- チューリッヒ生命のがん保険のデメリットが知りたい
- チューリッヒ生命が販売するがん保険の内容が知りたい
- 自分に合うがん保険の見つけ方が知りたい
スイスに拠点を持つチューリッヒ生命は、創業から150年以上の歴史を誇る伝統ある保険会社である。
チューリッヒ生命が取り扱うがん保険は、抗がん剤治療への手厚い保障を特徴とする。
加入を検討している人の中には、デメリットはないのかと気になる方もいるだろう。
そこで本記事では、チューリッヒ生命のがん保険について、具体的な商品内容とともにメリット・デメリットを解説する。
また、自分に合うがん保険の見つけ方についても説明する。
チューリッヒ生命のがん保険を利用するべきか悩んでいるという人は、ぜひ参考にしてほしい。
デメリットを知る前に!チューリッヒ生命のがん保険の評判を詳しく知ろう
チューリッヒ生命は、日本で25年以上の運営実績がある外資系保険会社だ。
がん保険をはじめ、さまざまな保険商品を取り扱っており、多くの契約者を抱えている。
知名度だけでなく、顧客満足度も高いため、安心して契約できる。
まずは、チューリッヒ生命の会社概要や、取り扱っているがん保険について解説する。
チューリッヒ生命の特徴
チューリッヒ生命は、世界で約150年、日本で25年以上の運営実績を誇る外資系保険会社だ。
2023年6月、保有契約件数は133万件を突破しており、多くの契約者を抱えていることがわかる。
多くの契約者がいるということは、優れた保険商品を販売していることの裏返しだ。
「外資系の保険会社は不安」という感情を持つ方も多いが、チューリッヒ生命は安心して契約できる保険会社と言えるだろう。
保険会社の財務健全性を示す「ソルベンシー・マージン比率」は1,000%を超えている。
一般的に200%を超えていれば安心できると言われているため、チューリッヒ生命の財務健全性は申し分ない。
また、保険金・給付金の支払いに要した平均日数は「3.88営業日」とスムーズだ。
保険支払事由が発生し、保険金を請求してから実際に受け取れるまでスムーズなので、「万が一」が起きたときの経済的な不安を軽減できるだろう。
チューリッヒ生命のがん保険に関する良い評判・口コミ
以下で、チューリッヒ生命のがん保険に関する良い評判・口コミを紹介する。
リアルな声は参考になるため、一読しておくといいだろう。
「結婚を機にガン保険に加入していました。(中略)乳がん検診で引っかかってしまい、(中略)ガンが一気に現実的なものと感じ、お金の心配がすごくありました。(中略)手術のお金もしっかり保険から出ましたし、(中略)長く続きやすいと言われている通院治療に対しても充実した内容だった(後略)」
出典:みん評(2023年11月調査)
がんの診断を受け、手術をはじめとした治療を受けた際に経済的に救われた旨の声が見られた。
がんの治療は一般的に高額で、しかも長期にわたる。
チューリッヒ生命では特約を自由にカスタマイズできるため、特約を付けなければ安い保険料で加入できるメリットがある。
経済的負担を抑えてがんに対して備えられることから、家系や遺伝的にがんのリスクが高い方は契約を検討すると良いだろう。
チューリッヒ生命のがん保険に関する悪い評判・口コミ
続いて、チューリッヒ生命のがん保険に関する悪い評判・口コミを紹介する。
良い評判だけでなく、悪い評価についても把握しておこう。
「現在のがん治療にとてもあった保険で(中略)治療を行った場合に、月毎に給付金が出るというものです。(中略)私は昨年乳がんになってしまい、(中略)放射線治療は1ヶ月で終了したのですが、それから現在もホルモン剤を毎日1錠飲むという治療を続けています。1ヶ月毎に給付金がもらえると思っていたのですが、3ヶ月分のお薬を1回で処方されていたため1ヶ月分しか給付金が出ないというのです。(後略)」
出典:みん評(2023年11月調査)
契約内容をきちんと理解しておかないと、「給付金をもらえると思ったのに、もらえなかった」という事態が起こりかねない。
このようなアクシデントを防ぐためには、契約前にきちんと内容を理解することが欠かせない。
不安な点がある場合は、チューリッヒ生命の担当者やカスタマーサポートに相談することが大切だ。
チューリッヒ生命のがん保険の評判・口コミから分かること
以上の評判・口コミから、チューリッヒ生命のがん保険では、がんに対して手厚い保障となっていることがわかる。
がんに備えたいと考えている方にとって、相性がいい可能性が高い。
しかし、契約内容をよく理解したうえで加入しないと、口コミにあるように給付金がでないケースもある。
必要なときに給付金を受け取れないと、保険に入った意味がないので注意したい。
また、特約の内容を自由にカスタマイズして自分にあった保障内容にすることができるが、それには個々の特約の内容もしっかり理解しておく必要がある。
保険契約の内容をすべて把握するのは難しく、自分自身に合った保障内容であるか確認しなくてはならない。
以下で、チューリッヒ生命のがん保険のデメリット・メリットをふまえて、自分自身に合った保険の選び方について説明する。
チューリッヒ生命のがん保険のデメリットとは
チューリッヒ生命では、がん保険として「終身ガン治療保険プレミアムZ」を取り扱っている。
がん治療に対する広範な保障を行っており、終身型なので保険料が一生涯上がらないメリットがある。
しかし、実際に契約する前に注意するべきポイントもあるため、きちんと情報収集することが欠かせない。
チューリッヒ生命のがん保険のデメリット
チューリッヒ生命のがん保険のデメリットとして、保障を手厚くするためには特約が必要である点が挙げられる。
主契約は「抗がん剤治療給付金」「自由診療抗がん剤治療給付金」だ。
「診断一時金」「手術給付金」「入院給付金」を受け取るためには、特約を付加する必要がある点に注意しよう。
がんと診断されて仕事量を減らすことになると、収入減に備える必要がある。
診断一時金があれば、当面の生活費や入院に向けての準備費用に充てられるが、特約を付加しないと受け取れない。
また、手術・入院した際の給付金に関しても主契約に含まれていない。
きちんと保障内容を確認しておかないと、「保険金を受け取れると思ったのに、受け取れなかった」という事態になりかねないため、注意が必要だ。
なお、チューリッヒ保険は「定期型」のがん保険を取り扱っていない。
終身型のがん保険しか用意していないため、「特定の期間だけがんに備えたい」というニーズには対応できない。
チューリッヒ生命のがん保険のメリット
チューリッヒ生命のがん保険は、がんの治療実態にあわせて「抗がん剤治療」「手術」「放射線治療」に手厚く備えることができる。
近年、抗がん剤治療や放射線治療は通院で行うことが多い。
例えば、「入院給付金」しかないがん保険の場合、通院の際には給付金を受け取れない。
しかし、チューリッヒ生命のがん保険であれば、入院はもちろん、通院に関する給付金も受け取れる。
がんの治療は長期にわたることが多いため、長期的に通院することになっても、医療費負担を抑えられるだろう。
終身型の保険なので、保険料は一生涯上がらない。
30歳の方の場合、月々1,000円程度の保険料で加入できるため、終身にわたるがん保障を受けたい場合は好相性な保険といえるだろう。
他の保険会社と比較し、自分に合うがん保険を見つけることが大切
チューリッヒ保険のがん保険は、実際に多くの方から好意的な評判が寄せられている優れた商品だ。
しかし、チューリッヒ保険のがん保険が万人に必ず合うわけではない。
主契約は「抗がん剤治療給付金」「自由診療抗がん剤治療給付金」に限られるため、主契約として幅広い保障を得たいと考えている方とは合わない可能性がある。
がん保険の加入を検討する際には、チューリッヒ保険のがん保険を「選択肢の一つ」としてリストアップしつつ、他社のがん保険と比較検討することが大切だ。
各保険会社によってがん保険に特徴があるため、さまざまな保険商品に目を通すことで、自分にとってより良い保険が見つかるだろう。
チューリッヒ生命のがん保険のデメリットがわかったら!自分に合うがん保険の見つけ方
「自分に合っているがん保険は、どのように見つければいいのだろう」という方も多いのではないだろうか。
がん保険は「がんの治療費に備えるための保険」だが、選ぶ際に注目するべきポイントがある。
以下で、自分に合うがん保険の見つけ方について解説するので、参考にしてみてほしい。
自分に必要な保障内容と保険料のバランスを考慮する
がん保険を選ぶ際には、自分の健康状態や家族の既往症、経済状況など多くの要素を考慮する必要がある。中でも、まずは必要な保障の範囲を考えることが大切だ。
がん治療のための入院費用や手術費用、抗がん剤治療費など「具体的いくらかかるのか」を調べ、預貯金でどの程度対応できるかチェックしてみよう。
厚生労働省の「令和二年度 医療給付実態調査」によると、がん治療に際しての入院治療費の平均は「7万円程度」、通院治療の平均は「1回あたり6,000〜7,000円程度」だ。
あくまでも平均値ではあるが、おおむねの費用をイメージできるだろう。
預貯金である程度カバーできるのであれば、基本的な保障だけで足りる可能性がある。
一方で、預貯金だけでカバーするのが難しい場合は、特約を含めて手厚い保障を用意しておくと安心だ。
また、保険契約後は毎月または毎年保険料を支払う必要がある。
家計状況を把握したうえで、保険料が支払える範囲内を確認し、長期的に無理なく払える保険料を設定しよう。
必要に応じて、ファイナンシャルプランナーなどの専門家のアドバイスを求めることも有意義だ。
保険の専門家やファイナンシャルプランナーに相談することで、自分に合った保険商品を見つけるためのサポートを受けられる。
巷には多くのがん保険があるため、自分に合っているがん保険を探すのは容易ではない。
保険会社のホームページを一つずつチェックするのは非効率で、現実的ではないだろう。
効率よく自分に合った保険を見つけるためにも、保険に詳しいプロに相談することを検討してみてほしい。
自分の生活スタイルや健康に対する考え方を基準に選ぶ
自分の生活スタイルや、健康に対する考え方も意識しよう。
現代は「2人に1人ががんになる時代」とも言われており、いつがんに罹患してもおかしくない。
生活習慣が乱れている方や遺伝的な要素で「がんになりやすい人」がいるため、自分がどの程度がんに備える必要があるのか、客観的に分析しよう。
また、配偶者や子どもがいる場合、がんの治療費だけでなく家族の生活費や教育費も考慮する必要がある。
がんになると仕事をセーブすることもあり、治療費負担だけでなく収入が減少するリスクが起こりうる。
健康保険の傷病手当金などの公的給付を踏まえて、「もしがんになって休職したら、家族の生活が覚束なくなる」という場合は、がんに対して十分な保障を得ておく重要性が高いだろう。
また、一般的に年齢が上がるとともにがんになるリスクも高くなる。
終身型のがん保険の場合、早く加入すれば月々の保険料を抑えられる。
そのため、「自分はがんになるリスクが高い」と考えている方は、早い段階での加入を検討したい。
保障期間がどれくらい必要か考える
がんに備えるための保障期間が、どれくらい必要なのか考えることも大切だ。
がん保険には、保障期間が一生涯の「終身型」と特定の期間に限られる「定期型」がある。
「一生涯にわたって保障があったほうが安心」という方は終身型のがん保険を選び、「とりあえず子どもが独立するまでの間だけでいい」という方は、定期型を選ぶと良いだろう。
終身型がん保険のメリットは「生涯を通じて保障を受けられる」点だ。
がんは年齢が高くなればなるほど発症リスクが高まるため、老年期・高齢期になってもがんに対して備えられる終身型がん保険は大きな安心材料となる。
しかし、終身型は定期型がん保険よりも保険料が高くなる点、加入時期が遅いと高い保険料を一生涯払うことになる点には注意したい。
一方で、定期型がん保険のメリットは終身型がん保険よりも保険料を抑えられる点だ。
保障期間が特定の時期だけなので、ピンポイントに時期を絞ってがんを発症するリスクに備えられる。
ただし、定期型なので保障期間が終了すると、その後は保障を受けられない点はデメリットと言える。
「やっぱり保障期間を延長したい」と思っても、高くなった年齢で加入することになる関係から、保険料が高くなるため注意したい。
終身型を選ぶべきか定期型を選ぶべきか迷う方は多いが、「いつまで保険料を払えるか」「いつまで保障期間があれば事足りるか」を総合的に考える必要がある。
また、将来のライフプランもシミュレーションする必要があるため、加入時に「どちらがベターか」判断するのは不可能だ。
保険の本質は「もし起きてしまうと、自分や家族の生活に甚大な影響が出る」という事態に備えることだ。
そのため、必要に応じて専門家の意見を聞きながら「がんに罹患したら、このような困りごとがある」というシミュレーションをしつつ、納得できる保険に加入すればいいだろう。
チューリッヒ生命のがん保険のデメリットを押さえて自分に最適な保険を選ぼう
本記事では、チューリッヒ生命のがん保険について、具体的な商品内容とともにメリット・デメリットを解説した。
また、自分に合うがん保険の見つけ方についても説明した。
チューリッヒ生命のがん保険は、特約が必要な保険が多く、定期保険は取り扱っていない。
反対に、抗がん剤治療に対する保障が手厚い点はメリットである。
チューリッヒ生命のがん保険を利用すべきかは、必要な保障内容や保険期間を考慮して選択する必要があるだろう。
もしチューリッヒ生命のがん保険を利用すべきかの判断に迷ったら、保険のプロに相談することも検討しよう。
一人一人に合ったアドバイスをもらうことで、どのがん保険が自分に合っているかを的確に判断することができるはずだ。
また、保険のプロは数多く存在し、その中から自分にとって最適な担当を見つけるのは難しいだろう。
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