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無告知で死亡保険に加入する!無選択型終身保険のメリットとデメリット徹底解説

この記事で解決できるお悩み
  • 無選択型終身保険の特徴がよくわからない
  • 無選択型終身保険のメリット・デメリットが知りたい
  • 無選択型終身保険の具体例が知りたい

死亡保険と聞けば多くの人がライフステージに応じた備えとして考えるだろう。

中でも、持病を抱えている方は、無告知で加入できる「無選択型終身保険」への加入を検討している人も多いだろう。

しかしながら、「自分は加入できるのか」「どの程度保障してもらえるのか」などと不安に感じることも多いのではないだろうか。

そこでこの記事では「無選択型終身保険」の本質を理解することをテーマに、保険の基本的な特徴から具体例までを詳しく解説する。

無選択型終身保険への加入を検討している方には、ぜひ本記事を参考にしていただきたい。

目次

無告知で死亡保険に加入できる!無選択型終身保険とは何か

無選択型終身保険とは何か 生命保険ナビ

無選択型終身保険とは、申し込み時の告知をせずに契約できるタイプの終身保険だ。

持病や既往歴がある方でも安心して加入できる点が大きな特徴となっている。

ここでは、死亡保険の基本的な種類や無選択型終身保険の特徴、選ばれる理由について解説していく。

無選択型終身保険の基本的な内容を押さえて、加入すべきかどうかを検討しよう。

死亡保険の種類

無選択型終身保険の特徴を知る前に、まずは死亡保険の種類とその特徴について確認しておくことが重要だ。

死亡保険とは、保険期間中に死亡した場合に保険金が支払われるタイプの保険のことである。

死亡保険の種類は大きく以下の3つに分けられる。

  • 定期保険
  • 終身保険
  • 養老保険

定期保険とは、あらかじめ設定した保険期間中に死亡した場合に保険金が支払われるタイプの死亡保険だ。

保険料は掛け捨てとなっており、手頃な保険料で一定期間の手厚い保障を備えられる点が特徴となっている。

終身保険は、一生涯にわたって保障が継続するタイプの死亡保険である。

定期保険に比べると保険料は高めだが、生涯にわたって保障を得られる安心感が魅力の保険だ。

養老保険は、保険期間中に死亡した場合は死亡保険金、生存して満期を迎えた場合は満期保険金が支給されるタイプの保険である。

死亡・生存のどちらのパターンでも保険金が支給されるため「生死混合保険」とも言われている。

本記事でご紹介する無選択型終身保険は、一生涯にわたって保障を得られるタイプの商品だ。

基本的な特徴を理解した上で詳しい内容を確認していこう。

なお、以下の記事では死亡保険を含む生命保険について、基本情報をおさらいしている。改めて概要を整理しておきたいという方がいればチェックしていただきたい。

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無選択型終身保険の概要と特徴

無選択型終身保険は、申し込み時に健康状態の告知や医師による診査が不要となるタイプの保険商品だ。

保障が一生涯続くという点は通常の終身保険と同じだが、持病や既往歴があっても加入しやすい点が大きな特徴となっている。

通常、申し込み時の告知で健康状態に問題があると判断された場合、死亡保険の加入ができないケースが多い。

健康状態に問題があると死亡のリスクが高くなり、同じ保険料を支払っている加入者間で不公平になってしまうためだ。

しかし無選択型保険はそもそも告知が必要ないため、持病や既往歴がある人でも審査なしで契約できる。

通常の死亡保険に加入できなかった方でも、死亡保障を備えることが可能だ。

死亡保険への加入をあきらめていた人やほかの商品で加入を断られてしまった人のセーフティネットとしての役割を持つのが無選択型終身保険である。

無選択型終身保険が選ばれる理由

無選択型終身保険が選ばれる理由として、以下の2点が挙げられる。

  • 保険加入を後回しにしている人が多い
  • 「終活」を考えているシニア世代が増えている

若いうちに「死亡保険」と聞いても「自分にはまだ必要ない」と考える人は多い。

特に健康状態に問題がなければ、死亡保険の必要性を感じにくいためだ。

しかし保険加入を後回しにしている間に病気にかかってしまい、通常の死亡保険に加入できなくなるケースが多くある。

保険加入の必要性を感じたときにはすでに通常の死亡保険に入れず、無選択型終身保険を選ぶというパターンが多いのである。

また、自身の「終活」を考えるシニア世代が増えている点も、無選択型終身保険が選ばれる理由のひとつだ。

「家族に経済的な負担をかけたくない」「自分の葬儀費用くらいは準備しておきたい」などと考え、年齢を重ねてから保険加入を考え始めるパターンである。

保険加入が難しい状態になってから無選択型終身保険の加入を検討する方が多い。

持病や既往歴、年齢などによって通常の死亡保険の加入が難しい場合は、無選択型終身保険への加入を視野に入れてみてはいかがだろうか。

【無告知死亡保険】無選択型終身保険のメリット・デメリット

無選択型終身保険のメリット・デメリット 生命保険ナビ

無選択型終身保険にはメリットとデメリットが存在している。

それぞれを把握した上で、本当に加入すべきかどうかを判断することが大切だ。

ここでは、無選択型終身保険のメリット・デメリットや選ぶ際の注意点を解説していく。

特徴をより詳しく理解して、自分に合った最適な保険商品を選択しよう。

無選択型終身保険のメリット

無選択型終身保険に加入するメリットとして、主に以下の3点が挙げられる。

  • 健康状態にかかわらず加入できる
  • 途中解約しない限り保険金が受け取れる
  • 保険料・保障内容が一生涯継続する

前述の通り、無選択型終身保険は申し込み時の告知不要で加入できるタイプの保険商品である。

持病や既往歴などで健康状態に問題がある方でも加入できる点は無選択型終身保険の大きなメリットと言えるだろう。

また、終身保険は保障が一生涯続く性質を持っているため、途中解約をしない限りは必ず保険金が受け取れる。

確実に保険金を残せるという点もメリットのひとつだ。万が一途中で解約しても解約返戻金が支払われる。

そして、保険料や保障内容が一生涯継続するところも無選択型終身保険の魅力となっている。

契約時の保険料や保障内容が変わることなく続くため、将来の見通しが立てやすい。

ライフプランに合わせて計画的に利用できる点が無選択型終身保険のメリットだ。

加入がしやすい点や保障の継続によって安心感を得られる点に魅力を感じる方は、無選択型終身保険への加入をおすすめする。

無選択型終身保険のデメリット

無選択型終身保険はメリットばかりではなく、デメリットも存在する。

加入後のトラブルを避けるためにも、事前にデメリットを把握しておくことが大切だ。

無選択型終身保険のデメリットは主に以下の3点である。

  • 通常の保険よりも保険料が割高に設定されている
  • 早期解約をすると受け取れる返戻金が少ない
  • 加入から一定期間は保障が不足する可能性がある

無選択型終身保険は、告知不要で加入しやすい分だけ保険料は高めに設定されている。

通常の保険に比べて保険料が高くなるため、家計にかかる負担も大きくなってしまう点に注意しておこう。

また前述の通り、無選択型終身保険は掛け捨てタイプではないため、途中で解約しても支払った保険料の一部が解約返戻金として戻ってくる仕組みになっている。

しかし早期解約の場合は解約返戻金がまったくない、もしくはごくわずかしか受け取れない可能性がある。

そして加入から一定期間は保険金が削減されるケースもある。

「契約から3年以内に病気で死亡した場合はすでに支払った保険料相当額の支給」というようなパターンだ。

通常の死亡保険金よりも少ない給付となるケースが多くあるため注意が必要だ。

このようなデメリットも事前に確認した上で、無選択型終身保険に加入するべきか判断しよう。

無選択型を選ぶ上での注意点

無選択型の終身保険を選ぶ際、注意すべきポイントとして以下の2点が挙げられる。

  • 本当に保障が必要なのかを考える
  • ほかに選択肢がないか探す

前述の通り、無選択型終身保険は持病があっても入りやすい仕組みとなっている分、保険料は高めに設定されている。

保険料が家計に負担をかける可能性もあるため、本当に保障が必要なのかを考えておこう。

例えばすでに子どもが独立をしているようなケースでは、死亡保障の必要性は低い。

万が一自分が亡くなったとしても、家族が経済的に困る可能性が低いためだ。

自身の葬儀代・墓石代などの準備は必要になるかもしれないが、数百万円の貯蓄があればそれで足りる。

本当に高い保険料を支払ってまで保障が必要なのかじっくりと検討した上で、無選択型終身保険への加入手続きを進めよう。

また、無選択型終身保険以外の選択肢がないかも考える必要がある。

もう少し保険料の負担を抑えられる商品がないか探してみよう。

無選択型と同じような保険として「引受基準緩和型」の保険商品もある。

申し込み時の告知は必要だが通常の保険よりも告知事項が少なく、持病があっても入りやすいタイプの保険だ。

保険料は「通常の死亡保険→引受基準緩和型→無選択型」の順に高くなっていく。

そのため、まずは通常の死亡保険で加入できるものがないか探し、次に引受基準緩和型、最後の手段として無選択型を選ぶという流れで商品を探すと良いだろう。

【無告知死亡保険】選択型終身保険の具体例

無選択型終身保険の具体例 生命保険ナビ

ここまで無選択型終身保険の特徴やメリット・デメリットなどを解説してきた。

ほかの保険に加入できず、無選択型終身保険への加入を検討している方も多いだろう。

ここでは、2つの無選択型終身保険の特徴やあなたにあった保険選びの方法について解説していく。

ぜひ自分に合った商品を選び、万が一の保障を充実させておこう。

無選択型終身保険①:みどりの終身Ⅲ

みどり生命の「みどりの終身Ⅲ」は、健康状態にかかわらず誰でも申し込めるタイプの保険商品だ。

満30歳〜満55歳の場合は65歳、満56歳〜満80歳は100歳で保険料が払い終わる仕組みとなっている。

「みどりの終身Ⅲ」の特長として以下の3点が挙げられる。

  • 一生涯にわたる保障が得られる
  • 手頃な保険料で保障を準備できる
  • 不慮の事故で死亡した場合は災害死亡保険金が支払われる

「みどりの終身Ⅲ」は終身保障タイプの商品であるため、保障が一生涯にわたって継続する。

途中で解約しない限り、家族に対して確実に保険金を残せる点が大きな魅力だ。

また、「みどりの終身Ⅲ」は保険料払込期間中の解約返戻金を低く抑えており、その分だけ保険料を安く設定している。

さらに保険料は払込が終わるまで一生涯変わらない。手頃な保険料で万が一の保障を備えられる点もメリットとして挙げられる。

そして、不慮の事故等で死亡した場合に災害死亡保険金が支払われる点も魅力のひとつだ。

本来、契約日から3年以内に病気で死亡した場合は既払込保険料の相当額が支払われるが、不慮の事故や所定の感染症が原因で死亡した場合は3年以内でも死亡保険金と同額が支給される。

「大切な家族に経済的な負担をかけたくない」という方は、「みどりの終身Ⅲ」の加入を検討しよう。

無選択型終身保険②:終身保険どなたでも

アフラックの「終身保険どなたでも」は、申し込み時の告知をせずに加入できる無選択型の終身保険だ。

満40歳から満80歳までの方であれば、健康状態にかかわらず誰でも申し込める点が特徴となっている。

「終身保険どなたでも」の特長として以下の3点が挙げられる。

  • 保険料は月2,000円から1,000円単位で契約できる
  • 事故などの災害で死亡した場合は4倍の保険金が支払われる
  • 満80歳まで申し込みできる

アフラックの「終身保険どなたでも」は、月々の保険料を最低2,000円(年齢・性別によって異なる)から1,000円単位で契約できる。

自分自身の家計の状況に合わせて、保険料を自由に設計できる点が強みだ。

また、事故などの災害で死亡した場合、受け取れる保険金は病気で死亡した場合の4倍となる。

事故・災害により手厚い保障を確保できる点も「終身保険どなたでも」のメリットとして挙げられる。

さらに満80歳まで申し込める点もメリットのひとつだ。

「70歳を過ぎてから加入していた死亡保険の保障が切れた」といったケースでも申し込みやすく、高齢者でも安心して保障を備えられる。

「通常の死亡保険や引受基準緩和型保険に加入できなかった」という方は、アフラックの「終身保険どなたでも」の加入を検討しよう。

あなたにあった保険の選び方

ここまで無選択型終身保険の特徴や商品について解説してきたが、実際に自分に合った保険を選ぶことは簡単ではない。

自分に必要な保障内容を考えたり、数ある保険商品の中から適したものを選んだりしなければならないためだ。

自分に合った保険を選べるか不安な方は、保険の専門家に相談することをおすすめする。

保険についての専門知識や経験が豊富な専門家に相談することで、最適な保険プランを実現できるためだ。

そして、自分に合った専門家探しをする際には「生命保険ナビ」の利用をおすすめする。

全国にいる保険のプロの中からあなたの希望の条件に合った担当者を簡単に見つけ出せるサービスだ。

「新規で保険に加入したい」「加入中の保険を見直したい」という方は「生命保険ナビ」で信頼できる担当者を見つけ出そう。

健康に不安があっても加入できる!告知なしの死亡保険も選択肢に入れよう

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、無選択型終身保険の概要とメリット・デメリット、さらには選び方や具体的な商品を紹介、解説した。

あなたにとって適切なライフプランを立てる上での参考になっただろうか。

ただし、最後に解説したように保険選びには専門的な知識を必要とする。

一人では不安だと感じる方は、積極的に専門家の力を借りるようにしてほしい。

マッチングサービス「生命保険ナビ」では、全国の保険のプロの中から希望や条件にあった人を簡単に探すことができる。

無選択型終身保険への加入でお困りの方は、ぜひ「生命保険ナビ」を活用して、信頼のおけるパートナーを探してみませんか。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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