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医療保険の重複加入は必要?大事な保障は手厚く準備しよう

この記事で解決できるお悩み
  • ニーズに応じて医療保険を重複しようか迷っている
  • 保険を重複することのメリットデメリットを把握したい
  • 自分が加入している保険のニーズが重複していないか不安に感じている

万が一に備えて加入する医療保険

大事な保障については重複して加入しても良いと考える方もいるだろう。

また逆に、保険会社から提供されるさまざまなプランを見ると、似たような種類のものが多く、保障が重複してしまうのではないかと心配になることもある。

本記事では、自分のニーズに適した保険の選び方や保険を重複することのメリット・デメリット、万が一重複してしまっていた場合の対処法について解説していく。

医療保険への加入を検討している方、既に加入している方で保険を見直したいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでほしい。

目次

医療保険の重複って?

医療保険の重複って? 生命保険ナビ

任意で加入する医療保険は、さまざまな保障内容や特約があり、実際はどのようなときに支給されるのかわからない方もいるだろう。

まず、医療保険の基本的な保障内容を把握したうえで、加入率が高い医療保険や、医療保険が重複するケースを紹介していく。

医療保険の保障内容

医療保険の保障内容は、各保険会社や各商品により異なるが、基本的には下記のとおりだ。

  • 入院した日数分の給付金
  • 入院した際の一時金
  • 手術をした際の一時金
  • 通院した日数分の給付金
  • 先進医療を受けた際の給付金

入院給付金日額やそれぞれの給付金の金額は、各商品により異なるが、多くの場合は加入時に自分で選択することが可能だ。

入院や手術をする際は、公的医療保険の制度によりほとんどの方が3割の窓口負担で済むが、多くの方は任意の医療保険に加入し、経済リスクに備えている。

なお、医療保険の活用法についてはこちら記事でさらに詳しく解説したので、気になる方は合わせて参考にしてほしい。

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加入率が高い医療保険

ここからは、2023年12月度の医療保険ランキングによる上位5位までの医療保険を解説していく。

ぜひ医療保険選びの参考にしてほしい。なお、保険料はすべて35歳の男性で設定した金額である。

オリックス生命「医療保険キュア・ネクスト」

第1位はオリックス生命の「医療保険キュア・ネクスト」である。

病気やケガによる入院が一生涯にわたって保障される終身タイプだ。

入院給付金日額5,000円、先進医療保障あり、手術給付金ありで月払い保険料は1,735円。1回の入院は病気、ケガ問わず60日保障される。

三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)で入院した場合は日数が無制限保障され、三大疾病以外の七大疾病(糖尿病・高血圧性疾患・肝硬変・慢性腎臓病)で入院した場合も120日まで延長され、手厚い保障を受けることが可能だ。

手術給付金は、入院、外来問わず給付対象になり、入院中の手術は10万円、外来で手術を受けた場合は2.5万円が支給される。

アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの終身医療」

つづいてはアクサダイレクト生命の「アクサダイレクトの終身医療」だ。

保険期間、保険料払込は終身となっており、入院給付日額5,000円、手術費用と先進医療の保障を一生涯確保できる。

月払い保険料は1,450円とお手頃な値段設定なのも嬉しいポイントだ。

入院中の手術給付金は1回につき5万円、外来での手術は1回につき2.5万円を受け取ることができる。

はなさく生命「はなさく医療」

「はなさく医療」も保険期間、保険料払込期間ともに終身タイプの医療保険だ。

入院給付日額5,000円、手術給付金は入院手術の種類により5・10・30万円が支給され、外来での手術は1回につき2.5万円が支給される。

また、放射線治療給付金や先進医療給金も保障範囲に入っており、一生涯にわたって医療費の経済リスクを軽減することが可能だ。

保険料は月払いで1,724円である。

メットライフ生命「終身医療保障保険マイ フレキシィ」

第4位にランクインしたメットライフ生命の「終身医療保障保険マイ フレキシィ」も終身タイプの医療保険である。

上記の2つの医療保険と大きく異なる点は、入院給付金ではなく入院一時金の保障がついていることだ。

そのため、病気やケガで入院した場合は日数に関係なく一時金の10万円が支給される。

手術に関しては入院中の手術で1回につき6万円、外来での手術で1回につき1.5万円の給付金を受け取ることが可能だ。

また、その他にも骨髄ドナー入院給付金や骨髄ドナー手術給付金、放射線治療給付金、先進医療と医療費を幅広くカバーできる商品である。

ライフネット生命「じぶんへの保険3」

第5位はライフネット生命の終身医療保険の「じぶんへの保険3」だ。

入院給付金は日額5,000円、入院中の手術給付金が1回につき5万円、外来の手術給付金が1回につき2.5万円を受け取ることができる。

また、骨髄幹細胞の採取術・がん治療給付金・先進医療給付金・先進医療見舞給付金など、充実した保障内容が特徴だ。

医療保険が重複するケース

医療保険に重複して加入していても、基本的に該当事項が起きた場合には、すべての医療保険から給付金を受け取ることが可能だ。

しかし、当然それぞれの保険料を支払う必要があるため「なるべく保険料を抑えて最低限の保障を確保したい」という方は重複しないように注意すべきである。

ここからは医療保険が重複するケースについて解説していく。

がん保険と重複するケース

がん保険とは、がんになった場合の入院や手術費用に備える保険だ。

がんになると入院が長期化したり、高額な治療費がかかったりするため、経済リスクの軽減に備えて加入している方も多いだろう。

しかし医療保険に加入していれば、がんで入院や手術をした場合、がん保険に加入していなくても給付金を受け取ることが可能だ。

また、医療保険のなかには、がんによる入院や手術をした場合に保障が手厚くなるものも多い。

そのため、医療保険とがん保険に両方加入している方や両方検討している方は十分に保障内容を確認することが重要だ。

生命保険とセットになっているケース

生命保険の保障内容に医療保障がセットになっているものも多くある。

この場合は、新たに医療保険に加入すると保障内容が重複してしまう可能性が高いだろう。

また、若年層の場合は子どもの頃から両親が医療保険に加入させている場合もあるため、既に自身が加入している医療保険がないかを医療保険に加入する前に確認することをおすすめする。

医療保険が重複していたらどうする?

医療保険が重複していたらどうする? 生命保険ナビ

ここからは、保障が重複していた場合のメリットとデメリットを紹介していく。

また、意図せずに重複してしまっていた場合の対処方法についても解説していくので、ぜひ参考にしていただきたい。

【メリット1】給付金を多く受け取れる

医療保険の場合、複数の保険に加入しているとすべての医療保険から給付金を受け取ることが可能だ。

たとえば入院給付日額5,000円の医療保険に2つ加入していた場合は、入院1日につき10,000円を受けとれることになる。

1つの医療保険に加入するよりも多くの給付金が受け取れることがメリットと言えるだろう。

【メリット2】各商品のメリットが得られる

医療保険と言っても対象の手術や保障内容などの特徴は各商品で異なる。

複数の医療保険に加入していることで、各商品のメリットをそれぞれ受けることが可能だ。

たとえば「入院日数が無制限で手術の幅が広いA社と、入院一時金や通院保障が手厚いB社」というように、各商品の強みをそれぞれ受けられ経済リスクをカバーすることができる。

【メリット3】保険会社の経営破綻のリスクを分散できる

「保険会社が倒産することはない」と思っている方も多いが、倒産している保険会社が過去にいくつもあるのが現状だ。

複数の保険会社に加入することで、万が一保険会社が倒産したときのリスクに備えることができる。

【デメリット1】保険料の負担が大きくなる

当然の話ではあるが、複数の保険に加入すると、その分保険料の負担は大きくなる。

家計に余裕がない方は、家計を圧迫する可能性が高くなるだろう。

万が一の備えに加入する保険料の支払いが増えることで、日々の生活費が苦しくなるのは本末転倒だ。

【デメリット2】手続きに手間がかかる

複数の保険に加入する場合、加入時や請求時の手間が増えることもデメリットと言えるだろう。

加入時は告知や健康診断書、給付金の請求時には医師の診断書などの必要書類をそれぞれ提出する必要がある。

1つの保険に加入しているよりも労力がかかることを念頭に入れておこう。

【デメリット3】保障内容が把握しきれない可能性がある

各商品にはさまざまな決まりや縛りがあるため、複数の保険に加入していると保障内容を把握しきれない可能性があるだろう。

「どの商品にどんな保障がついているのかわからない」といった具合に、請求漏れにつながることも否定できない。

重複しているときの対処法

意図せずに保障が重複してしまった場合は、必要以上に保険料を支払っていることになる。

その対処法としてまず挙げられるのが、どちらかを解約することだ。

解約する保険にしかついてない保障がある場合は、残すほうの保険に特約で付加できないか確認することをおすすめする。

そうすることで、自分に必要な保障だけを確保し、最低限の保険料の支払いで済ませることが可能だ。

自身のニーズに合った医療保険の選び方

自身のニーズに合った医療保険の選び方 生命保険ナビ

保険に加入する際は、自身のニーズに合った医療保険を選ぶことが重要だ。

保険は万が一のときの生活を支えてくれるものである。

そのため、なんとなく加入するものではないのだ。自分に適した保険を選ぶためのポイントは下記のとおりである。

  • ライフプランを考える
  • 加入目的を明確にする
  • 無理のない範囲で設定する

順番に解説するので保険選びの参考にしてほしい。

ライフプランを考える

医療保険は病気やケガをしたときの経済リスクを軽減させてくれるものだ。

現在の状況だけでなく、将来のリスクを把握したうえで、自分の生活をしっかり守れる保険に加入すべきである。

すでに加入している保険がある場合は、保障は足りているか、保障内容が無駄に重複していないかなどの内容を再確認することをおすすめする。

加入目的を明確にする

保険に加入する場合は、その目的を明確にすることが重要である。

たとえば「長期的な入院に備えたい」という方もいれば「貯金がないから一時金が支給される保険に加入したい」という方もいるだろう。

人それぞれ、どのようなときにどのくらいの保障が必要かは異なるため、保険を選ぶときはまず加入目的を明確にすることをおすすめする。

無理のない範囲で設定する

保険に加入することは、新たな固定費が生じるということだ。

保険料の負担が大きくなりすぎないように、保険料の金額や支払い方法は慎重に決めるべきである。

まとめ

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、医療保険が重複するメリット・デメリットや意図せず重複してしまっていた場合の対処法、自分に適した保険の選び方について解説した。

医療保険は、病気やケガなどの万が一の場合に備えて加入している。

そのため、必要な保障は手厚く準備しておくことをおすすめする。

しかし、基本的にはその分保険料も高くなるので、バランスを考えて無理のない範囲で備えることが重要である。

自分のライフプランを考え、必要な保障は何か、どのくらい必要なのかを正しく把握することで、最適な保険に加入することができるだろう。

しかし、将来については不確実なため、自分一人の判断が難しいこともあるだろう。

そんな時は、保険のプロに相談してみてほしい。

「生命保険ナビ」では、全国の保険のプロが揃っており、あなたのニーズや意向にあった保険のプロとマッチングすることができる。

自分に合った担当者があなただけのプランを提案してくれるので、最適な保険が見つかるだろう。

保険に関して少しでも疑問や不安がある方は、以下のボタンから申し込んでみてほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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