横浜銀行カードローンは、神奈川県や東京都に住んでいたり、職場があったりする人を対象としたカードローンだ。
申し込み年齢の上限が満69歳までと高いことや、専業主婦でも申し込みが可能など、銀行系カードローンとして魅力的な点が多くある。
一方で、銀行系カードローンは低金利で限度額も高いことから、審査が厳しい声があるのも事実だ。
本記事では、横浜銀行のカードローン審査が厳しいかどうか調査した結果をご紹介する。
また、審査の流れや審査通過のポイントも徹底的に解説する。
横浜銀行カードローンの審査基準
横浜銀行では、カードローン申し込み者の個人情報や信用情報に基づいて、適正な審査を行っている。
審査の結果は、主に次の4つのポイントによって判断されている。
- 申し込み内容に不備がない
- 安定した収入がある
- 信用情報機関のデータにキズがない
- 必要書類に不備がない
それぞれの審査のポイントについて、詳しく解説する。
申し込み内容に不備がないか
審査での1つ目のポイントは、申し込み内容に不備がないかどうかだ。
もし、申し込み内容に不備があると、審査に時間がかかったり、審査が通らなかったりする可能性がある。
- 名前
- 住所
- 電話番号
- 勤務先年収
横浜銀行のカードローンを申し込む際には、上記のような基本情報をはじめ、希望する借入金額・返済期間といった融資条件などが含まれるだろう。
これらの情報には、正確で最新のものを入力する必要がある。
安定した収入があるか
審査での2つ目のポイントは、安定した収入があるかどうかだ。
安定した収入があることは、返済能力があることを意味するため、大切なポイントになる。
横浜銀行では、年収・勤続年数・勤務形態などを参考にして収入の安定性を評価していると考えられる。
一般的に、正社員や公務員といった安定した雇用形態である方が、収入の安定性は高くなるだろう。
また、年収は高ければ高いほど、返済能力も高いと判断される。
信用情報機関のデータにキズがないこと
審査での3つ目のポイントは、信用情報機関のデータにキズがないことだ。
信用情報とは、申し込み者が過去に利用したクレジットカードやローンなどの返済履歴・滞納状況などを記録したデータベースだ。
過去に返済の遅延や債務整理などを行った記録があると、信用情報機関にデータにキズがあるとみなされる。
審査時には審査システムが自動的に信用情報機関のデータを収集し、点数をつけて審査通過させるかどうかを決定している。
必要書類に不備がないこと
審査での4つ目のポイントは、必要書類に不備がないことだ。
横浜銀行カードローンを申し込む際には、本人確認書類と収入証明書類が必要になる。
なお、収入証明書類には利用限度額が60万円を超える場合のみ必要だ。
よくある書類不備の例としては、本人確認書類の画像が不鮮明だったり、古い年度の源泉徴収票や確定申告書の控えを提出していたりする場合がある。
もし不備があると再提出に時間がかかったり、不備が解消されない場合は審査に落ちたりする場合があるだろう。
横浜銀行カードローンの審査の流れ
横浜銀行では、どのような流れで審査が行われるのだろうか?
ここでは、カードローンの申し込みから利用開始までの流れを簡単にご紹介する。
手続きの流れを把握しておけば、審査をスムーズに進めるのに役立つだろう。
カードローンの申し込み
最初にカードローンの申し込みを行う。横浜銀行カードローンは来店不要で、パソコンやスマートホンなどから申し込める。
申し込みがWebで完結できるのも横浜銀行カードローンのメリットの1つだ。
また、申し込み自体は、横浜銀行に口座がない状態でも可能だ。
ただし、カードローンの契約までには口座の開設が必要になる。
横浜銀行では、口座開設アプリも用意されているので、早めに口座開設をしておこう。
口座開設が面倒な人は、消費者金融のカードローンもおすすめだ。
必要書類の提出
次に、必要書類の提出を行う。
書類提出に関するお知らせがショートメッセージで届くため、メッセージが届いたら、本人確認書類や収入証明書類をアップロードしよう。
なお、書類は郵送やFAXでも送れる。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 在留カード
- パスポート
本人確認書類には上記のうち、いずれかの書類を提出する。
収入証明書は希望の借入限度額が50万円を超える場合には必要だ。
- 源泉徴収票
- 納税証明書
- 確定申告書
- 住民税決定通知書
希望の借入限度額が50万円を超える方は、上記のいずれかの書類を用意しよう。
審査
次に、横浜銀行の審査が実施される。横浜銀行カードローンの審査は、横浜銀行と保証会社のSMBCコンシューマーファイナンスが行う。
審査は踏み倒しや返済遅延のリスクを回避するために行われる。
審査結果は携帯・自宅・勤務先のうち、ご自身が選択した電話番号に連絡が来る。
審査にかかる時間は後ほど詳しく解説するので、参考にして欲しい。
ご契約手続き
審査に通過したら、契約手続きを行う。契約手続きもWebで行えるため、来店する必要はない。
契約書類を郵送かFAXで送ることも可能だ。
Webで契約した場合、ショートメッセージで通知されるため、メッセージに従って契約手続きを行おう。
Webの場合、土日祝日も関係なく契約できる。
Web契約にはインターネットバンキングの「〈はまぎん〉マイダイレクト」を利用するため、利用登録を前もって行おう。
利用開始
契約手続きが完了すれば利用開始が可能だ。
ただし、横浜銀行カードローンのカードは自宅に郵送されるため、カードが届くまでは口座振り込みのみの利用になる。
カードは後日簡易書留郵便で送付される。
しかし、目立たない形で届くことが多いだろう。
横浜銀行カードローンでは、自動契約機でのカード受取やカードレスでの契約はできない。
横浜銀行カードローンの審査時間
横浜銀行カードローンの審査時間は、最短即日だ。
ただし、受付時間や審査の状況によっては、連絡が翌日以降になる場合もある。
また、土日祝日に申し込むと審査は営業日の平日に行われるため、時間がかかる。
もし少しでも早く融資してもらいたい場合は、週のはじめの平日に申し込むとよいだろう。
もし申し込んでから2〜3日しても連絡がこない場合は、審査に時間がかかっていることも考えられるため電話して確認しよう。
銀行カードローンの場合、消費者金融のカードローンと違って警察庁データベースへのアクセスが義務付けられているため、審査時間は長くかかりがちだ。
できるだけ審査時間を短くしてお金を借りたい場合は、消費者金融のカードローンを検討してみるのも1つの方法だ。
消費者金融のカードローンの場合、銀行系カードローンに比べると金利が高いのがデメリットだ。
しかし、初回は30日間の無利息期間を設けているところもある。
以下の記事でも横浜銀行カードローンの審査時間について詳しく解説しているので、ぜひ参考にして欲しい。
横浜銀行カードローンの審査時間についての詳しい解説はこちら。
横浜銀行カードローンの審査に通過するポイント
審査が厳しいといわれる銀行系カードローンだ。
しかし、ポイントをしっかり押さえれば、横浜銀行カードローンの審査に通過する可能性を上げられる。
次に、横浜銀行の審査に通過するポイントをご紹介する。以下の4つのポイントに注意しよう。
他社借入が少ないこと
審査に通過するためには、他社の借入が少ないことが1つ目のポイントだ。
他社への借入が多い場合、返済の負担が増えるため、返済能力が低いと判断される可能性がある。
入金額の目安としては、総量規制を基準にするとよいだろう。
総量規制は貸金業者からお金を借りる際は、年収3分の1以上は借りられないことだ。
銀行の場合はこのルールは当てはまらないが、銀行でも同じような自主規制が設けられている場合がある。
また、借入金額とともに、借入件数にも注意しよう。
目安としては3社以下の借入がよいだろう。
もし、4社以上借りている場合は、おまとめローンを利用して借入を1つにすることも検討してみてほしい。
安定した収入があること
審査に通過するための2つ目のポイントは、安定した収入があることだ。
審査では申し込み者の返済能力が判断されるため、継続的に安定した収入があることが通過の条件になる。
安定した収入で重視されるのは、定期的な収入があることや勤務先があることなどだ。
そのため、正社員ではなく、派遣・アルバイト・パートなどの雇用形態でも審査に通過する可能性がある。
ただし、単発のアルバイトをしている場合よりも、同じ勤務先で継続してアルバイト・パートとして勤務しているほうが安定していると判断されやすいだろう。
一方で、日雇い労働者で定期収入がない人・無職の人・学生は審査に通過することが難しいだろう。
必要書類に不備がないこと
審査に通過するための3つ目のポイントは、必要書類に不備がないことだ。
必要書類には本人確認書類や収入証明書がある。
もし、必要書類を提出していなかったり、不備があったりする場合は、審査が完了しないため融資が受けられない。
また、同様の理由で申告した内容に不備がある場合も審査に時間がかかったり、落ちたりする原因になるだろう。
もし、申告内容に不備があった場合、電話での確認作業が必要になるからだ。
申告内容では正確に申告をし、収入を多めにするなど虚偽の申告をしないことも大切なポイントになる。
提出する前には見直しをして不備や間違いがないか確認しよう。
信用情報機関のデータにキズがないこと
最後のポイントとして、信用情報機関のデータにキズがないことも大切だ。
信用情報機関にはクレジットカードやローンなど信用取引に関する過去のデータが記録されている。
審査の際に銀行は信用情報機関にデータを照会するため、キズがあると審査に落ちる可能性が高くなるだろう。
具体的には、過去5年以内に長期の返済遅れや自己破産をしたといったトラブルがある場合だ。
こうした情報は5年間は保持されるため、その期間を過ぎなければ審査に通過するのは難しいだろう。
また、審査はSMBCコンシューマーファイナンスも行うため、過去にSMBCコンシューマーファイナンスで金融事故を起こしたことがある場合も通過は難しくなる。
横浜銀行カードローンついての詳しい解説はこちら。
横浜銀行カードローンの審査に落ちた時の対処法
カードローンの審査では、現在の収入以外にもさまざまな項目が審査対象となる。
そのため「カードローンを利用したいのに審査に落ちてしまった」場合もあるだろう。
もし、落ちてしまった場合はどのような対処法があるのだろうか?
他社に申し込み
横浜銀行以外にも、多くの企業からカードローン商品が出ている。
企業によって審査対象となる項目・審査基準には違いがあるため、同じ条件で審査を申し込んでも他社のカードローン審査には通る可能性がある。
信用情報機関のデータを見直し
カードローンの審査では、本人からの提出書類や入力内容のほか、信用情報機関が保有しているデータも重要だ。
この情報の中には過去に申し込んだカードローンの内容・契約予定額・クレジットカードの利用記録・残高・入金情報などが含まれる。
この情報は本人が請求を行うことで郵送・インターネットなどでの開示が可能だ。
開示請求を行い、どのような内容が登録されているか・審査に不利になる状態かどうかなどご自身のデータを見直すのも1つの方法だ。
開示された信用情報にカードローンの多重契約・高額な借入残高・返済の延滞など問題点があれば、可能な範囲で解消してみよう。
問題点の解消方法としては、まず契約中のカードローンがあれば、返済を進めて可能な限り借入残高を減らすことが考えられる。
また、延滞履歴の情報保管期間は契約終了から最長5年とされているため、もしも返済の延滞歴がある方は完済・解約を済ませて情報が消えるのを待つという方法もあるだろう。
金利 (実質年率) | 年1.5%~年14.6% |
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審査時間 | 最短即日 |
融資速度 | 最短即日 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~1,000万円 |
収入証明書 | ご希望のお借入限度額が50万円を超える場合は収入証明書が必要 |
WEB完結 | 可能 (契約まで) |
申込条件 | 20歳から69歳 |
担保・保証人 | 不要 |
横浜銀行カードローンの借入方法
次に、横浜銀行カードローンを契約した場合の借入方法について解説する。
急に借入が必要になる場面もあるため、必要な時にサッと借入ができるよう準備しておく。
横浜銀行カードローンの場合、借入にはどのような方法があるのだろうか?
便利な2つの方法についてまとめたので確認していこう。
ATMでの借入
横浜銀行ATM・提携金融機関ATMのほか、下記のコンビニATMでの借入が可能だ。
- セブン-イレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- デイリーヤマザキ
- ミニストップ
- イーネットコンビニATM
横浜銀行のATMは小田急線の各駅にも設置されているため「よく小田急線を利用する」方には非常に便利だといえるだろう。
また、提携しているコンビニが多い点も横浜銀行カードローンの便利な点だ。
特に、セブン銀行・ローソン銀行・イーネットのATMでは利用手数料も無料となる。
イオン銀行ATMでも利用手数料無料で借入が可能だ。
しかし、こちらは借入のみで返済はできない点には注意が必要だ。
インターネット・アプリでの借入
横浜銀行の公式アプリ「はまぎん365」をダウンロードすることで、普通預金の管理だけではなくカードローンの借入・返済もできるようになる。
自宅や外出先でもATM・窓口を探すことなく借入ができるため便利だ。
しかし、ユーザーからは「アプリの使い勝手がよくない」といった声もたびたび聞かれる。
使いにくいとされている部分に関しても今後のアップデートで改善されていく可能性はあるため、ATMとアプリを試して使い勝手がよいと感じた方を利用してみよう。
横浜銀行カードローンの返済方法
借入はATMやアプリといった利便性の高い方法で行える横浜銀行。
では、返済の時はどのような方法があるのだろうか?
横浜銀行カードローンの基本的な返済方法は、月に1度の定例返済だ。
この方法では、あらかじめ返済用の口座を登録しておき、返済日に所定の金額が引き落とされる。
返済が引き落とし方式であれば、うっかりして返済を忘れてしまう事態も避けられる。
カードローンの返済を忘れた場合、単に銀行側と連絡を取って支払いをすればよいわけではない。
なぜなら、支払い自体が済んで法的には滞納とはならないとしても、返済忘れは「支払いの遅延」として信用情報や今後の借入にも影響する可能性が大きいからだ。
そうならないためにも、返済し忘れのない口座引き落としをおすすめする。
返済額は借入残高によって異なる。しかし、最小の返済可能額は2,000円からだ。
この定例返済に加えて、余裕のあるタイミングでの随時返済を行える。
随時返済はATMから行えるので、定例返済と併せて計画的に返済をしていこう。
横浜銀行カードローンの審査についてよくある質問
最後に、横浜銀行カードローンについてよくある質問と、その答えをまとめました。
借入額や保証料が気になっている方は是非チェックしてみてほしい。
年収の三分の一以上でも借りることは可能か
横浜銀行に限らず、多くのカードローンでは年収の3分の1を超える借入は「借入過多」つまり収入に対して借入予定額が大きすぎると判断されることが多いだろう。
そのため、年収の3分の1を超える金額を借入する予定がある場合には、カードローンの審査自体が非常に通りにくくなる。
収入や信用情報などを紹介した結果、例外的に借入が可能になるかもしれない。
しかし、基本的に借入は難しいと考えられる。
横浜銀行では、保証料が必要か?
保証料とは、保証会社に支払う手数料のことを指す。
カードローンでは保証人の代わりに保証会社が入ることも多いため、保証金を支払っている方も多いだろう。
保証料をご自身で支払う場合は、借入金額の1~2%程度の金額を支払うことになるため、借入金額が大きい場合などは大きな出費となる。
少しでも出費を減らしたい方にとって、返済に金利だけではなく保証料が上乗せされるのは煩わしいかもしれない。
しかし、横浜銀行ではなんと保証料を銀行側がすべて負担してくれる。
そのため返済額以外の上乗せはなく、金銭的な負担を減らせられるだろう。
カードローンを借りるなら横浜銀行
横浜銀行のカードローンについて解説してきたが、契約するメリットがイメージできただろうか?
みなさんも、カードローン契約時には審査の速さ・金利・返済や借入の利便性・ATMなどで手続きを行う際の手数料などさまざまな点を比べて借入先を検討するとよいだろう。
こうした複数のポイントから考えても、横浜銀行カードローンはおすすめのカードローンといえる。
参考にしてみてほしい。
金利 (実質年率) | 年1.5%~年14.6% |
---|---|
審査時間 | 最短即日 |
融資速度 | 最短即日 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~1,000万円 |
収入証明書 | ご希望のお借入限度額が50万円を超える場合は収入証明書が必要 |
WEB完結 | 可能 (契約まで) |
申込条件 | 20歳から69歳 |
担保・保証人 | 不要 |