提出しよう。
外国人の方は特別永住者証明書または在留カードの提出で審査が受けられる。裏面にも記載がある方は、必ず表面・裏面の両方を提出しよう。
以上の顔写真つき本人確認書類がない方は、健康保険証(組合健康保険証・国民健康保険証など)の利用も可能である。
健康保険証で住所が表面にない場合、住所記載の裏面も含め、両面を提出する必要がある。その際に保険者番号は隠して提出しよう。
提出時に慌てないためにも、申込前にこれらの書類をきちんと準備しておくことが大切だ。
収入証明書
おまとめローンでは借入額が高額となるため、申込者の収入状況を証明する収入証明書の提出も欠かせない。
アイフルで有効な収入証明書は以下の6つである。
- 源泉徴収票(直近/最新分)
- 給料明細書(直近2ヶ月分)
- 確定申告書/青色申告書
- 住民税決定通知書/納税通知書
- 所得(課税)証明書
- 年金証書/年金通知書
会社員の方は源泉徴収票を提出するのが一般的だ。ただし、勤続年数が短いと源泉徴収票では認められないケースもあるため、別の書類も準備しておこう。
給与明細書を提出する方は直近2ヶ月分が必要だ。なお、給与明細書に住民税の記載があるものは直近1ヶ月分のみで認められる場合もある。
賞与がある場合、過去1年間の賞与明細書の提出も求められる。年収額が増えることにより返済への信頼度が上がり、審査で有利になる可能性がある。
確定申告書を提出する方は、書類に税務署の収受印もしくはそれに相当する印があるかどうかが重要になるため、事前にチェックしておくことが大切だ。
また、e-Taxで確定申告した場合は、受付日時が記載された文書が必要になる。こちらも必ず確認してから提出しよう。
収入証明書には、会社経由で自治体が発行する必要があるものも含まれる。発行に数日要するケースもあるので早めに用意することが大切だ。
さらに、審査状況によっては提出する書類を指定されることもあるので、落ち着いて対応しよう。
これらの必要書類は、Webからのアップロードで簡単に提出できる。再提出にならないよう、内容が鮮明に読み取れるような写真を撮影するのが大切だ。
アイフルのおまとめローンの注意点
アイフルのおまとめローンは複数の借入先を一本化したい人にとって魅力的なサービスだが、利用前・利用時の注意点も何点かある。
審査に通過するためにも、事前に確認しておきたい4つの注意点を紹介しよう。
既存の借入状況を正確に申告する
おまとめローンの審査に通るためには、既存の借入状況を正確に申告することが最も重要である。そのため、現在のローン契約内容と借入状況を理解しておく必要がある。
カードローンやクレジットカードの借入や返済情報は、信用情報として記録されて信用情報機関に登録される。アイフルは申込者の借入状況を確認するため、信用情報機関へ問い合わせてチェックを行うのだ。申告内容が実際の情報と異なる場合は、審査に時間がかかることがある。
仮に虚偽申告とみなされた場合は審査に通らなくなってしまう。借入条件が確認できる書類の提出を求められる場合もあるため、事前に用意しておこう。
また、返済の延滞も信用情報に残ってしまうため、おまとめローンの審査通過を難しくする。申し込み前になるべく借入額・借入件数を減らしておこう。
本人名義の借入のみが対象
家族がそれぞれ異なる金融機関から借入している場合、一緒に返済をまとめたいと思うかもしれない。
しかし、アイフルのおまとめローンは本人名義の借入のみが対象となる。同居している家族と家計が同じでも別名義の借入はまとめられない。
アイフルでは、全ての商品に関して申込者以外の利用が禁止されており、おまとめローンも申込者以外は使えないのは覚えておこう。
おまとめローン後の追加借入は不可能
通常のカードローンは、利用限度額の範囲内であれば繰り返し追加で借入が可能である。
ただ、おまとめローンは返済専用のローンであるため、返済額以上の借入はできない。もし返済中に借入の必要が生じれば、別のローンで借りる必要がある。
借入の1本化を機にカードローンを解約した方も新たに審査を受けなくてはならない。そのため、人によっては追加借入ができない不便さを感じるかもしれない。
在籍確認が行われることがある
アイフルのおまとめローンでは原則、電話での在籍確認は実施されずに書類で確認を行う。周囲に利用を知られるリスクが減らせる点はメリットとなる。
とはいえ、申込者が申告している勤務先に在籍しているかどうかは、返済能力を測る上で重要な判断材料だ。そのため、在籍確認が行われるケースもある。
その場合でも、アイフルは在籍確認の方法を利用者に配慮して決定してくれる。家族・職場に知られたくない方は事前に相談しておこう。
アイフルのおまとめMAXとかりかえMAXの違い
アイフルは「おまとめMAX」と「かりかえMAX」という二つのおまとめローンサービスを提供している。
商品概要は以下の通りだ。
商品 | おまとめMAX | かりかえMAX |
(実質年率) | 貸付金利3.0%~17.5% | 3.0%~17.5% |
(実質年率) | 遅延損害金20.0% | 20.0% |
貸付限度額 | 1万円~800万円 | 1万円~800万円 |
返済方式 | 元利定額返済方式 | 元利定額返済方式 |
返済回数 | 返済期間・最長10年(120回) | 最長10年(120回) |
貸付対象者 | 満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で当社基準を満たす方 | アイフルと初めて契約する方 満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で当社基準を満たす方 |
保証人 | 担保・連帯不要 | 不要 |
2つの商品は「アイフルを利用したことがあるか」という点で、対象者が分かれる。利用歴がある場合は「おまとめMAX」を、ない場合は「かりかえMAX」を使うことになる。
また、年齢が20歳〜69歳で安定して定期的な収入があるという2つの条件を満たす必要もある。アルバイトやパート、派遣社員でも申し込めるが、専業主婦や年金生活者など就労で定期的な収入を得ていない人は対象外となるので注意しよう。
アイフルのおまとめローンが向いている人の特徴
アイフルのおまとめローンを利用すべきか判断に悩んでいる人もいるだろう。
ここからは、アイフルのおまとめローンの利用が向いている3つのタイプを紹介する。
複数の借入があり、返済日を忘れがちな人
カードローンは提供会社によって返済日・返済方法が異なるため、複数社から借入をしていると、それぞれ期日通りに正確な額を返済するのが非常に大変になる。
返済日を忘れがちな人はアイフルのおまとめローンで返済日・返済方法をひとまとめにするのがおすすめだ。
返済にかかる手間を大幅に減らしつつ返済漏れを防げる。苦労していた返済がスムーズに行えるようになるので、申し込みを検討するといい。
銀行からの引落で返済したい人
返済方法が振込の場合は入金の手間がかかる上、手数料も必要になる。さらに、返済日当日の入金では返済を認められないケースもある。
一方、アイフルのおまとめローンは銀行からの引き落としで返済できる。前もって銀行に入金しておけば確実に返済可能となるので非常に便利だ。
銀行引落ができないカードローンを利用していて不便に思っている方は、アイフルのおまとめローンの検討をおすすめする。
金利を下げたい人
おまとめローンは金利を下げたい方にもぴったりだ。
一般的にカードローンの借入額が少ない場合は金利が高くなる傾向がある。利息制限法に基づき、借入額によって上限金利が決まっており、10万円〜100万円の場合は18.0%と非常に高い水準になる。
そのため、複数社にわたって少額の借入を行うと、それぞれに高い上限金利が適用されてしまい、利息が増えてしまう。
しかし、それらを全ておまとめローンにまとめることで、1社での借入額が上がって金利を下げられる可能性が高くなる。100万円を超える場合の上限金利は15.0%となるため、これより高金利で他社ローンを借り入れている場合は確実に金利を下げることができる。
借入額を見直して金利が下がるかどうかを確認してみて欲しい。
アイフルのおまとめローンを賢く使おう
本記事では、アイフルのおまとめローン「おまとめMAX」を詳しく解説してきた。
アイフルのおまとめローンは、Web完結可能・おまとめ対象が幅広いといった多くのメリットを備えた商品だ。
ただし、おまとめローンはカードローン以上に信用を重視するサービスとなる。返済能力をしっかり調査するためには細やかな審査が必要となるのだ。
審査が面倒に感じられるかもしれないが、徹底した審査により安心して完済を目指せる点は安心である。その点でアイフルは非常に信頼できる企業と言える。
おまとめローンの利用を検討中であれば、アイフルの利用を強くおすすめする。自分自身に合っているか、記事の内容を再度チェックしてから申し込みへ臨んで欲しい。
金利 (実質年率) | 年3.0%~年18.0% |
---|---|
審査時間 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 |
融資速度 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 |
無利息期間 | 最大30日間(初回限定) |
借入限度額 | 1万円~800万円 |
収入証明書 | 以下のいずれかに該当するお客さまは収入証明書が必要 ・当社のご契約が50万円を超えるお客さま ・他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さま |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 満20歳以上69歳までの定期的な収入がある方 |
担保・保証人 | 不要 |
■アイフルの貸付条件について
※【商号】アイフル株式会社【登録番号】近畿財務局長(14)第00218号【貸付利率】3.0%~18.0%(実質年率)【遅延損害金】20.0%(実質年率)【契約限度額または貸付金額】800万円以内(要審査)【返済方式】借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式【返済期間・回数】借入直後最長14年6ヶ月(1~151回)【担保・連帯保証人】不要