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生命保険はいつまで必要?60歳以降の解約・見直しについて解説

この記事で解決できるお悩み
  • 60歳になり負担が増えたため生命保険を解約しようか迷っている
  • 解約にあたっての注意点や実際の手順が知りたい
  • 保険の見直しについて具体的な知識を入手したい

60歳という節目を前に、生命保険を継続すべきか解約すべきか悩んでいる方は多いだろう。

今回は、生命保険の解約について、検討する際のポイントと注意点を解説する。

また、解約以外の方法や、保険の見直し方法についても解説する。

保険の更新が近づいてきた方や、既に加入している方で保険を見直したいと考えている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてほしい。

目次

60歳で生命保険を解約するとどうなる?

生命保険を解約するとどうなる? 生命保険ナビ

はじめに解約によるメリットとデメリットを解説する。

メリット

一番のメリットは、月々の保険料の支出がなくなることだ。

保険料の負担がなくなると家計に余裕が生まれ、以下のようなことができる。

  • 夫婦で旅行に行ける
  • お孫さんへのプレゼントができる
  • 老後に向けて貯蓄ができる

ただ解約を申し出る時期によっては、引き落とし口座から翌月分の保険料が引き落とされるケースもある。

なお問い合わせをすれば返金はされる。契約解除後の保険料の支払いについては保険会社や営業担当者に事前に確認しておこう。

また半年払いや年払いなど保険料をまとめて支払っている場合は、保険料が返金されないケースもあるため、契約解除のシミュレーションは念入りに行うべきだ。

デメリット

デメリットは以下の3つだ。契約解除すると取り返しのつかないこともあるため、保険の解約は慎重に行おう。

  • 保障がなくなる
  • 解約返戻金が元本割れする
  • 保険の再加入は難しい

保障がなくなる

保険の契約を解除すれば、当然ながら保障がなくなってしまう。

解約直後に病気や高度障害状態になっても保険金は支払われなくなる。

特に貯蓄が少ない状態で保険を解約すると万が一の事態が発生した場合、残された家族の生活費や、住宅・車のローンの返済金など必要なお金を捻出できないケースも考えられる。

解約する際は、解約後に万が一のことが起きても十分に対処できるだけの蓄えがあるのか十分にシミュレーションしよう。

解約返戻金が元本割れする

満期前に解約すると解約返戻金が受け取れる。ただ解約時期によっては、これまで払い込んだ保険料よりも、解約返戻金が少ない場合がある。

特に加入から解約までの期間が短いほど、解約返戻率が低い傾向にある。

そのため契約してからの年数が経っていない状態で解約してしまうと、解約返戻金が元本割れしてしまう可能性が高い。

受け取れる解約返戻金が元本割れしてしまう場合は、早急にまとまったお金が必要といった事情がなければ、本当に解約すべきか改めて検討すべきだ。

保険の再加入は難しい

一度解約してしまうと、同額の保険料かつ同様の保障内容での再加入は難しい。

解約後に「やはり解約しなければよかった」と後悔する方もいる。

保険料はそのときの年齢や健康状態によって計算される。

したがって再加入時に年齢が増えており、かつ保障内容を変えなければ保険料が上昇するケースは多い。

現在保険料の支払いが負担となっているため、解約を考えている方もいるだろう。

契約解除によって月々の支出は軽くなる。しかしまた同じ保険を契約しようとすると、保険料の上昇によって、さらに支払いが大変になってしまう。

そのため少々保険料の支払いが苦しくても、現在の契約を継続させた方が将来の経済的な負担は小さくなる可能性がある。

生命保険を解約する際は現在だけでなく将来の保険料の負担も考慮することが大切だ。

60歳以降の生命保険の解約は慎重に検討しよう

生命保険の解約は慎重に検討しよう 生命保険ナビ

解約には先述の難点があるため慎重に検討すべきだ。ただ、どうしても解約しなければならないと考える理由もあるだろう。

ここでは解約したいと考える理由と、月々の保険料を減らす方法について解説する。

生命保険を解約したい理由

生命保険を解約したいと考える理由を以下3つ解説する。

  • まとまったお金が必要になったから
  • 別の商品に乗り換えたいから
  • 保険料の負担が重いから

まとまったお金が必要になったから

終身保険や養老保険など貯蓄性のある保険を解約すると、一般的に解約返戻金が受け取れる。

保険の解約によってまとまったお金が手に入るため、以下の資金源にすることも可能だ。

  • 老後の生活費
  • 子どもの結婚式の費用
  • 孫の教育費

ただ先述したように、支払った保険料よりも受け取る解約返戻金が少なくなる場合がある。

そのため解約時に後悔しないために、加入前にシミュレーションを行うことが大切だ。

別の商品に乗り換えたいから

より魅力的な商品が見つかった、保障内容が現在のライフプランに合っていないなどの理由で別の商品に乗り換えたいという理由もあるだろう。

保険会社はより今の時代にあった保険を販売または、現在の保険をリニューアルしている。

そのため現在加入している保険よりも、今販売されている商品の方が魅力的なことは珍しくない。

また乗り換えた方が、現在のライフプランにあった保障内容にできるケースもある。

新しい保険で考えられる将来のリスクに備えられるのであれば、現在加入している保険は不要になる。

ただ保険に詳しくない方が、新しい保険の加入によってどの程度将来のリスクに備えられるのか正確にシミュレーションすることは難しい。

そのため保険を乗り換える際は保険の専門家に相談するのがおすすめだ。

保険の専門家であれば商品ごとのメリット・デメリットを把握した上で、検討している商品でどの程度想定外のトラブルに備えられるのか判断してくれる。

保険のプロに相談したい方は「生命保険ナビ」で自分に合った専門家を見つけよう。

「生命保険ナビ」は全国の保険のプロとマッチングできるサービスだ。

必要な情報を入力するだけであなたに合う保険のプロを抽出してくれる。

事前に経歴やプロフィールを確認できるため、納得してから面談を申し込めることが魅力だ。

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保険料の負担が重いから

転職や定年によって収入が減少してしまい、保険料の負担が重くなってしまい解約したいという理由もあるだろう。

契約内容によっては、毎月数万円以上もの保険料を支払うケースもある。

加入当時の収入では問題なかったとしても、ライフステージの変化によって保険料の負担が重くなってしまうケースは珍しくない。

契約解除によって保険掛金の負担がなくなり、家計は楽になる。

ただし契約解除には前述した3つのデメリットもあるため、慎重に検討しよう。

保険料を減額する方法

金銭的な理由で保険の解約を考えている方は、月々の保険料を減らすことも考えよう。

保険料の負担が減ることで、保険を継続しやすくなり万が一の事態にも備えられる。

ここでは保険料の負担を減らす2つの方法について解説する。

保障内容を見直す

最も簡単な方法が現在の保障内容を見直すことだ。

保障内容の見直しには次の3つがある。

減額保険の一部を解約し、保険金を減少させること
特約の解約不要な特約を一部解約する
定期保険への切り替え保険料が割安な定期保険に切り替える

減額とは保障内容を現在よりも小さくすることだ。保障内容が小さくなると、保険料が安くなるため家計の負担が減る。

また一部特約の解約も有効だ。特約を付加すると保障が手厚くなる代わりに、保険料が上昇してしまう。

当時は必要だった特約も、年数が経って不要になった特約もあるだろう。不要になった特約を解約することによって、合理的に保険料の負担を減らせる。

現在終身保険や養老保険といった貯蓄型の保険に加入している方は、掛け捨て保険である定期保険に乗り換えることによっても保険料を減額することが可能だ。

貯蓄性のある保険は、満期保険金や解約返戻金を受け取れる代わりに、定期保険よりも割高だ。

定期保険に再加入すれば、保障内容を変えずに保険料を安くできる可能性が高い。

ただし満期保険金や解約返戻金を受け取れないことには注意が必要だ。

払済保険・延長保険へ変更する

払済保険や延長保険への変更によっても、保険料の負担を小さくできる。

払済保険とは保険料の支払いを止め、現在の解約返戻金を一時払保険料に充て、保険期間を変更せず同じの保険に乗り換えることだ。

払込保険に変更すると、保険金額は小さくなり特約が消滅する。

払済保険は保険料の支払い義務をなくし、最低限の備えを準備したい方におすすめだ。

ただし解約返戻金が少なく、十分な保障が用意できない可能性もある。

払済保険に変更する前は、どの程度の保障を用意できるかは必ず確認しよう。

延長保険とは保険料の払い込みを止め、解約返戻金を一時払保険料に使用して、保険金額が同一の定期保険に乗り換えることだ。乗り換えた後は、保険料を支払う必要はない。

また保険金額は変わらず、解約返戻金によって保険期間が決まる。

保険期間は現在より短くなる。ただし延長保険に変更すると、特約が消滅するため注意が必要だ。

保険金額が変わらないため、お金のかかる一定の期間のみに備えたい方におすすめだ。

ただし解約返戻金の額によっては、想定よりも保険期間が短くなる恐れがある。

変更前にはどの程度の保険期間になるのかは必ず確認しよう。

60歳での生命保険の解約を回避するために!必要な保険にだけ加入しよう

必要な保険にだけ加入しよう 生命保険ナビ

望まない保険の解約を避けるためには、あらかじめ必要な保険だけに加入しておくことが重要だ。

ただ自身に必要な保険がわからないと悩む方もいるだろう。

ここでは60歳の方が生命保険に加入するときに検討するべきことを以下3つ解説する。

  • 加入の目的を明確にする
  • 定期的に保障内容の見直しを行う
  • 保険料の負担を考える

加入の目的を明確にする

これから新たな保険への加入を考えている方は、加入の目的を明確にしよう。

備えたいリスクや加入の目的を明確にしないと、不要な保険の加入や早期に必要な保険を解約してしまいかねない。

そのような事態を避けるためには、備えたいリスクと必要な保障内容を明確にすることが重要だ。

たとえば60代の方であれば、以下のような目的で保険への加入を考えているのではないだろうか。

  • 葬式代を残したい
  • 配偶者の生活費を残したい
  • 相続税対策を行いたい

葬儀代の用意であれば、一般的に100万円前後の現金があれば十分だろう。

一方で、配偶者の生活費を残すことや相続税対策が目的の場合は、個々人の状況によって必要な内容は異なる。

あなたの目的に合う保障内容を知りたければ、保険の専門家に相談するのがおすすめだ。

専門家に相談すると、あなたの事情にあったアドバイスを受けられる。

また保険の専門家を探す際は「生命保険ナビ」の活用をおすすめする。

「生命保険ナビ」には全国の保険のプロが登録しており、その中からあなたに合った専門家を選ぶことが可能だ

気になる方は下記のリンクから申し込んでほしい。

定期的に保障内容の見直しを行う

年齢やライフステージによって必要な保険は異なるため、定期的に保障内容の見直しを行うことも重要だ。

保障内容を見直し、保険金額の増額・減額、特約の付加・解約を行うことによって、今のあなたに合う保障内容に変えることもできる。

保障内容の見直しは、新規に保険を契約しなくても良いため契約の手間がかからないことがメリットだ。

すでに保険に加入されている方は、保障内容の見直しも検討してほしい。

保険料の負担を考える

保険料の負担を考えることも重要だ。保障内容が充実していても、保険料の支払いが負担になっていると保険の契約を継続することは難しい。

そのため保険に加入する前には、保険料の支払いが継続的に行えるのかも十分に検討するべきだ。

特に60代は役職定年や定年によって収入が大幅に下がるケースは珍しくない。

したがって今よりも収入が下がったとしても、保険料を支払えるかという視点が重要だ。

少しでも収入がダウンしたら保険料の支払いが難しいと考えるならば、保障内容を小さくする、特約の加入を止めるなどして、保険料を少なくすることを考えよう。

あなたにとって最適な選択を

「いつ・どんな人が保険に加入するか」で最適なプランは異なる。つまり、同じ60代であっても、性別や独身・既婚などのステイタスによってその最適解は変わってくるということだ。

年齢別におすすめの保険60代におすすめの保険をまとめたこちらの記事も参考にしていただくと、より60代のあなたに合った保険を見つけることができるだろう。

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まとめ 生命保険ナビ

本記事では、60歳で保険を解約するメリットデメリットや解約方法、自分に適した保険の選び方や保険の見直し方法について解説した。

60歳になり生命保険の解約を検討する方は、保険料の負担や、保険の必要性等に疑問を持っているケースが多いだろう。

しかし、一度解約すると、年齢や健康状態によっては再加入が難しくなる可能性がある。

そのため、ご自身のライフプランと保険のバランスをよく見つめ直した上で決断することをおすすめする。

しかし、保険は商品性やライフプランなど考慮すべき事項が複雑な上に、膨大な数の商品が存在します。

もし、ご自身のみの判断に不安を感じる方は、保険のプロに相談してみると良いだろう。

「生命保険ナビ」では、あなたのニーズに合った保険のプロをマッチングすることが可能であるため、安心して保険の見直しや解約を行うことが可能である。

保険に関して少しでも疑問や不安がある方は、以下のボタンから申し込んでみてほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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