- 18歳から医療保険に加入すべきなのかがわからない
- 18歳におすすめの医療保険が知りたい
- 18歳から医療保険に加入する際の注意点が知りたい
18歳になると、進学や就職で新生活を迎える人も出てくるだろう。
中には、家族から独立したことで、医療保険に加入して病気やけがに備えておきたいと考える人もいるのではないだろうか。
そこで本記事では、18歳から医療保険に加入するメリット、そしておすすめ商品をランキング形式で紹介する。
さらに保険に加入する際の注意点にも触れるので、現在18歳で医療保険への加入を検討しているという方には、ぜひ参考にしてほしい。
18歳から医療保険に加入するメリットとは
ここでは、医療保険の概要を解説したのち、18歳から医療保険に加入するメリットについて解説していく。
医療保険の概要
医療保険とは、病気やけがによって入院したり、手術を受けたりしたときに保障が受けられるものだ。
自身のニーズに合わせて、通院時や先進医療などの健康保険が適用されない治療を受けた際に保障が受けられる「特約」を付加することで、充実した保障の準備が可能となる。
医療保険は、保険会社によって保障内容が大きく異なる。
それだけでなく、似たような保障内容であっても、保険料に差があるケースも多い。
そのため、加入を検討する際には、複数の保険会社の商品を比較することが大切だ。
18歳から医療保険へ加入するメリット
18歳という若い年齢で医療保険へ加入するメリットは、大きく3つある。
- 保険料が安い
- 幅広い商品の中から自分に合ったものを選べる
- いざというときのために保障が準備できる
最大のメリットは、保険料が安い点だ。保険料は、年齢を重ねるにつれて高くなっていく。
なぜなら、段々と病気になる確率がアップするからだ。
保険は、契約者同士でお金を出し合い、契約者の中で病気などにかかってしまった人がいた場合に、集めていた保険料の中から給付金を支払う仕組みになっている。
健康な人と病気になる確率が高い(給付金を支払う可能性が高い)人が同じ保険料だと不公平になってしまうため、年齢を重ねるにつれて保険料が高くなっていくのだ。
また、若いと健康状態が良いケースが多いため、さまざまな商品の中からより自分に合った保障を選ぶことが可能となる。
例えば、40代で持病のある方が保険に加入しようとすると、持病がある方向けの医療保険にしか加入できなかったり、通常の医療保険に加入できても「保険料の割増」や「保険金の削減支払い」などの条件がついてしまったりすることが考えられる。
さらに、18歳だと貯蓄がない場合もあるだろう。
貯蓄がないにもかかわらず、病気やけがで入院などをすることになったら、生活に支障をきたしてしまう。
そうならないためにも、いざというときに備えて医療保険に加入しておくと安心だ。
18歳から加入できるおすすめの医療保険を紹介
ここでは、18歳から加入できるおすすめの医療保険をランキング形式で紹介していく。
トップ3の医療保険は以下のとおりだ。
- 1位:【チューリッヒ生命】終身医療保険 プレミアムZ
- 2位:【オリックス生命】医療保険 キュア・ネクスト
- 3位:【ライフネット生命】じぶんへの保険3
それぞれの商品の特徴と、加入するメリットを見ていこう。
1位【チューリッヒ生命】終身医療保険プレミアムZ
最もおすすめな医療保険は、チューリッヒ生命が販売している「終身医療保険 プレミアムZ」だ。この商品の特徴としては、3つが挙げられる。
- 終身タイプの医療保険であるため、保険料は加入時から一生涯変わらない
- 特約を組み合わせることで、より自分にあった保障にカスタマイズできる
- 契約者限定のサービスが充実している
「終身医療保険 プレミアムZ」は終身タイプの医療保険であるため、更新が発生せず保険料は一生涯変わらないという特徴がある。
18歳から加入することで、一生涯の病気やけがに対する保障を割安な保険料で準備できるのだ。
また、この保険は特約のラインナップが豊富である。具体的な特約の種類と保障内容は以下のとおりだ。
特約名称 | 保障内容 |
---|---|
ストレス性疾病延長入院特約(Z03) | ・統合失調症や潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群など、会社が指定するストレス性の病気で入院した場合に、1回の入院に対する保障日数が延長される ・1回の入院に対する保障日数は、主契約における保障日数(30日・60日・90日のいずれか)と通算して365日限度(保険期間を通じて1,095日限度) |
入院一時金特約(Z02) | ・入院したときに一時金が受け取れる |
退院後通院特約(Z03) | ・退院後に通院した場合に、通院日数に応じた通院給付金が受け取れる ・加入時に選択する型によっては、通院開始時に通院一時金が受け取れる |
特定疾病保険料払込免除特約(Z02) | ・がんや心疾患、脳血管疾患などで会社が定めた状態になったときに、以後の保険料の払い込みが免除される |
女性総合疾病特約(Z02) | ・女性特有の病気で入院や手術をしたり、会社が指定する不妊治療を受けたりしたときに給付金が受け取れる ・出産時のお祝い金や女性無事故給付金(10年ごと)などの保障もある |
ガン診断特約(Z04) | ・がん(上皮内がんを含む)と診断されたときに一時金が受け取れる ・前回の受け取りから1年経過後にがんの治療によって入院した場合は再び一時金が受け取れる |
健康還付給付金特約 | ・3年もしくは5年の間に10日以上の入院をしなかった場合に、健康還付給付金が受け取れる ・給付金額は主契約の入院給付金日額の10倍 |
上記で挙げた特約はあくまでも一例だ。これら以外にも、長引くケースが多いがんの治療を保障する特約や、技術料が全額自己負担となる先進医療などを保障する特約など、さまざまな特約が用意されている。
自身のニーズにマッチした特約を付加することで、より自身にあった保障を無駄なく準備可能な点は、この商品に加入する大きなメリットといえるだろう。
加えて、契約者限定のサービスが充実しているのも嬉しいポイントだ。
契約者限定のサービスの中でも、特に「チューリッヒ生命 Club Off」が魅力的である。
このサービスは、国内の宿泊施設や飲食店での割引に加えて、遊園地や水族館などのレジャー施設を利用する際にも割引が受けられるものだ。
保障が準備できるだけでなく、さまざまな優待が受けられるのはメリットである。
2位【オリックス生命】医療保険 キュア・ネクスト
続いて紹介する医療保険は、オリックス生命が販売している「医療保険 キュア・ネクスト」だ。
この商品も一生涯の保障が準備できるが、それ以外にも以下の特徴がある。
- 七大生活習慣病※に対する上乗せ保障および先進医療を受けたときの保障が標準装備されている
- オンラインでの申し込み専用で「キュア・ネクスト<かんたんプラン>」もある
※がん・心疾患・脳血管疾患・糖尿病・高血圧性疾患・肝硬変・慢性腎臓病
「医療保険 キュア・ネクスト」には、あらかじめ七大生活習慣病に対する上乗せ保障と先進医療を受けたときの保障が組み込まれている。
そのため、高額な治療費が必要となるケースが多い七大生活習慣病に対して、手厚い保障が準備できる点が特徴だ。
また、オンラインでの申し込み専用で「医療保険 キュア・ネクスト<かんたんプラン>」がある。
このプランには、七大生活習慣病に対する上乗せ保障がないため、保険料が割安な点がメリットだ。
ただ、通常の「医療保険キュア・ネクスト」に加入する場合は、特約を付加することでさらに保障を充実させることが可能だが、<かんたんプラン>に加入する場合は死亡保障しか追加できない点には注意してほしい。
3位【ライフネット生命】じぶんへの保険3
最後に紹介する医療保険は、ライフネット生命が販売している「じぶんへの保険3」だ。この商品の特徴は、以下の〜つが挙げられる。
- 5日以内の短期入院であっても、一律で5日分の入院給付金が受け取れる
- 終身タイプの医療保険であるため、加入時から保険料は変わらない
- 三大生活習慣病※に対する保障や先進医療を受けたときの保障を追加することが可能
※がん・心疾患・脳血管疾患
「じぶんへの保険3」の最大の特徴は、5日以内の短期入院であっても、一律で5日分の入院給付金が受け取れる点だ。
通常、入院1日につき5,000円などが受け取れる日額保障タイプの入院給付金は、入院日数に応じて変動する。
そのため、入院1日につき10,000円受け取れる保障内容であれば、1泊2日で入院したときは20,000円が受け取れることとなる。
しかし「じぶんへの保険3」に同様の保障内容で加入すると、たとえ1泊2日の入院であったとしても50,000円受け取れるのだ。
医療の進歩によって、現代は入院日数が短期化している。一方で、治療費は高額となり短期入院でも負担は重くのしかかってしまう。
このような現状を踏まえて、短期入院にも手厚く備えられる保障内容となっている。
また、この商品も同様に終身タイプの医療保険であるため、加入時から一生涯保険料が変わらないのは嬉しいポイントだ。年齢が若いうちに加入し、安い保険料で保障を準備しよう。
さらに、この商品には入院したり手術を受けたりしたときに保障が受けられる「エコノミーコース」と、「エコノミーコース」の保障内容をさらに充実させた「おすすめコース」が存在する。
加入時に「おすすめコース」を選択した場合には、以下の保障が追加される。
保障内容 | |
---|---|
入院給付金 (三大生活習慣病) | ・がん※、心疾患、脳血管疾患で入院した場合は、入院日数無制限で保障が受けられる |
がん治療給付金 | ・はじめてがん※と診断されたときに、入院給付金日額の100倍(50万円〜150万円)が受け取れる ・がん治療給付金を受け取ってから1年経過後にがん※による手術や放射線治療、抗がん剤治療を受けたとき再びがん治療給付金が受け取れる ・受け取り回数は保険期間を通じて5回限度 |
先進医療給付金 | ・先進医療を受けた場合にその技術料(自己負担額)と同額が受け取れる ・通算して2,000万円まで保障 |
先進医療見舞 給付金 | ・先進医療を受けた場合に、先進医療給付金に加えて受け取れる ・受け取れる金額は1回につき10万円 |
三大生活習慣病は入院日数が長期化するケースも多い。それだけでなく、先進医療を受けることで多額の自己負担が発生する可能性もある。
その場合でも「おすすめコース」に加入していれば、入院日数は無制限、先進医療は自己負担額に加えて10万円の保障が受けられるため安心だ。
ただ、保障が充実すると保険料が高くなってしまう。
具体的に18歳の方が加入した場合の保険料を見てみると、選択するコースによって保険料派大きく変化している。
エコノミーコース※1 | おすすめコース※2 | |
---|---|---|
男性 | 2,277円 | 4,183円 |
女性 | 2,596円 | 4,473円 |
※2 入院給付金日額:10,000円、がん治療給付金:100万円、保険料払込期間:終身
出典:ライフネット生命「終身医療保険 じぶんへの保険3の保障の選び方・保険料シミュレーション」
自身が優先的に準備すべき保障は何かを考慮した上で、加入するコースを選択しよう。
このように、「いつ医療保険に入るか」によって最適な保険商品は変わる。
年代別におすすめの医療保険についてまとめた記事もあるので、比較していただくと、より10代の加入者が重視するべきポイントが理解できるはずだ。
18歳から医療保険に加入する際の注意点
18歳から医療保険に加入する際の注意点としては、以下の3つがある。
- 保険料の設定は無理のない範囲で行うようにする
- 本当に必要な保険なのか、利用目的を明確にして判断する
- 保険は一度加入したら終わりではない
それぞれ見ていこう。
保険料の設定は無理のない範囲で行うようにする
保険料は毎月や毎年など、一定期間ごとに長期にわたって支払う必要がある。そのため、保険料が高すぎれば生活を圧迫しかねない。
保険料の支払いが苦しくなり解約してしまうと、それ以降は保障が受けられなくなってしまう。無理なく払い続けられる保険料で加入することが大切だ。
本当に必要な保険なのか、利用目的を明確にして判断する
先述のとおり、医療保険には特約が豊富に準備されている。そのため、あらゆる保障を準備してしまいたくなることもあるだろう。
もちろん、保障はあるに越したことはないが、無理に保険で準備しなくても良いものはある。
あらかじめ何のために医療保険に加入するのか、必要な保障はどのようなものかを明確にしておくことで、必要な保障だけを無駄なく準備できるはずだ。
保険は一度加入したら終わりではない
「終身タイプで加入すれば、一生涯安心だ」と考えている人が多い。ただ、保険の内容は医療の進歩に伴って進化していく。
例えば、今までは入院日数に応じて受け取れる給付金額が変動する「日額保障タイプ」が主流であったが、入院短期化の影響で、近年では入院したら一時金が受け取れる「一時金保障タイプ」が主流になりつつある。
自身のライフイベントの到来もそうだが、時代の流れに沿って保障を見直していく必要がある点は覚えておいてほしい。
まとめ
本記事では、18歳から医療保険に加入するメリットの解説に加え、おすすめの商品をランキング形式で紹介した。
年齢が若いうちに医療保険への加入を検討することで、幅広い選択肢の中から比較的安価な保険料で加入することが可能となる。
ただ、支払う保険料が生活の負担になりすぎないよう、加入目的を明確にした上で自分に必要な保障内容を満たした保険を選ぶようにしてほしい。
もし、「自分に適切な医療保険がどれかわからない」「そもそも入るべきか判断できない」といった疑問や不安があれば、保険のプロへの相談を検討しよう。
あなたの悩みに合わせたアドバイスをもらうことで、医療保険の必要性やあなたに合った商品が何かを判断できるはずだ。
ただ、保険のプロは数多く存在するため、その中から自分にとって最適な担当者を見つけるのは難しい。
その際は個人と保険のプロをマッチングさせるサイトである「生命保険ナビ」を使えば、自身の希望に沿った保険のプロを簡単に見つけられるはずだ。
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