学生で収入がなくてもクレジットカードは作れる？おすすめカード5選を紹介

学生業が忙しくアルバイトができない。

当然収入はないが、それでもクレジットカードを作りたいという学生もいるはずだ。

クレジットカードがあればいつもの支払いでポイントが貯まり、サブスクにも使える。保険サービスが付帯しているカードなら旅行・留学を控えている学生も1枚は持っておきたいところだ。

そこで本記事では、学生で収入がなくてもクレジットカードは作れるのか？について解説する。

カードは欲しいが「学生だし収入もないし」と諦めていた人は、ぜひ参考にしてほしい。

学生は収入なしでもクレジットカードは作れる？

結論から言って、学生で収入がなくてもクレジットカードは作れる。

ポイントは「学生でも発行してくれるカードを選ぶこと」だ。

高校生以外なら申し込めるカードは多い

無数にあるクレジットカードには、それぞれ申し込み資格が決められている。

その最低限の申し込み資格が「18歳以上」という年齢制限だ。

2022年4月に成人年齢が引き上げられたことで、18歳以上でもクレジットカードを発行できるようになった。

ただし、原則として18歳以上でも高校生は申し込み資格を満たせない。

高校生以外の学生（大学生、短大生、専門学生、高専生）なら申し込めるカードは多い。

しかも消費者金融系カードや学生カードではなく、三井住友や三菱UFJといった有名企業のグループ会社が発行しているカードもある。

消費者金融系カードはお金に困っている印象があり、学生カードでは格好がつかないと思っている人は、申し込み資格を満たしているその他のカードに申し込んでみよう。

カード申し込みから発行までの流れ

クレジットカードの申し込みから発行までの流れを簡単に解説する。

申し込みから発行までの流れはシンプルだ。

ただし、審査に必要な情報を入力する際はすべての情報を正直に入力しよう。

学生は本人の収入ではなく、親（保護者）の収入が審査基準になる。それと同時に、親（保護者）のクレヒスがチェックされる。

クレヒスとは信用取引情報のことで、過去の借入・返済と言った情報が記録されている。

間違った情報・虚偽の情報を入力するとカード発行会社の信用を損ねるため注意しよう。

キャッシング枠については0円で設定しておこう。キャッシングサービスを利用する予定がなければ、0円で設定する方が審査に通りやすくなる。

高校生でも申し込めるカードがある

先ほど「高校生はクレジットカードの申し込み資格を満たさない」と説明したが、高校生でも申し込めるクレジットカードはある。

たとえばイオングループが発行しているクレジットカードは、18歳以上かつ卒業同士の1月1日〜3月31日までなら高校生でも申し込み可能だ。

クレジットカードが欲しかった高校生も申し込みを検討してみよう。

学生で収入なしでもおすすめのクレジットカード7選

それでは、学生で収入がなくても申し込めるおすすめのクレジットカード7選を紹介する。

カード名	イオンカードセレクト	JCBカード W	三井住友 カード（NL）	三菱UFJ カード	エポスカード	PayPay カード	メルカード
券面画像
年会費	無料	無料	無料	1,375円 （税込）/ 初年度無料 ※1回以上の利用で翌年の年会費無料	無料	無料	無料
国際ブランド	Visa Mastercard JCB	JCB	Visa Mastercard	Visa Mastercard JCB American Express	Visa	Visa Mastercard JCB	JCB
ポイント還元率	0.5〜1.0％	1.00％～5.50％ ※最大還元率はJCB PREMO（or nanacoポイント）に交換した場合	0.5〜10.0％	0.1〜1.1％	0.5〜15％	1.0〜7.0％	1.0〜4.0％
ポイントの種類	WAON POINT	Oki Dokiポイント	Vポイント	グローバルポイント	エポスポイント	PayPayポイント	メルカリポイント
家族カード	無料	無料	無料	440円（税込）/初年度無料※1回以上の利用で翌年の年会費無料	発行できない	発行・年会費無料	発行できない
ETCカード	無料	無料	無料	年会費無料/発行 手数料1,100円（税込）	無料	年会費550円（税込）	発行できない
スマホ決済 電子マネー	イオンiD Apple Pay 電子マネーWAON	Google Pay Apple Pay QUICPay	iD Google Pay Apple Pay PiTaPa WAON	Apple Pay QUICPay QUICPay+	Google Pay Apple Pay EPOS PAY 楽天Edy 楽天Pay PayPay d払い モバイルSuica	PayPay Apple Pay QUICPay QUICPay+	メルペイ Google Pay Apple Pay iDなど
海外旅行傷害保険	なし	2,000万円 （利用付帯）	2,000万円 （利用付帯）	最高2,000万円 （利用付帯）	3,000万円 （利用付帯）	なし	なし
国内旅行傷害保険	なし	なし	なし	なし	なし	なし	なし
その他の保険	ショッピングセーフティ 保険 カード盗難 補償	ショッピングガード保険	お買い物安心保険	ショッピング保険	なし	なし	なし
申込条件	18歳以上 （高校生不可）	18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方（高校生を除く）	満18歳以上の方（高校生を除く）	18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方、または18歳以上で学生の方（高校生を除く）	満18歳以上の方（高校生を除く）	日本国内在住の満18歳以上の方（高校生を除く） 本人またはまたは配偶者に安定した継続収入がある方 本人承認が可能な携帯電話をお持ちの方	20歳以上の方（高校生を除く一部の18・19歳も申込可能） メルカリアプリ でかんたん本人確認が完了していること
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それぞれの特徴・メリットを見ていこう。

イオンカードセレクト

イオンカードセレクトはイオンフィナンシャルサービス株式会社が発行しているクレジットカードだ。

イオン銀行のキャッシュカード機能が付帯しているので、1枚2役で財布の中身をスッキリさせられる。

条件を満たせば高校生からでも申し込めるため、学生で収入がなくても審査に通る可能性が高い。

イオンカードセレクトのポイント還元率は基本0.5％なので、200円の買い物をすれば1ポイントもらえる。

対象のイオングループ店舗なら還元率がいつでも1％にアップするため、生活圏にイオングループ店舗がある学生におすすめだ。

また、イオンカードセレクトなら電子マネーWAONにオートチャージすると0.5％還元される。

さらに電子マネーWAONをイオングループ店舗での決済で使うと1.0％還元されるため、合計で1.5％の還元率になる。

• 出典：イオンカード「イオンカードセレクト」

JCBカード W

JCB カード WはJCBが発行しているスタンダードなクレジットカードだ。

プロパーカードなので一般カードの中でもステータス性が高い。

比較的審査に通りやすいカードなので、学生も検討してほしい。

JCB カード Wは他のJCBカードに比べてポイント還元率がいつでも2倍になる。

そのため、基本還元率は0.1％から0.2％にアップしている。つまりJCBゴールドとポイント獲得条件が変わらない。

JCBは東京ディズニー・リゾート(R)のオフィシャルパートナーなので、ディズニー関連のキャンペーンもある。

• 出典：JCB「JCBカードW」

三井住友カード（NL）

三井住友カード （NL）は三井住友カードが発行しているクレジットカードだ。

高校生は申し込みできないが、18歳以上の大学生・専門学生・高専生なら申し込みできる。

三井住友カード （NL）は基本のポイント還元率が0.5％と低めだが、セブンイレブンやロードンなどの対象店舗でタッチ決済を利用すると還元率が5.0％にアップする。

さらにスマホタッチ決済なら7.0％還元されるので、対象店舗をよく利用する人におすすめだ。

また、年間100万円以上利用すると三井住友カード ゴールド（NL）に年会費永年無料で招待される（資格は満20歳以上）。

学生のうちにゴールドカードを持つことも可能なので、ぜひ検討してほしい。

• 出典：三井住友カード「三井住友カード（NL）」

三菱UFJカード

三菱UFJカードは三菱UFJニコスが発行しているクレジットカードだ。

三菱UFJ銀行グループが発行しているため、ステータス性の高いカードだ。

三井住友カード（NL）と同じく高校生は申し込みできないが、18歳以上の大学生・専門学生・高専生なら申し込みできる。

ポイント還元率は一見すると低く思えるが、1ポイント＝5円のキャッシュバックが受けられる。

Tポイントなど他社のポイントプログラムと交換することも可能なので、ポイントの使い勝手がいいのが特徴だ。

また、海外旅行傷害保険に加えてショッピング保険も付帯するので、普段のショッピングをより安心して楽しむことができる。

• 出典：三菱UFJ銀行「三菱UFJカード」

エポスカード

エポスカードはマルイとエポスカードが共同発行しているクレジットカードだ。

比較的審査に通りやすいカードであり、国際ブランドはVisaなので「店舗で使えなかった」というトラブルが少ない。

基本還元率は0.5％だが、ポイントアップサイトを利用すれば獲得できるポイントが最大で30倍になるためポイ活に力を入れたい学生におすすめだ。

エポスカードはアニメ・キャラクターデザインのカードが豊富なので、好きなアニメやキャラクターのデザインをあしらったカードを発行できるかもしれない。

海外旅行傷害保険も付帯するので、海外旅行や短期留学を控えている学生にもおすすめだ。

• 出典：エポスNet「クレジットカードはエポスカード」

PayPayカード

PayPayカードはQRコード決済サービスのPayPayから発行されているクレジットカードだ。

PayPayは急速に浸透したキャッシュレス決済なので、普段から使っている学生も多いだろう。

PayPayカードはPayPayの利用実績があれば高確率で審査に通る。

学生でも作りやすいカードなのでぜひ検討してみよう。

また、PayPayカードはYahoo!ショッピング・LOHACOで利用すると、ポイント還元率がいつでも5.0％になる。

普段使っているPayPayをアップグレードしたい学生におすすめだ。

• 出典：PayPayカード「PayPayカード」

メルカード

メルカードはフリマアプリのメルカリが発行しているクレジットカードだ。

メルカリ上でかんたん本人確認が完了していれば、最短1分でカード番号を確認できるようになる。

申込条件を満たし、メルカリの取引実績があればほぼ100％発行されるカードなので、「審査に通るか不安」という学生にもおすすめだ。

獲得したポイントはメルカリポイントとして貯まり、メルカリ内やメルペイなどで利用できる。

メルカリ内の決済に使うとポイント還元率は最大4％になり、毎月8日は8％還元（上限300pポイント）されるため、メルカリをよく利用する学生は申し込みを検討してみよう。

• 出典：メルカリ「ずーっとおトクなクレカ。メルカード」

学生、収入なしでクレジットカードを作る注意点

最後に、学生で収入なしでもクレジットカードを作る際の注意点について解説する。

家族の同意をしっかりと得る

学生は収入のあり・なしにかかわらず、クレジットカードを作る際は家族の同意を得てから申し込もう。

学生で初めてクレジットカードを持つ場合、手元に現金がなくても決済できることから使いすぎてしまうことがある。

また、学生のクレジットカードは限度額が30万円ほどに設定されることが多いため、自分が現在所持している現金を超えてしまう可能性が高い。

結果として家族に迷惑をかけることになるため、学生でクレジットカードを持つ場合は家族の同意をしっかりと得て、カードの使い方について指導を受けた上で申し込もう。

代金未払いはクレヒスに傷がつく

クレジットカードは便利な決済方法だが、現金とは違って支払い代金が未払いになるリスクがある。

代金未払いが起きるとクレヒスに傷がついてしまうため、将来的に新しいクレジットカードに申し込んだり、ローンを組む際の障害になるかもしれない。

代金未払いが起きないよう、クレジットカードは計画的に使おう。

まとめ

本記事では、学生で収入がなくてもクレジットカードは作れるのか？について解説した。

今回紹介したクレジットカードは比較的審査に通りやすいと言われているが、必ず審査に通るわけではない。

本記事で紹介したポイントを参考に、審査の通過率を少しでも上げてほしい。

また、各クレジットカードは新規入会キャンペーンを実施している。

入会・利用の条件達成でポイント還元・キャッシュバックが得られるので、お得な機会を逃さないよう申し込もう。

また別記事では、対象者別のおすすめのクレジットカードについても紹介している。ぜひそちらも参考にしてほしい。