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40代でプラチナカードは必要?その必要性と持つための条件を解説

この記事で解決できるお悩み
  • プラチナカードを持つメリットを教えてほしい
  • 40代でプラチナカードを持つには、どの程度の年収が必要か?
  • 40代におすすめのプラチナカードとは?

この記事では40代でプラチナカードを持つ必要性について解説する。

日本ではキャッシュレス化の波が広がっており、クレジットカードの利用も、一段と増えている。

その状況の中で、40代の人がプラチナカードを持つべき必要性、そして持つための条件を説明する。

さらに40代の人におすすめするプラチナカードも紹介する。

プラチナカードを作ることを迷っている人は、ぜひ参考にしてほしい。

目次

クレジットカードの必要性

クレジットカードの必要性 クレジットカードナビ

ここでは、下記のJCBの調査結果をもとに、クレジットカードの利用状況と今後の動向を紹介する。

そのうえでクレジットカードの必要性を解説する。

この調査結果(P8)によれば、40代のカード保有率は、男性:84.5%・女性:89.7%と高い。

この消費行動の内容や、日本政府が推進する将来像についても説明する。

40代でのクレジットカードの利用状況

JCBの調査結果(P11)によれば、下記の通り、近年カード利用額は増えている。

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 40代男性40代女性
2021年2022年2021年2022年
カード利用額8.87万円10.68万円8.22万円8,61万円
増加率20.4%4.7%
※上記のカード利用額は、持っているカードのうち「1番目に多く使うカード」と「2番目に多く使うカード」の各利用額の合計値。

さらに、その内容として「支払い時にカード利用の割合が多い支払先」ベスト5を見てみる。 

順位支払先支払い時のクレジットカード利用率
1位オンラインショッピング83.2%
2位旅行代理店76.1%
3位スーパーマーケット72.1%
4位デジタルコンテンツ71.0%
5位旅館・ホテル70.4%
※JCBの調査結果(P17)引用。

「オンラインショッピング」や「スーパーマーケット」といった普段使いに、クレジットカードが多く利用されていることがわかる。

一方で「旅行代理店」や「旅館・ホテル」でのカード利用も多く、出張や旅行の際にもクレジットカードが多く利用されている。

40代は、家庭があり仕事も忙しい人が多いため、出張や家族旅行のために利用額も大きくなるだろう。

今後のクレジットカードの利用予測

このように昨今では、クレジットカードの利用が増えているが、今後はこれまで以上に拡大していく。

日本全体ではキャッシュレス決済の比率は29.7%しかないが、日本政府は将来的に80%までの拡大を目指す方針を掲げている。

具体的な施策として、2020年にデジタル庁を設置し、2022年11月からデジタル法が施行された。

この法律により、車検登録手数料・パスポート発給手数料・交通罰則金などの国への納付が、キャッシュレス化されていく。

このように日本政府の方針により、今後さらにクレジットカードの利用は拡大するだろう。

40代で持つプラチナカードのメリット

40代で持つプラチナカードのメリット クレジットカードナビ

今後クレジットカードの利用が拡大するなかで、40代の人には出張や家族旅行の機会が増えると述べた。

このときプラチナカードのメリットが効果を発揮する。

ここではプラチナカードの一般的なサービスを紹介する。

さらに仕事とプライベートそれぞれで、プラチナカードが効果を発揮する場面も紹介する。

プラチナカードの一般的なサービス

プラチナカードが持つ一般的なサービスを、以下に紹介する。

  • レストランやホテルの優待サービスがある
  • コンシェルジュサービスが利用できる※1
  • 同じサービスを持つゴールドカードと比べて、ワンランク上のサービスが受けられる
    • 旅行時の保険:保障内容が手厚い
    • 空港ラウンジ:利用可能な空港ラウンジがより多くなる(プライオリティ・パスが利用できる場合もある)※2
  • 1:コンシェルジュサービス:目的に応じた最適なレストラン・旅行プランを探し出して、予約を代行してくれるサービス。観光や出張の際のホテル・航空券・新幹線や、音楽・演劇・スポーツ観戦などのチケットも手配してくれる。サービスデスクに電話をすれば、24時間365日対応してくれる。
  • 2:プライオリティ・パス:全世界にある1,300ヵ所以上の空港ラウンジが利用できるサービス。

年会費の安いプラチナカードのなかには、上記のサービスの一部がない場合や、ゴールドカードと同じレベルのものもある。

このように一口にプラチナカードといっても、カードごとにサービスレベルには大きな幅があるので注意が必要だ。

ビジネスシーンで効果を発揮する

40代になれば、これまで以上に責任のある仕事を任されるようになるだろう。

ビジネスのグローバル化が進むにつれ、現地企業との交渉などで、海外出張も多くなる。

海外出張の際は、コンセルジュサービスに連絡すれば、航空券やホテルまですべて手配してくれる。

海外で取引先と会食する際には、土地勘がなくても、最適なレストランを提案し予約までしてくれる。

これらのこと以外にも旅先で困ったことがあれば、24時間365日、コンシェルジュサービスは相談に乗ってくれる。

家族サービス向けの特典も多い

プラチナカードのなかには、T&Eカードとしての特徴を持つカードもある。

JCBプラチナでは、JCBが東京ディズニーランドのオフィシャルスポンサーであるため、ディズニーに関するサービスも多い。

JCBプラチナのユーザー専用ツアーとして、東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージも用意されている。

また三井住友カードプラチナでも、カード会員とその家族は、以下のような特典が受けられる。

三井住友カードプラチナのサービス(一例)
  • プラチナオファー
    • ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のカウントダウン・イベントなどユーザー限定イベントへの案内
  • 宝塚歌劇優先販売
    • 三井住友カード貸切公演のSS席をユーザーへ優先的に販売
  • USJでの特別サービス
    • ユニバーサル・エクスプレス・パス:USJの人気アトラクションの待ち時間を短縮できる特別パスをプレゼント
    • 三井住友カード・ラウンジサービス:USJ内にある三井住友カードの専用ラウンジが利用可能

プラチナカードを持っていれば、このような特典を利用して、忘れられない家族との思い出が作れるだろう。

プラチナカードを持つための条件

プラチナカードを持つための条件 クレジットカードナビ

プラチナカードを持つには、一般カードやゴールドカードと同様に、カード会社で入会審査がある。

特にプラチナカードは社会的信用の証(あかし)でもあるため、他のカードと比べて、審査が厳しい。

誰もが手にすることができない、プラチナカードを持つための条件を、ここでは解説する。

職業に関する条件

プラチナカードのユーザーといえば、会社経営者・弁護士・医者などの高額所得者を想像する人も多いだろう。

しかし会社員や公務員でも、プラチナカードを持っている人は多い。

職業に関する条件は明らかにされていないが、三井住友カードやJCBでは、プラチナカードの申込条件に以下の規定がある。

申し込み条件
  • 三井住友カードプラチナ
    • 安定継続収入のある方。
  • JCBプラチナ
    • 本人に安定継続収入のある方。学生の方は申し込み不可。

つまりカード会社は、「継続的に安定した収入のある人」が、プラチナカードのユーザーとして望ましいと考えている。

芸能人やスポーツ選手は「継続的に安定した収入のある人」とはみなされないため、カードを持つことが難しいといわれている。

年収の目安

ほとんどのカード会社は、プラチナカードに関する年収の条件も明らかにしていない。

ただし割賦販売法により、年収に応じて定められる個人のカード利用可能枠は、カードの利用可能枠を超えなければならない。

つまりカード側の利用可能枠の下限を超える額だけ、ユーザー側の利用可能枠がなければ、法的にカードは発行できないことになる。

カード発行OK
[カードAの利用可能枠(150万円~300万円)] < [ユーザーの利用可能枠(200万円)]

カード発行NG
[カードBの利用可能枠(300万円~500万円)] > [ユーザーの利用可能枠(200万円)]

割賦販売法による個人の利用可能枠は、以下の計算式で算出される。

利用可能枠=( [年収] - [生活維持費※] -クレジット債務額) × 0.9※生活維持費は下記の金額を引用する。

 4人世帯以上3人世帯2人世帯1人世帯
持家かつ住宅ローン無or持家無かつ借賃負担無200万円169万円136万円90万円
持家かつ住宅ローン有or持家無かつ借賃負担有240万円209万円177万円116万円
※出典:日本クレジットカード協会「割賦販売法の改正について」

この計算式を用いると、JCBプラチナ(利用可能枠:150万円以上)を持つために必要な最低限の年収は、次の通りになる。

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 4人世帯以上3人世帯2人世帯1人世帯
持家かつ住宅ローン無or
持家無かつ借賃負担無
367万円以上336万円以上303万円以上257万円以上
持家かつ住宅ローン有or
持家無かつ借賃負担有
407万円以上376万円以上344万円以上283万円以上
※上記の金額は、クレジット債務がないものとして算出。
※出典:株式会社ジェーシービー「JCBプラチナ」

カード発行の可否は、利用可能枠の構成要素(年収・家族構成・住宅ローンや家賃の有無・クレジットの借入額)により判断される。

40代におすすめのプラチナカード3選

40代におすすめのプラチナカード3選 クレジットカードナビ

多くのカード会社では、さまざまなプラチナカードを発行しているため、どれを選べばよいか迷う人も多いだろう。

ここでは、40代の人に向けたカードの選び方と、おすすめのプラチナカードを紹介する。

プラチナカードを選ぶ際の参考にしてほしい。

40代に向いているプラチナカードの選び方

40代になれば、身に着けているものと同じく、クレジットカードもステータス性の高い「大人のカード」を持ちたい。

海外に行くことが多い人であれば、なおさらのことだ。

海外でクレジットカードは、経済的な身分証明書とみなされる。

ステータス性の高いクレジットカードを持っている人は、海外のホテルや店舗のスタッフからも信用され、より良い対応になる。

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード クレジットカードナビ
年会費(税込)165,000円
発行会社American Express International, Inc.
レストランやホテルの優待サービス
コンシェルジュサービス
空港ラウンジ利用(プライオリティ・パス付帯)
旅行保険の最大保障額(カード会員本人)1億円
出典:American Express International, Inc.「プラチナ・カード」

このカードは高いステータスを持ち、2019年4月までカード会社からの招待状がなければ申し込めなかった。

金属製でできたカードであるため、受け取った人はカードに触れた瞬間、カードの違いがわかるだろう。

またこのプラチナカードのユーザーには、高級ホテルのメンバーシップの上位権限も付与される。

  • ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス
  • Marriott Bonvoyゴールドエリート会員資格
  • プリンスステータスサービス・プラチナメンバー
  • Radisson Rewards Premiumステータス

このカードのユーザーは、これらのホテルに滞在している間、スタッフからの細かい配慮とさまざまな特典が受けられる。

ラグジュアリーカードMastercard Titanium Card

ラグジュアリーカードMastercard Titanium Card クレジットカードナビ
年会費(税込)55,000円
発行会社Black Card I株式会社
レストランやホテルの優待サービス
コンシェルジュサービス
空港ラウンジ利用(プライオリティ・パス付帯)
旅行保険の最大保障額
(カード会員本人)
1.2億円
出典:Black Card I株式会社「Mastercard Titanium Card」

このカードは、米国で富裕層向けの金融サービスを展開しているBlack Card LLCの日本法人が発行しているカードだ。

Mastercardの最上位クラス“World Elite Mastercard”を採用しており、ステータス性は非常に高い。

このカードも金属製であるうえ、縦型のデザインであることから、他のカードと比べると異彩を放つ。

このカードのユーザーには、東急ホテルズやプリファードホテルズ&リゾーツの上位メンバーの権限も付与される。

日本では馴染みの薄いカードだが、それゆえに希少性も高いカードであるともいえる。

JCBプラチナ

JCBプラチナ クレジットカードナビ
年会費(税込)27,500円
発行会社株式会社ジェーシービー
レストランやホテルの優待サービス
コンシェルジュサービス
空港ラウンジ利用(プライオリティ・パス付帯)
旅行保険の最大保障額(カード会員本人)1億円
その他申し込み可能な年齢は25歳以上
出典:株式会社ジェーシービー「JCBプラチナ」

最大60,500円キャッシュバック

JCBは東京ディズニーランドのオフィシャルスポンサーであるため、ディズニーに関するサービスも多い。

JCBプラチナにはユーザー専用ツアーとして、東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージも用意されている。

さらに、USJ内や京都駅内の専用ラウンジが、家族旅行の際にも利用できる。

一方で、海外出張には「JCBは海外で使える店舗が少ない」と嫌われていたが、現在では世界4,300万の店舗で使える。

アメリカンエキスプレスやアメリカ第3位のカード会社Discover Cardと提携し、利用店舗を増やしているからだ。

40代を充実させるプラチナカードを持とう

40代を充実させるプラチナカードを持とう クレジットカードナビ

この記事では、40代でプラチナカードを持つことの必要性について解説した。

今後クレジットカードの利用範囲は、さらに拡大していく。

その状況の中で、ビジネスやプライベートでの活用も増えていく40代の人には、プラチナカードをおすすめする。

40代では、プラチナカードの効果が発揮される場面が多くなるからだ。

自分のライフスタイルに合った「大人のカード」を持とう。

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