- 楽天ANAマイレージクラブカードについて知りたい
- 家族カードを使うメリットは?
- 家族カードを使ってたまったポイントは誰のものになる?
キャッシュレスがどんどん浸透することで、便利な楽天ANAマイレージクラブカードを、配偶者や子どもそれぞれが持ちたくなることもあるだろう。
家族カードを利用することで、獲得できるポイントやマイルは誰が受け取ることができるのだろうか。
この記事では、家族カードの仕組みと合わせて解説しよう。
楽天ANAカードを家族で利用したい人に、ポイントやマイルの共有や利用方法を説明するので、ぜひ有効に活用してほしい。
楽天ANAマイレージクラブカードとは?
楽天ANAマイレージクラブカードの特徴や、メリット・デメリットを以下に簡単に解説する。
楽天ANAマイレージクラブカードの特徴
楽天カードとしてのクレジットカードの機能に加え、ANAマイレージクラブカード、電子マネーである楽天Edy、楽天ポイントカードの4つの機能が一体化したカードである。
年会費は550円かかるが、年1回以上の利用で無料になるため、実質年会費は無料となる。
カードの国際ブランドとして、Visa、Mastercard、JCBから自分に最適なブランドを選んで、カードを作成することができる。
日本で使う分には、どれも大差ないが、海外で使う場合は、世界ブランドのVISAやMastercardのほうが使い勝手は良いだろう。
このカードを楽天市場で使うと、SPU(スーパーポイントアップ)適用によって3倍のポイントとなる。
また、このカードにはプリペイド式の電子マネー楽天Edyもセットされている。楽天Edyに対して、楽天カードから事前にチャージすることで200円ごとに1ポイントが付与される。
楽天Edyの利用200円で1ポイントを獲得することもできるため、二重取りすることができ、非常にオトクである。
楽天ANAマイレージクラブカードのメリット
ANA航空機への搭乗に加え、日常の買い物やクレジットカード利用でも、マイルをためやすいのが、このカードの大きなメリットである。
事前に「ANAマイルコース」か「楽天ポイントコース」を選んでおく。
「ANAマイルコース」の場合、カード利用200円ごとに1マイルためることが可能となる。
「楽天ポイントコース」だと、通常の楽天カードの利用と同様、100円ごとに1楽天ポイントをためることができる。
なお、ANAマイルコースと楽天ポイントコースは、「楽天e-NAVI」でいつでもコース変更が可能だ。
一定期間ためた楽天ポイントを、まとめてANAマイルに交換することも可能だが、最初からANAマイルコースに設定しておけば、自動で毎月マイルがたまるため、マイル管理はラクといえる。
まとめて交換するときのレートは、2楽天ポイントに対して1ANAマイルとなっている。
ただし、1か月あたりの交換ポイントの上限が20,000楽天ポイントと決まっているため、大量に交換するときは、月をまたいで行うなど、計画的に行う必要がある。
ANAマイルから楽天ポイントへの交換をすることもできるが、レートはよくないため(10,000ANAマイル → 10,000楽天ポイント)、よほどのことがない限りやるべきではない。
楽天ANAマイレージクラブカードのデメリット
すでに楽天カードを持っている人が、このカードへ切り替えるときは、1,100円の手数料がかかってしまう。
また、楽天Edyの残高やクレジットカード番号も引き継げないため、切り替えには慎重になる必要がある。
ANAマイルコースを選んでいる場合、楽天ポイントクラブのランクアップを受けることができない点も要注意だ。楽天ポイントクラブのランクを重視する人は、楽天ポイントコースを選んでおこう。
通常のANAカードでは、搭乗時に毎回フライトボーナスマイル(ANA一般カードでは基本マイルの10%相当)が付与される。
加えて、毎年のANAカード継続時に、継続ボーナスマイル(ANA一般カードでは 1,000マイル)ももらえるが、このカードの場合は、これらのボーナスマイルがない。
そこもデメリットといえるだろう。
楽天ANAマイレージクラブカードの家族カードとは?
他のクレジットカードと同様、楽天ANAマイレージクラブカードでも家族カードを作成することは可能だ。
家族カードの特徴やメリット、注意点を確認しておこう。
家族カードはどうやって作る?
家族カードは、本カード会員のカード利用分を、まとめて同じ口座から引き落とせる家族用のクレジットカードである。
本カード会員と、18歳以上の生計をともにする配偶者(内縁の相手方・同性パートナー含む)・両親・子供が対象となる。
本カード会員1人につき家族カード2枚まで、無料で作成可能である。
家族カードのメリット
この家族カードには、以下のようなメリットがある。
- 楽天ポイントのたまりやすさ
本カード会員だけでなく、家族カード分の利用も、すべて本カード会員のポイントとしてまとめることができるので、効率的にためることができる。 - 年会費無料で作成
家族カード分の年会費は無料で作成が可能となる。 - 家計管理の簡単さ
本カードと家族カード利用分の支出や請求は、すべて本カード会員分にまとまるので、引き落とし口座も一つになり、家計管理がラクになるだろう。 - 家族間で楽天ポイントの共有が可能
ためたポイントは本カード会員と家族カード間で共有し、必要に応じて移行することができるので、家族間での効率的なポイント利用が可能だ。
家族カードの注意点
カードの利用限度額は、本カード会員の利用可能枠の範囲内となる。
家族カード用に新たに利用枠が増えるわけではないことを理解しておこう。
極端に多く家族カードを使ってしまうと、全体の限度額を圧迫する可能性があるため、毎月の利用分を事前に取り決めておくなど、注意が必要だ。
また、家族カードはあくまで本カードに対する付帯サービスであり、カード券面のデザインやカードブランド(VISA/Mastercard/JCB)、その他関連サービスもすべて、本カードと同じものとなる。
ただ、家族が家族カードを使ってANA便に乗ってたまるマイルは、家族それぞれのものとなる。
楽天ANAマイレージクラブカードの家族カードで獲得した楽天ポイントやANAマイルは誰のもの?
家族カードを使ってためた楽天ポイントやANAマイルは、誰にどのように加算されるのかを確認しよう。
楽天ポイント
家族カードを使って付与された楽天ポイントは、本カード会員の楽天ポイントとして合算されることになる。
楽天Edyにチャージしたり、買い物利用することで、楽天ポイントを得ることもできるが、家族カードの楽天Edy利用分も、本カード会員のポイントにまとめられる。
自動でためるポイントやマイルを事前に選択しておくことができるが、本カード会員が「楽天ポイントコース」を選択していれば、家族カード会員にも適用される。
なお、たまった楽天ポイントは、本カード会員と家族会員間で受け渡しすることができる(ポイント移行)。
ポイント移行は、50ポイント以上を対象に、月間10,000ポイントを上限に受け渡しが可能だ。
ANAマイル
家族カードを使って付与されたANAマイルは、本カード会員のANAマイルとして合算されることになる。
家族カードの楽天Edy利用分も、本カード会員のマイルにまとめられる。
本カード会員が「ANAマイルコース」を選択していれば、同じものが家族カード会員にも設定される。
家族会員も、もちろんANAマイレージクラブの会員となるため、家族会員がANA国内線に搭乗する際のフライトマイルは、家族それぞれのANAマイレージクラブ口座にマイルが付与されることになる。
なお、楽天ポイントは本カード会員と家族会員間で共有できるが、ANAマイルは本カード会員と家族会員で共有することができない。
ANAカードファミリーマイルという、家族同士でマイルを合算できるというサービスがあるが、これはANAカード会員だけのサービスである。
楽天ANAマイレージクラブカードは、全日空が発行しているANAカードとは別のもので、楽天カードと全日空の提携カードのため、ANAカードファミリーマイルのサービスを使うことができない点は注意が必要だ。
楽天ANAマイレージクラブカードがどんな人におすすめか知りたい方は下記記事も参考にしてほしい。
楽天ANAマイレージクラブカードで家族カードを作成しよう
本記事では、楽天ANAマイレージクラブカードで発行可能な家族カードについて、メリットと使用時の注意点を解説した。
配偶者や子ども用に家族カードを効果的に使って、楽天ポイントやANAマイルを活用してほしい。
楽天ANAマイレージクラブカードの家族カード発行に興味を持った方は、ぜひこちらからカードを作ってみてはいかがだろうか。