「お金が必要だから、カードローンを利用しよう」
と曖昧なイメージで申込しようとしていないだろうか。
カードローンの申込にあたって、自分が借入できる金額や返済プランを把握している方は意外と少ない。
そこでおすすめしたいツールは、三井住友銀行(SMBC)が提供しているカードローンの返済シミュレーションだ。
返済シミュレーションを使用すれば、自分の返済額や利息がいくらになるのか、具体的に把握できる。
本記事では、三井住友銀行カードローンの返済シミュレーションについて詳しく解説していく。
シミュレーションの利用方法を掴み、無理のない返済プランを計画できるようにしてほしい。
三井住友銀行カードローンの返済シミュレーションが役立つ
もし、「50万円を借入した場合の毎月の返済額は?」と聞かれて、パッと答えられるだろうか。
この質問に答えるためには、自身が利用できる契約極度額と契約極度額に応じた借入利率を把握している必要がある。
契約極度額や借入利率は、返済プランを立てる上で極めて重要な要素となる。
この2つの数値を完璧に把握している方は少ない。
そこで、三井住友銀行(SMBC)カードローンの返済シミュレーションが役立つのだ。
- 月々の返済額
- 返済期間
- 返済総額
返済シミュレーションでは、上記の3つを詳細に確認できる。
円滑なカードローンの利用には、返済額・返済期間・返済総額を把握することが大切だ。
三井住友銀行カードローンの返済額シミュレーション
以下では、三井住友銀行(SMBC)カードローンの返済額シミュレーションについて詳しく解説する。
いくつかの例を参考に、自分の場合はいくらになるか考えてみてほしい。
三井住友銀行カードローンの金利
まずは、返済額を知るために必要不可欠な金利から見ていこう。
三井住友銀行(SMBC)では、契約極度額に応じて借入利率が設定されている。
ご契約極度額 | お借入利率 |
100万円以下 | 年12.0%~14.5% |
100万円超 200万円以下 | 年10.0%~12.0% |
200万円超 300万円以下 | 年8.0%~10.0% |
300万円超 400万円以下 | 年7.0%~8.0% |
400万円超 500万円以下 | 年6.0%~7.0% |
500万円超 600万円以下 | 年5.0%~6.0% |
600万円超 700万円以下 | 年4.5%~5.0% |
700万円超 800万円以下 | 年1.5%~4.5% |
上記の表を参照し、金利の目処を立てることが重要である。
もし、三井住友銀行(SMBC)が提供する住宅ローンを既に利用している場合は、通常の借入利率より金利が引き下げられることもある。
ただし、返済の遅延がないことが前提条件となる。
その場合は、借入利率が年1.5~年8.0%になると推測される。
該当する方は、三井住友銀行カードローンプラザに問い合わせてみよう。
電話の受付時間は平日9:00~18:00(12月31日~1月3日を除く)となっているため、注意が必要だ。
10万円を12か月返済する場合の返済額
以下では、具体的な返済額の計算例を紹介する。
自分の契約極度額に応じた借入利率を当てはめて計算してみよう。
なお、ここで使用する借入利率は100万円以下に適用される最大利率の14.5%で計算例を挙げていく。
三井住友銀行(SMBC)カードローンの計算例(元利均等返済方式)
- 借入額
- 10万円
- 年金利
- 14.5%
- 借入日数
- 12か月
上記の内容を返済シミュレーションに入力すると、毎月の返済額は9,002円となる。
毎月の返済における詳細は下記の表を参照してほしい。
回数 | 返済額 | 元金 | 利息 | 残高 |
1 | 9,002 | 7,794 | 1,208 | 92,206 |
2 | 9,002 | 7,888 | 1,114 | 84,318 |
3 | 9,002 | 7,984 | 1,018 | 76,334 |
4 | 9,002 | 8,080 | 922 | 68,254 |
5 | 9,002 | 8,178 | 824 | 60,076 |
6 | 9,002 | 8,277 | 725 | 51,799 |
7 | 9,002 | 8,377 | 625 | 43,422 |
8 | 9,002 | 8,478 | 524 | 34,944 |
9 | 9,002 | 8,580 | 422 | 26,364 |
10 | 9,002 | 8,684 | 318 | 17,680 |
11 | 9,002 | 8,789 | 213 | 8,891 |
12 | 8,998 | 8,891 | 107 | 0 |
累計 | 108,020 | 100,000 | 8,020 | 0 |
なお、最終返済月は金額が変わるため、注意が必要だ。
10万円を36か月返済する場合の返済額
2つ目の例では、10万円を36か月返済する場合の返済額を見ていこう。
ここで使用する借入利率は、100万円以下に適用される最大利率14.5%で計算する。
三井住友銀行(SMBC)カードローンの計算例(元利均等返済方式)
- 借入額
- 10万円
- 年金利
- 14.5%
- 借入日数
- 36か月
上記の内容を返済シミュレーションに入力すると、毎月の返済額は3,442円となる。
毎月の返済額は大幅に低下するが、最終的に返済する累計金額は大きく異なる。
- 10万円を12か月返済する場合
- 108,020円
- 10万円を36か月返済する場合
- 123,896円
10万円の借入でも、返済期間が長いほど利息額は増加する。
1年と3年でかかる利息額の差は15,876円にも及ぶ。
返済する際には必ず利息額が上乗せされるため、計画的に利用してほしい。
三井住友銀行カードローンの利息シミュレーション
「三井住友銀行(SMBC)カードローンの返済額シミュレーション」で、簡単に利息について解説してきた。
ここからは利息について、もう少し深掘りしていこう。
利息の計算方法と利息を抑える方法について解説していくため、ぜひ参考にしてほしい。
利息の計算方法
利息は、三井住友銀行(SMBC)が利用者にお金を貸す際の手数料だ。
借入残高に金利をかけたものが1年分の利息となる。
利息は日割り計算されているため、借入期間に比例して利息が変化する。
利息の計算をする上で、利息の変化を知ることは大切だ。
では、利息の計算方法を見ていこう。
利息の計算は、元金に金利をかけた1年分から、借入期間分を日割り計算することで算出される。
具体的な計算式を例に説明する。
10万円を12か月返済する場合を計算式に当てはめてみよう。
三井住友銀行(SMBC)カードローンの計算例(元利均等返済方式)
- 借入額
- 10万円
- 年金利
- 14.5%
- 借入日数
- 12か月
10万円×年利14.5%÷12か月=1208.3333…となるため、1,208円が1か月分の利息になる。
ただし、この利息が適用されるのは1か月目だけだ。
三井住友銀行(SMBC)カードローンでは、元利均等返済方式を用いている。
そのため2か月目からの利息計算は、10万円から1か月に返済した元金7,794円を引いた92,206円で利息の計算が行われる。
つまり、92,206円×年利14.5%÷12か月=1114.15583…が計算式となるわけだ。
月の返済額は均等に振り分けされるため、1か月目と同じ9,002円が返済額となるが、利息額の1,114円が差し引かれて元金は7,888円となる。
この利息の計算方法は「10万円を12か月返済する場合の返済額」で掲載している返済額表を参照してもらうと、イメージしやすい。
利息を抑える方法
「三井住友銀行(SMBC)カードローンの返済額シミュレーション」でも先述している通り、利息を抑える方法はいくつかある。
- 短期間で返済する
- 臨時返済を利用する
- 三井住友銀行(SMBC)の住宅ローンを利用する
1つ目の短期間とは、利息が返済期間によって変化する特性を活かしている。
短期間で返済するほど少ない利息で済むため、返済額を少しでも抑えたいと考えている方は返済期間を早めることが有効な方法だ。
2つ目の利息を抑える方法は、臨時返済を行うことだ。
臨時返済とはボーナスや臨時収入の際に追加で行う返済方法を指している。
無理のない範囲で返済プランを立て、お金に余裕がある時に返済していけば、自然と返済期間を早められるためおすすめだ。
ただし、返済期日前に利息額以上の臨時返済を行った場合、次回の返済期日は繰り越されるため注意が必要だ。
3つ目は三井住友銀行(SMBC)の住宅ローンで利息を抑えられる。
なぜなら、住宅ローンを利用することで年金利を下げるサービスが提供されているためだ。
お金の借入が住宅ローンのためなのであれば、利用することをおすすめする。
住宅ローンや臨時返済の詳細を知りたい方は、ぜひ三井住友銀行(SMBC)カードローンの公式サイトをチェックしてほしい。
金利 (実質年率) | 年1.5%~年14.5% |
---|---|
審査時間 | 最短当日 ※申込完了後の確認事項や本人確認書類の提出状況によって異なる場合もございます。 |
融資速度 | 最短当日 ※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もございます。 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 50万円を超える場合に必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 満20歳~満69歳以下 |
担保・保証人 | 不要 |
三井住友銀行カードローンと他社の返済額を比較
三井住友銀行(SMBC)カードローンを利用する際、多くの人は他社と返済額を比較したいと思うだろう。
返済額を抑えられるのに越したことはないため、安い方を選びたいと思うのは自然なことである。
今回は他社との比較も含め、参考になる情報を提供する。
一般的な銀行カードローンの返済額
三井住友銀行(SMBC)のカードローン金利は1.5〜14.5%と、大手都市銀行の中ではあまり差はないといえる。
しかし、三井住友銀行(SMBC)の最低金利が1.5%と低いところが特徴だ。
また、臨時返済や住宅ローンとの併用で返済額をさらに削減できる。
一般的な消費者金融カードローンの返済額
あまり知られていないようだが、三井住友銀行(SMBC)カードローンなどの銀行系の方が、消費者金融系よりも金利は安い傾向にある。
そのため、借入金額を問わず銀行系カードローンがお得だ。
銀行カードローンと消費者金融カードローンのどちらで比較しても、三井住友銀行(SMBC)カードローンがおすすめだ。
三井住友銀行カードローンの返済期間シミュレーション
返済プランを立てる際に、毎月の返済額をメインに考える方が多いかもしれない。
返済額を決めた上で、返済期間がどれくらいになるのか調べられたら計画もスムーズに立てられる。
そのような方におすすめしたいツールが「返済期間シミュレーション条件入力」だ。
返済額シミュレーションとは違い、希望の返済額を利用者が設定できる。
これから返済プランを立てようと考えている方には、ぜひとも利用してほしいツールだ。
返済期間とは
まずは返済期間について説明していこう。
返済期間とは借入した金額に利息を上乗せして、いつまでに返済するかを定めたものだ。
契約の際に決める借入日から最終弁済期日までの長さを返済期間と呼んでいる。
返済期間は、返済プランを立てるときに重要なポイントになる。
返済期間は、借入の目的によって異なり、住宅ローンなどの設備資金が最も期間が長くなる傾向にある。
返済期間と契約期間の違い
よく返済期間と契約期間を間違える方がいる。
カードローンにおける返済期間とは、一般的に借入から返済完了までの期間を指している。
一方の契約期間とは、カードローン自体の契約が有効な期間を指しているのだ。
カードローンの契約は年単位で自動更新されることが多い。
さらに、返済期限と呼ばれるものもある。
これは、返済を指定された日時までに終えなくてはいけない期限のことだ。
ただし、カードローンの場合は追加借入できるため、返済期限は設けられていないことが一般的である。
似たような名称であるため、見間違えないよう注意が必要だ。
返済期間の計算方法
では、返済期間の計算方法を見ていこう。
返済期間シミュレーション条件入力の使い方は非常にシンプルだ。
例えば、10万円を借入して毎月2万円の返済プランを立てるとしよう。
その際は下記のように入力する。
- 借入金額
- 10 万円
- 毎月返済額
- 20,000 円
- 借入金利(年率)
- 14.5 %
「シミュレーション結果を見る」をタップすれば、返済期間は「6か月」と表示される。
さらに、返済シミュレーション条件と注意事項の下に「返済計画表を見る」が表示されている。
「返済計画表を見る」をタップすれば、返済期間内の元金・利息・借入残高・累計金額などが一覧表となって表示されて便利だ。
PDFでダウンロードできるため、さまざまな金額に設定して自分にあった返済プランを立てる際に、非常に役立つはずだ。
なぜ事前の返済シミュレーションが必要?
ここまで返済シミュレーションの使い方を説明してきた。
お金を借りる際に返済シミュレーションを活用することを、三井住友銀行(SMBC)カードローンでは推奨している。
返済シミュレーションは、利用者に無理のない計画的な借入をしてもらうために準備されたツールだ。
お金を貸す以上、三井住友銀行(SMBC)も利用者が返済できなくなる事態を避けたい。
返済が滞ると、利用者の信用情報にも傷がつくことになる。
そのような最悪の事態を避けるためにも、無料で利用できる返済シミュレーションはぜひ活用してほしい。
三井住友銀行の借入方法について詳しく知りたい方はこちら。
三井住友銀行カードローンの返済を滞納するリスク
先の項でも述べたが、返済を滞納することだけは避けるべきである。
三井住友銀行(SMBC)カードローンの返済を滞納するリスクはいくつかある。
では滞納するリスクについても詳しく解説していこう。
遅延損害金が発生する
カードローンに限らず一般的なクレジットカードの支払いでも返済が滞ると遅延損害金が発生するだろう。
三井住友銀行(SMBC)カードローンも例外ではない。
遅延損害金の金利は上限20.0%と貸金業法で定められている。
しかし、三井住友銀行(SMBC)カードローンで適用される金利は19.94%だ。
例えば、以下の条件で滞納した場合を考えてみよう。
- 借入残高
- 10万円
- 返済遅延日数
- 10日
- 遅延損害金利
- 19.94%
この場合の計算式は、10万円×19.94%×10日÷365日=546円である。
計算式に入る1年の日数は、もちろん閏年の場合は366日で計算となるため、注意が必要だ。
また、遅延損害金の計算方法は、カードローン会社によって異なる。
三井住友銀行(SMBC)カードローンの場合は、借入残高に対して日割り計算となるため、1日遅れでも遅延損害金が発生する。
返済日と返済額を忘れないように留意しておこう。
一括返済を求められる可能性がある
稀ではあるが、返済を滞納すると一括返済を求められる可能性もある。
- 長期間延滞する
- 何度も延滞する
一括返済は三井住友銀行(SMBC)からメール・郵便書類・電話にて通知されるだろう。
どのようなタイミングで一括返済を求められるかは金融機関によって異なるため、一概にはいえない。
一括返済を求められた場合にはすみやかに対応してほしい。
信用情報に傷がつく
「なぜ事前の返済シミュレーションが必要?」でも先述している通り、滞納することは消費者金融が管理している信用情報に傷をつけてしまう。
1日2日程度の遅延で信用情報に傷がつく可能性は低いようだが、返済日より3か月以上の遅延や延滞があった場合はブラックリストに入るだろう。
信用情報に関しては、三井住友銀行(SMBC)カードローンがどうこうできるものではない。
信用情報に傷がついてしまうと、最短でも5年は記録が残るのだ。
利用者の今後に関わるため、信用情報に傷をつけないよう十分注意してほしい。
カードローンが利用停止になる可能性がある
滞納する期間が長いとカードローンが利用停止になる可能性がある。
ほかにもカードローンが利用停止になる理由はいくつかある。
- 上限年齢に達した
- 信用情報に問題が生じた
- 利用者の収入が減った
- 転職・失業した
上記の項目に該当せず、カードローンが利用停止になった場合には滞納が理由だといえるだろう。
カードローンが利用停止になった場合には、三井住友銀行カードローンプラザに問い合わせてみよう。
電話の受付時間は平日9:00~18:00(12月31日~1月3日を除く)だ。
三井住友銀行カードローンで無理なく返済するためのポイント
本記事をここまで読んでくれている方なら、無理のない返済プランを立てることがいかに重要であるか、ご理解いただけただろう。
では、無理なく返済するポイントを3つ紹介していこう。
申込前に返済計画を立てる
多くの方は申込の際には、借入のことで頭がいっぱいになっている。
だが、申込時に記入する内容には、借入希望額などの項目が設定されているのだ。
これは、利用者が資金管理をできるかを判断するための項目と推測されている。
だが、返済計画までしっかり立てていれば、自分の収入から外れるような桁違いの借入希望額を記入しないだろう。
自分が無理なく返済できる借入金額・返済期間・金利をしっかり申込前から把握しておこう。
必要のない借入を避ける
返済シミュレーションをしておくと、必要のない借入を避けられる。
なぜなら、利息を上乗せした返済額を目にすることで、自分の資金管理を見直せるためだ。
曖昧なイメージから明確な返済額を把握しておくことで、無理のない借入を防げるだろう。
臨時返済を活用する
「利息を抑える方法」でも先述している通り、臨時返済を行うことで、借入残高を減らして利息を減らせる。
利息分を減らせられれば、その分総返済額が少なくなる。
必要な借入金額に絞ることで、返済にも余裕ができるだろう。
三井住友銀行カードローンの返済シミュレーションを活用しよう
三井住友銀行(SMBC)カードローンの返済シミュレーションについて解説してきたが、いかがだろうか。
返済シミュレーションは返済金額や期間を通じて、利息にかかるお金を明確にできる便利なツールだ。
自分の返済プランを豊かにしてくれること間違いないだろう。
無料で利用できるため、ぜひ活用してほしい。