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医療保険特約の総合ガイド!あなたにおすすめの特約を選ぶには?

この記事で解決できるお悩み
  • 医療保険に特約をつけるメリットが知りたい
  • 医療保険につけるべきおすすめの特約が知りたい
  • 自分に合う特約を見つけたい

医療保険に特約を付けると保障内容を拡張することができる。

特約には、がんなどの特定疾病に対する保障を手厚くできるものや、保険料の支払いを免除してくれるものまで様々な種類が存在する。

そのため、医療保険におすすめの特約を知っておきたいという人も多いだろう。

そこで本記事では、「医療保険につけられるおすすめの特約」について解説する。

医療保険に特約を付けたいと思っている人には、ぜひ参考にしてほしい。

目次

医療保険に特約を付ける必要性とは

医療保険とは、病気やケガで入院、手術をした際に給付金が支払われるものである。

加入は任意となっているが、多くの方が医療保険で備えているのが現状だ。

医療保険は基本的に入院給付金や手術給付金が主契約となっているが、さまざまな特約を付けることができ、より自分の希望する保障を確保することが可能だ。

ここからは特約についての基本知識や特約の保障内容、また特約を付けるメリットを解説していく。

医療保険の加入を検討している方や保険の見直しを検討している方はぜひ参考にしてほしい。

特約の基本知識

医療保険の特約とは、主契約に付けることができるオプションのようなものだ。

特約を付けることによってより手厚い保障が受けられるが、保険料は高くなるため、保障内容と保険料のバランスを見ながら自分に必要な特約を選択することが重要だ。

主な特約の保障内容

一体どのような特約があるのか、よくわからない方もいるだろう。

特約の詳細は保険会社や商品によって異なるが、代表的な特約の保障内容を下記で紹介していく。

ぜひ参考にしてほしい。

三大疾病特約

三大疾病とは、がん・心疾患・脳血管疾患のことを指す。

この三大疾病を原因とする入院や手術をした際に、給付金が上乗せして支払われるものや対象日数が無制限になるのが三大疾病特約だ。

三大疾病は日本人の死因の上位を占めており、治療が長期化したり障害が残ったりして働けなくなる可能性も十分考えられる。誰にでも起こり得るリスクなのだ。

経済的な負担を減らし、治療に専念するためにも三大疾病にかかった場合に手厚い保障が受けられる「三大疾病特約」は心強い存在と言えるだろう。

がん特約

がんを患った場合のみ手厚い保障が受けられるのが「がん特約」だ。

がんの治療は他の病気よりも長期化することが多く、働けなくなり収入が減少することも考えられるだろう。

そのような時にがん特約に加入していれば、主契約の保障にプラスして入院費や手術費用などを多く受け取ることが可能だ。

女性疾病特約

女性疾病特約とは、女性特有の病気が原因で入院や手術をした際に保障が上乗せされる特約だ。

乳がん、子宮がん、卵巣がん、子宮筋腫などの女性特有の病気や、妊娠・出産の際の切迫早産や異常分娩など、女性ならではの健康リスクに幅広く備えることが可能だ。

先進医療特約

先進医療を受けた際に、給付金を受け取れるのが「先進医療特約」である。

先進医療とは厚生労働省が認可した治療法で、公的医療制度の対象外だ。

そのため治療を受けた際には技術料が全額自己負担となる。

受ける治療によって異なるが、数百万という高額な技術料がかかる先進医療も珍しくない。

先進医療特約を付けると、技術料相当額の保障や通算2,000万円までという手厚い保障を受けることが可能だ。

保険料払込免除特約

保険料払込免除特約とは、三大疾病などの大きな病気をした際や高度障害状態、身体障害状態になった際に、保障を確保しながら保険料の払込が免除されるものである。

各保険会社によって所定の状態は異なるため、どのような場合に該当するのか事前に確認しよう。

通院特約

通院特約は、名前のとおり通院した際に給付金が受け取れるものだ。

退院後に、入院の原因となった病気やケガで通院する可能性は高いと言えるだろう。

通院特約を付けることで、治療費や交通費などの自己負担額を軽減することが可能だ。

厚生労働省の調査によると、令和2年の入院患者数1,211千人に対して外来を受けた人数は7,137千人となっており、通院特約の需要が拡大していることがわかる。

最近はがんの治療においても、入院での治療より、通院での治療が多くなっている。

特約を付けるメリット

特約をつけるメリットは、やはり保障が手厚くなることだろう。

たとえば三大疾病のいずれかで入院や手術をした場合、三大疾病特約を付けていれば給付金を数万円〜数十万円多く受け取ることが可能だ。

また、先進医療特約を付けていれば、万が一先進医療が必要な状態になった際に金銭的な心配をせずに治療を受けることができるだろう。

特約を付けることで、経済リスクを軽減し安心して治療に専念することが可能である。

また、特約は基本的に自分で選択ができるため、自分に必要な保障を組み合わせられるのも魅力の一つだ。

特約を付けて保障を手厚くするほど保険料は高くなるため、両方のバランスを見て決めることが重要である。

医療保険に付けるべきおすすめの特約を紹介

医療保険にどのような特約を付けるべきかは、年代や性別、家族構成によって異なる。

もちろんすべて付ければ手厚い保障が受けられるが、保険料の兼ね合いもあり難しい方もいるだろう。

そこでここからは年代ごとのおすすめの医療保険特約、単身者と家庭を持つ方におすすめの医療保険特約、女性特有の疾病に対応する特約について解説していく。

それぞれにおすすめの保険商品も紹介するため、ぜひ参考にしてほしい。

20代におすすめの医療保険特約

20代であっても病気やケガで入院するケースはあるが、他の年代に比べて健康リスクは低いと言えるだろう。

しかし万が一のことを考え、医療保険への加入は検討すべきだ。なぜなら社会人になったばかりのため収入が低い方や十分な貯蓄がない方が多いからである。

これらのことから、20代は主契約の入院保障や手術給付金で最低限の保障を確保しつつ、可能であれば「入院一時金特約」をおすすめしたい。

入院した際に、入院日額給付金にプラスで一時金が受け取れれば、万が一入院が長期化した場合でも経済リスクを軽減することができるからだ。

また、先進医療特約は保険料が割安なため付けることをおすすめする。特約は自分の支払える保険料の範囲内で決めるといいだろう。

20代におすすめの医療保険はチューリッヒ生命の「終身医療保険プレミアムZ」だ。

お手頃な保険料で入院や手術に備えることが可能である。詳しい保障内容は下記で確認してほしい。

25歳男性・保険料払込期間・保障期間終身・月払保険料1,229円

入院給付金1日につき5,000円
入院支払限度日数1回の入院につき60日
手術給付金(入院)1回につき5万円
手術給付金(外来)1回につき2.5万円
放射線治療給付金1回につき5万円
骨髄ドナー給付金1回につき5万円
入院一時金1回につき5万円
先進医療・患者申出療養給付金技術料相当(通算2,000万円ほど)
先進医療・患者申出療養支援給付金1回につき15万円
参考:チューリッヒ生命保険株式会社「終身医療保険プレミアムZ」2023年

30代におすすめの医療保険特約

30代になると20代よりも病気にかかるリスクが上がるため、特約で保障を充実させておくことを検討してほしい。

30代におすすめの医療保険はSBI生命の終身医療保険Neoだ。

お手頃な保険料に、さまざまな特約を付けることで幅広くカバーすることが可能である。

主契約は病気やケガによる入院・手術・放射線治療となっており、8大疾病による入院をした場合は無制限に保障を受けられるのがポイントだ。

8大疾病とは、がん(上皮内がんを含む)・高血圧性疾患・大動脈瘤等・心疾患・脳血管疾患・糖尿病・肝疾患・膵疾患・腎疾患である。

また、下記の特約をつけることが可能だ。

  • 先進医療特約
  • 終身入院一時金給付金特約
  • 終身通院特約
  • 終身3大疾病一時金特約
  • 3大疾病保険料払込免除特約
  • 終身在宅医療特約
  • 終身女性疾病特約

30代になると病気にかかるリスクが上がることや、20代よりも収入が安定してくることから、特約をつけることを検討してほしい。

終身医療保険Neoは8大疾病であれば無制限に保障されるため「先進医療特約」「終身入院一時金給付金特約」「終身通院特約」をつけることをおすすめする。

この3つの特約を付けた場合の保険料シミュレーションと保障内容は下記を参考にしてほしい。

35歳男性・保険料払込期間・保障期間終身・月払保険料2,378円

入院給付金1日につき5,000円
入院日数制限1回につき60日
8大疾病支払日数限度無制限
先進医療特約(10年更新)通算2,000万円まで
終身入院一時給付金特約1回につき5万円
終身通院特約入院給付金日額の60%
参考:SBI生命「終身医療保険Neo」2022年

40代におすすめの医療保険特約

40代になるとさらに病気になるリスクが高まるため、特約を付けて本格的に備えておくべきだ。

40代におすすめの医療保険特約をSBI生命の終身医療保険Neoの特約で紹介していこう。

まずは30代と同様に「先進医療特約」「終身入院一時金給付金特約」「終身通院特約」を付けたうえで「終身3大疾病一時金特約」「3大疾病保険料払込免除特約」も付けることをおすすめする。

終身3大疾病一時金特約とは、がん・心疾患・脳血管疾患により支払事由に該当した際に、一時金を一生涯にわたって受け取れる特約だ。

また、3大疾病保険料払込免除特約を付けることで、3大疾病になった際にはそれ以降の保険料の払込は免除される。

3大疾病になる確率は年齢とともに高まる一方のため、40代にはこの2つの特約を付けることがおすすめだ。

上記の特約を受けた場合の保険料と保障内容は下記で確認してほしい。

45歳男性・保険料払込期間・保障期間終身・月払保険料8,588円

入院給付金1日につき5,000円
入院日数制限1回につき60日
8大疾病支払日数限度無制限
先進医療特約(10年更新)通算2,000万円まで
終身入院一時給付金特約1回につき5万円
終身通院特約入院給付金日額の60%
終身3大疾病一時給付金特約1回につき50万円
3大疾病保険料払込免除特約あり
参考:SBI生命「終身医療保険Neo」2022年

50代におすすめの医療保険特約

50代になるとますます入院や手術のリスクは高まり、それ以降は年齢とともに高まる一方だ。

内閣府の年齢階級別がん罹患率によると、男性は50代から罹患率が急増し、30代から罹患率が上がる女性も引き続き高い罹患率を保っている。

がんだけではなく、その他の病気に罹患する確率も上がっていくのが50代なのだ。

そのため、医療保険に特約を付け手厚い保障を確保すべきである。

50代におすすめの医療保険特約を付けた保険料と保障内容を下記で確認してほしい。

保険商品はチューリッヒ生命の「終身医療保険プレミアムZ」だ。

年齢が上がったことと、特約を充実させたことで保険料は1万円を超えるが、治療費を手厚く幅広くカバーすることが可能だ。

55歳男性・保険料払込期間・保障期間終身・月払保険料11,537円

入院給付金1日につき5,000円
入院支払限度日数1回の入院につき60日
手術給付金(入院)1回につき5万円
手術給付金(外来)1回につき2.5万円
放射線治療給付金1回につき5万円
骨髄ドナー給付金1回につき5万円
入院一時金1回につき5万円
先進医療・患者申出療養給付金技術料相当
(通算2,000万円ほど)
先進医療・患者申出療養支援給付金1回につき15万円
所定の疾病の1入院支払限度日数延長8大疾病(無制限)
ストレス性疾病(365日)
通院特約1回につき3,000円
3大疾病保険料払込免除特約あり
3大疾病一時金特約50万円
参考:チューリッヒ生命保険株式会社「終身医療保険プレミアムZ」2023年

単身者におすすめの医療保険特約

単身者の場合は扶養家族がいないため「医療保険や特約なんて必要あるのだろうか」と考える方もいるかもしれない。

確かに残すべき家族がいない場合、多額の死亡保険金は必要ないだろう。

しかし単身者でも入院や手術をした場合は治療費がかかったり、働けなくなったりする可能性があるため、医療保険特約を検討すべきだ。

単身者におすすめなのがお手頃な保険料で医療費に備えられるオリックス生命の「医療保険CURE Next」である。

主契約である入院給付金や手術給付金の他に、先進医療給付金や 入院一時金を付けると経済リスクを軽減して治療を受けることができるだろう。詳しくは下記で確認してほしい。

35歳男性・保険料払込期間・保障期間終身・月払保険料2,615円

入院給付金日額1日につき5,000円
手術給付金入院中10万円
外来2.5万円
先進医療給付金通算2,000万円
入院一時金10万円
参考:オリックス生命「医療保険CURE Next」

家庭を持つ方におすすめの医療保険特約

結婚し配偶者や子どもがいる方は、自分が病気になり入院が長期化しても家族の生活に支障が出ないように、治療費は医療保険特約で備えておくべきだ。

子どもの教育費や住宅ローンなどで家計に余裕がない方もいるだろう。

家計の負担にならずに、特約を付けてなるべく手厚い保障を確保することが重要だ。

上記と同じ「医療保険CURE Next」に家庭を持つ方におすすめの特約を付けた保険料と保障内容が下記のとおりである。

35歳男性・保険料払込期間・保障期間終身・月払保険料5,753円

入院給付金日額1日につき10,000円
手術給付金入院中20万円
外来5万円
先進医療給付金通算2,000万円
入院一時金10万円
死亡保険金100万円
3大疾病保険料払込免除あり
参考:オリックス生命「医療保険CURE Next」

女性特有の疾病に対応する医療保険特約

女性には女性特有の疾病が多くある。たとえば乳がんや子宮がんは、20〜30代で発症するリスクがあり、40代までは男性よりも女性のほうが、がんになる確率が圧倒的に高い。

また、妊娠出産による健康リスクも考慮する必要があるだろう。

女性には、このような女性特有のリスクに対応するライフネット生命の「じぶんへの保険レディース」の特約がおすすめだ。

特約を付けることで女性特有の病気で入院した際は、入院給付金が上乗せされたり、がん治療給付金を受け取れたり、手厚い保障を確保できる。

詳しい保険料や保障内容は下記を確認してほしい。

35歳女性・保険料払込期間・保障期間終身・月払保険料3,829円

入院給付金1日につき5,000円
女性入院給付金1日につき5,000円
手術給付金入院中5万円
外来2.5万円
先進医療特約技術料と同額
先進医療見舞給付金1回につき10万円
がん治療給付金50万円
参考:ライフネット生命「終身医療保険じぶんへの保険③」

自分に合う医療保険の特約を探し出すには

自分に最適な医療保険の特約を見つけるポイントは下記のとおりだ。

  • ライフプランに合わせて探す
  • 保険期間と特約の保障期間を確認する
  • 特約の内容を見直す

詳しく解説していくので、医療保険の特約を選ぶ際の参考になれば幸いだ。

ライフプランに合わせて探す

自分に最適な医療保険の特約は、ライフプランに合わせて探すことが重要だ。

20代の単身者と40代の既婚者では必要な保障が異なるように、家族構成や貯金額、また他に加入している保険がある場合はその保障内容と照らし合わせ、自分のライフプランに合った特約を選ぼう。

保険期間と特約の保障期間を確認する

特約とはオプションのようなものなので、主契約と保障期間が異なる場合がある。

特約を付ける際は、保険そのものの期間と、特約の保障期間が揃っているかを確認しよう。

特約の内容を見直す

現在医療保険にすでに加入している方は、特約の内容を見直すことをおすすめする。

特約の保障を把握していない場合、万が一の際に請求漏れに繋がる可能性があるからだ。

また、現在特約を付けていない方は途中から付けることが可能か問い合わせすることをおすすめする。

保障内容は生活習慣病など特定の疾患に対する保障を広げるものや、条件を満たすことで保険料支払いを免除するものなど多岐にわたっている。

おすすめの特約についても紹介したが、自分に合った特約を見つけるには、自身の生活状況や年齢・性別によって必要な保障内容を見極める必要がある。

しかし、自分一人で最適な特約を見つけ出すことに不安がある人もいるだろう。

そんな時は、保険のプロに相談することも検討するといい。

保険のプロがもたらす的確なアドバイスにより、自分に必要な医療保険の特約を見つけることができるだろう。

マッチングサイト「生命保険ナビ」では全国の保険のプロからあなたの条件や意向に最適な担当者を選ぶことが可能だ。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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