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生命保険への加入は何歳から考えるべき?自分に適した加入時期や保険の選び方を解説

この記事で解決できるお悩み
  • 生命保険への加入は何歳から考えるべきなのか知りたい
  • 加入年齢による保険料の差や保障内容について理解したい
  • 自分のライフステージに合った保険加入のタイミングを把握したい

生命保険は、予期せぬ事態に備え、家族の将来を守る手段の一つである。

しかし、何歳から保険の加入を考えるべきなのかわからない方も多いだろう。

本記事では、自分に適した加入時期や保険の選び方、平均的な加入年齢について解説していく。

これから生命保険への加入を検討している方や既に加入している方でプランを見直したい方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてほしい。

目次

生命保険の加入適齢期とは?

生命保険の加入適齢期とは? 生命保険ナビ

生命保険はいつ加入すればいいのだろうか。ほかの人は、何歳ごろに生命保険に加入しているのだろうか。

ここでは、生命保険と年齢について解説する。

生命保険の種類と保障内容

生命保険にはさまざまな種類がある。生命保険は死亡保険のみを指すこともあるが、損害保険以外の保険を意味することもある。

損害保険は損害額以上の保険金は支払われないのに対して、生命保険では損害額にかかわらず、契約で定めた保険金・給付金が支払われる。

生命保険会社から販売する医療保険と損害保険会社から販売される医療保険とで商品性が異なるのはこのためだ。

生命保険の種類は多く、主に次のような商品が販売されている。

  • 死亡保険(終身保険・定期保険・収入保障保険など):死亡・高度障害状態に備える
  • 養老保険:死亡・高度障害状態に加え、何もなければ満期時に満期保険金を受け取れる
  • 個人年金保険:長生きリスクに備える私的年金のための保険
  • 就業不能保険:病気やケガで働けなくなった場合の保険
  • 医療保険、がん保険:病気やケガで入院・手術・通院した場合の保険、がんに特化したがん保険もある
  • 介護保険:所定の介護状態になった場合に介護保険金・給付金が支払われる
  • 学資保険(子ども保険):子どもの進学や大学入学に合わせて保険金が受け取れる

それぞれ想定するリスクは異なり、シチュエーションに応じて選択することになる。

生命保険の平均加入年齢

生命保険の平均加入年齢について、生命保険文化センターが、世帯主と配偶者の加入率を調査している。

全体的に加入率は高く、世帯主は30〜69歳の年齢層で8割後半から9割程度加入している。

一方、配偶者の加入率は、30〜69歳の年齢層で約8割の加入率となっている。どの年齢でも生命保険の加入率が高いことがみてとれる。

世帯主の加入率

29歳以下63.5%60~64歳89.3%
30~34歳87.8%65~69歳90.8%
35~39歳83.3%70~74歳82.4%
40~44歳88.6%75~79歳79.1%
45~49歳89.6%80~84歳68.1%
50~54歳90.3%85~89歳56.6%
55~59歳91.8%90歳以上30.4%
出典:生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査p10」

配偶者の加入率

29歳以下63.0%60~64歳85.5%
30~34歳72.2%65~69歳84.7%
35~39歳80.4%70~74歳78.6%
40~44歳82.2%75~79歳72.8%
45~49歳84.1%80~84歳62.5%
50~54歳85.5%85~89歳42.4%
55~59歳87.5%90歳以上40.0%
出典:生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査p12」

生命保険は何歳から加入できるのか

生命保険は、保険会社や保険の種類によって、加入できる年齢が決まっている。

前述の調査結果をみても、契約できる年齢の範囲は幅広いことがわかるが、保険の種類によっては年齢制限がある。

保険の種類ごとの契約可能な年齢範囲はおおむね次のようになっている。

  • 終身保険:0歳~80歳(~85歳)
  • 医療保険:0歳~75歳(~80歳)
  • 就業不能保険:15歳~75歳
  • 個人年金保険:0歳~65歳(~70歳)
  • 介護保険:15歳(~20歳)~75歳(~80歳)

生命保険の年齢範囲は広く、年齢で加入をあきらめるケースは少ないのではないだろうか。

なお、年齢で気を付けるべき点として、更新型の生命保険がある。

更新型は更新できる年齢が決まっており、長生きした場合には更新できずに無保険となる可能性がある。

若く生命保険に加入し、長く保険を継続したい場合で、更新型が選択肢となる人は注意しよう。

加入年齢が保険料や保障内容に及ぼす影響

加入年齢が保険料や保障内容に及ぼす影響 生命保険ナビ

生命保険と年齢に注目して解説したが、加入年齢は保険料や保障内容にどのように影響するのだろうか。

保険選びの基礎知識ともいえる、年齢と保険料・保障内容の関係性についてまとめる。

加入年齢と保険料

生命保険は保険会社によって特色があり、同じような保障でも保険料が割安な商品がある。

これは保険会社の事業費などが影響しているが、契約者や被保険者の属性によっても保険料は変わる。

その要素の一つが、加入年齢である。

基本的に、医療保険や死亡保険、介護保険などの多くの保険は、年齢が上がるほど保険料は高くなる。

そのため、保険に加入する時期が早いほど、保険料をおさえられ、計画的に保険に加入できる。

なお保険会社や商品によって、加入年齢時における保険料の上昇率は異なる。

たとえば、30歳加入で保険料2000円、31歳加入で2100円である商品があったとする。

このような商品で、31歳から32歳でも同じ100円上がるとは限らず、300円上がる場合もある。

そのため、保険を検討する際には、自分の条件でシミュレーションすることが重要である。

加入年齢と保障内容

次に年齢と保障内容の関係について解説する。

基本的には年齢による保障内容の違いはないが、年齢によって死亡保険金の保険金額の上限が設定されているなどの違いはある。

一定以下の年齢、一定以上の年齢になると保険金額が制限されているのが一般的である。

ただ、多くの人にとっては大きすぎる金額であるため、不便に感じることはないだろう。

保障内容は年齢だけでなく、年収や職業による制限を受けることもある。

レースドライバーなど危険な職業に従事する場合は、死亡保険に限らず、さまざまな保険の保障が限定的になる可能性が高い。

加入するタイミングについての注意点

保険に加入する適正時期は人それぞれである。

保険による保障の必要性を実感したなら、そのときが適正時期と言える。ただ、それでは遅いケースもあるため、できれば計画的に考えておきたい。

加入するタイミングでわかりやすいのは、生活環境の変化である。

就職した、結婚した、子どもが生まれたなどの変化で、将来的なリスクを実感しやすい。その時々の状況に応じて保険を検討しよう。

保険は将来に備えて保険料を支払う。将来が心配だからといって保険に加入しすぎると、今の生活・家計に影響しかねない。

無理なく支払えることを十分に確認しなければならないことに注意しよう。

ライフステージに合わせた生命保険の加入タイミング

ライフステージに合わせた生命保険の加入タイミング 生命保険ナビ

生命保険に加入するキッカケは何だろうか。どのタイミングで加入すれば、保険を有効活用できるだろうか。

ここでは、ライフステージに合わせた生命保険の加入タイミングについて解説する。

ライフステージに合わせた生命保険の検討

生命保険はライフステージに合わせて検討すると納得して加入できる。ライフステージごとにリスクが想定できるためである。

人生において、就職や結婚、出産などのライフイベントが発生すると、生活が変化する。

また年齢を重ねることで変化することもある。

ライフステージは、子育て期や退職後、壮年期などを指し、ライフステージごとに特徴がある。

子育て期であれば、死亡保険や医療保険、子どもの学資保険などを検討することになる。

歳を重ねるにつれ、医療保険だけでなく、個人年金保険や介護保険の必要性は高まる。

なお、年齢別におすすめの保険については以下の記事でまとめているので、参考にしていただきあなたに合った保険選びに役立ててほしい。

あわせて読みたい

生命保険の必要性と保障内容の検討

生命保険は必要なときに加入すればよい。ただし、加入時期を早めるほど、保険料は割安となる。

保険料の負担が軽ければ、保険の種類を増やしたり、保険金額を上げたりすることができる。

また、同じ種類の生命保険でも保障内容は異なる。

たとえば、医療保険は病気やケガにより入院・手術・通院した場合に備えるが、入院保障でも、入院日数に応じて支払われるタイプと日帰り入院で一時金が支払われるタイプがある。

同じ医療保険でも、詳しく比較すると、特徴に違いがあることが少しずつわかってくるはずだ。

必要な生命保険の種類が決まったら、複数の保険会社の商品を比較・検討するとよいだろう。

自分に合った生命保険の検討

生命保険は自分に合ったものを選ぶ必要がある。将来のリスクに備えるため、予測に基づく検討となるが、保険だけに頼りっきりにならず、柔軟に考えたい。

生命保険は、条件を満たした場合に保険金や給付金が支払われる。さまざまなリスクがあるため、すべてを保険でカバーすることはできない。

基本的に、貯蓄と保険の組み合わせを前提に保険を検討し、貯蓄だけではカバーしきれないリスクを優先する。

たとえば、収入のある世帯主が亡くなった場合、十分な貯蓄や資産がない限り、残された家族は生活できなくなる。

このような場合に備えて死亡保険に加入する。死亡保険には貯蓄タイプと掛け捨てタイプがあり、どちらのタイプがふさわしいか検討する。

初めて生命保険に加入するときは、わからないことだらけで、十分な検討を省略したくなるかもしれないが、保険のプロに相談するなどして、生命保険の理解度を深めていきたい。

まとめ

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、生命保険に加入できる年齢は何歳からなのか、加入のタイミングによって保険料や保障内容は変わるのかを説明した。

また、自分に適した加入時期や保険の種類の見つけ方についても解説した。

保険に加入する際に最も重要なことは、多くの商品を比較し、自身のライフステージと将来の生活設計に適した保険を選ぶことだ。

一方、保険商品の選択には保障内容や保険料など保険内容への理解や、自分に必要な保障の把握など様々な専門的な知識が必要である。

さらに、保険には膨大な数の商品があり、自分でその中から最適な商品を見つけるのは難しいだろう。

そこで、「生命保険ナビ」をおすすめする。

全国のプロフェッショナルな保険アドバイザーが、あなたの条件や意向に合った最適な保険商品を提案してくれる。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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