Oliveフレキシブルペイの審査に落ちた！審査に落ちる理由と落ちた時の対処方法を解説

「Oliveフレキシブルペイの審査に落ちた…」このような悩みをお持ちの方も多いのではないだろうか。

三井住友ファイナンシャルグループが発行しているOliveフレキシブルペイでクレジット決済を行うためには、審査に通過する必要がある。

審査に通過できない可能性があることを踏まえて、申し込みを検討すべきだ。

利便性が高く多くの魅力があるOliveフレキシブルペイに興味があっても、審査に通過しなければ意味がない。

そのため、申し込みを躊躇している方もいるだろう。

こちらの記事では、Oliveフレキシブルペイの概要や審査される内容、審査に落ちた場合の対処法について解説する。

最後まで読めば、審査に通過するコツや、万が一審査に落ちた場合の対処法を把握できるだろう。

Oliveフレキシブルペイの特徴と審査で重視されるポイント

まずは、Oliveフレキシブルペイの基本的な情報と審査で重視されるポイントから確認しよう。

自分に合っているカードか、審査に通過できそうか考える際の参考にしてほしい。

Oliveフレキシブルペイの概要・特徴

Oliveフレキシブルペイには、年会費やポイント還元率が異なる「一般」「ゴールド」「プラチナプリファード」の3種類がある。

それぞれの違いを表でまとめると、以下のとおりだ。

	一般	ゴールド	プラチナプリファード
年会費	永年無料	5,500円 （初年度年会費無料※、年間100万円以上利用で翌年以降永年無料）	33,000円 （初年度年会費無料※）
利用可能枠※2	~100万円	~200万円	~300万円
ポイント還元率 （クレジットモード利用時）	0.5％	0.5％	1.0％
ポイント還元率 （デビットモード利用時）	0.5％	0.5％	1.0％
ポイント還元率 （ポイント払いモード利用時）	0.25％	0.25％	0.25％
継続特典	なし	10,000ポイント（毎年、年間100万利用の場合）	最大40,000ポイント （毎年、年間100万の利用ごとに10,000ポイント）
空港ラウンジ サービス	なし	あり	あり

Oliveフレキシブルペイは、クレジットカード機能だけでなく、三井住友銀行のキャッシュカード、デビットカード、ポイント払いの機能も備えている。

4つの機能がカード1枚に集約されている「オールインワンカード」という点が大きな特徴だ。

支払いモードは、三井住友銀行のアプリで切り替えが可能となっている。

カードを何枚も持ち歩く必要がなく、財布がかさばらずに済む点も嬉しいポイントだ。

200円の決済毎にVポイントが1ポイント付与され、ポイントの還元率は0.5％となっている（プラチナプリファードは1.0%）。

対象のコンビニや飲食店で利用すれば最大還元率が7％となるため、使い方次第では効率よくポイントを獲得できる。

他にも家族ポイントや、SBI証券での積立投資でポイントが付与されるなど、Vポイントを貯められるポイントアッププログラムが豊富に用意されている。

アプリ上で、三井住友銀行の口座管理、クレジットの明細確認が出来る点も便利だ。

スマホ上でお金の流れを把握できるため、家計管理や資産状況の確認も容易に行える。

なお、申し込みには三井住友銀行のアプリをダウンロードして、三井住友銀行口座（Oliveアカウント）の開設が必要だ。

三井住友銀行の口座を持っていない場合はOliveアカウントの登録を通じて、三井住友銀行の口座開設ができる。

既に三井住友カード（NL）や三井住友カード ゴールド（NL）を持っている場合、Oliveフレキシブルペイに切り替えることはできない。

少々手間がかかるが、新規でのカード申し込みが必要となる。

Oliveフレキシブルペイはナンバーレスカードとなっており、カード利用時に必要なカード番号・有効期限・カード保有者の氏名といった情報が印字されていない。

これにより、セキュリティ面が強固で安心できるカードという特徴も有している。

カード番号やセキュリティコードなどのカード情報は、三井住友銀行のアプリ、またはカード受け取り時の郵便内容で確認が可能だ。

Oliveフレキシブルペイの審査内容

Oliveフレキシブルペイでクレジットカード機能を使うためには、審査に通過する必要がある。

Oliveフレキシブルペイは三井住友ファイナンシャルグループが発行しているため、銀行系クレジットカードに該当する。

銀行系カードは、比較的審査難易度が高いカードと言われている。

詳細な審査基準は公開されていないが、主に審査でチェックされるのは「返済能力」「資産・財産の状況」「信用情報」「借り入れ状況」の4つだ。

返済能力とは、「カード会社が立て替えたお金を払えるか」の能力だ。

具体的には、年収・勤務先・勤続年数・雇用形態から返済能力を判断する。

継続的に安定した収入があるかどうかをチェックし、カードの利用代金を支払う能力があるかが評価される。

正社員や公務員のように安定した雇用形態に就いている方は、収入の安定性が評価されやすい。

一方で、自営業・フリーランス・非正規雇用労働者は、正社員や公務員より収入の安定性が低いと評価される可能性があるだろう。

また、収入が高いほど返済能力があると見なされ、クレジットカードの審査において有利だ。

資産・財産とは、保有している資力だ。貯蓄額・持ち家の状況・家族構成から返済の担保となるものがあるかどうかを判断する。

万が一支払いが滞った場合に、他に回収できるものがあるかを評価している。

信用情報とは、クレジットや各種ローンの申し込み等、利用状況に関する情報だ。

金融機関はクレジットカードやローンの申し込みを受けたら、信用情報機関に照会して過去に問題を起こしていないか確認する。

今までに返済の遅延や滞納がなく、きちんと返済できる人かを評価しているのだ。

借り入れ状況とは、他社から借り入れを抱えているかどうかの状況だ。

クレジットカードに申し込んだ段階で、多額のローン残高やリボ払いの残高があると、計画的な資産管理が出来ていないと判断される恐れがある。

その結果、「返済能力が低く、貸し倒れのリスクが高い」とみなされて審査落ちするリスクが高まるだろう。

Oliveフレキシブルペイへ申し込むときの注意点

Oliveフレキシブルペイは申込時に「一般」「ゴールド」「プラチナプリファード」の3種類から選択し、申し込みをする。

クレジットカードのランクが上がるほど審査も厳しくなるため、自分の財産状況や信用情報などを鑑みて、審査に通過できる見込みがあるか検討しよう。

申し込みにあたって、クレジットモードには年齢要件がある点にも注意が必要だ。「一般」は18歳以上の方(高校生は除く)、「ゴールド」「プラチナプリファード」は満20歳以上で本人に安定収入のある方となっている。

「安定収入」の具体的な基準は示されていないが、収入が不安定な方は「一般」に申し込むのが無難だろう。

Oliveフレキシブルペイの審査期間

Oliveフレキシブルペイの審査期間は、最短３営業日程度だ。

長いと1週間程度かかることもある。

既に三井住友カード（NL）を所持していても切り替えはできず、Oliveフレキシブルペイを保有するには新規のカード申し込みが必要だ。

以下で、具体的に口座開設から審査までの流れを解説する。

三井住友カード（NL）は即日発行に対応している※即時発行できない場合あり。ただ、Oliveフレキシブルペイは即日発行ではない。

混同しがちなポイントなので、気を付けよう。

Oliveフレキシブルペイの審査に落ちた主な理由

審査に落ちる理由として考えられる原因として、複数の要因が考えられる。

審査に通過する可能性を高めるためにも、以下で解説する内容を参考にしつつ、該当しないように気を付けてほしい。

申し込み情報で記入ミスや虚偽の記載をした

申込情報に不備や誤りがあると、審査に通過できないリスクが高い。

意図的であるかに関係なく、記入ミスは虚偽の申告とみなされるため、慎重に入力をする必要がある。

例えば、「収入が低く審査に通らないかもしれないから」という理由から、年収を偽って記載するような行為はモラル的に問題だ。

カード会社は膨大な情報を参考にして、勤務先の規模や勤続年数からある程度の年収を推測しており、虚偽申告をしても発覚する可能性が高い。

情報の誤りが発覚すると「信用できない人だ」と判断され、審査に通過できないだろう。

クレジットカードは信用に基づく金融サービスである以上、信用を損ねる行為は慎むべきだ。

短期間に複数枚のクレジットカードの申し込みをした

短期間に複数枚のカードの申し込みをした場合も、審査落ちするリスクが高まる。

カード会社からすると「返済が滞るのではないだろうか」「キャンペーン目当てでカードを利用しない（すぐに解約する）のではないだろうか」と思う可能性があるためだ。

直近（おおよそ6カ月程度）に他社カードに申し込み、審査落ちした記録があるとOliveフレキシブルペイでも審査落ちする可能性が高い。

信用情報機関に「他社カードで審査落ちした」という履歴が残るため、「他社カードで審査落ちするということは、何か問題があるのだろう」という懸念を持たれるためだ。

他社カードで審査落ちした場合は、6カ月程度の期間が経過してから申し込みをするほうが得策だろう。

過去に返済の遅延や滞納した記録がある

過去に返済の遅延や滞納がある場合も、審査に落ちる可能性が高い。

支払いの遅延や延滞を起こしていると、信用情報に傷が付いている状況に他ならない。

俗にいう「ブラックリスト入りしている状態」なので、審査に通らないだろう。

ほかにも、債務整理をした経験がある場合も審査に通過する可能性はほとんどゼロだ。

例えば、自己破産の場合は10年間ブラックリストに記録されるため、この期間はどのカードに申し込んでも審査落ちするだろう。

滞納の場合、61日以上または3カ月以上の滞納で5年間ブラック状態が続く。

61日以上または3カ月以上の滞納ではない場合でも、滞納があると2年間は審査に影響を及ぼす恐れがある。

信用情報を回復させる方法はないので、情報の保有期間が経過するのを待つしかない。

ただし、信用情報機関に登録されている情報に誤りがある場合は、訂正を依頼できる。

もし身に覚えのない情報がある場合は、訂正を依頼して信用情報を改善しよう。

返済余力を超えるキャッシング枠を希望した

申し込みの際に多額のキャッシング枠を希望すると、審査落ちする可能性が高まる。

キャッシングとは、端的にいうと借金だ。

キャッシング枠を申し込むと、貸金業法に基づく審査が必要となる。

カードローンや他社カードのキャッシング残債がある場合は、審査に影響する恐れが考えられるだろう。

返済余力を超えたキャッシングを申し込むと、カード会社からすると「本当に返済できるのか？」という懸念を持つ。審査上不利になるのは否めない。

キャッシング枠は、カード発行後に改めて審査を受け、設定することも可能だ。

カードの保有が優先という場合には、キャッシング枠を希望しないほうが良いだろう。

Oliveフレキシブルペイの審査に落ちた場合に取るべき対処法とは

審査に通過するためのポイントを押さえて申し込みをしても、必ずOliveフレキシブルペイの審査に通過できるとは限らない。

以下で、審査に通過できなかった場合に取るべき対策や具体的な代替手段について解説する。

審査落ちの理由を考える

審査落ちの理由は開示されないため、なぜ審査に通らなかったか自分で考える必要がある。

具体的に確認すべき事項として、以下が挙げられる。

複数枚のカードに申し込んでいる場合や、すでに複数のカードを保有していないか確認しよう。

大量のカードを持っていると、新しく申し込んでも「自社カードを使ってくれないのでは？」と判断される可能性がある。

また、ゴールド以上のランクに申し込む場合、申し込み資格を満たしているか確認しよう。

「満20歳以上で安定継続収入のある方」という条件があるため、アルバイト・パート・派遣社員などは審査に通りにくい可能性が考えられる。

支払いの延滞や滞納など信用情報に傷があると、返済能力が低いとみなされ、審査に通過するのはほぼ不可能だ。

携帯電話料金の延滞もクレジットヒストリーに傷がつく原因の1つになるため、少しでも不安があれば信用情報機関へ開示請求をしよう。

もし信用情報に問題があることが判明したら、しばらくはクレジットカードへの申し込みは避けるべきだ。

他の決済手段で代用する

審査落ちした場合、他のキャッシュレス決済を検討してみよう。

具体的なキャッシュレス決済として、デビットカードやプリペイドカードがある。

デビットカードはクレジットカードのような信用審査を行わないため、クレジットカードの審査に落ちた方でも所有できる。

デビットカードで信用審査を行わない理由は、カード会社が利用料金を立て替える事なく、利用料金が即座に銀行口座から引き落とされるからだ。

銀行口座の残高以上に利用できないため、カード会社は貸し倒れのリスクがない。

プリペイドカードは、あらかじめチャージした金額の範囲内で利用する前払い式のカードだ。

事前にチャージした金額以上に使えないため、カード会社からすると貸し倒れのリスクがない。

デビットカードとプリペイドカードともに、自然と使いすぎの防止にもなる点は、ユーザーにとってのメリットだ。

また、デビットカードやプリペイドカードの中には、ポイント還元やキャッシュバックの仕組みがあるカードもある。

現金決済よりもお得かつ便利に利用できるため、クレジットカードの審査に落ちた方は利用を検討すると良いだろう。

Oliveフレキシブルペイの審査に落ちたら原因を考えよう

Oliveフレキシブルペイは、キャッシュレス化に特化したオールインワンカードで、利便性が高い。

お金の管理を1つの口座に集約して、アプリで管理ができる点や、ポイントアッププログラムが豊富でポイント還元率が高い点も魅力だ。

ただし、申し込んだときの信用情報や資産状況などによっては、「審査に落ちた…」という事態になりかねない。

申し込んだからといって、必ず保有できるとは限らない点に留意しよう。

Oliveフレキシブルペイ（一般）は本人の収入に関する要件は設けられておらず、高校生を除く18歳以上であれば申し込みが可能だ。

初めてクレジットカードを持つ方でも申し込みがしやすい。

ゴールドとプラチナプリファードでは、20歳以上という年齢要件に加えて、本人の安定した継続収入が求められている。

ゴールドとプラチナプリファードに申し込む際には、審査が厳しくなる点は押さえておこう。

もしOliveフレキシブルペイの審査に落ちたら、なぜ審査に落ちてしまったのかを考えよう。

原因を考えて、対策を練ることで2回目以降の審査に通過できる可能性は高まるだろう。

Oliveフレキシブルペイ、審査に落ちたに関するQ&A