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4歳からでも学資保険に加入できるのか?学資保険のメリットやおすすめ商品について解説

この記事で解決できるお悩み
  • 4歳からでも学資保険に加入できるのか知りたい
  • おすすめな学資保険の商品を知りたい
  • 学資保険以外に教育資金を貯蓄する方法があれば知りたい

子どもがいる家庭であれば、将来の教育資金を学資保険で貯めたいと考える人も多いのではないか。

ただ、学資保険には3歳までの子どもが対象となっている保険が存在する。

その為、4歳になってからだと入れる保険がないのではと心配している方もいるだろう。

結論から言うと、4歳からでも入れる学資保険は存在し、加入するメリットは十分ある。

本記事では4歳から学資保険に加入するメリットや注意点、おすすめの学資保険の商品、そして学資保険以外の教育資金貯蓄方法について解説する。

学資保険に入りそびれてしまったと悩んでいる方は、参考にしてほしい。

目次

4歳から入れる学資保険はあるのか

4歳から入れる学資保険はあるのか 生命保険ナビ

学資保険は、基本的に支払う保険料よりも多くの保険金を受け取るために加入する。

子どもの年齢をもとに契約するが、加入時期が遅いと、受け取れる保険金が保険料総額を下回る可能性がある。

そのため、子どもの年齢に契約範囲が設けられているのが一般的である。

では、子どもが4歳になっても学資保険に加入できるのか。4歳から加入するメリットや注意点を解説する。

学資保険の特性と子どもの対象年齢

学資保険は貯蓄性のある保険で、満期で保険金を受け取れる。

保険料総額よりも保険金額のほうが多ければ、教育資金の負担を軽減できる。

学資保険には保険の機能もあり、保険料払込免除特約を付帯すれば、契約者が万一のときは、その後の保険料が免除されるうえ、満期に保険金も支払われる。

この点は、貯蓄や運用にはないメリットである。

また学資保険の特性のひとつとして、早めに加入するほど、返戻率は高くなる。

返戻率は、保険料総額に対する保険金額の割合のことで、保険料総額が100万円、保険金額が100万円なら、返戻率は100%となる。

返戻率が高いほど資金を増やせるが、他の契約条件が同じであれば子どもの年齢が若いときに加入するほど、返戻率は高くなる。

4歳からでも学資保険へ加入するメリット

学資保険は、保険金と保障が組み合わさった保険である。

返戻率を考えると、子どもが0歳のときに加入したいが、保障が重要だと考えれば4歳でもメリットがある。

たとえば、大学入学資金に備え学資保険に加入する場合、満期を17歳(18歳)とする。

4歳から17歳までの間で、契約者に万一のときがあっても教育資金を準備できる。

また保険会社によっては、4歳であっても満足できる返戻率になる場合がある。

6歳まで加入できる商品もあるため、子どもの年齢が4歳であっても、諦めず、シミュレーションして確認しておきたい。

4歳から学資保険に加入する時の注意点

4歳から学資保険に加入する場合、0歳からと比べると、選べる選択肢が減少する。加入時期が遅いほど、返戻率が少しずつ減るためである。

ただ、4歳からでも返戻率100%を超える商品もあるため、一つひとつ丁寧にシミュレーションして、家族に合った商品を見つけるとよい。

また、返戻率100%を超えるためには、保険料払込期間を短くしたり、年払いにしたりするなどの保険設計が必要となる。

設計によっては、1回で払い込む保険料の額が増え、無理して加入することになりかねない。契約を継続できる範囲で加入することに注意しよう。

このように、「いつ学資保険に加入するか」によって保険の適性や活用法は変化する可能性が高い。

以下の記事では年代別のおすすめの学資保険についてもまとめているので、年代ごとのポイントを押さえる際にはぜひ活用してほしい。

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4歳から加入できる学資保険の中でおすすめの商品を解説 生命保険ナビ

ここでは、4歳から加入できる学資保険の中でおすすめの学資保険を紹介し、学資保険の商品性への理解を深めていく。

注意点として、紹介する内容は、公式サイトに記載されている情報をもとにしている。

公式サイトであっても商品情報の一部であり、公式サイトにはない保険設計もできるのが一般的である。

保険を選ぶ際には、保険のプロである保険募集人にシミュレーションしてもらったほうが安心だ。

明治安田生命「つみたて学資」

つみたて学資」は明治安田生命が販売する学資保険である。

「つみたて学資」の特徴は次のとおりである。

  • 子どもの年齢で6歳まで加入できる。
  • 保険料払込期間には、全期前納払(一括払い)、10歳満了、15歳満了がある。
  • 受取時期は、18歳、19歳、20歳、21歳の4回である。

子どもが6歳であっても加入できるが、保険料払込期間は最長で15歳満了しかない。

また、保険金の受取時期を大学入学時期だけではなく、21歳まで4回に分けることで、返戻率を高くしている。

返戻率のみで評価するのではなく、保険料払込期間による保険料の額が支払えるか、大学入学時にまとめて受け取らなくて問題ないかなどの検討が必要となる。

日本生命「ニッセイ学資保険」

ニッセイ学資保険」は日本生命の学資保険である。

「ニッセイ学資保険」の特徴は次のとおりである。

  • 子どもの年齢で6歳まで加入できる。
  • 保険料払込期間には、学資年金開始時まで、5年満了、10年満了がある。
  • 受取時期は、18歳、19歳、20歳、21歳、22歳の5回である。
  • 受取開始年齢には、17歳もある。

ニッセイ学資保険も子どもが6歳までなら加入できる。

受取時期は計5回あり、学資年金300万円なら、1回目が100万円、以降50万円ずつ4回にわたり受け取れる。

明治安田生命の学資保険とは異なり、保険料払込期間には、「学資年金開始まで」があるため、毎月支払う保険料をおさえつつ、教育資金の準備をすることも可能である。

ただし、保険料払込期間を長くするほど返戻率は下がるため、保険料と保険金のバランスが大切となる。

フコク生命「みらいのつばさ」

みらいのつばさ」はフコク生命が取り扱う学資保険である。

「みらいのつばさ」の特徴は次のとおりである。

  • 子どもの年齢で7歳まで加入できる。
  • 保険料払込期間には、11歳満了、14歳満了、17歳満了がある。
  • 受取時期は、入園・入学ごとに受け取れるタイプと大学進学で受け取れるタイプがある。

みらいのつばさの年齢条件は、7歳までである。

保険料払込期間には、中学進学前に払い終える11歳満了、高校進学前に払い終える14歳満了、保険料の負担を減らせる17歳満了がある。

受取時期は、入園(3歳)から大学卒業(22歳)まで受け取れるタイプや大学入学(18歳)と大学卒業(22歳)で受け取れるタイプがある。

ほかの学資保険と同様、大学在学中も運用されるタイプである。

一般的に、大学入学時にまとまった教育資金が必要となるため、保険金の受取時期が分散されても問題ないかどうかについて検討する必要がある。

学資保険以外で4歳から教育資金を貯蓄する方法

学資保険以外で教育資金を貯蓄する方法 生命保険ナビ

教育資金の準備方法は、貯蓄と学資保険が一般的だが、家計の状況や家庭の考え方によっては、ほかの方法もある。

ここでは、学資保険以外で教育資金を準備する方法について解説する。

NISAを活用した資産運用

学資保険は、万一のときの保障と貯蓄を目的とした保険である。

万一のときの保障は、終身保険や定期保険などの死亡保障で対応でき、また学資保険の返戻率に魅力を感じなければ、資産運用で代用することが可能だ。

2024年からNISAが一新され、非課税保有期間が無期限化される。

つみたて投資枠(年間120万円)と成長投資枠(年間240万円)を合計して、年間360万円まで非課税枠を利用できる。

非課税枠の再利用も可能となり、全体で1,800万円(うち、成長投資枠は1,200万円)まで運用可能だ。

資産運用では損失が発生することもあり、教育資金の準備としては十分注意をしなければならないが、利益は非課税となり、複利効果も得られるため、場合によっては学資保険以上の成果を得られる。

外貨建て終身保険

一生涯の死亡保障が得られる終身保険を外貨で支払う保険である。

一般的に活用されているのは円建ての終身保険だが、外貨建ては高い利率に期待できる。

外貨建てであっても、終身保険という商品性は変わらない。

円建てと異なる点として、外貨で保険料を支払い、外貨で受け取る。特約により円でやり取りすることが可能だが、為替相場の影響を受ける。

円安時に保険に加入し、円高時に保険金を受け取ると、高い利率のメリットが打ち消されてしまう可能性もある。

外貨建て終身保険に加入する前に、保険設計を依頼するとよい。

為替相場の解約返戻金額への影響がシミュレーションされているはずである。

最悪のケースで、解約返戻金額や保険金額にどの程度影響するか必ず確認しておこう。

また教育資金は、十数年後に必ず必要となる資金であり、リスクが高すぎると計画通りの準備ができない場合もある。

資産運用を重視する場合は、NISAでの運用も検討しよう。

低解約返戻金型終身保険

低解約返戻金型終身保険は、一般の終身保険と比較すると、解約返戻金の額が低く設定されているが、保険料が割安な保険である。

解約返戻金の額は、保険料払込満了後は、一般の終身保険と同額となる。

たとえば保険料払込期間を10年とし、それ以降の解約返戻金の額が保険料総額を上回るように設計する。

適切な保険料払込期間は保険商品によって異なり、保険料払込期間を短くすると保険料は高くなるため、家計の状況も把握しておかなければならない。

低解約返戻金型終身保険は、死亡保障と貯蓄性を兼ね備えた保険で、学資保険と似ている。

学資保険の商品性とも比較しながら検討してもよいだろう。

4歳から学資保険に入る際は慎重に!メリットと注意点から総合的な判断を

まとめ 生命保険ナビ

本記事では4歳から学資保険に加入するメリットや注意点、おすすめの学資保険の商品、そして学資保険以外の教育資金貯蓄方法について解説した。

学資保険は早めに加入した方が返戻率が高くなり、将来受け取れる保険金が増える特徴がある。

ただ、保険料の払込期間を短くしたり、給付回数を減らすことで十分な金額の保険金をもらうことが可能である。

また、4歳から加入することも可能であり、決して遅くはない。

しかし、低解約返戻金型終身保険を利用した方がお得な場合もあるなど、家庭の状況によって適切な教育資金の準備方法は異なる。

そのため、もし保険の比較や家庭にとって適切な保険の選択にまよったら、保険のプロに相談することも検討してみよう。

それぞれの家庭に合ったアドバイスをもらうことで、必要な保険を的確に判断することができるはずだ。

また、全国の保険のプロから自分に合った担当者を探す際には「生命保険ナビ」の活用をおすすめする。

「生命保険ナビ」は、自身の条件に合った保険のプロを簡単に見つけることができるマッチングサービスである。

気になった担当者とは無料相談もできるので、是非活用してほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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