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住友生命はおすすめの保険会社なのか?住友生命の特徴と保険会社を評価するポイントについて解説

この記事で解決できるお悩み
  • 住友生命の特徴やメリット・デメリットが知りたい
  • 住友生命と他の保険会社との比較がしたい
  • 保険会社を評価するポイントがわからない

加入する生命保険を考える際の基準の一つとなるのが、どの保険会社を選ぶか、という点だろう。

保険会社の中でも、住友生命は創業100年を超える老舗の会社である。

名が知れている住友生命だが、果たしておすすめの保険会社と言えるのだろうか。

利用するメリット・デメリットや他の保険会社との比較を確認することで、自分が利用すべきかの判断材料としてほしい。

本記事では、住友生命の特徴や他の保険会社との比較、保険会社を評価するポイントについて解説する。

どの保険会社に加入すべきか悩んでいる人には、ぜひ参考にしてほしい。

目次

住友生命の特徴やメリット・デメリット

住友生命の特徴やメリット・デメリット 生命保険ナビ

住友生命は、1907年(明治40年)に創業された生命保険会社である。

人生100年時代の”超高齢社会”と言われる現代で、あらゆるニーズに答えるべく、健康増進型保険「住友生命Vitality」を発売したことは記憶に新しい。

これから住友生命の保険商品の購入を考えている人へ向けて、まずは住友生命の会社概要とメリット・デメリットを紹介していく。

住友生命の会社概要

住友生命は明治40年創業の老舗保険会社。概要をまとめると次のとおりである。

本社〒540-8512
大阪府大阪市中央区城見1-4-35
東京本社〒104-8430
東京都中央区八重洲2-2-1
設立年月日1907年5月
業種生命保険業
代表者高田幸徳(取締役兼代表執行役社長)
営業拠点数支部・事業部…92
支部…1528(2022年度末)
従業員数44,049名(2022年度末)
出典:住友生命ホームページ-住友生命について-会社概要

住友生命は、日本生命保険や明治安田生命保険などと並んで日本の”4大生保”の一角であるともいわれている。

主な事業は生命保険業だが、資産運用関連事業や総務関連事業、システム関連事業等で次のような子会社も運営している。

住友生命の子会社一覧
会社名事業内容
メディケア生命保険(株)生命保険業
PT BNI Life Insurance生命保険業
アイアル少額短期保険(株)少額短期保険業
いずみライフデザイナーズ(株)保険募集業
(株)保険デザイン保険募集業
(株)エージェント・インシュアランス・グループ保険募集業
マイコミュニケーション(株)保険募集業
(株)スミセイ・サポート&コンサルティング保険募集業
ジャパン・ペンション・ナビゲーター(株)確定拠出年金運営管理業
スミセイ保険サービス(株)生保確認業
Symetra Financial Corporation金融持株会社
Baoviet Holdings金融持株会社
Singapore Life Holdings Pte.Ltd.金融持株会社
スミセイ・アセット・マネジメント(株)投資運用業
日本ビルファンドマネジメント(株)投資信託委託業および
投資法人資産運用業
(株)スミセイビルマネージメント不動産維持管理業
新宿グリーンビル管理(株)不動産維持管理業
住生物産(株)物品販売業
スミセイビジネスサービス(株)事務処理代行業
(株)スミセイハーモニー事務委託業
日本企業年金サービス(株)企業年金事務代行業
スミセイ情報システム(株)コンピューター関連事業
(株)シーエスエス収納代行業
出典:住友生命ホームページ-住友生命について-会社概要-子会社等

住友生命を利用するメリット

まずは、住友生命に関する世間の良い評判や口コミを紹介する。

良い評判や口コミ
  • 大手の保険会社で安心できる
  • 担当者の説明が親切で丁寧
  • 特約が幅広く、保険の種類も豊富
  • 最寄りの銀行で申し込みができた
  • 給付金の申請から入金までが早い

住友生命は4大生保の一つに数えられており、CMなどで名前を耳にする機会も多いため、大手ならではの安心感に惹かれて契約を検討する人も多い。

実際に住友生命の保険相談を行った方からは担当者による説明の丁寧さなども高評価を得ており、このような対応の良さが大きなメリットであると言える。

また、住友生命の保険商品は「ケガや病気の時」「働けなくなった時」「認知症になった時」など、あらゆる健康リスクに対応した特約が充実している。

ライフステージに合わせて様々な特約が選べるのも人気の理由である。

万が一の際に支払われる給付金の申請や入金までのスピードも早く、契約前〜契約後まで一貫して安定的なサービスを受けられるのもメリットのひとつ。

その他には、「最寄りの駅で申し込みができた」など支店数の多さを評価する声も多く見られた。

住友生命を利用するデメリット

反対に、住友生命に関する悪い評判や口コミも一部見られた。

悪い評判や口コミ
  • 担当者の対応が悪い
  • 結婚や引越し後など担当者が変わる時に内容が引き継がれていない
  • 保険料が決して安いとは言い難い
  • 基本プランのみでは不十分、特約前提のプラン設定
  • しつこい勧誘があった

悪い評判や口コミの多くは、担当者の対応や営業行為に関する意見であった。

対応の良さがメリットの住友生命であるが、全国に数多くの支部と社員を抱えている大手だからこそ、まれにこのようなケースもあり得るのだろう。

担当者に不満があったり、性格が合わず思うように契約が進められない場合は、担当者の変更も可能。

それでも契約内容や手続きに不満がある場合は、インターネットや電話から相談できる相談窓口も活用してみよう。

また、住友生命は基本プランに付随したいくつかの特約が用意されており、自分のライフスタイルに合わせてカスタマイズができるようになっている。

基本プランに加えて特約を孵化した場合「保険料が高い」と感じる人もいるかもしれない。

また、こういった特約付加の提案が「勧誘」「しつこい」と言われる原因になっている可能性もある。

住友生命と他の保険会社の比較 

住友生命と他の保険会社の比較  生命保険ナビ

住友生命を含む、おすすめ保険会社の人気ランキングをまとめてみた。

ちなみに、今回のランキングは各保険会社の売上高を参考にして作成している。

生命保険会社の売上高ランキング(2019-2020)
順位保険会社売上高(億円)
1第一生命48,854
2日本生命45,261
3かんぽ生命保険32,445
4明治安田生命25,933
5住友生命22,243
6メットライフ生命18,225
7T&Dホールディングス17,535
8アフラック14,129
9ソニー生命13,308
10マニュライフ生命9,777
出典:朝日新聞デジタル

ランキングの上位に含まれる、「第一生命」「日本生命」「明治安田生命」の3社との比較も解説してみたので、ぜひ保険選びの参考にしてほしい。

第一生命との比較

第一生命は、東京都千代田区有楽町に本社を置く生命保険会社。

住友生命と同様に、創業100年以上の実績を誇る大手企業であり、一般的な保険商品の他「女性特定治療保険」など女性に特化した商品も充実している。

中でも、第一生命が特に強みとしているのが「海外保険事業」。

平成22年に「相互会社」から「株式会社」に変わり、海外事業を強化できるようになった第一生命は、オーストラリアやインドネシアの企業を積極的に買収。

その結果、海外へ拠点を移す方や帰国した方へ向けた保険商品がいくつか展開されるようになった。

一方で、人生100年時代や少子高齢化と言われる、現代日本のニーズへ対応した保険は他社に比べて劣る部分もある。

日本生命との比較

日本生命は明治22年に「有限責任日本生命保険会社」という名前で発足した。日本で3番目の生命保険会社としても有名だ。

展開する商品は、医療保険・個人年金保険・学資保険など実に幅広く、様々な世代から多くのシェアを得ている。

近年ではNTTドコモなどと連携して、店舗に保険代理店を設けて対面で契約できる新たな事業展開も実施。

また、「年金だけでは将来が不安」という方へ向けて、運用手数料が安く、豊富なラインナップの個人型確定拠出年金も取り扱っている。

明治安田生命との比較

明治安田生命は、東京都千代田区に本社がある三菱グループの生命保険会社である。

明治生命保険の代表的な保険商品といえば、医療保険と学資保険である。

5年ごとに配当金がもらえる組立総合保障保険の「ベストスタイル」や、同じく5年ごとの配当金付きで入院や退院後の通院保障を組み合わせた「メディカルスタイル」などが有名だ。

その他にも、資産を増やすことを目的とした円建てや米ドル建ての積み立て保険や、認知症やがんに特化した保険など、あらゆるニーズに対応した豊富な商品がある。

保険会社を評価するポイントとは

保険会社を評価するポイントとは 生命保険ナビ

今回の記事では、保険会社の売り上げを参考にしてランキングを紹介したが、売り上げ以外にも保険会社を評価するためのポイントはあるのだろうか?

結論としては、”格付け”と呼ばれる評価基準があり、格付け機関がその会社を調査して「AAA」から「D」までの評価をつけている。

ここからは、格付け会社の評価を確認する方法と、保険会社の支払い余力を表すソルベンシー・マージン比率について解説していく。

格付け会社の評価を確認する

格付け会社は、保険会社のシェア率や支払い能力など、いくつかの項目に点数をつけて、合計を総合して評価を出している。

決して勝手に抜き打ち調査をしているわけではなく、きちんと保険会社からの依頼を受けて行われている。

実際の評価は、各保険会社のホームページなどで確認することができ、一般的には「A以上」の評価がある会社を選ぶのが良いとされている。

ソルベンシー・マージン比率を確認する

「ソルベンシー・マージン比率」とは、保険会社が保険金の支払いに使うお金以外に持っている資産、つまり「支払い余力」となる部分をいくら持っているかを指し示したもの。

200%以上であれば健全な経営が行われていると評価でき、数値は下記の数式で計算される。

{保有している資産/(リスク×0.5)}×100

ここでいう”リスク”とは、契約者等への保険料などの支払いで予想できる資金の他に、不測の事態で支払いが発生した時に動かせるお金があるかどうかということ。

不測の事態の一例としては、次のような出来事が考えられる。

  • 大規模災害などにより保険金支払いが増加するリスク
  • 資産運用の市場環境悪化等による収入減少のリスク

このような、予想外の出来事にも同時ない資金面での安定感があるかどうかも、保険会社を評価する上で重要なポイントといえるだろう。

加入者の口コミや評判も確認しよう

このように、保険会社は具体的な数値を持って評価することもできるが、それらはあくまで会社としての財務体質や支払能力を数値で表した結果である。

保険商品について最も身近で、信憑性のある評価を得たいならば、実際に住友生命に加入している人の口コミや評価を参考にすると良いだろう。

周りの家族や友人に相談するのも良いが、より専門的な意見を得たい場合はFPなど保険の専門家に相談するのもあり。

より手軽に口コミを確認するならば、参考程度にネットの情報などに目を通すのも良いだろう。

まとめ

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、住友生命の特徴や他の保険会社との比較、保険会社を評価するポイントについて解説した。

住友生命には保険や特約の種類が豊富でネットによる契約確認ができるメリットがある。

一方で保障内容が多くなりすぎて保険料が高くなりやすいというデメリットもあり、他の保険会社と比較すると保険料の面で人気が落ちている印象がある。

ただ、どの保険会社が自分に合っているのかは、加入目的や求める保障内容によって異なる。

そのため、本記事を読んだだけではどの保険会社を利用すべきかわからないという人は保険のプロに相談することも検討しよう。

一人一人に合ったアドバイスをもらうことで、あなたに必要な保険を的確に選択することができるはずだ。

ただ、保険のプロは数多く存在し、自分にとって最適な担当なのかをすぐに見定めることもまた難しい。

そんな時はマッチングサイトである「生命保険ナビ」を使えば、自身の条件に合った保険のプロを簡単に見つけることができる。

無料で利用できるので、是非活用してほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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