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医療保険は一括払いがおすすめ?メリット・デメリットを解説

この記事で解決できるお悩み
  • 医療保険の支払い方法について理解を深めたい
  • 一括払いのメリットデメリットを把握したい
  • 自分に合った支払い方法が知りたい

現在医療保険への加入を検討している方の中には、保険料の支払い方法に悩んでいるという方も多いだろう。

医療保険には、月払い、半年払い、一年払い、一括払いなど様々な支払い方が存在する。

なかには、一括払いがお得であると聞いたことがある方もいるのではないだろうか。

本記事では医療保険の支払い方法や一括払いのメリットデメリット、自分に適した支払い方法の選び方を解説していく。

医療保険の保険料をどのように支払うべきか、悩んでいるという方にはぜひ参考にしてほしい。

目次

医療保険の種類と支払い方法

医療保険の種類と支払い方法 生命保険ナビ

医療保険とは、病気やけがで入院や手術を受けた場合に給付金が受け取れる保険のことである。

保険会社の競争力が高い商品ジャンルであり、各保険会社がこぞって商品を出している。

また、最近ではワンコインで加入できる医療保険を準備する保険会社も増えるなど、医療保険の保険料については商品ごとにさまざまである。

一方、その支払い方法についてはあまり違いがない。

具体的には、医療保険の払込期間によって「平準払い」と、保険料を一括して支払う「一時払い」に分かれ、さらに保険会社に保険料を預ける「前期前納払い」を加えた3種類に大別される。

それぞれの特徴について、解説する。

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平準払い

平準払いは、以下の3つの方法に分かれる。

  • 月払い:必要な保険料を毎月支払う方法
  • 半年払い:必要な保険料を半年に1回支払う方法
  • 年払い:必要な保険料を毎年1回支払う方法

月払いは、毎月の保険料を毎月決まった日に徴収する方法である。

保険料の支払い回数が定期的に実施されるので、管理がしやすいメリットがある。

月払いで契約した場合、契約月として設定されたタイミングから保険料を支払う。

たとえば、契約月が2023年11月1日の場合、初回の保険料は11月分からの支払いとなる。

月払いは保険料の総支払額は、半年払いや年払いに比べて高くなる点は注意したい。

半年払いは、契約月を起点に6ヵ月分の保険料を支払う方法である。

11月1日が契約日となった場合、翌年4月分までの保険料を11月に支払う。

その後、5月に10月分までの6ヵ月分の保険料を支払う。月払いに比べると、年間を通した保険料の支払額は安く済む。

そのため、少しでも保険料の支払を低く抑えたい場合は、半年払いにするのも手だ。

年払いは、月払いや半年払いに比べて、保険料の支払い額が最も少ない平準払いの方法である。

保険料の支払いが1年に1回となるので、まとまった資金の確保が必要になる。

一時払い

一時払いは、保険料を契約時に一括して支払う方法で、以後の保険料の支払いは不要となる。

一時払いができるかは保険会社の商品によって異なるので、事前に確認しておく必要があるだろう。

一般的に、一時払いは他の支払い方法に比べて総支払保険料が最も少なくなる支払い方法である。

全期前納払

全期前納払いは、保険会社に必要な保険料を前もって預けておく支払い方法である。

保険会社が、毎年1回預けられた前納金を必要な保険料として扱う。

そのため、イメージとしては年払いの保険料を預けておいて、保険会社が都度必要な分を保険料として計上する。

一時払いと違う点としては、未経過分の保険料が返ってくるかどうかである。

一時払いの場合は、保険料をすべて支払う形なので、契約途中で解約しても支払った保険料は返ってこない。

以上から、保険料の支払い方法の特徴について解説したが、保険料の支払い方法においてはさまざまな特徴がある。

どのような支払い方法で保険を準備したとしても、保障の内容や保険金額、保険期間が変わるわけではない。

ただし、それぞれの支払い方法によってメリットやデメリットが存在する。

どのような支払い方法で医療保険を準備するかは、保険の専門家に相談してみるのも良いだろう。

医療保険の支払い方法の特徴

医療保険の支払い方法の特徴 生命保険ナビ

医療保険の支払い方法によって、どのようなメリットやデメリットが存在しているのか解説する。

保険料は掛け捨て型の商品が中心に販売されているので、掛け捨ての医療保険を「平準払い」と「一時払い」「前期前納払い」それぞれで準備した場合のメリットやデメリットを解説する。

平準払いのメリットとデメリット

平準払いのメリットは、毎月もしくは毎年必要な分だけ保険料を支払うので、掛け捨て型の商品を契約する場合は、無駄がない点がメリットである。

掛け捨て型の医療保険の場合、契約後に解約したとしてもこれまで支払った保険料は返金されない。

また、解約返戻金もなく、毎月必要な分だけ保険料を納めるので、必要最低限の支出で済む。

また、月払いに比べて半年払いや年払いにすると、支払う保険料はわずかだが安くなる。

合理的に保険料を安く支払いたい人にとっては、半年払いや年払いがメリットになるだろう。

一方で、平準払いは毎回保険料の支払いが必要なので、継続的に家計に負担がかかる。

半年払いや年払いは、まとまった保険料の支払いが必要になるので、そのための資金を準備しておかねばならない。

必要な分だけを納めるので、合理的に保険料を支払うメリットがある反面、毎回の支払い分の資金が必要な点がデメリットといえるだろう。

一時払いのメリットとデメリット

一時払いは、保険料を契約時に一括して支払う方法で、以後の保険料の支払いは不要となる。

ただし、保険料をまとめて支払うため、原資の確保は必要になる。

さらに、掛け捨て型の医療保険を一時払いで契約した場合、契約後に解約する場合は、払った保険料も解約返戻金もないので、保険料そのものが無駄になる可能性がある。

そのため、一時払いをしてしまうと、安易に他の保険に切り替えにくくなる点がデメリットになるといえるだろう。

全期前納払のメリットとデメリット

全期前納払いは、保険会社に必要な保険料を前もって預けておく支払い方法なので、解約しても未経過分の保険料は返金される。

また、一時払いと違って、毎年生命保険料控除も活用できる点がメリットだ。

しかし、まとまった保険料の支払いが必要なので、多額の資金の準備が必要になる点がデメリットだろう。

以上から、保険料の支払い方法はどれをとってもメリットとデメリットがそれぞれある。

しかし、医療保険が掛け捨て型の場合、支払った保険料は返ってこないので、一度に保険料を支払う一時払いは避けるべきだろう。

ただし、自分の保険ではなく、子どもや孫への相続を考えている場合は、一時払いもありかもしれない。

このように、同じ一時払いでもどのような目的で医療保険を契約するかで、最適な保険料の支払い方も変わってくる。

では、医療保険のベストな選び方について確認していこう。

ベストな医療保険の選び方

ベストな医療保険の選び方 生命保険ナビ

医療保険の支払い方法について、特徴やメリットデメリットを解説してきた。

この章では、医療保険を選ぶ場合に、どのようなポイントを踏まえて選ぶべきかを解説する。

基本的に、平準払いで準備するべきケースと、一時払いや全期前納で準備するべきケースに分かれる。

それぞれどのような場合に準備するべきかを確認しよう。

医療保険やがん保険は基本的に平準払いが最適

一般的に、医療保険やがん保険に加入する場合は、月払いや半年払い、年払いといった平準払いを選択する。

保険商品によっては、一時払いや全期前納払いができず、平準払いしか設定できない医療保険やがん保険がある。

そのため、基本は平準払いで準備することを考えると良い。加えて、医療保険は保険料が掛け捨て型になっているケースの商品が多い。

貯蓄効果を求めず、割安な保険料で準備できる医療保険が主流である。

そのため、貯蓄効率の高くなる一時払いや全期前納を実施しても、保険料や解約返戻金がない商品なので、まとめて保険料を支払うメリットが見えづらいといえるだろう。

平準払いであれば、その月ごとに必要な分の保険料を支払えるため、合理的に保険をかけることが可能である。

以上から、掛け捨て型の医療保険を準備する場合は、基本的に平準払いで準備すると良いだろう。

貯蓄型の医療保険や相続対策で準備する場合は一時払いも検討する

貯蓄型の医療保険であれば、一時払いや全期前納で保険料を準備できないか検討してみると良いだろう。

一時払いや全期前納で保険料を支払うと、保険料の総支払額が少なくなるので、解約返戻率が高くなる可能性がある。

一時払いや全期前納は、貯蓄効果を高められる支払い方法なので、もし貯蓄型の医療保険を準備する場合は、まとまった資金を準備できないか検討すると良い。

また、相続対策で手元の資産を減少させたい場合は、掛け捨て型の医療保険を一時払いで払う方法が考えられる。

保険料を一括して支払うことで親の相続財産を一気に減らしながら、子どもや孫には病気やけがの保障を準備できる。

ただ、贈与税の対象となることもあるので、専門家と相談して考えよう。

以上から、貯蓄型として医療保険を準備する場合や、相続対策として保険を準備する場合であれば一時払いや全期前納払いを検討すると良い。

どのような目的で医療保険を準備するか専門家に相談する

どのような目的で医療保険を準備するか、プロの専門家に相談するのも大切である。

医療保険は、基本的に病気やけがの治療費の確保を目的に加入するケースが多い。

しかし、世帯状況や資産状況によっては、自分自身の保障ではなく、相続や贈与の対策に医療保険を活用するケースもあるだろう。

つまり、保障の確保を第一とするのではなく、手元の資産や資金を整理する目的で医療保険に加入するケースであれば、平準払いが必ずしも有効というわけではない。

そのため、目的に応じた保険の準備の仕方や保険料の支払い方法がある。

割安な保険料で、自分や家族の保障を確保する目的であれば、平準払いを検討すると良いだろう。

一方、保障の確保というよりも自己資金の整理や相続、贈与対策といった形なら一時払いや全期前納払いが有効になる。

こういった判断は保険の専門知識をもつ専門家に相談して決めると良い。

年齢や性別、持病の有無といった保険料の加入目的以外にも、考慮すべきポイントはさまざまである。

総合的な観点で、適切なアドバイスがもらえる専門家を頼ると良いだろう。

まとめ

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、医療保険の支払い方法について、種類や一括払いのメリットデメリット、自分に適した支払い方法や保険の見つけ方について解説した。

医療保険には、月払いや半年払い、年払い、一括払いなど様々な支払い方法がある。

支払い方法によっては、保険料の支払額が変わることもあり、保険契約において重要なポイントとも言えるだろう。

そのため、それぞれの特性とメリットデメリットを理解した上で、自分に最適な支払い方法を選びたい。

しかし、個々のライフスタイルやニーズによって最適な方法は異なるため、自分だけでの判断が難しい場合もあるだろう。

そんなときは、専門家に相談することをおすすめする。

「生命保険ナビ」は、全国の保険のプロの中から、あなたの条件や意向にあった担当者を選ぶことが可能である。

自分に合った担当者に相談することで、安心して保険選びを行うことができるだろう。

保険に関して少しでも疑問や不安がある方は、以下のボタンから申し込んでみてほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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