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妊娠中でも入れる医療保険とは?保険の特徴や準備すべきポイントについて解説

この記事で解決できるお悩み
  • 妊娠中でも入れる医療保険の特徴について知りたい
  • 妊娠中に医療保険に入る時に準備すべきことが何か分からない
  • 妊娠中の医療保険の特約や制限について詳しく知りたい

「医療費がかさむ妊娠中への備えとして医療保険に入りたいが、加入できるか分からない」と不安を抱える人は多いのではないだろうか。

医療保険は、正しく理解して活用すれば、妊娠中の費用負担を抑えることも可能となる。

そこで本記事では、妊娠中でも入れる医療保険の特徴や、加入前に準備すべきポイントについて詳しく解説する。

また、医療保険の特約や制限についても細かく説明するので、これを読めば安心して妊娠生活を送ることができるはずだ。

目次

妊娠中でも入れる医療保険とは

妊娠中でも入れる医療保険とは 生命保険ナビ

妊娠には、帝王切開などさまざまなリスクが伴う。

そのため、「子どもが欲しいな」と夫婦で考えはじめたタイミングで医療保険に加入するのが理想的だ。

しかし、結婚や引越しなどで時間が取れず、医療保険より先に命を授かるケースも多い。

では、妊娠中に医療保険に入るメリットを中心に、注意すべきポイントや保険商品の具体例を紹介していくので、もしものシーンに備えるために学んでいこう。

妊娠中に医療保険に入るメリット

妊娠中に医療保険に入るメリットは、〈もしものシーン〉で活躍するためだ。では、妊娠(出産後)が理由で発生する可能性が高いリスクはどのようなものがあるのだろうか。

【妊娠(産後)で発生する可能性が高いリスク】
  • 貧血
  • 切迫早産
  • 妊娠糖尿病
  • 重度のつわり
  • 妊娠(産後)うつ
  • 妊娠高血圧症候群
  • 帝王切開などの異常分娩 など

正常妊娠と正常分娩は、病気・ケガに該当しないため公的保険や多くの民間保険は対象外になる。

しかし、「つわりが酷く食事や水分が摂れないため、入院しないといけない…」「異常が発生したため、帝王切開で分娩することになった」などのシーンでは、公的保険や民間保険が対象になるのだ。

正常分娩であれば、6日前後の入院で退院できる可能性が高いが、切迫早産で入院すると1~3ヶ月、帝王切開で分娩した場合は8日前後の入院が必要になる。

そのため、経済的負担を減らすためにも医療保険は必要不可欠だと言える。

入院すると医療費だけではなく、食事代や個室を利用する場合の料金なども全て自己負担になるため、そのようなポイントも把握しておくと保険を選びやすくなるはずだ。

安心して出産に挑むためにも、自分に適した医療保険を早めに比較し、加入するといいだろう。

妊娠中の医療保険加入時に注意すべきポイント

妊娠中の医療保険加入時に注意すべきポイントを紹介していくので、慎重に保険を比較しよう。

以下で紹介するポイントを知っておくだけで、保険選びがスムーズに行えるはずだ。

妊娠中の医療保険加入時に注意すべきポイント
①加入できる時期、保障内容が異なるケースがある

妊娠中であれば、どの時期でも加入できるという訳ではないので、注意が必要だ。なぜなら、妊娠後期になるほど母子ともに、命に関わるリスクが高くなるためである。

そのため、後期になるほど医療保険への加入は難しくなっていくので、妊娠がわかり次第なるべく早く加入するといい。下記の「妊娠における医療保険の制限事項」にて詳細を解説するので、参考にしてみてはいかがだろうか。

②保障対象外になる可能性がある

下記に紹介しているようなことが、保険契約日から責任開始日までの間にあった場合、保障を受けることができない可能性がある。

(例)

  • 医師から「帝王切開で分娩する必要があるでしょう」などの方針を聞いていた
  • 妊婦健診などで再検査や治療を受けるよう指摘されていた
③長期契約での契約になるケースが多い

「妊娠と出産時期だけ医療保険に加入したい!」と考えていても、リスクが高い時期だからこそ早期解約ができず、長期契約になるケースがある。

そのため、出産後に保険を解約したいと考えている人は、事前に契約内容をしっかりと確認してから加入するといい。

保険商品の具体例 

保険は、経済状況・保障内容・保険に対する考え方などから選べるため、自身の条件に当てはまるベストな保険を見つけると理想的だ。

妊娠中でも加入できる保険を2商品紹介していくので、今後の参考にしてみてはいかがだろうか。

【ピタッとレディ】5年間健康でいると給付金が受け取れる

〈ピタッとレディ〉は、妊娠中(妊娠21週目まで)に加入した場合でも保障を受けられる保険である。

妊娠が分かってからでも切迫早産や帝王切開などのリスクに備えられるので、安心度が非常に高い。

シンプルプランだけではなく、メンタル疾病プランも用意されているため、産後うつなどの病気に備えられるのは非常に助かるだろう。

また、女性特有の病気などによる入院や手術の保障は、一時金として給付される。

下記では、年齢別に保険料を紹介するので、他の保険と比較してみるといい。

年齢シンプルプランメンタル疾病ケアプラン
20歳1,529円2,369円
30歳1,746円2,605円
40歳1,772円2,616円
  • シンプルプラン
    • 女性疾病入院一時給付金:5万円
    • 女性特定手術給付金:5万円または15万円
    • 保険期間・保険料払込期間:5年
  • メンタル疾病ケアプラン
    • 女性疾病入院一時給付金:5万円
    • 女性特定手術給付金:5万円または15万円
    • メンタル疾病保障特約
    • メンタル疾病診断給付金:5万円
    • メンタル疾病入院療養給付金:50万円
    • 保険期間・保険料払込期間:5年

ピタッとレディは、5年間健康でいると健康給付金を受け取れる。そのため、「5年分のご褒美」として自身の趣味などに使えるため、幸せになれるメリットである。

注意点は、申込できないケースもあるため、商品パンフレットを確認してみるといいだろう。

【母子保険 はぐ】お手頃価格が嬉しいポイント

〈母子保険 はぐ〉は、月々950円からシンプルサポートプランに加入できるお手頃な保険だ。

自身が求めている保険内容や料金に合わせて、シンプルサポートプラン、標準サポートプラン、しっかり手厚くサポートプランから選べるのが嬉しいポイントである。

妊娠してから入る保険ということもあり、妊娠19週目まで加入できる。また、申込が完了後(1~3営業日)、すぐに保障が開始するため安心できる。

※対象年齢:20歳~44歳

切迫早産や早産の赤ちゃんも保障を受けられるので、安心して出産に挑めるはずだ。

「お金を使いたくない時期だけど、もしもに備えて…」と考えている人や、加入できる保険を探している人には非常におすすめな保険である。

下記では、被保険者が34歳のケースの金額を一部を紹介していくので、ぜひ参考にしてほしい。

34歳のケース

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保障内容シンプルサポートプラン月々950円標準サポートプラン月々2,990円しっかり手厚くサポートプラン月々4,950円
妊娠中の入院入院一時金
45,000円
入院日額
4,400円
入院日額
8,800円
出産時の手術手術一時金
20,000円
手術一時金
20,000円
子どもの入院例:肺炎入院日額
5,700円
入院日額
12,300円
入院日額
12,300円
子どもの手術例:0歳で心臓の手術手術一時金
34,000円
手術一時金
10,000円
手術一時金
10,000円
参考:スマートプラス少額短期保険株式会社「母子保険はぐ」(2023年10月調査)

通常の保険は、年齢を重ねるほど保険料の値段は高くなるが、母子保険 はぐは、保険料は年齢問わず同じ金額で加入できる。

しかし、年齢によって受給できる金額が異なるので、保険金が気になる人は無料パンフレットを請求するといいだろう。

年齢や健康状態などによって、保険に加入できないケースもあるため、事前に確認しておくことをおすすめする。

このように、「どんな人が医療保険に加入するのか」によって最適な保険商品は変わる。

属性別におすすめの医療保険についてまとめた記事もあるので、比較していただくとより理解が深まるはずだ。

あわせて読みたい

妊娠中に準備すべき医療保険のポイント

妊娠中に準備すべき医療保険のポイント 生命保険ナビ

妊娠や出産に備え、医療保険の加入をする前に準備すべきポイントを解説していく。

自分にとってベストな保険を見つけるためにも、しっかりと下記のポイントを把握しておこう。

保険に加入する目的を明確にする

保険を契約する前に、自身が保険に入る目的を明確にしておくと正しい保険選びができる。

なぜなら、保険に入る目的を明確にすれば、自分に必要な保険内容が把握でき、保険を選びやすくなるためだ。

また、「出産一時金が50万円もらえるから、民間保険でこれくらい備えておこう」など、具体的にイメージしておくことで保険料を抑えられる。

無理なく払い続けられる保険を選ぶためには、大切なポイントのためしっかりと考えておこう。

妊娠中に加入できない医療保険について理解しておく

最近では、妊娠中でも加入できる保険が増えてきている。

しかし、上記で紹介した通り、妊娠中に加入できない医療保険があることを理解しておこう。

もし加入できたとしても、妊娠や出産に関する手術などは保障を受けられない可能性があることも頭に入れておくと焦らず比較できる。

医療保険の加入時期を考えておく

医療保険は、契約を行なってすぐに各保険内容が保障されるわけではなく、下記の3つすべてを満たしてから責任開始日となる。

【責任開始日とは?】

責任開始日=保険会社が被保険者の保障をはじめる日付のこと

【満たすべき3つのこと】

  • 保険に申込む
  • 告知や医師の診査を行う
  • 初回の保険料を払う

以上のように3つのことを満たす必要があるので、考慮した上で加入時期を考えておくといいだろう。

医療保険〈女性のための特約〉について

医療保険〈女性のための特約〉について 生命保険ナビ

医療保険には、〈女性のための特約〉がつけられる。女性特有の病気を保障できる手厚い内容になっているので、安心度も高くなるだろう。

では、〈女性のための特約〉とはどのような特約を指すのだろうか。丁寧に解説していくので、ぜひ検討してほしい。

〈女性のための特約〉とは

女性のための特約のことを、一般的に「女性疾病特約」と呼ぶことが多く、女性特有の病気が原因で入院や手術をした際に給付金が上乗せされるようになっている。

【女性特有の病気】
  1. 子宮内膜症などの女性性器疾病
  2. 重度のつわりや異常分娩などの妊娠・出産に関わるもの
  3. 乳がん・子宮頸がん・卵巣がんなどの、悪性新生物(がん) など

このように、妊娠・出産だけではなく、その後にも活躍するため、加入していると安心できる。

もしものシーンで困らないためにも、医療保険に特約をつけておくといいだろう。

妊娠における医療保険の制限事項

「妊娠中の医療保険加入時に注意すべきポイント」でも紹介した通り、妊娠・出産にはリスクがある。

そのため、一般的な目安期間までに保険の手続きをすれば加入できる可能性が高く、後期になればなるほど保険の加入が難しくなるのだ。

保険加入の目安期間:妊娠27週目

妊娠27週目までであれば、切迫早産や帝王切開などの異常分娩にも保障がされる保険が多い傾向にある。

しかし、妊娠27週目より前に入る場合や、28週目以降に加入した保険でも「特定部位不担保」により、給付を受けられないケースがあるので注意しよう。

【特定部位不担保とは?】

保険会社が定める部位に関わる入院・手術の場合、給付金を受給できないことを指す。妊娠しているということであれば〈妊娠・出産に関する入院や手術〉の保障は対象外になるということ。

「妊娠中でも加入できます」という文を見て加入したものの、「妊娠・出産の保障が対象外だった…」となってしまう可能性があるので、事前に確認するといいだろう。

医療保険の優良特約を有効活用するために

「医療保険だけでは、女性特有の病気は保障されないの?」と思う人もいるかもしれないが、安心してほしい。医療保険だけでも、しっかりと給付金を受け取ることは可能だ。

しかし、女性のための特約をつけておけば、もしものシーンで給付金が上乗せされるので安心して治療に専念できる。

「お腹の赤ちゃん大丈夫かな…」と心配な状態で、経済的な不安に襲われないためにも、いい選択だと言えるだろう。

「多めの保険金を受給できるようにして、この特約もつけておこう」と、心配な気持ちから選んでしまうと、保険料が高くなり、支払い続けるのが難しくなる可能性がある。

そのため、仮定の医療費、公的保険で受給できる金額、自身の貯蓄金額などから判断すると理想的な保険を選べる可能性が上がるはずだ。

しかし、自分の力で保険を選ぶことを難しく感じる人は少なくはないだろう。

「本当に自分に合った保険はどれ…?」と複数の保険を比べていると、分からなくなってしまうこともある。

このように保険を選ぶことに不安を感じている場合は、「生命保険ナビ」を利用することで保険のプロがベストな保険を提案できるので、1人で悩まずに相談してほしい。

そうすることで、自身に最適な保険に加入できるだろう。

まとめ

まとめ 生命保険ナビ

本記事では妊娠中でも加入できる医療保険や加入時に準備すべきポイント、医療保険の特約と制限について解説した。

妊娠中に医療保険を活用できる状態にしておくことで、身体や金銭のトラブルを避け、安心して新たな人生のステージを迎えることが可能となるだろう。

しかし、妊娠特約の確認や保険会社ごとの内容比較など、その手続きや準備は複雑で、専門知識が求められる。

医療保険に関して、迅速に正確な判断をするには、保険のプロに相談することも必要となってくる。一人一人の状況に合ったアドバイスをもらうことが可能になり、判断を早くすることができるからである。

しかし、保険のプロは数多く存在し、自分にとって最適な担当なのかを見極めることは難しい。

マッチングサイト「生命保険ナビ」を利用することで、全国の保険のプロの中からあなたの条件や意向にあった担当者が選べる。

無料で利用できるので、ぜひ活用してほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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