ビューカードの審査基準とは？審査に落ちる原因や通過するためのポイントを解説

Suicaへのオートチャージ機能など、ビューカードはさまざまな魅力を持っている。

ビューカードへの申し込みを検討している方の中には、審査の基準が気になるという方も多いだろう。

本記事では、ビューカードの審査基準や審査に落ちる原因、通過するためのポイントを解説していく。

記事の最後にはビューカードの申し込み方法もご紹介するので、ぜひ本記事を参考にビューカードへの申し込み手続きを進めよう。

ビューカードの審査基準とは

一般的にクレジットカードでは、年収や勤続年数、他社での借入状況などをもとに入会審査が行われる。

ビューカードも同様に入会審査が行われるが、実際どういった基準で審査が行われているのだろうか。

ここでは、ビューカードの審査基準や申し込み条件について解説していく。

審査基準は非公表

結論から言うと、残念ながらビューカードの審査基準は一般公表されていない。

ビューカードに限らず、クレジットカードの審査基準を公表しているケースはほとんどないと言えるだろう。審査基準を公表してしまうと、年収や勤続年数などを偽って申し込むケースが増えてしまう可能性がある。

また、個人のさまざまな属性によって審査の通過が決まるため、基準を明確にできないと言った理由も考えられる。

「審査基準をもとにビューカードの審査を攻略する」などといったことはできないため注意が必要だ。

申し込み条件

審査基準は非公表だが、申し込み条件については公開されている。

スタンダードなカードであるビューカード スタンダードの申し込み条件は以下の通りだ。

上記の条件を満たしていない場合、審査を受けるまでもなくビューカードの利用ができない。

まずは申し込み条件をきちんと満たしているか確認した上で、申し込み手続きを進めよう。

ゴールドカードや提携カードは申し込み条件が異なる

ビューカードにはさまざまな種類が設けられており、それぞれ申し込み条件も異なっている。

ゴールドカードや提携カードの場合、以下のような申し込み条件となっている。

JRE CARD ルミネカード ビックカメラSuicaカード JALカードSuica （普通カード・CLUB-Aカード）	日本国内に居住していて電話連絡がとれる満18歳以上の方 （高校生は不可）
ビューカード ゴールド JALカードSuica （CLUB-Aゴールドカード）	日本国内に居住していて電話連絡がとれる満20歳以上の安定した収入がある方
大人の休日倶楽部ミドルカード	日本国内に居住していて、男性満50歳以上64歳まで、女性満50歳以上59歳までの方で電話連絡がとれる方
大人の休日倶楽部ジパングカード	日本国内に居住していて、男性満65歳以上、満60歳以上の方で電話連絡がとれる方

カードによって年齢の条件が異なっていたり、「安定した収入がある」という条件が加えられたりしている。

あらかじめ申し込み条件を把握した上で、希望するカードの申し込み手続きを進めよう。

ビューカードの審査に落ちる原因

実際にビューカードに申し込み、審査に落ちてしまったという方も多いだろう。

基本的には審査に落ちた理由も教えてもらえないため、なぜ審査に落ちてしまったのか把握できずにいるケースも少なくない。

ここでは、カードの審査に落ちやすい一般的な原因を解説していく。

自分が該当していないかをチェックしてみよう。

収入が安定していないとみなされた

収入がない、または不安定であるとみなされた場合、審査に落ちてしまう可能性がある。

なぜなら、不安定な収入の人はクレジットカードの利用分が支払われないリスクがあるためだ。

例えば個人事業主やフリーランスの場合、一般的な会社員や公務員などと比べると収入は安定しづらい。

また、会社を転職したばかりの場合も勤続年数が短くなってしまい、収入が安定していないと判断される可能性がある。

一定の収入基準を満たしていないと判断された場合は、ビューカードを使えない可能性があるため注意が必要だ。

過去に金融事故を起こしている

過去に借入金の返済を延滞したり、債務整理をしていたりなど、金融事故を起こしている場合は審査に通過する可能性が極めて低くなる。

なぜなら「また金融事故を起こすのではないか」と判断されてしまうためだ。返済の滞納や債務整理などの情報は、信用情報機関に登録されている。

クレジットカード発行の際には信用情報機関に照会が行われ、過去に事故情報がないかをチェックした上で審査に通過させるかどうかを判断している。

一般的に金融事故の情報は5〜10年ほど残ると言われている。

事故情報が登録されている間はクレジットカードの審査に通過できる可能性は低いと言えるだろう。

短期間に多重申し込みをしている

短期間に複数のクレジットカードに申し込んでいる場合も、審査通過が難しくなってしまう。

なぜなら「お金に困っているのではないか」「新規入会キャンペーン目当ての申し込みではないか」と疑われてしまうためだ。

審査に通過できるか不安な方の中には、少しでも審査通過の可能性を高めるために複数のカードに申し込んでいるという方も多いだろう。

しかし他社のカードに申し込んでしまうと、かえって審査通過の可能性が低くなってしまう場合がある。

直近でほかのクレジットカードに複数申し込んでいる場合は注意が必要だ。

ビューカードの審査に通過しやすくなるポイント

審査に落ちてしまう原因を踏まえた上で、通過しやすくなるためのポイントを押さえることが重要だ。

ここでは、ビューカードの入会審査通過の可能性を高めるためのポイントを3つご紹介する。

転職・独立直後は申し込みを避ける

前述の通り、収入が不安定であるとみなされると、審査に落ちてしまう可能性が高くなってしまう。

そのため、できるだけ転職・独立の直後は申し込みを避けた方が良いだろう。

例えば、転職直後は「勤続年数0年」という状態であるため、審査に通過しづらくなってしまう。

基本的には、少なくとも1年以上勤務を継続した上で申し込む方が審査通過の可能性は高くなる。独立してフリーランスになった場合も同様だ。

まずは「収入が安定している」とみなされるまで申し込みは避け、1年以上経過してから申し込むことをおすすめする。

なお、転職や独立をする前に申し込み手続きを進めてしまうというのもひとつの手だ。

信用情報を照会する

過去の金融事故の情報は、5〜10年ほど信用情報機関に残り続ける。

「まだ信用情報が残っているか気になる」という場合は、信用情報機関に対して開示請求をすると良いだろう。

信用情報機関では、手数料を支払った上で開示請求をすると登録されている情報が確認できる。

個人の信用情報が登録されているのは以下の3つの機関だ。

事故情報が登録されているか不安な方は、開示請求をして確認した上で申し込み手続きを進めると良いだろう。

ビューカードに絞って申し込む

前述の通り、複数のクレジットカードに同時に申し込んでしまうと審査通過の可能性が低くなってしまう。

できるだけビューカードに絞って申し込むことで、ビューカードの入会審査に通過できる可能性が高くなる。

もちろん他社のクレジットカードに申し込みたいという気持ちもあるだろう。

申し込みの記録は信用情報機関に６カ月間登録されるため、他社のカードは6カ月空けて申し込むことをおすすめする。

ビューカードの申し込み方法

ビューカードの申し込み方法は、大きく分けて以下の3つだ。

申し込み方法を確認し、希望するビューカードの申し込み手続きを進めよう。

インターネット申し込み

インターネット申し込みは、WEBサイトの申し込みフォームに必要事項を入力して手続きをする方法である。

申し込み時に「オンライン口座振替」を設定すると、原則として書類の郵送が不要となるためおすすめだ。

インターネット申し込みの流れは以下の通りである。

なお、「オンライン口座振替」を設定していない場合は、必要書類を別途郵送する必要がある。

郵送申し込み

郵送申し込みは、入会申込書などの必要書類を準備して郵送する入会手続きを進める方法である。

入会申込書は、JR東日本の主な駅や駅たびコンシェルジュなどにあり、送付を希望する場合はビューカードセンターへの請求手続きが必要となる。

郵送申し込みの流れは以下の通りだ。

インターネット申し込みに比べるとカードの到着までに時間がかかるケースが多いため、早めに申し込み手続きを進めよう。

店頭申し込み

店頭の窓口やカウンターで申し込むこともできる。

ルミネカード、JRE CARD、ビックカメラSuicaカードは店頭での即日発行が可能だ。

店頭による即日発行の流れは以下の通りである。

申し込み当日に渡される店頭発行カードは、あくまでも本カードが届く前に使える仮カードだ。

クレジット機能は付帯しているものの、Suica機能などは付帯していないため注意しておこう。

審査を通過するためのポイントを押さえたらさっそくビューカードに申し込もう

ビューカードでは、残念ながら入会審査の基準は公表されていない。

ただしカードごとに申し込み条件は定められているため、あらかじめ確認した上で申し込むことが重要だ。

また、審査に落ちる原因として「収入が安定していない」「過去に金融事故を起こしている」などが挙げられる。

本記事でご紹介した審査通過のためのポイントを押さえ、ビューカードに申し込み手続きを進めよう。