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40代におすすめの個人年金保険とは?選び方のポイントやおすすめの商品を解説

この記事で解決できるお悩み
  • 40代が入るべき個人年金保険をどのように選ぶべきか知りたい
  • 個人年金保険の概要やメリットを理解したい
  • 40代におすすめの商品が知りたい

高齢化社会と老後生活の長期化に伴い、公的年金だけでは経済的に安定したセカンドライフを送ることが難しくなってきている。

そこで注目されているのが個人年金保険である。だが、数ある商品の中でどの保険が自分に合っているのかと迷ってしまう人も多いのではないか。

特に老後の生活が近づき始めた40代は、資産形成を本格的にしていきたいと考える時期でもある。

そこで本記事では、個人年金保険の概要や40代の商品選びのポイント、さらにおすすめの商品について解説する。

40代になり、個人年金保険で資産形成を始めたいと考えている方には、ぜひ参考にしてほしい。

目次

40代が知るべき個人年金保険の基本

個人年金保険とは 生命保険ナビ

近年は「老後2,000万円問題」が話題となり、自身の資産形成について見直している方も多いだろう。

そんな中で個人年金保険は、効果的に資産を準備できる手段としておすすめの手段のひとつだ。

ここでは、個人年金保険の目的と特徴、他の保険との違いや種類について解説する。

まずは保険についての基本的な理解を深め、自分に合った商品選びにつなげよう。

個人年金保険の目的と特徴

個人年金保険とは、老後に必要な生活資金等の準備を目的とした保険商品である。

公的年金や貯蓄だけでは不足する生活資金について、足りない分を補完するために自分自身で準備する保険だ。

商品の仕組みとしては、基本的に毎月保険料を払い込み、受け取り開始のタイミングになると年金または一時金の形式で保険金が支給される。

受け取り期間は主に以下の3つから選べる。

  • 確定年金
  • 有期年金
  • 終身年金

確定年金とは、定められた一定期間年金が支給されるタイプのことだ。

受け取り期間中に被保険者が死亡しても、残りの年金を相続人が受け取れる。

有期年金も確定年金と同様、一定期間年金が支給される仕組みである。

しかし受け取り期間中に被保険者が死亡すると、年金の支払いがストップするという点が確定年金と異なる点だ。

終身年金とは、生存している限り年金が支払われるタイプのことだ。

一生涯にわたる安心感を得られる一方で、早く死亡してしまった場合に年金額が少なくなってしまうというデメリットもある。

上記のような基本的な特徴を踏まえ、自分のライフプランに合った年金受け取り方法を選択しよう。

個人年金保険と他の生命保険の違い

個人年金保険は厳密に言うと生命保険の一種であるが、一般的な生命保険とは大きく特徴が異なる。

違いを正しく理解した上で、自分に合った保険商品を選択しよう。

2つの保険の違いは以下の表の通りだ。

個人年金保険生命保険
加入の目的老後の生活資金を準備する死亡やケガ、病気のリスクに備える
保険金を受け取るタイミングあらかじめ定めた支給開始時期死亡やケガ、病気をしたとき
保険金の受け取り方法年金形式での受給一括での受給

生命保険は、死亡やケガ、病気などの万が一の際に想定される経済的なリスクに備えて加入する商品である。

死亡やケガ、病気となったときに保険金が一括で支給される仕組みだ。

一方、個人年金保険は万が一に備えたものではなく、むしろ「健康に長生きしたときの経済的なリスク」に備える商品である。支給開始時期を迎えると、年金形式で保険金が支給される。

このように、個人年金保険と他の生命保険では加入の目的や受け取り方などが大きく異なっている。

それぞれの特徴を踏まえ、どちらか一方を選択したり、あるいは両方に加入したり、自分に合った保険プランを考えよう。

個人年金保険の種類とメリット

個人年金保険は、運用方法によって定額タイプと変額タイプの2種類に分けられる。

それぞれ特徴が異なるため、自分に合った商品を選ぼう。

定額タイプは、契約時に設定した利率で運用されるタイプだ。

将来受け取れる金額が確定しているため、老後の人生プランを立てやすい点が特徴となっている。

また、支払った保険料は「個人年金保険料控除」が適用され、所得税・住民税の負担軽減ができる点も魅力だ。

ただし、インフレ等により物価が上昇した場合、定額タイプは年金額が変わらないため相対的な価値が目減りしてしまう。インフレに弱い点は定額タイプのデメリットである。

一方、変額タイプは金融商品等で年金の原資を運用し、より効果的に運用することを目的としたタイプの保険だ。

運用の成果に応じて受け取れる年金額が変わるため、運用実績によってはもらえる年金額が増える可能性がある。

インフレ時は運用が上手くいく傾向が強いため、インフレに強い点はメリットと言えるだろう。

しかし、運用に失敗すると年金額が減少してしまい、支払った保険料よりも受け取れる年金が少なくなってしまうリスクもある。

また、運用にかかるコストが発生する点も注意が必要だ。

どちらのタイプを選ぶべきか検討を重ね、自分に合った商品で資産形成を始めよう。

40代におすすめの個人年金保険の選び方

40代におすすめの個人年金保険の選び方 生命保険ナビ

40代は老後の生活を考え始める時期であるため、個人年金保険への加入を検討する方も多いだろう。

自分に合った保険に加入するためにも、保険選びのポイントを押さえておくことが重要だ。

ここでは、個人年金保険を選ぶ際に押さえたい以下の3つのポイントを解説していく。

  • ライフステージに合わせた利回り率の商品を選ぶ
  • 無理のない保険料に設定する
  • 自分に適した年金の受け取り方法を選ぶ

それぞれのポイントを押さえ、自分に合った商品を選ぼう。

40代のライフステージに合わせた利回り率の商品を選ぶ

個人年金保険は、加入する商品によって運用の利率が異なる。

自身のライフステージに合わせ、適切な利率の商品を選択しよう。

「利率」という観点から見ると、個人年金保険は以下の3種類に分けられる。

  • 定額個人年金保険
  • 変額個人年金保険
  • 外貨建て個人年金保険

定額型の場合、あらかじめ決められた利率で運用されるため安定した運用を行えるが、利率はあまり高くない。

リスクを取らずに堅実な運用を希望する方におすすめだ。

変額型は価格変動が大きい金融商品で運用されるため、定額型に比べて高い利率が期待できる。

しかし、運用成果によっては元本割れのリスクが生じる点に注意しなければならない。

そして外貨建ての場合、円建ての保険よりも利率は高めに設定されることが多い。

さらに為替レートの変動によっても保険金額が変わり、為替が円安に動くと年金が増え、円高に動くと年金が減る仕組みである。

40代前半であれば、老後を迎えるまで時間があるため多少のリスクを取る余裕がある。

変動型や外貨建ての個人年金保険を活用し、年金額を増やすことを目指してみても良いだろう。

40代後半の場合は老後が近づいているため、安定した運用も頭に入れておかなければならない。

あまりリスクを取りたくない人は定額型の商品を選び、堅実に年金を準備しておくことをおすすめする。

このように、自身のライフステージに合わせて適切な利率の商品を選択しよう。

無理のない保険料に設定する

保険選びをする際、「どの程度保険料を支払う余裕があるか」という予算を決めておくことも重要だ。

無理なく支払いを継続していける保険料に設定しよう。

老後の手厚い保障を希望し、年金額を増やそうとすると、同時に保険料の負担も大きくなってしまう。

場合によっては保険料の負担に家計が耐えきれず、せっかく加入した保険を途中で解約してしまう可能性も考えられる。

特に40代の場合、まだまだ住宅ローンが残っていたり、子どもの進学費用が必要だったりと金銭的な余裕がない方も多い。

そうした中で無理な保険料を設定すると、生活が苦しくなってしまうリスクが高くなる。

もちろん豊かな老後に向けた資金準備は重要な課題である。

しかし、老後の生活を見据えるあまり現在の生活を犠牲にしてしまっては元も子もない。

無理なく支払っていける保険料・保障内容のバランスを見極めた上で、保険を契約しよう。

自分に適した個人年金保険の受け取り方法を選ぶ

前述の通り、個人年金保険は「確定年金」「有期年金」「終身年金」の3種類の受け取り方法がある。

自分の状況に合わせて年金の受け取り方法を選択しよう。

確定年金と有期年金は、年金の受け取り期間が決まっているタイプだ。

一定期間のみ年金を受け取りたい場合は、確定型や有期型の商品をおすすめする。

例えば、退職してから公的年金を受け取るまでの収入源を希望する場合は、確定年金・有期年金が向いている。

また、退職してから元気な60代のうちに趣味にお金を使いたいという場合も同様だ。

一方、公的年金の不足分をカバーしたいのであれば、一生涯受け取れる終身年金が適している。

終身年金の中には、夫婦のどちらかが生存している限り年金を受け取れる「夫婦年金」というタイプもある。

上記のように、自分の希望を踏まえて自分に合った受け取り方法を選ぼう。

40代におすすめの個人年金保険とは

40代におすすめの個人年金保険とは 生命保険ナビ

ここまで、個人年金保険の基本的な特徴や40代におすすめの保険の選び方をご紹介してきた。

実際に保険への加入を検討している方は、どういった商品を選ぶべきか悩んでいる方も多いだろう。

40代におすすめの個人年金保険としては以下の3つが挙げられる。

  • マニュライフ生命 こだわり個人年金
  • 住友生命 たのしみ未来
  • 三井住友海上あいおい生命 &LIFE個人年金保険

それぞれの特徴について解説していく。

40代におすすめの個人年金保険①【マニュライフ生命】こだわり個人年金

マニュライフ生命の「こだわり個人年金」は、外貨で老後資産を準備できる商品だ。

保険料は「円」で支払い、米ドルまたは豪ドルのいずれかを選んで積立金を運用する仕組みとなっている。

「こだわり個人年金」の特長としては以下の3点が挙げられる。

  • 外貨建てで高い利率での運用を期待できる
  • 積立利率が毎月更改される
  • 契約後も柔軟なプラン変更に対応している

「こだわり個人年金」は米ドルまたは豪ドルで運用される商品だ。

日本円に比べて高金利が期待できる海外通貨であるため、高い運用成果を期待できる点が魅力となっている。

また、年金の積立利率は「基準積立利率」に基づいて設定され、毎月更改される。

金利の変動に対応して積立利率もゆるやかに変動していく点が大きな特徴だ。

さらに、家計や為替相場の状況に合わせて保険プランを柔軟に変更できる点も魅力となっている。

子どもの高校入学に合わせて保険料の払込を一時的にストップしたり、円高であることから保険料払込期間を延長したりと、希望に合わせた契約内容の変更に対応している。

「外貨で積極的に運用したい」「柔軟に老後資産を準備できる商品を選びたい」という方は、マニュライフ生命の「こだわり個人年金」がおすすめだ。

40代におすすめの個人年金保険②【住友生命】たのしみ未来

住友生命の「たのしみ未来」は、円建てで運用するタイプの商品だ。

老後の生活資金やマイホームのための資金など、自由に資産形成のプランを設計できる点が特徴である。

「たのしみ未来」の特長としては以下の3点が挙げられる。

  • 年金受け取り総額を増やす仕組みが設けられている
  • ライフプランに合わせて保険料払込期間や据置期間を自由に設定できる
  • 受け取り方法を3種類から選べる

「たのしみ未来」は、年金受け取り総額を増やすための仕組みが設けられている。

保険料払込期間中の死亡保障を抑えることで年金原資が大きくなり、さらに据置期間を設定することでより年金原資を増やせる。

また、保険料払込期間を10年〜50年、据置期間を0年〜15年の範囲で自由に設定できる点も大きな特徴だ。

ライフプランに合わせて保険の契約内容を自由に設計できる。

さらに、年金の受け取り方法は契約時に「5年確定年金」「10年確定年金」「15年確定年金」の3つから選べる。そして年金の受け取りに代えて一時金で受け取れる点も魅力だ。

「ライフプランに合った保険契約を設計したい」という方は、住友生命の「たのしみ未来」をおすすめする。

40代におすすめの個人年金保険③【三井住友海上あいおい生命】&LIFE個人年金保険

三井住友海上あいおい生命の「&LIFE個人年金保険」は、ゆとりあるセカンドライフを送るための資金準備を目的とした商品だ。

決められた金額を受け取れる定額タイプであるため、計画的に老後の資金準備を進められる。

「&LIFE個人年金保険」の特長としては以下の3点が挙げられる。

  • 年金の受け取り期間を自由に選べる
  • 簡単な手続きで契約できる
  • 個人年金保険料控除の対象となる

「&LIFE個人年金保険」の受け取り期間は、5年・10年・15年の確定年金または10年の保証がついた終身年金のいずれかから選べる。

自身の将来設計に合わせて年金の種類を選べる点が特徴だ。

また、健康状態等の告知や医師による診査不要で加入できる点も本商品の魅力である。

簡単な手続きで保険契約ができる点もメリットとなっている。

さらに、支払った保険料が「個人年金保険料控除」の対象となる点も大きな特徴だ。

課税対象額から控除ができるため、所得税・住民税の負担を軽減できる。

「決められた年金額を確実に準備したい」「将来設計に合わせて年金の受け取り期間を選びたい」という方は、三井住友海上あいおい生命の「&LIFE個人年金保険」がおすすめだ。

このように、「いつ個人年金保険に加入するか」によって最適な商品は変わる。

各年代ごとにおすすめの個人年金保険については以下の記事でまとめたので、比較してみるとより理解を深めることができるはずだ。

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40代におすすめの個人年金保険を理解して自分にあったものを選ぼう

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、個人年金保険の概要や40代におすすめの個人年金保険の選び方とおすすめの商品について解説した。

個人年金保険は老後に必要な生活資金等の準備を目的とした保険商品である。

特に40代の今から積み立てを始めることで、老後の不安を減らし、安心した生活を送ることが可能だ。

受け取り期間や運用方法にはいくつかの種類に分かれているので、

今回紹介した保険選びのポイントやおすすめ商品を参考に、あなたにあった保険を見つけてほしい。

このように、何より重要なことは、数ある保険商品の中から、自分に必要な保障内容を備えた保険を選ぶことだ。

そのため、これらの判断に少しでも疑問や不安があれば、保険のプロに相談することも積極的に検討してほしい。

一人一人に合ったアドバイスをもらうことで、あなたに必要な保険を的確に判断することができるはずだ。

また、全国の保険のプロから自分に合った担当者を探す際には「生命保険ナビ」の活用をおすすめする。

「生命保険ナビ」は、自身の条件に合った保険のプロを簡単に見つけることができるマッチングサービスである。

気になった担当者とは無料相談もできるので、ぜひ活用してほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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