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終身保険を解約するのはもったいない?解約する時の注意点や失敗しない方法を解説

この記事で解決できるお悩み
  • 終身保険を解約するとどうなるのか知りたい
  • 終身保険の解約を検討するべきタイミングを知りたい
  • 終身保険を解約する際の注意点を知りたい

保険料の支払いがきついので終身保険を解約したいが、途中でやめるのはもったいないのではないか、と迷った経験はないだろうか。

本記事では、終身保険を解約するとどうなるのか、また解約のメリットやデメリットと解約時の注意点について解説する。

加入している終身保険を解約するべきか悩んでいるという方は、ぜひ本記事を参考にしてもらいたい。

目次

もったいない?終身保険を解約するとどうなるのか

終身保険を解約するとどうなるのか 生命保険ナビ

終身保険とは、保障が一生涯続くタイプの生命保険のことである。

そんな終身保険を解約すると、解約返戻金というものを受け取ることができる。

しかし、解約返戻金は保険形態により支払われる金額が異なり、さらに受け取り金額は課税対象となる場合もある。

ここでは、終身保険の中途解約で起こる影響と、解約返戻金の詳細について解説していく。

保険料を支払わなくてすむ

終身保険を解約すると、その先保険料を支払わなくて済むので家計の負担は多少なりとも軽減されることだろう。

解約しない限り一生涯の保障が受けられる終身保険だが、保険見直しのタイミングで「他社に乗り換えたい」「貯蓄優先で考えたい」など解約を考えるタイミングは誰にでもあり得る。

しかし、解約のタイミングによっては、支払った金額よりも受け取る金額が下回る可能性もあるので、契約内容やタイミングには最新の注意を払う必要がある。

解約返戻金が受け取れる

解約返戻金とは、契約を解除した際に契約者に対して支払われるお金のこと。

金額は契約者の年齢や性別、加入から経過した年数、払込期間などによって異なり、基本的には自分がこれまで支払った額よりも少ない金額で支払われる。

保険料の払込が完了している場合は、払った分以上の解約返戻金が受け取れる可能性もある。

保険の形態により解約返戻金の金額は異なる

保険の解約返戻金には、次の3種類がある。

  • 低解約返戻金型…返戻礼率を払込金額総額の70%程度と低い水準に設定
  • 従来型…払い込む保険料と比例して解約返戻金も増えていく
  • 無解約返戻金型…解約返戻金が全くないorあってもごくわずか

保険に加入する際には、この返戻金タイプも把握しておくと、万が一中途解約する場合に損失を抑えることができる。

いずれにせよ、払込期間途中に解約すると損失が大きいので、解約を考えるならば払込が終わった後の方が良いと考えられる。

終身保険の解約を検討するべきタイミング

終身保険の解約を検討するべきタイミング 生命保険ナビ

一生涯の保障を受けるつもりで加入した終身保険も、次のような事例に当てはまる場合は解約を検討しても良いかもしれない。

「解約」と聞くとネガティブな印象だが、理由によっては今後の生活をより良くするために必要な決断でもある。

まとまった資金が必要になった時

急な出費でまとまった資金が必要になった際、保険を解約することで返戻金の受け取りによる資金調達が可能。

タイミングによっては多少解約返戻金が減るものの、大きな金額をすぐに用意できるのはメリットでもある。

しかし、できれば保険以外の貯蓄を優先的に使い、あくまで保険の解約は最終手段として活用するのが良いだろう。

保険を頼りにしなければ万が一の事態に対応できない経済状況に陥らないよう、保険以外の資産管理もぜひ徹底していきたいものだ。

他の保険を含めて資産全体の見直しをする時

「今保有している金融商品は適切か」、誰もがふと考えるタイミングがあるだろう。

保険は常に”今”が旬であり、加入時とは状況が変わって乗り換えた方が良い場合もある。

保険の見直しは、更新のタイミング等で定期的に行うのがベスト。

担当のFPなどがいる場合は、いつでも相談して常に自分に合ったプランで保有していくのがおすすめだ。

より良い保障内容の保険が出てきた時

保険に加入していると、「あっちの方が良いかも」とより良い保険商品に出会う場合もある。

条件や内容を見比べた上で、乗り換えた方がメリットが大きいという場合は中途解約も視野に入れて検討しよう。

もちろん乗り換える場合も、その後の人生設計(ライフプラン)の作成・確認は必要だ。

例え解約返戻金が払込金額を下回る場合でも、将来的なメリットがあるならば解約のタイミングといえるだろう。

終身保険の解約時に注意すべきポイント

終身保険の解約時に注意すべきポイント 生命保険ナビ

終身保険を解釈すると、保険料の払込がなくなるメリットはあるが、その後の保証は受けられなくなる。

解約後に注意すべきポイントをまとめてみたので、解約を検討する前に1度目を通してみて欲しい。

保障がなくなることを理解しておく

終身保険を解約すると、当然だが解約後の保障は一切なくなる。

即日ということはないが、解約すると1〜2週間程度で完全に保障が受けられなくなるので、その後のライフプランもよく考えた上で解約を検討しよう。

保険は、契約年齢に制限があるものや、病気の経歴があると加入できないものもある。

解約後に別の保険を検討している方は「条件が合わなくて加入できなかった」ということがないように、下調べは入念に行っておこう。

解約返戻金に関連した注意事項

解約返戻金を受け取る際は、受取金額の把握はもちろん、税金が課せられる場合があるということも覚えておこう。

例えば、解約返戻金が払込金額を上回った場合、契約者は「利益を得た」ということになり所得税の対象となる。

また、解約返戻金を「一時所得」として受け取った場合には【(解約返戻金ー払込総額)ー特別控除50万円÷2】が課税対象。

一時所得とは、営利目的の行為から得られたものではない一時的な所得のことだが、見え方としては「利益がでた」という扱いになる。

このように、解約返戻金には金額に応じて税金が課せられるということを知っておこう。

保険の変更という選択肢も考慮する

終身保険の解約をするということは、次に加入するまでの保障がなくなるということ。

保証を必要としないうちは「月の支払いが高い」と、家計を圧迫するネックになることもあるが、万が一を考えれば加入していて損はない。

今の保険に不満を感じて保険の解約を検討しているのであれば、保険の変更も前向きに検討しよう。

どの商品を選べば良いか迷ったら、保険探しのプロ「生命保険ナビ」などのサービスを活用するのも良いだろう。

終身保険の解約はもったいない?保障内容をよく確認してから考えよう

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、「終身保険を解約するのはもったいないのか」という疑問に対して、解約による影響や、解約を検討するべきタイミング、そして解約時の注意点について解説した。

終身保険の解約は一見もったいないと思えるが、保険の見直しをして新しい保険に入る必要が出てきた場合など、した方が良い時もある。

一方で、解約すると元本割れで損をする可能性もある。

自分自身の生活状況やその他の保険商品との比較・検討することが難しいと感じた方は、経験豊富な保険のプロに相談することも有効だ。

また、全国の保険のプロの中から自分に最適な担当を見つけるためには、マッチングサイト「生命保険ナビ」の活用がおすすめだ。

「生命保険ナビ」は自分の希望条件を入力することで、最適な保険のプロを見つけ出してくれるサービスである。

無料相談も利用できるので、是非活用してほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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