- 日本生命の評判や実際の利用者の口コミを知りたい
- 信頼度や満足度など、具体的な評価を把握したい
- 自分にあった保険会社や保険商品がわからない
日本生命は歴史と信用性を誇る老舗生命保険会社として広く知られている。
一方、日本生命の保険に加入を検討している人の中には、実際の利用者の評判や口コミはどうなのだろうかと気になっている人もいるだろう。
本記事では、日本生命に対するネットの声から、そのリアルな評判を探っている。
選ばれる理由、また問題点も明らかにし、日本生命の保険選びに役立つ情報を提供している。
この記事を参考に、日本生命についての理解を深め、正しい情報をもとに、あなたにあった保険選びをしてほしい。
日本生命の口コミを知る前に!日本生命の基本情報と特徴
国内の保険会社を聞かれれば、「日本生命」の名前を挙げる人も多いのではないだろうか。
日本生命は国内の最大手ともいえる保険会社で、売上や契約者数、事業所数など、国内で最大規模を誇る。
会社員の人であれば、日本生命のセールスレディが職場に尋ねてきて、保険商品の案内を受けたこともあるのではないだろうか。
そんな日本生命について、評判を検索すると良いものもあればイマイチなものもある。
保険商品は「住宅に次ぐ高い買い物」と言われるため、慎重な検討が欠かせない。
以下では、さまざまな口コミをもとに、日本生命の保険に加入するメリット・デメリットを解説しよう。
日本生命の概要
まずは日本生命の会社概要を見ていこう。
会社名 | 日本生命保険相互会社 |
創立 | 1889年7月4日 |
代表取締役社長 | 清水 博 |
従業員数 | 70,714名(内務職員20,433名) |
基金(資本金) | 1兆2,500億円 |
売上(保険料等収入) | 6兆3,735億円(グループ全体)※2022年度の業績 |
事業所数 | 支社等:108営業部:1,495 海外事務所:3代理店:19,033 |
主な業務内容 | ・生命保険業 ・生命保険業免許に基づく保険の引受け ・資産の運用付随業務 ・その他の業務 ・他の保険会社の業務の代理または事務の代行 ・債務の保証 ・投資信託の販売 ・確定拠出年金制度における運営管理業務 |
2023年10月時点の保険の種類 | 23種類 |
数値はおもに2023年3月末時点のもので、日本生命は株式会社ではなく、保険業法に基づく「相互会社」として経営がなされている。
相互会社は契約者(被保険者)が払い込む保険料に基づき、お互いが助け合う形で会社を運営する方式をとっているものだ。
株式会社の場合、株式を発行して出資者を募り、株主から集めた資本金で会社運営がなされる点で異なる。
そのため、日本生命の場合は資本金ではなく「基金」と表記される。
相互会社として運営しているため、利益を追求しているわけではなく、相互扶助の精神に基づく非営利組織に近い立場であることは押さえておこう。
従業員数と保険料等収入は上記の通りだが、国内の大手生命保険会社と比べてもわかるように、規模は最大であることがわかる。
いずれも2022年度の数値だが、従業員数、保険料等収入のいずれを見ても、他の大手生命保険会社との差は明らかだ。
日本生命のサービス
日本生命では、2023年10月時点で合計23種類の保険商品を扱っている。
大別すると以下のとおりだ。
- 死亡保険:4種類
- がん・特定疾病保険:4種類
- 介護保険:1種類
- 身体障がい保険:1種類
- 認知症保険:1種類
- 医療保険:3種類
- 個人年金保険:3種類
- 養老保険:2種類
- 学資保険等:2種類
- 外貨建て保険:1種類
- 引受基準緩和型保険:1種類
見てもわかるようにラインナップは多岐にわたり、それぞれのライフプランや「もしもの事態」に合わせて保険を選べるのが日本生命ならではといえるだろう。
さらに、上記とは別で『ニッセイ はじめての保険』と呼ばれる29歳以下の人を対象にしたセット型の保険も提供していている。
「どの保険を選べばよいか分からないけど、安価である程度の保障を備えた保険に加入しておきたい」という場合には有力な選択肢になるだろう。
日本生命が提供する保険商品の特徴
日本生命の保険商品で最も特徴的なのが、『ニッセイ みらいのカタチ』と呼ばれる、自由に選べる14種類の保険だ。
一般的に、ライフステージには以下の4つが考えられる。
- 就職
- 結婚
- 出産・育児
- 定年退職
それぞれのタイミングで必要な保障はもちろん、保障額も変化する。
みらいのカタチであれば、加入時だけでなく加入後も保障を自在に組み合わせることが可能だ。
みらいのカタチで組み合わせられる保険は以下のとおりである。
- 死亡保険
- がん・特定疾病保険
- 介護保険
- 身体障がい保険
- 認知症保険
- 医療保険
- 個人年金保険
- 養老保険
人によって何に不安を感じるか、どの保障を手厚くしたいかは異なるだろう。
保険商品によっては「ここがもの足りない」などと感じる場合もあり、細かなチューニングをするのは難しいのが実情だ。
この点、自分で保険を組み合わせられる『みらいのカタチ』であれば、自身のニーズを限りなく満たせる保険に加入できるだろう。
日本生命の良い口コミに見るメリット
日本生命の保険に加入した人の口コミをもとに、どのような点が魅力的に映っているのか、メリットを深掘りしていこう。
以下、3つの評価軸をもとに口コミを紹介している。
- 信頼性に関する口コミ
- サービスや担当者に対する口コミ
- 商品内容に対する口コミ
日本生命で保険加入を検討している人は、ぜひ参考にしてほしい。
日本生命の信頼性に対する口コミ
日本生命の信頼性に関する口コミをいくつかピックアップした。
- 契約時だけでなくその後もきめ細かいフォローをしてもらえた
- コールセンターの対応が丁寧だった
- 他社と比較していいところだけでなく悪いところを教えてくれた
日本生命は創立から130年を超え、安定した経営基盤を誇る国内生命保険会社の最大手だ。
その知名度の高さゆえの安心感は日本生命ならではだろう。
安定した経営を続けられる背景には、保険契約の前後におけるきめ細やかなフォロー体制の構築やコールセンターの均質化された対応など、質の高い顧客対応があると考えられる。
保険商品の提案において、自社のメリットばかりを伝えるのではなく、デメリットも含めてわかりやすく伝える姿勢も評価できるだろう。
契約者(被保険者)のことを思っているからこその提案を受けられると、企業への信頼性の高さにもつながるといえるのではないだろうか。
日本生命のサービス・担当者への口コミ
日本生命のサービスや担当者に対する口コミは以下のとおりだ。
- 定期的に訪問して状況を確認してくれる
- 対応がスピーディーで助かる
- 担当者の質が高い
- 保険料は安くないが担当者は親切
- 保険金がスムーズに支払われた
- 更新時期の前に条件のよい商品への組み換えを提案してくれた
実際、担当者とのやりとりは相性もあるため、プラスの評価をすることもあればマイナスに感じる人もいるだろう。
それでも、親切で質の高い対応をしているとの口コミは多数挙がっており、安心して契約を任せられるのではないだろうか。
日本生命の従業員数からもわかるように、同社は対面での保険販売に力をいれている。
その結果、顧客の声に耳を傾けて本当に合った商品紹介が可能となるのだ。アフターサポートも充実しており、年一回は契約内容を確認できる。
保険の検討にあたって、オンラインではなく対面で話を聞いた上で契約を進めたい人には特におすすめだ。
また、日本生命の場合、保険金の支払いは書類が届いた翌日から5日以内に行われるため、支払いはスムーズである。
この点、入院や手術代の立て替えといった心配もしなくて済むだろう。
- 引用:MONEY GROWTH「日本生命の評判はやばい?口コミからメリット・注意点を徹底解説」
- 引用:MANEMO「日本生命の評判はやばい?メリット・デメリットや注意点を解説!」
- 引用:オリコン顧客満足度ランキング生命保険「日本生命 生命保険の評判・口コミ」
日本生命の商品内容に対する口コミ
日本生命の保険商品の内容に関して寄せられた口コミは以下の通りだ。
- ライフプランに合わせて最適な保険を選べる
- 保障幅が広くて安心できる/保障内容の自由度が高い
- 返戻率が高い
- リスクに幅広く対応できる
日本生命の提供する『みらいのカタチ』に代表されるように、あらゆるリスクに備えられるのは大きなメリットだろう。
人によってリスクと感じることやリスクの大きさは異なるため、自身の状況に合わせて商品を自由に選択できるのは高評価につながるといえる。
日本生命への加入が向いている人
日本生命で保険の加入を検討したほうがよい人は以下のとおりだ。
- 大手保険会社の安心感を重視したい人
- 対面で商品の説明をじっくり聞きたい人
- 契約後も丁寧なフォローが必要な人
日本生命は国内最大規模の生命保険会社で、経営基盤と全国展開する事業所・相談窓口の多さは安心材料になるだろう。
日本生命は従業員を多く抱えている分、対面営業を大切にしている。
そのため、担当者と頻繁にコミュニケーションをとりながら保険の相談をしたい人や、じっくりと商品の説明を受けたい人も日本生命が向いているだろう。
言い換えると、インターネットで契約を完結させるのが不安な人は、日本生命で保険加入を検討するのがおすすめだ。
さらに、保険契約後も定期的にフォローしてくれるのが日本生命ならではの特徴である。
定期的に訪問されるのを疎ましく感じる人もいるだろうが、気にかけてもらえると感じる人にとっては日本生命のフォロー体制がピッタリだろう。
日本生命の良くない口コミから見えるデメリット
日本生命の各種口コミにはプラスの評価が多い一方で、以下で解説するようにマイナスな評価をしている人も一定数存在する。
以下では、3つの視点で口コミをまとめた。
- 保険料に関する口コミ
- クレーム対応に関する口コミ
- 契約・解約時に関する口コミ
それぞれの視点も踏まえて、日本生命で保険に加入すべきか慎重に判断しよう。
日本生命の保険料についての口コミ
日本生命の保険料に関するイマイチな口コミがいくつか寄せられていた。
- 保険料が高い
- 保険料が毎年上がっている
良い口コミにもあったが、日本生命の保険料は他の生命保険会社に比べて割高な傾向にあるようだ。
日本生命の従業員数を見てもわかるように、安定した経営を続けるには従業員への給料の支払いは避けて通れない。
従業員数を保ちつつ、保険料収入を安定的に確保するには、保険料が相当程度上がってしまうのはやむを得ないだろう。
対面での営業を大切にしているのが日本生命のカルチャーだ。
日本生命においては、密なコミュニケーションや定期的なフォロー体制を用意する背景があることを理解しておこう。
保険料が毎年上がることに関しては、程度の問題はあれ、各社に共通することである。
自身の健康状態や年齢条件など、ケースバイケースとしか言えないが、定期的な保険料の値上がりは覚悟しておく必要があるだろう。
日本生命のクレーム対応についての口コミ
日本生命のクレーム対応にまつわる口コミは以下のとおりだ。
- 定期的に訪問してくるためしつこい
- 契約内容に関して、自己の事情を押し付けるような言い訳がましい弁解をされた
- 保険の変更が適切になされず、電話口のみの謝罪で誠意を感じられなかった
- コロナウイルス感染に伴う給付金に関して、案内された内容と実態が即していない(2週間ほどで支払われるはずが2ヶ月経っても音沙汰なしなどのクレーム多数)
日本生命の営業スタイルが契約者のスタンスと合わないことで発生するクレームもあるだろう。
定期的な訪問は契約後のフォロー体制の一環といえる。契約の検討段階で定期的に訪問される場合、疎ましく感じるのは無理もないだろう。
「異なる担当者が入れ替わり立ち替わりで訪問してきた」などの口コミもあったため、営業体制に疑問視する人も一定数いるようだ。
契約内容の齟齬に関しては、商品の詳細をどこまで説明されたのか、説明を理解できていたのかなどの事情もあるため、日本生命に限らず注意すべき点だろう。
コロナウイルス感染に伴う給付金については、関連する口コミは非常に多い印象だった。
実際、日本生命の公式サイトには2022年6月10日付けで「新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴うお手続きの状況について 」という文書が出ており、時間を要する旨を連絡している。
同年8月にも文書を出しているため、誠実な対応はとっているものと判断できるが、口コミとしてはマイナスなものが多数寄せられていた。
日本生命の契約・解約プロセスについての口コミ
日本生命の契約・解約時に関する口コミは以下が見受けられた。
- 解約を希望したら契約期間を引き伸ばされた
- 解約希望の連絡をするも「今はできない」と言われた
- 契約内容の詳細を聞いたところ「できません」「知りません」などと繰り返されて態度が悪かった
- 契約内容が事前の説明と異なっていたため担当者に確認したところ、「コールセンターに自分で電話してください」と逆ギレされた
- プランが多すぎて説明が理解できなかった
- 担当者と会う時間を作るのが大変
解約に関しては、営業担当からすると特に避けたい事項である。
ノルマを達成させたい、契約フィーを失いたくないなどの事情はあるかもしれないが、適切な対応とは言えない口コミがいくつか寄せられていた。
また、日本生命は自分で保障内容を組み合わせられるのが魅力的である一方、それぞれを理解するのが難しいという側面もある。
さらに、オンライン相談には対応しておらず、担当者と会う時間を確保しなければならない。
そうなると、子育て世代や働き盛りの世代の場合は時間の調整がネックになる人も多いだろう。
- 引用:みん評「日本生命の口コミ・評判 2ページ目」
- 引用:MANEMO「日本生命の評判はやばい?メリット・デメリットや注意点を解説!」
- 引用:オリコン顧客満足度ランキング生命保険「日本生命 生命保険の評判・口コミ」
日本生命への加入が向いていない人
日本生命の保険加入が向いていない人は以下が挙げられる。
- 保険料は安く抑えたい人
- インターネットで契約を完結させたい人
- 自分で保険を比較して検討したい人
日本生命は対面営業(販売)しか行っていないことから、人件費が保険料に上乗せされるだけでなく、保険料がいくらになるかは見積もりを依頼するしかない。
そのため、保険料は他社に比べて高い傾向にある上、複数社で料金比較するのも面倒と言わざるを得ないだろう。
「対面で会う時間を作るのが面倒」「自分でじっくり考えたい」などに該当する場合も、日本生命の営業スタンスはマッチしない。
最適な保険を選びたい場合は、一社から話を聞くのではなく、プロの客観的な立場からアドバイスを受けたほうがよいだろう。
日本生命の口コミを保険選びの情報の一つとして活用しよう!
本記事を通じて日本生命の評判や口コミを紐解いた結果、信頼性やサービスに満足感を覚える一方で、保険料や契約のプロセスにおいて不満を感じている人もいることが分かる。
このような具体的な事実は、保険選びに活かすべき重要な情報になる。
しかし中には、口コミだけで様々な選択肢から自分に最適な保険を選び出すことに頭を悩ませている方もいるだろう。
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